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海上要塞都市「扶桑」

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海上要塞都市「扶桑」


作者:Fifa


全長 約15km(2052年時)/約20km(2055年時)
人口 約20万人
公用語 日本語
通貨 日本円
時間帯 UTC+9
駐留ガーデン 扶桑海洋学院
駐留艦隊 防衛軍第0遊撃打撃艦隊


概要

 コアシップを中心に六角形のメガフロートを無数に繋げる事で成立する超巨大海上要塞都市。将来的に多数建造されるであろうメガフロートのプロトタイプとして稼働しており、それ故に世界中から人や物資が集まっている。
 元々は日本陥落を恐れた時の政府や防衛軍が政府機能の移転を前提に設計した物で建造自体は前から進んでおり、2052年時には全長約15km、2055年時には約20kmになっている。この扶桑の建造の前段階として幾つかのメガフロートを建造、運用して実績を蓄積していた。
 平行六等辺六角形のメガフロートをつなぎ合わせたり連結して大量の武装を搭載。さらに様々な工場や食料プラントなどを建造する事で自己増殖、自己修復、自己改造、自己メンテナンス、自己資源収集が可能なスタンドアローンを目指して開発された。その性質と建造経緯から「もう一つの日本」と言われる事もある。
 航路の策定に関しては予め判明しているマギの流れを避けつつ事前の航路調査及び負のマギの計測によって負のマギが少ない航路を決定する形を取っている。
 索敵に関しても既存のレーダーやセンサー類を搭載しつつマギの濃度測定とそれによる形状の照合を行う事でヒュージに対する索敵を行う。要塞都市の周りには哨戒機及びピケット艦を展開する事で索敵範囲を広げている。


施設

 民間区域は都市を名乗っているだけあって本土の大都市にも劣らない様相を呈している。
 各種工場や水素燃料生成施設、海水からのマグネシウム合金の生成施設、風力及び原子力発電所などの設備も充実している事から単独での自給自足も可能。海水を真水にする水源施設がある事から生活用水や淡水魚の養殖、各種食糧の生産にも支障はない。
 海水農業など実質無限にある海水を最大限利用する試みも為されている。
 港湾施設には数々の荷揚げ用の施設に加えて500m以上の艦船の収容も可能な乾ドックを複数備えており、ここで新たなフロートの製造も行われている。


都市構成

 メガフロートを繋ぎ合わせて建造しているが、区画としては大まかに最外殻、外殻、内殻に分類されている。

  • 最外殻部
 港湾施設や迎撃設備群を配置している。港湾施設は日本国における国際戦略港湾としての基準を満たしており、移動可能な港というのもあり強固な構造かつ吸着パッドと防振用ゴムによる柔軟性を備えた係留用アームが使用されている。

  • 外殻
 波浪対策も兼ねた浅瀬になっており、海水浴場や鹹水魚の養殖施設等はこの区画に配置されている。内殻部のドックに船を通す際はそのルートだけ一時的に沈める事で必要な水深を確保している。
 波浪への対応の詳細としては外殻の内海底部に高強度弾性膜を張り、膜上の浅瀬を外海より10m程度高い水位に設定。外海の波の動きを水圧差による膜の上下運動により緩衝する事で対応している。

  • 内殻
 外殻の内側に都市本体があり、軍民様々な施設が配置されているが居住区や雑居区画は比較的外側に配置されている。基本的に内側に行くにつれて警備のレベルが上がっていく構成になっており、主にカードキーや検問所での認証やチェックを受ける必要がある。
 迎撃設備は最外殻だけでなく居住区や雑居区間の前後や都市中央など様々な位置に点在している。

  • コアシップ
 海上要塞都市を統括する中枢。幾つかのバックアップがある事に加えてバックアップ込みで位置情報は機密事項であり、知る人間は非常に限られている。


生活

 第2の日本となるべく作られているので基本的に都市部の人間でも不自由はない様に心がけられており、仮に日本本土が落ちても機能する様にそれなりの自治権が与えられている。
 税金も試験運用している海上都市という前例がないのもあり本土よりも安く抑えられている。
内部の交通網は引き込んだ海水による水路と豊富な水素燃料による水素燃料車がメイン。一応都市内の資源循環用に設置されたパイプラインのメンテナンス通路もあるが、危険性が高いので市民が利用することはできない。
 真水を生成する水源施設が複数ある事から川も存在する。
 都市外へのアクセスは海路か空路に限定されており、4000m級滑走路2本を備えた扶桑国際空港と最外殻の港湾施設から飛行機及び船舶で行う。日本本土からは東京のターミナル間との夜行客船が運行されている。


建造物

 超高性能コンクリート(UHPC)製が基本で使用されているコンクリートの圧縮強度は73000psiにも及び、これは一般的なコンクリートの約21倍もの数値となる。これを用いて従来よりも厚みを減らす事で軽量化している事が特徴。製造方法に一部特殊な工法があり製造コストはかかるが、従来の施設でも作れる上に生産にかかるエネルギー量や輸送効率など総合的なサイクルコストでペイできる範囲となっている。


メガフロートユニット

 海上要塞都市を構成する全長300mのユニットで世界各地各地のドックでの建造をする為にこのサイズとなっており、簡易的ではあるがそれなりの防御力は有している。
 形状は平行六等辺六角形だが、港湾施設など最外殻にある必要がある物では一部専用形状になっている事もあり、複数のメガフロートの連結を前提としているものでは少々変わった形状をしている事もある。
 メガフロートの構造は鋼とコンクリートをずれ止めを介して力学的に繋げた複合構造を採用している。この方式ではコンクリート板厚を薄くして軽量化が可能であること、内面が鋼板のため靭性に優れ、船舶衝突などの不測の事態に対して損傷が小さく修復が容易である事が主なメリットとなる。
 浮体方式はポンツーン型(箱型)を採用、電気推進方式のアジマススラスターを用いる事で自走を行う。このスラスターは発電ユニット込みの外装式であり、接合後に不要と判断されれば外して別の構造体に用いる事もできる。


武装

 武装は様々で磁気火薬複合砲や対空機関砲、対空レーザー砲にミサイルランチャーなどなど。
 複数のユニットを連結して成立する扶桑は武装を柔軟に置き換えることが可能であり、搭載スペースと排水量さえクリアできればあらゆる兵装の搭載が可能で武装の配置や種類は逐次交換可能。
 メガフロートの弱点である攻撃に対する脆弱性は各殻毎に設置されている光壁システムや濃密な迎撃網で対応する上に被弾したメガフロートを切り離して被害を限定的に押し留める事で対応としている。
 最も問題とされた対水中防御に関しては迎撃魚雷や対潜爆雷網などによる濃密な迎撃と区画ごと破棄することでの被害増加の防止で対応している。


兵力

 防衛に関しては共同防衛の為の軍事同盟であるJANZCUS(Japan,Australia,New Zealand,Canada,United States)を締結して多国籍軍による共同防衛体制を敷いている。扶桑の面積の都合上空軍と海軍、海兵隊のみで陸軍はない。
 この多国籍軍は扶桑の上層部と同じく各国軍の指揮系統に直接属さず(形式的には属している)に扶桑に統連合軍司令部を設置して独自の指揮系統を有しており、JANZCUS参加国及び海上要塞都市扶桑の防衛にあたっている。

JANZCUS参加国
  • 日本
  • アメリカ
  • カナダ
  • ニュージーランド
  • オーストラリア

 迎撃設備群以外の軍事設備としては軍艦向けの港湾施設2箇所と海兵隊基地、4000m級の滑走路を2本、約2800mの滑走路を1本備えている扶桑空軍基地が配置されている。
 そして国立ガーデンの扶桑海洋学院があり、リリィとマディックはそこで日々学びヒュージと戦っている。


余談

  • 元々ガーデン作りたいけど場所どうしようと悩んだ結果開き直ってメガフロートを利用した群体式海上要塞都市なる物を作った。アサルトリリィ世界にこんなの作れるのか、存続できるのかは正直よく分かんないけどヒュージが点での防御しかしないなら何とかなる気がした。


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