ハバキリ
「空飛ぶCHARM」。リリィに寄り添うアーセナルがただひとりのために創った翼
使用者
このCHARMを使う事のできる唯一のリリィ。飛行には「縮地」が必須であり、その上で自在に飛び回るには「マギを認識する異能」も必要とされる。
解説
- 鎌倉府某所にあるリリィ養成学校(予備校のようなもの)で勇原好美が作り上げた、櫛田弥架のためのCHARM。翼の形をした片刃の大型剣。
- 名称はその場で付けられたものであり、天津重工にて使用されている「天羽々斬」とは無関係。正式な認可も受けないまま運用されている、自主製作オーダーメイドCHARM。
- 最大の特徴は峰に搭載された推進機構「マギウィングブースター」。この加速ユニットにより斬撃スピードを高めるだけでなく、彼女のレアスキル「縮地」と空気中のマギを視認する「異能の目」を合わせることで「空中で飛行し戦闘を行う」ことができるようになる。
- ブースターの出力は4段階。他人を連れて飛ぶことは想定されておらず重量に引っ張られ降下してしまうが、最大出力ならば一時的に人ひとりを連れて飛び上がることが可能な出力をしている。
- 飛行の際は峰のブースターで飛行の補助をする役割に留まっており、物理的に空を飛んでいる訳ではない。周囲に風を纏って弥架自身の目に映るマギの足場を素早く踏み抜くことで空を飛んでいるとのこととされ、具体的な原理については「縮地」の延長線にある能力とされており、理論はあっても解明があまりされていない。風を纏っている性質から毒ガス系の攻撃を防ぐ副次効果もある。
- その他、弥架のオーダーに応えて「軽くて丈夫」を体現した骨組みと設計がされている。射撃機構は最小限ながらも単独のスモール級1発撃破が可能、拡張アタッチメントも搭載、マギウィングブースターそのものがマギの貯蔵タンクになっているためマギ保有量を拡張させる機能も担っている。
- 整備性も素人だった弥架が見よう見まねで出来る程に良好と高水準に纏まったCHARM。
- 櫛田弥架専用のピーキーな設計にしていることもあって量産化を視野に入れていおらず、製作者の好美自身も弥架以外に渡すつもりがなかった作品。飛行能力が弥架の異能を前提に設計されていることもあり、弥架にしか扱えないCHARMとされている。
- 空を飛べるという特性を伸ばす方向を、「リリィに寄り添うCHARM」という好美の言葉を継いだ弥架によって様々な戦術に対応させる方向に拡張アタッチメント・オプションパーツ等を開発されて補完されている。
強化装備一覧
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第16話登場:追加装備『アマテラス・ユニット』 |
名称 |
アマテラス・ユニット |
製作者 |
稲羽和花(アーセナルチーム・稲羽組) |
分類 |
増設ユニット |
機能 |
マギウィングブースターの出力向上 |
- 「オリジンバレット」16話にて登場した、カスタムアタッチメントを用いて装備された強化武装。LGウィルシルフィードの中等科アーセナルチーム『稲羽組』が設計した増設ブースター。
- カラーリングは赤。本来はコンペに提出する予定だったCHARMのパーツを流用したもの。元より飛行機能を再現できないことを前提にハバキリを大きくリスペクトしたものを雛型としていたのもあり親和性は高く、増設ブースターとして攻撃力増強・飛行速度の向上を目的として移植された。
- 「オリジンバレット」16話で使用されたカスタムユニットは急造された事もあって、マギ消費量の多大な増加・使用者に対する負荷・過剰使用によりユニット側の回路が耐えきれず焼き切れるなど不完全な部分が多く見られた。
- その出力は想定された以上であり、通常稼働時の3倍以上のスピードで繰り出された攻撃は弥架自身の戦闘センスと相まって敵対していたヒュージを圧倒する戦果を残した。
- 「オリジンバレット」28話でも再登場。此方は正式に改修・調整を施されているため、上記の問題点のうち使い切り仕様となる事を除いて概ね解消していた。
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第21話登場:『マギフェザーリング』 |
名称 |
マギフェザーリング |
製作者 |
櫛田弥架(監修:永尾奏莉亜、皇貴出雲) |
分類 |
オプションアイテム |
機能 |
マギウィングブースターの機能共有 |
- CHARM開発のできない弥架が初めて独自に製作した、CHARMオプションアイテムの一種。
- そのコンセプト及び機能は『リリィの波長をハバキリに合わせることで、マギウィングブースターによる飛行能力を共有させる』もの。指輪同士を介して手を繋いだリリィに限定し、飛行能力を獲得させ同時飛行が可能となる。
- 云わばハバキリのマギクリスタルコアの子機として運用するための触媒であり、この着想自体は永尾奏莉亜のゴーストCHARMから得たもの。よって技術方面では彼女の監修が入っており、その術式簡略化・最適化を皇貴出雲が協力。一端の完成形となった。
- 以後の回でも作戦内で度々登場し、共に空を飛び協力することで様々な状況に対応してみせている。
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第23、24話登場:追加装備『ツクヨミ・ユニット』 |
名称 |
ツクヨミ・ユニット |
製作者 |
稲羽和花(アーセナルチーム・稲羽組)、皇貴出雲 |
分類 |
増設ユニット |
機能 |
長距離飛行能力の獲得 |
- 「オリジンバレット」23話と24話に登場したカスタムアタッチメント第2号。LGウィルシルフィードの中等科アーセナルチーム『稲羽組』の設計に、次席の皇貴出雲が開発協力した増設ブースター。
- カラーリングは青。初登場は「オリジンバレット」23話、言及そのものは21話にもされており未完成だった本装備を緊急で調整を施され実戦投入された。
- 瞬間火力と攻撃性能に長けた「アマテラス・ユニット」と比較して、此方は長距離飛行に運用コンセプトを置いており、並行開発していた「マギフェザーリング」との親和性が最も高いユニットとなっている。
- 長距離・高度飛行に長けており耐久面も保証されている反面、長時間の運用は使用者が飛行の負荷に耐えきれないデメリットも抱えており、攻撃面での優位性では「アマテラス・ユニット」運用時に劣る。
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第36話登場:追加装備『スサノヲ・ユニット』 |
- 「オリジンバレット」36話にて登場した第3の強化武装。弥架の初めて主導開発した拡張アタッチメントであり、奏莉亜様との教導開発機。
- 初登場は「オリジンバレット」36話。開発中である事の言及は25話で行われており、瀬戸咲財団からの依頼で「ゴーストCHARM」搭載機というコンセプトを当初から決めて開発を進めていた。本来は財団へのプレゼン用機体だったが緑の教導官・真日向蜜味が最終調整を施して実戦投入された。
- カラーリングは白、最大の特徴はゴーストCHARM搭載遠隔操作機「トツカブレイド」。格納された10機の無線式遠隔機を「マギウィングブースター」による可動範囲拡張、「マギフェザーリング」の同期率上昇で操る事を目的に作られている。
- ゴーストCHARMの長所を大きく伸ばしているが操作範囲は無限でなく、むしろ飛行範囲に制限をかけているアンチシナジーな要素を兼ね備えている。そのためこの形態は、移動が大きくない拠点防衛型ヒュージの攻め手を封じるための形態という運用目的をしている。
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登場作品