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外處軛

最終更新：2024年02月29日 23:18

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「俺ァよぅ、殺し合いじゃなくて喧嘩がしてェんだけどなァ」

「名誉の負傷だとか、傷は勲章だとか言うけどよぅ。結局ぁ、お前が何を護ったのかってのが大事なんじゃねェのか？どこにどんな傷を負ったとかじゃねェ。「傷を負ったこと」よりも「護ったこと」を誇るモンなんだよ、そういうのは」

外處軛

人物情報

作者	(確信)
誕生日	5/28
血液型	A型
身長	175cm
体重	61kg
スリーサイズ	97/70/86
出身地	埼玉

詳細情報

ガーデン・学年	オラクル女子高等学校3年
レギオン	LGニラヤ・カマラ
スキラー数値	87
レアスキル	この世の理S
サブスキル	Awakening/軍神の加護
好きなもの	江戸前寿司、中華料理、喧嘩
苦手なもの	カリフォルニアロール、実家

概要

元大アルカナのXII「吊るされ男」であった、オラクル女子の3年生。現在は大冠位を返上し、金貨-2を(自己申告で)いただいている。
一人称は「俺」。江戸っ子のべらんめぇ口調の粋な性格。
見た目にはあまり気を使うタイプではなく、普段着はサラシにタンクトップ、適当なズボンに、ぼさっとした赤髪を雑に後ろで纏めている。
顔の大きな傷も特に隠すような様子はない。

普段はオラクル女子の地下の一室から動かないよう過ごしており、両の腕を片方200kgある鉄球と鎖で繋がれている。まるで罪人のような扱いだが、これは彼女が「自分は無害である」ことをオラクル上層部にアピールするために自ら着けたものである。

この鉄球はCHARMでもあり、軛は意図的に鉄球内に自分のマギをほぼ全て溜め込み続けることで無害の演出に説得性を持たせている。そのため、常にマギが欠乏しており、鉄球を装備している時は基本的にいつも眠たげ。

彼女が自身にこのような縛りを掛ける理由は、2年生の春にある事件が起きたことに起因する。
軛が2年生になってすぐ、あるヒュージの討伐依頼を受け、軛率いる伝説の喧嘩屋レギオン「LGババーグラ」は遠征を行った。
当時負け知らずであったLGババーグラは、向かうところ敵なしとまで称されノリにノっていた。

しかし、その作戦の最中に軛の幼馴染である「春日井　鐐梏(かすがい・りょうこ)」が軛を庇って負傷。鐐梏は死ぬまでには至らなかったものの大怪我を負い、軛が3年生になった今も意識は戻らないまま、オラクル女子の病院のベッドの上である。その際、軛自信も左目を負傷し失明している。

軛は自らの責任を感じて大冠位をガーデンへ返上。
この事件以降、ノリにノっていたLGババーグラはすっかり没落し、解散。軛は地下に篭り、自罰的なトレーニングばかりの生活を送るようになった。

現在も自らを鍛えつつ、地下の盟主である芒左央?の元でボディガード兼ストッパーのようなことをしている。
地下に迷い込む地上の生徒にご飯を振舞って(ついでに手合わせして)地上へ送り返す、地下の治安維持のため活動するなど、割と忙しなく過ごしている。

戦闘傾向

戦闘力はべらぼうに高く、冠位を失った後もその強さは全く衰えない。特にデュエルの才能は最高峰と言われており、獣じみた嗅覚と圧倒的な膂力で敵を薙ぎ倒す一騎当千の猛者。
片方200kgの鉄球のせいで動けないというのもアピールでしかなく、実際は単なる膂力でそれらを振り回し武器として扱うことも可能。

巨大な2つの鉄球型CHARM「Tit For Tat」を自在に操り、さらに功夫などの中国武術を掛け合わせ、「ラージ級は一人で倒すのが当たり前」と言わしめたデュエル世代の体現者としての実力を見せる。

人物

性格は義理人情に厚く、粋かそうでないかを重視する生粋の江戸っ子。
「三度の飯の次に喧嘩が好き」と言い張る喧嘩好きで、彼女にとっては戦闘訓練も戯れ合いのようなもの。だが、地下に引き篭ってからは喧嘩の頻度が減ったらしい。

かなりの健啖家で、江戸前寿司だけでなく天ぷらや鰻、蕎麦など和食が好き。肉は特に牛が好きらしい。また、軛自身は「楽だから」という理由で中華料理をよく作る。その辺の中華飯店で出しても金が取れるほどの腕前らしい。
マギが常に枯渇していることもあり、1日で普通のリリィの5人分くらい食べる。

勉強が非常に苦手で、教科書を開くとすぐに寝てしまうレベルに勉強に適性がない。地頭や記憶力は悪くないのだが、「勉強」自体が難しい難儀な体質。
唯一、幼馴染の春日井鐐梏だけは彼女を寝かさずに勉強を教えることができた。

外處楔という妹がいるが、上記の事件で妹との仲は冷え切ってしまっている。本人は仲直りしたいが、妹の方がツンケンしているらしい。

オラクル生としての正装(マジコス)をする時は、LGババーグラ時代はサラシの上から前を開いた学ランを羽織り学生帽を目深にかぶり、下駄を履いた「バンカラ」そのままの姿。
LGニラヤ・カマラ後は中華風の戦闘服。

その膂力の高さから、元は「吊るされ男」だけでなく「力」のアルカナにも適性を見出されていたが、そちらは辞退。自主的に吊るされ男の冠位を受け入れている。

アルカナ

大アルカナ「XII. The HungedMan」に選ばれていた。
アルカナの詳細は不明。

交友関係

芒左央?

「お嬢、まーたなんか変なことやってんのか？懲りねェなァ」
「心配すんな。俺がいる限り守ってやるさ」

地下の盟主であり、地下に落ちた軛に最初に声をかけたリリィ。
現在は盟主とその片腕(ボディガード)のような関係。
かなり身長差のあるデコボココンビだが、軛は左央のことを「お嬢」と呼び、仲は悪くない模様。
左央からすれば軛は揶揄い甲斐のある相手というような認識だが、そこまで悪くは思われていない。
左央に焚き付けられた結果、軛は「LGニラヤ・カマラ」に加入することになった。

実際はかなり左央から慕われている。慕う相手にこそ悪戯や揶揄いが酷くなる左央だが、非常に高い煽り耐性を持つ軛は彼女と非常に良好な関係を築くことができている。
軛側も「自分みたいなモンにわざわざ構ってくる面白いヤツ」だと認識しているが、同時に左央の「言いすぎて人が寄り付かなくなる」性質に妹の楔に近いものも見出しており、「左央の悪戯も揶揄いも全て笑い飛ばせる対等な相手」として、自分がどん底にいる時に拾い上げてくれた恩返しの意味も込めて彼女の傍にいることを決めている。

坂戸燎

「今日も頼りにしてるぜ、燎」

LGババーグラ時代から付き合いのあるマディック。喧嘩に自信のあった燎を、軛がマギなしの素手の殴り合いでのしたことで、同い年ながら燎から「姉御」と慕われるようになる。
軛が最も信頼する優秀なマディックであり、軛が地下に降りてきた時にも共にいた大切な仲間。
また、燎はインテリなため、軛にたびたび勉強を教えてくれている。

雲林院杙

「背中は任せるぜ、ライバルさんよ」

LGババーグラに共に所属していたライバルにして友。タカリをしていた杙を止め、殴り合いの喧嘩の末に和解した。
和解後の杙はそれまでの横暴な振る舞いは少し落ち着いたが、以降軛を「生涯のライバル」と認定し、何度も勝負を挑むようになる。
幾度となく勝負を繰り返し、結局杙は軛に勝てないままババーグラは解散。杙は地下に潜った軛を問い詰めたが、結局軛は地下に、杙は地上にと分かれることになった。
最初の喧嘩の時に「スタンガン」というあだ名を杙に付けており、杙をからかうときは今だにそのあだ名を使うことがある。

來家三冬

「しっかりやんな、隊長。心配すんな、ケツなら俺が拭いてやるさ」

軛が所属することになったLGニラヤ・カマラの1年生リーダー。
最初はニラヤ・カマラへの参加は乗り気ではなかった軛だが、リーダーとしては若すぎる三冬を見ているうちに生来の世話焼きを発揮。戦術面や上に立つ者としての心構えなどの面で、かつてリーダーだった時の経験を元に三冬を補佐する役割に回るようになった。

外處楔

「俺のせいなのは間違いねェからよ。楔に怒られるのも無理はねェのさ」

軛の実の妹。奔放だった軛を幼い頃から見続けてきたため、自由な姉に憧れながらも、姉とは逆に真面目に育った。
事件が起こるまで、姉妹仲は非常に良好だった。共通の幼馴染である鐐梏の植物状態化だけでなく、強くて無敵の姉であると軛のことを誇りに思っていたイメージを打ち砕かれたショックもあり、姉妹の距離は遠くなってしまった。

春日井鐐梏

軛と楔の姉妹の共通の幼馴染。優しく穏やかな彼女のことを、軛も楔も姉妹のように慕っていた。
勉強が苦手な軛に勉強を教えることができた唯一の人間であり、頭も良く、何よりも「人と人を繋ぐ」才能を持つ鐐梏は個性のおもちゃ箱であったLGババーグラをなんとかレギオンという一団体にまとめ上げることのできた支柱であった。
現在は「事件」の影響で植物状態となり、入院中。1年ほど経過しているが意識は戻っていない。