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赤の傷痕

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tanpakugen

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赤の傷痕



年度 2051年秋
場所 埼玉県桶川近郊
交戦戦力 STL特務専門学校LGフレアイフリート選抜部隊及びLGアクアウンディーネ選抜部隊
損害 -戦死:リリィ4名(フレアイフリート3名、アクアウンディーネ1名)戦傷:リリィ15名他

概要

STL特務専門学校管轄任務で起こった大きな戦闘(事件)。時期は昨年の秋、正式作戦名「桶川急襲ヒュージ討滅作戦」。桶川防衛戦とも呼ばれている。
当時の外征主力レギオンであるLGフレアイフリートLGアクアウンディーネが中心となって、桶川から都心に向けて出現・進行したギガント級ヒュージ「コロニーメーカー」を先んじて駆けつけ撃破した。
ところが直後に現れた複数体の特型ラージ級の奇襲による大打撃を受け、撤退を余儀なくされる。赤のレギオン・フレアイフリートが特に甚大な被害を被ったことからこの呼び名がつけられている。その特型ラージ級達はケイブと共に姿を消し、未だ発見されていない。

  • 当時のLGフレアイフリートの花形リリィは大多数が負傷、或いは戦死、或いは再起不能となりガーデンを去っている。特に当時のLGフレアイフリート隊長の戦死をはじめ、今現在のLGフレアイフリートの殆どが1年生で再編されている一因にもなっている。
  • 直接的な痛手を負った赤・青のレギオンだけでなく、医療面の支援とガーデン防衛の厳重警戒で白のレギオン、多数のCHARM修理・処分に緑のレギオン、逃亡したヒュージの捜索と追跡に黄と紫のレギオンが追われた事により、結果的に6レギオン全てを巻き込んだ大騒動となった。
  • ガーデン全体が一月近くその対応と部隊再編に追われ、当時を知るリリィからは人によっては口にするのも恐ろしい「悪夢」や「惨劇」、或いは多忙に追われた「地獄」とも呼ばれている。今年度から編入したリリィをはじめ、この事件を実際に経験した2、3年次以外のリリィはあまりその内容を知らない。

出現したヒュージについて

出現したギガント級ヒュージに関しては無事討伐に成功し、此方ではさして大きな被害を受けなかった。直後に特型ラージ級ヒュージが出現、筆頭2体を中心とした群体の襲撃を受け戦線が崩壊。両者痛み分けという形でヒュージを退けた。

特型ギガント級、当初の討伐目標とされたヤドカリ型ヒュージ。要塞の如く高い耐久力、そして膨大なヒュージ自己生成能力を驚異とされた事から精鋭2レギオンが出撃。この配下をはじめとした群体は討伐に成功した。

この事件を大惨事たらしめた元凶…とされているヒュージの暫定コードネーム。
戦闘したリリィからの証言が著しいほど乏しく、戦闘・交戦の証言があるはずなのに誰もその姿を言及されていない謎のヒュージ。指揮系統の混乱もこのヒュージが原因と目されているが真偽は定かではない。
特型ラージ級、被害の大部分を引き起こした主犯となるムカデ型ヒュージ。コロニーメーカーに勝るとも劣らぬヒュージ生成能力、攻撃的な性質によって甚大な被害をもたらした。討伐には失敗したものの痛手を負い、そのまま逃走した。

その他複数の特型ヒュージが出現していたとの報告もある。


惨劇の原因と残された謎

  • 当作戦により甚大な被害を被った理由は「特型ラージ級急襲」というイレギュラー及び「指揮系統の混乱」による戦線の崩壊、連なる形で「部隊における複数使用された『ファンタズム』の混線」も原因だと示された。しかしこの事件には不可解な点が多く、半年近く経って尚も様々な点が疑問視されている。
  • 際立って特型ヒュージ「オブリビオン」に関しては謎や不明瞭な証言が多く、CHARMに残された交戦記録にまでその詳細が残されていない。不確定要素の多さに、理事長も特務レギオンがこの事件に関わることを躊躇わせる程慎重となっている。
  • もう片方の主要特型ヒュージ「ヨルムンガンド」に関しては、マギ波形からガーデンの最大討伐目標「ヴァナルガンド」との関連を疑っている。目下諜報部隊・LGソルハーミットが中心となって情報を追っている。

参加及び関連するリリィ

  • 川崎美春(かわさき・みはる)
LGフレアイフリートの元主席、当時2年生。柚音をはじめとした残存リリィを逃がすべく殿を勤め戦死した。
  • 藤瀬早穂(ふじせ・さほ)、三条隆子(さんじょう・たかこ)
LGフレアイフリート所属、当時2年生。特型ラージ級の襲撃・戦闘によって戦死したリリィ。
LGフレアイフリート次席、当時1年生。美春と共に殿を勤めながらも負傷し、現在もSTLの療養教室・サナトリウムにて意識不明となっている。
  • 爽馬流呼(そうま・るこ)
LGアクアウンディーネ所属、当時1年生。戦線崩壊の一因となった『ファンタズム』使用者のひとり。特型ヒュージ「ヨルムンガンド」の襲撃を受け戦死。

LGフレアイフリート所属、当時1年生。数少ない生き残りであり、負傷しながらも持ち前の明るさで前線に復帰した。
後のLGフレアイフリート主席に任命。
LGフレアイフリート所属、当時1年生。数々少ない生き残りであり、強化リリィのため負傷からも比較的早く復帰した。
後のLGオリジンバレット副隊長に任命。
LGアクアウンディーネ所属。当事者のひとりであり、被害を広げた一因とされる『ファンタズム』の保持者及び使用者。アクアウンディーネからも死傷者を出していることに負い目を感じている。後述する後輩に励まされ、後に弐明とは疑似姉妹になって立ち直っている。
後のLGアクアウンディーネ主席に任命。

後のLGアクアウンディーネ所属リリィ、当時中等部3年。作戦に参加していないものの、傷心の鏡水を励まし再起を促した。

LGガイアスプリガン所属、当時高等部1年。作戦には参加していないが事後処理の医療チームに参加。教導官・小蒲霧深と共に負傷したリリィを看病した。蛙呂絵はそれ以前から特務レギオン参入を理事長から自主的に推薦しており、後に正式にオリジンバレットへと選抜され移籍した。

余談

  • 翌年度のLGフレアイフリート再編にあたって次期主席候補に選ばれていたのが更砂智与子真栄原柚音の2名だった。智与子がLGオリジンバレットへ選抜された事を受けて、柚音がLGフレアイフリート主席に選ばれたという経緯を持つ。
  • 当時のLGフレアイフリートで生き残ったリリィは上記ふたりに加えて意識不明の花道縁?の3名のみ。他のリリィは戦死或いは大きな負傷によりガーデンを自主的に去ってしまったリリィが多数となっている。このためLGフレアイフリートは後進育成に力を入れている。
  • 他学科の現1年生にはこの事件が浸透しているかどうかは非常にまちまち。LGオリジンバレットの1年生では笑理、錫が「噂だけなら聞いたことがある」程度の認識。弥架は編入組なので無論この事件は知らなかった。
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