Live by the sword, die by the sword.
Love your enemies,and pray for those who persecute you.
さあ、あなたも救世主にして新人類、リリィを崇めましょう
リリィを軽んじる愚かな自分を捨て
この星の新しき支配者に身を捧ぐれば
新たな世界にて、私たちは報われるのですから
ハエ・シリヴレン(白銀に輝く大地)とは、リリィを信仰する宗教団体である。
製作者 | (確信) |
時系列 | 本編 |
地域 | 東京 |
シンボル | ![]() |
概要
ここ十数年の間に成立した「リリィ絶対信仰」の教えを説く宗教団体。本部である教会の周辺地域でのみ活動している。
『リリィ絶対信仰』
元々、特別な力を持つ「リリィ」を信仰する宗教のようなものが無かったわけではない。しかし、リリィに対する偏見や見方は世界情勢とともに激しく移り変わり、リリィを信仰する宗教は、興っては数年も保たずに消えることを繰り返す小規模なものにすぎなかった。
しかし、突如として東京の街中から少し外れた場所にできたこの教団は、自分達の勢力を広げようとせず、周囲の村や街にのみ教えを広め、結果として十数年も続くことになった。
しかし、突如として東京の街中から少し外れた場所にできたこの教団は、自分達の勢力を広げようとせず、周囲の村や街にのみ教えを広め、結果として十数年も続くことになった。
教えとしては、「マギを持つ新人類であるリリィはこの世を新世界に導く救世主であり、彼女らに殉じることで自分達も新世界に行くことができる」というもの。教団内にリリィを複数人抱え込んでおり、そのリリィらを御神体、もしくは現人神として祀り仕えることを主な活動内容としている。
かなりリリィ至上主義の団体であり、リリィ(もしくはリリィとなる可能性のある少女)と一般人との間には大きな格差がある。
リリィは戦闘と「儀式(マギ交感のこと)」以外を殆ど何もしないため、それ以外は全て信者によって賄われている。身の回りの世話は女中が行い、信者によって食事の毒味などもされる。リリィのために身を粉にして働くことを最上の喜びと考え、戦闘で盾となれるならば本望といった狂信者も多い。
リリィとなる可能性のある少女は大切に育てられるが、中学生頃までにマギに覚醒しなければ一般の信者と同じ扱いとなる。スキラー数値やリリィとしての優秀さはあまり関係なく、リリィとして認められさえすれば崇められる対象となる。
マディックをリリィに含めるかどうかという議題が教団内でたびたび論争されており、現在はマディックを認める派と認めない派で二つに分かれている。
また、その性質上レギオンというものが存在していない。ヒュージとの戦いは、基本的に常に総力戦である。
リリィは戦闘と「儀式(マギ交感のこと)」以外を殆ど何もしないため、それ以外は全て信者によって賄われている。身の回りの世話は女中が行い、信者によって食事の毒味などもされる。リリィのために身を粉にして働くことを最上の喜びと考え、戦闘で盾となれるならば本望といった狂信者も多い。
リリィとなる可能性のある少女は大切に育てられるが、中学生頃までにマギに覚醒しなければ一般の信者と同じ扱いとなる。スキラー数値やリリィとしての優秀さはあまり関係なく、リリィとして認められさえすれば崇められる対象となる。
マディックをリリィに含めるかどうかという議題が教団内でたびたび論争されており、現在はマディックを認める派と認めない派で二つに分かれている。
また、その性質上レギオンというものが存在していない。ヒュージとの戦いは、基本的に常に総力戦である。
教団の問題点
ここまで見ると信者が勝手にリリィに身を捧げているように聞こえるが、この教団にはいくつか問題点がある。
まず、リリィにはリリィとしての寿命、マギの減退が存在すること。
教義の中で、年齢とマギの衰退の関係から、リリィの尊さの根本は「世俗を知らず何者にも穢されていない無垢性」にこそあるとされ、そのためお抱えのリリィたちは箱入り娘のように外に出されず、ヒュージの襲撃の際のみ外に出て戦うことを許される。年齢によってマギが減退しきると、後を継ぐお抱えのリリィの教師役とはなるものの、「無垢性を失った」として扱いは一般の信者と同じになるのである。長く戦えば戦うほど、リリィはいつ自分も一信者に身を落とすかわからないという不安に襲われることになる。
教義の中で、年齢とマギの衰退の関係から、リリィの尊さの根本は「世俗を知らず何者にも穢されていない無垢性」にこそあるとされ、そのためお抱えのリリィたちは箱入り娘のように外に出されず、ヒュージの襲撃の際のみ外に出て戦うことを許される。年齢によってマギが減退しきると、後を継ぐお抱えのリリィの教師役とはなるものの、「無垢性を失った」として扱いは一般の信者と同じになるのである。長く戦えば戦うほど、リリィはいつ自分も一信者に身を落とすかわからないという不安に襲われることになる。
次に、来るもの拒まず去る者許さずの体制がある。入信自体は誰にでも可能だが、教団から去ろうとするとかなり厳しい条件をクリアせねばならず、スムーズに抜けられた者はほぼいないと言って良いだろう。これは1つ目の問題点にも繋がることだが、リリィでなくなってしまった者が一信者に落とされた場合、これまでの特別扱いが無くなるだけならまだしも、リリィのために殉じることを要求されることもある(非常に稀だが)。それが嫌で逃げ出そうとするも、去る者を許さないハエ・シリヴレンはリリィが世間を知らない箱入りであることをわかっているため、容易に捕まえておくことができるのである。
とはいえ、最近では専ら「リリィはヒュージとの戦いが終わった後の戦力である」という考え方や「リリィは危険な存在である」という思想も目立ってきているため、信者を外に出さず情報漏洩を防ぐことは、リリィや、ひいては信者達を守るために必要なことでもある。この教団が必要以上に勢力を広げようとしないのもこのためである。
とはいえ、最近では専ら「リリィはヒュージとの戦いが終わった後の戦力である」という考え方や「リリィは危険な存在である」という思想も目立ってきているため、信者を外に出さず情報漏洩を防ぐことは、リリィや、ひいては信者達を守るために必要なことでもある。この教団が必要以上に勢力を広げようとしないのもこのためである。
教主『エルオンタリエ』
そんなハエ・シリヴレンを立ち上げた教主は、「エルオンタリエ(母なる神)」として信者にもリリィにも崇められる1人のリリィである。いくつもの不思議な力を使い、教団設立から十数年、頂点に君臨し続ける年齢不詳のリリィ。それがエルオンタリエである。
彼女が実際に何歳なのかは誰も知らないが、教団設立当初から彼女に付き従う最古参の信者は「外見も力も、当時から全く変わっていない」と供述している。
未来予知や広域視野、マギによる他人との契約、聞いていると自然と彼女に心を許してしまう声と言葉など、その能力は幅広い。未来予知や広域視野はレアスキル「ファンタズム」「鷹の目」としての力である可能性もあるが、それぞれの専門のリリィを以ってしても「自分よりも優れている」と思わせるほどの精度であり、デュアルスキルやエンハンスメントなどの可能性が疑われている。
リリィとしての力も健在で、ラージ級程度なら一人で難なく撃破できる。
十数年以上変わらぬ美貌と力を持った彼女は、総じて高いカリスマ性を持ったリリィであると言えるだろう。
彼女が実際に何歳なのかは誰も知らないが、教団設立当初から彼女に付き従う最古参の信者は「外見も力も、当時から全く変わっていない」と供述している。
未来予知や広域視野、マギによる他人との契約、聞いていると自然と彼女に心を許してしまう声と言葉など、その能力は幅広い。未来予知や広域視野はレアスキル「ファンタズム」「鷹の目」としての力である可能性もあるが、それぞれの専門のリリィを以ってしても「自分よりも優れている」と思わせるほどの精度であり、デュアルスキルやエンハンスメントなどの可能性が疑われている。
リリィとしての力も健在で、ラージ級程度なら一人で難なく撃破できる。
十数年以上変わらぬ美貌と力を持った彼女は、総じて高いカリスマ性を持ったリリィであると言えるだろう。
しかし、「リリィのマギの減衰による一般信者化」及びその元となった「世俗を知らず何者にも穢されていない無垢性こそがリリィの証である」という教えは、彼女が原因で成り立ってしまったものでもある。
衰えを知らないマギと身体。絶対的なカリスマ性。一言「リリィを信じれば新世界にて救われます」と寿げば心酔してしまう影響力。言ってしまえば、彼女は現人神としてあまりにも完璧すぎたのだ。
無垢性の証であるマギが衰えないエルオンタリエが存在し続けるが故に、いつかマギを失うリリィ達はその特別性、無垢性を維持することができなくなる。エルオンタリエ本人はこの問題に気付いているが、現在のところ手は打っていない様子。
衰えを知らないマギと身体。絶対的なカリスマ性。一言「リリィを信じれば新世界にて救われます」と寿げば心酔してしまう影響力。言ってしまえば、彼女は現人神としてあまりにも完璧すぎたのだ。
無垢性の証であるマギが衰えないエルオンタリエが存在し続けるが故に、いつかマギを失うリリィ達はその特別性、無垢性を維持することができなくなる。エルオンタリエ本人はこの問題に気付いているが、現在のところ手は打っていない様子。
反エルオンタリエ派
このような状況から、リリィの中には「反エルオンタリエ」を唱える者も存在する。彼女らの主張は、「十数年もリリィを続けることなどできないはず。何かエルオンタリエの力には仕掛けがあるはずだから、それを暴き、偽りの母なる神を引き摺り下ろすべきである」というもの。その過激派筆頭がダスルイン・ロンドリースというリリィである。彼女は教団最古参の出資者達と共謀し、何かを企んでいるという噂があるようだ。
所属リリィ
(リリィになる際、彼女達には聖名として新たな名がエルオンタリエより与えられ、以前の名を名乗ることを禁じられる)
聖名 | 聖名の意味 | 年齢 | レアスキル | 備考 |
---|---|---|---|---|
エルオンタリエ | 母なる神 | ? | ? | ハエ・シリヴレン教主 |
ダスルイン・ロンドリース | 奈落の炎、天蓋の女王 | 17 | フェイズトランセンデンス | 反エルオンタリエ派急先鋒 |
ケレブリエル | 銀の冠を被る娘 | 15 | 縮地 | エルオンタリエ直属 |
アノルドゥア | 太陽に従う者 | 16 | ルナティックトランサー | ダスルイン派 |
エルランダ | 満天の星空 | 14 | ファンタズム | |
エルドール・ギルミリエル | 我らの王、星の宝の娘 |