MG鋼
作者:Fifa
概要
マギを用いて溶解炉内部に擬似的な微小重力環境を作って精錬、金属結晶内の転位や格子欠陥を抑えつつ分子構造レベルで質的に均等にする事を軸に素材ではなく精錬工法から強度上昇を試みて開発された新しい製法で作られた金属。
この方式が考案されて数十年の研究の末に完成したこの製法を用いて製造された金属は従来の物の10倍以上に達する。
この方式が考案されて数十年の研究の末に完成したこの製法を用いて製造された金属は従来の物の10倍以上に達する。
これによって作られたCHARMはMG鋼が従来の物より10分の1の厚みでもほぼ同等以上の強度を得られる事から実重量は物にもよるが2〜3kg程度しかない。
従来の設備にマギを通して微小重力環境を生み出す装置と微小重力に対応した設備を追加と交換するだけで済むこれは設備投資費が新規の設備を導入するのに比べて非常に低い。
しかし効率の観点から新規設備として導入する事を推奨されている。
しかし効率の観点から新規設備として導入する事を推奨されている。
マギの供給方法には幾つかあるが、リリィやマディックがマギコンデンサー内にあらかじめ貯蓄していたマギを用いる方法や直接供給してもらう方法に大別される。特に後者はリリィになる事を選ばなかった子達がバイト感覚で行う事もある。
マギを用いて精錬していることからマギとの親和性が高く、マギの恩恵を受けやすい利点がある事からCHARMにも使用されることが多い素材で、2052年においては供給量が需要に全く追い付いていない為、高価になっている。
2051年から海上要塞都市「扶桑」にある扶桑海洋学院とその提携ガーデン間で既存機を再設計した機体を試験運用している。
2055年になると漸く供給量が安定、軍事のみならず民間用にも転用され始めている。
利点が非常に多い反面、負のマギの侵食を受けやすい事から対ヒュージの装甲材としては向いていない。最も、構造材としての採用や正のマギでカバー出来るならその問題は皆無である。