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苗穂運輸工務高等学校

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苗穂運輸工務高等学校(なえぼうんゆこうむこうとうがっこう)

作成者:露崎華恋

通称 苗穂、苗工、運輸、ナホ
時系列 2050年代(設立:2030年代)
地域 北海道
立地 札幌市東区北7条東(本校、国鉄苗穂工場隣接地) / 同市手稲区曙(西分校、国鉄札幌運転所近辺)
入学手段 受験 / スカウト/ 在校生推薦 / 編入
学年 中等部/高等部
学科 普通科/工廠科/運輸科
寮制 有(学校近辺居住者は任意)
レギオン制度 ガーデン選抜制、教導官指名制
レギオン控室
レギオン規定人数 9人(※レギオンの特性により変動)
疑似姉妹制度 あり
対G.E.H.E.N.A 反G.E.H.E.N.A.

概要

広大な北海道の中でも特に札幌近郊圏を担当するガーデン、リリィやアーセナルを育成する普通科・工廠科の他に鉄道車両の操作・整備から線路の保守等が出来る人員を育てる運輸科が存在するのが特徴。

設立経緯


+ 長文につき折りたたみ
設立経緯については運輸科の存在が政治的に深く関わっている。
ガーデン設立当時である2030年代、南極戦役の結果を見た北海道財界の中でも発言力が強かった現理事長である柿沼が
「将来は日本も戦場になる、北海道の経済圏を自力で守らないといけない」
と考え道財界への根回しを行い、これを北海道全体の総意としてまとめ上げ、当時の北海道知事である古橋氏を加えた3人で各省庁への札幌都市圏におけるガーデン誘致のロビー活動を開始する。

同時期に国鉄を管轄する国土交通省と国防軍を管轄する防衛省の間で「有事の際の道内の鉄道路線の活用」という内容で連日会議が続いており、その中で

防衛省「鉄道に関連する部隊は存在するが、降雪地帯に対応した装備など数が知れている。この装備を同じ降雪地帯である東北や北陸に配備したら北海道には雀の涙程しか配置出来ないぞ。」
国土交通省「輸送についても貨物が日常的に走る線区以外は線路の許容重量という観点から不安が残りますね、また保線の頻度や求められる状態を相応に引き上げる必要があります。」

とこの内容は無理であると結論付けられようとしていたが、偶然柿沼らが北海道へのガーデン誘致というロビー活動をしている事を聞きつけた両省庁にとっては渡りの船と柿沼らを呼び寄せすぐに

国土交通省「鉄道の運輸支援(乗務・保線・車両整備)を行える人材を育成する環境も用意するのであれば、国鉄苗穂工場近隣のまとまった用地を市場より相当格安な値段で譲渡する。」
防衛省「ガーデンの軸であるリリィ育成については防衛省・政府を通して人員の派遣等の支援を約束する」
と国土交通省・防衛省側から柿沼らに提案し、二つ返事で了承している。

そこから土地取得からガーデンの設計・建設と並行して防衛省を通し、名門ガーデンとして有名な百合ヶ丘女学院への人材支援の要請を行い、これはすぐに国土防衛という観点から即座に了承されている。
あとは運輸支援の人材支援について北海道総局局長を説得しそこから回してもらう予定だったが、ここが一番の鬼門だった。

北海道総局「北海道総局に対し要求されている人材を用意することは非常に厳しい状況である。整備・保線の育成に関わる人員までは対応可能であるが、乗務員については現在在籍する乗務員に対する教育が手一杯で余裕がない。」

乗務員以外の人員支援は通ったが、肝心な乗務員を育成するための人員が揃わないことが判明したのである。
ガーデンの開設も近い中、国分寺鉄道技術女学園の存在を聞きつけ、すぐに柿沼・大刀の2名が必要な資料を携え現地に飛んだ。
アポイントもない状況で理事長らに面談を要請し了承されており、すぐにガーデン設立の経緯や条件である「鉄道に係る人員育成の確保」の説明に始まり、最後は床に頭を擦り付ける程の土下座までして人材支援を要請し、それに応じる態度を見せるが、唐突に空気が読めないとも取れる質問を2人に投げかける。

「ならば聞きましょう、ヒュージが来たらそれも列車に乗せますか?」
「それh…「カネさえ払えばヒュージでも熊でも何でも乗せましょう」」

柿沼は質問の返答に苦慮していたが割り込むように大刀が答えると、その回答に感心したとばかりに理事長は拍手をする。
国分寺の理事長曰く、2人がガーデンを誘致しようとしている札幌市にある市営地下鉄の建設経緯の逸話を引用したものであり、ガーデン運営にまつわる柔軟な思考を見ようとしていた。
仮に「ヒュージは乗せない」としたら断るとも言っており、首の皮一枚つながる形で乗務員育成の人材支援が確定し、苗穂運輸工務高等学校の開設に至っている。



CHARMについて

運用コストの低さ・整備性の良さ・信頼性等を基準とした結果から、グングニル(後期型)がガーデンの標準CHARMになっている。
また、同校に配備されている全機体の内、ネジなどの汎用性が高いパーツ以外はユグドラシル社とライセンス契約を締結している国鉄 苗穂工場において大半のパーツが製造されている。
CHARMに対するガーデン側での改修内容も多岐にわたり、共通の改修内容は次の通りである。

  • 極寒冷地対応
  • 後期型で追加されたレーザーの発射装置を魔弾マシンガンと統合
    • 同一トリガーで2種の武装を使い分けると言った実装も含まれる

現在もCHARMの機能だけでなく製造前の素材段階から最終的な性能を上げる試みが現在も続いており、苗穂工場謹製モデルと百合ヶ丘に配備されている改修モデルの比較実験が行われたことがあるが、苗穂モデルのほうが1~2割の性能向上が認められている。
これらの特異な環境が要因で生み出される改修や、素材段階からの研究等によるCHARMのこだわりに対して「苗穂のリリィは事実上のユニーク機持ちである」と道内外のガーデンやリリィの間では噂されている。

また、ガーデンでは同機を改造したユニーク機の制作・使用も認められており、条件として根幹部の互換性が既存のグングニル(特に苗穂配備機)の間で確保されているという必要がある。
その条件さえ満たせばいいというのを逆手に取り、後方支援を担当するリリィ向けに大型カノン砲レベルに始まり、最前線で動き回る縮地持ちの為に火力と機動力のバランスを取った軽量モデルなど、同じグングニル派生機体とは思えない機体が何機も配置されている。
+ 以下、苗穂のCHARMいじりの遍歴
また、毎年2月に通称「魔改造選手権」と内外で呼称される、苗穂モデルのグングニルの問題点を洗い出す会議が開かれている。
1年間の運用結果を元にした既存パーツの改修案の提案や問題点の提起がメインだが、華はアーセナルが試験的に制作した拡張パーツの制式採用化へのプレゼンであり、信頼性を高める工夫からいわゆるキワモノ扱いされるパーツまで提案されている。
2月に行われた会議の詳細と発表されたプレゼンの詳細に最終的に採用された内容は、3月末に刊行される技術広報誌「苗穂技報」ですべて公開されている。

会議で出た運用上の問題点とその解決法はうまく応用すれば活用出来る内容が載っているが、これを読むアーセナルが特に楽しみにしているのは制式採用化のプレゼンパートである。
そのプレゼンにおける提案範囲やクオリティの高さに加え、5件程度は明らかにCHARMに実装してはいけないネタを混ぜ込まれる事から「苗穂のアーセナルはガーデンのラボじゃなくてガレージで開発している」とも言われている。

なお、技報を読んで内容に興味を持つリリィが苗穂には数多く存在しており、当該アーセナルに話を持ちかけて試作するケースも有る(先に挙げたカノン砲レベル等)。
同広報誌については最新号については苗穂と提携関係にあるガーデンへの配布が前提となっているが、連携関係外のガーデンも有償(1部2万円)で最新号までを入手することが可能となっている。
過去に発行された技報も同様に1部2万円(一部特集記事などがある場合に変動有)で購入することが可能になっている。

購入方法としては所属するガーデンの購買への問い合わせか、教導官に購入を相談することとなっている。
1部2万円と相応に高価ではあるが内容の価値から値段に糸目をつけずに第1号から揃えるガーデンや、公開されている目録を元にほしい特集号だけを独自に買うアーセナルやリリィも存在する。

レギオン制度

トップレギオン制を用いており、目的に応じて5つのレギオンが編成されている。
レギオン名には北海道内の優等列車(快速以上)を用いるのが暗黙の了解となっている

レギオン名 隊長 備考
LGカムイ(KAMUY) 綿貫若羽 外征旗艦レギオン、後述する留学生の在籍先
ライラック(LILAC) 中島成央 ガーデン(本校)周囲の防衛レギオン
ホワイトアロー(WHITE-ARROW) 坂本志月 ガーデン(西分校)周囲の防衛レギオン
LGアイリス?(IRIS) 島田彩里 工廠科主体レギオン、大規模外征時に随伴する
LGヌプリ(NUPURI) 田浦陽苅 運輸科主体レギオン、外征時の輸送を主に担当する
LGシグナス?(CUGNUS) (現在未結成) 臨時編成レギオン

シャルフェンベルクの誓い

このガーデンにおける疑似姉妹制度であり、基本は学年違いのペアを対象としているが、同学年のペアでもこの誓いを結ぶ事が認められている。
ガーデンに届出を提出した時点で書類上は成立しているが、ペアが選んだ数名(だいたい2~3名程度)の立会人を招待し、専用の部屋で誓いを立てる式典を行う事が通例となっている。

+ 式典の詳細
  1. 式典はシャルフェンベルクの間と呼ばれる部屋で行われる。
  2. 当日はCHARMを持参し、部屋の中心にある台へ寝かせて置く。
  3. 事前に連絡した立会人全員が揃った所で式典を開始する。
  4. ペアは台を挟んで互いに向き合い、ガッチリと握手を交わしながら誓いを宣言する。
  5. 置かれたCHARMを1機ずつペアで握りあい、互いのマギの波動を確認する。
  6. 最後に互いの想いを込めて全力で抱擁する、この時にキスをすることもある。
    1. 過去に舌を絡める程のキスまで行ったペアがおり、現在まで伝説として語り継がれている。

校舎立地について

当初は苗穂側の校舎(以降、本校)のみで札幌都市圏を担当していたが、肝心の札幌市内でも移動距離の兼ね合いで特に冬季間はヒュージ出現の対応に遅れが出やすい区(手稲・西・中央(宮の森以西)・南区の大半)が発生していた。
そこで国鉄 札幌運転所の近隣に分校という形でガーデン機能の一部を設置し、先に挙げられた区における対応を迅速化することとした。
これでも札幌市の面積の大半を占める南区(特に真駒内以南の山間部)は今も対応が後手に回ることに変わりなく、札幌市・北海道に陳情する形で南区付近の防衛強化を要請しているなど、現在も問題が解決しているとは言えない状況が続いている。

他のガーデン等との提携について

ガーデン設立の経緯から以下のガーデンや施設と提携している
  • 百合ヶ丘女学院
リリィ・アーセナルの人員育成について情報交換等を行う他
同ガーデンの中等部・高等部セレクションの北海道サテライト会場として会場や人員を提供している。
北海道のガーデンから百合ヶ丘へ編入する窓口としても機能しており、編入を希望するリリィに対して百合ヶ丘が求めるレベルまで引き上げる訓練や座学を提供している。

設立の経緯やその後に結ばれた協定から現在は相互に交換留学とLACの貸出を受けている、国分寺からやってくる留学生は貸し出されるLACの整備員の他、慣例としてLGカムイに属することになっている。

  • 国鉄 北海道総局
運輸科の中でも保線・車両整備に関連する分野の教育を行う人材を派遣している

  • 国鉄 苗穂工場
車両整備分野の他に工廠科とも独自に連携しており、同工場にある鋳造設備を用いてCHARM製造も手掛けている。
前述したCHARMの話にも出てくるが、苗穂工場名義でCHARMの製造ライセンスをユグドラシル社から取得している。

保有設備・施設・


ガーデン関係者

百合ヶ丘への編入前にリリィとしての基礎訓練を当ガーデンで受けている

中等部まで当ガーデンに在籍していたが苗穂のCHARMを持っているリリィが居ると聞いて、百合ヶ丘の高等部公開セレクションを受けて合格している。
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