200805 04052212 1506 1301200805130120090319
人物情報
| 作者 | (確信) |
| 誕生日 | ? |
| 血液型 | ? |
| 身長 | ? |
| 体重 | ?kg |
| スリーサイズ | ? |
| 出身地 | ? |
詳細情報
| ガーデン・学年 | オラクル女子高等学校?年 |
| レギオン | ? |
| スキラー数値 | ? |
| レアスキル | ? |
| サブスキル | ? |
| 好きなもの | ? |
| 苦手なもの | ? |
概要
オラクルには、ある時期から噂が流れ始めた。
夜に一人で出歩くと、仮面を付けた髪の長い女を見るという怪談話だ。
女は白い装束に仮面をつけ、フラフラと見た者を誘うように歩いて行くのだと言う。
しかし、少し目を離すとそこで女はフッと消え、そして、女を追いかけていたものは意識を失い──
夜に一人で出歩くと、仮面を付けた髪の長い女を見るという怪談話だ。
女は白い装束に仮面をつけ、フラフラと見た者を誘うように歩いて行くのだと言う。
しかし、少し目を離すとそこで女はフッと消え、そして、女を追いかけていたものは意識を失い──
翌日、何事もなく自分のベッドの上で目を覚ますのである。
この噂は実際に体験したと言う者もいる有名な怪談話だが、何をされるわけでもなく翌日に目を覚ましているということから大きな問題にはならず、単に不思議な体験として嘘か本当かわからない程度のものとして扱われていた。
それ故に、この怪談と彼女とが結びつくことはなかった。
もし、この怪談がもっと大きく話題になっていたなら。
もし、この怪談が実害を伴うものだったなら。
もし、この怪談がもっと大きく話題になっていたなら。
もし、この怪談が実害を伴うものだったなら。
事態はもっと簡単だったかもしれない。
人物
あるところに、一人の少女がいた。
少女には人の気持ちがわからなかった。何故ならば、少女は超合理主義だったからだ。
論理に基づいて正しい主張をする。合理的に物事を進めようとする。少女の行いは正しいものだったはずだ。しかし、少女は周りのニンゲンから煙たがられた。理解不能だった。
少女には人の気持ちがわからなかった。何故ならば、少女は超合理主義だったからだ。
論理に基づいて正しい主張をする。合理的に物事を進めようとする。少女の行いは正しいものだったはずだ。しかし、少女は周りのニンゲンから煙たがられた。理解不能だった。
そんな時、少女の目の前に一人の女の子が現れた。女の子は非合理的で、損なことばかりし、無駄なことに励み、不要なものを欲した。それなのに、女の子は周りのニンゲンに慕われていた。人気者で、頼られていて、きっとニンゲンを理解していた。
少女は女の子に接触した。どうして非合理的なことばかりするのか、どうして非合理的なあなたが慕われるのか。そう問うた。
女の子は答えた。「だって、そんなの面白くないだろ?」
合理的なことは面白くない。論理的なことは面白くない。面白さとは何だ?それは必要なことなのか?続けて問うと、女の子は「着いてこい、教えてやるよ」と少女を連れて回った。
女の子は答えた。「だって、そんなの面白くないだろ?」
合理的なことは面白くない。論理的なことは面白くない。面白さとは何だ?それは必要なことなのか?続けて問うと、女の子は「着いてこい、教えてやるよ」と少女を連れて回った。
魚を釣った。店で買えば良いのに。
「自分で釣ったやつが一番美味いんだ」
「自分で釣ったやつが一番美味いんだ」
薪を割った。ストーブや暖房があれば不要なのに。
「暖房やストーブと暖炉の火とじゃ、暖かさが違うだろ?」
「暖房やストーブと暖炉の火とじゃ、暖かさが違うだろ?」
店の手伝いをした。放っておけば良いのに。
「でもよ、ほら。手伝ったから饅頭くれたぜ。お前も食えよ」
「でもよ、ほら。手伝ったから饅頭くれたぜ。お前も食えよ」
誰かとの喧嘩を見た。冷静になれば主張のすり合わせで済むのに。
「殴り合わなきゃ分かり合えねェこともあるんだよ」
「殴り合わなきゃ分かり合えねェこともあるんだよ」
草原で寝転んだ。そんなことをする暇があるなら、他にすべきことはいくらでもあるのに。
「『何もしない』をする。こんな贅沢は無い。たまには肩の力抜いとけって」
「『何もしない』をする。こんな贅沢は無い。たまには肩の力抜いとけって」
女の子が少女に教えてくれたことは、全部無駄で、非合理で、それでも女の子は楽しそうに笑っていた。
この女の子は、非合理を楽しんでいるんだ。そして、他のニンゲンも。
理解できないのは相変わらずだった。それでも、少女は女の子に憧れた。
この子こそが、「善」なんだ。
この女の子は、非合理を楽しんでいるんだ。そして、他のニンゲンも。
理解できないのは相変わらずだった。それでも、少女は女の子に憧れた。
この子こそが、「善」なんだ。
それから、少女は女の子のことを学び知った。知って、練習した。そしていつしか、女の子がやりたいことの手伝いをするようになっていった。
自分に足りないものを埋めてくれた女の子のために、今度は女の子の足りていない部分を埋めようとした。
女の子は強く、たくましく、そして粋に成長していった。少女もそれに合わせ、自らの非合理性を合理的にアップデートしていく。
自分に足りないものを埋めてくれた女の子のために、今度は女の子の足りていない部分を埋めようとした。
女の子は強く、たくましく、そして粋に成長していった。少女もそれに合わせ、自らの非合理性を合理的にアップデートしていく。
どこまで行っても、少女にできるのは女の子の「善」のトレースでありコピーでしかなかった。少女は数字の魔人だったのだ。彼女の世界は数字と合理性でできており、天使のようと表された少女の優しさも、計算ずくの演技でしかなかった。しかし、それでもそうやって女の子と同じ方を向いている時、少女はなんとも言えない充実感を感じていたのだ。
ある時、女の子は言った。
「早く世界が平和になれば良いのになァ」
どうして?そうなったら、あなたの好きな喧嘩は無くなってしまうわ。
「喧嘩は好きだけどよ、それでも争いなんてもんがなければ……悪い人間もヒュージも、みんないい奴になっちまえばいいなと、ふと思っちまうのさ」
忘れてくれ、と女の子は笑った。でも、その顔はきっと本気だった。
「早く世界が平和になれば良いのになァ」
どうして?そうなったら、あなたの好きな喧嘩は無くなってしまうわ。
「喧嘩は好きだけどよ、それでも争いなんてもんがなければ……悪い人間もヒュージも、みんないい奴になっちまえばいいなと、ふと思っちまうのさ」
忘れてくれ、と女の子は笑った。でも、その顔はきっと本気だった。
だから、少女は動き始めた。どんな手段を用いても、彼女の願いを叶えるために。
少女には人間の感情がわからない。論理を嫌がるかと思えば、今度は道理が通っていないと憤る。複雑怪奇で理解不能だ。ならば、どうやってその人間たちを「善い」人間にすれば良いのか。
まず少女は、人間の思考ロジックを数字で置き換えることにした。おそらく、人間はそれぞれ思考のロジックが異なり、善い悪いはこのロジックに依拠しているのだろうと。
であれば、それを数値化して善い人間のものに置き換えてしまえば良い。
そして、モデルとなる善い人間は少女の中で知る限り一人しか考えられない。
まず少女は、人間の思考ロジックを数字で置き換えることにした。おそらく、人間はそれぞれ思考のロジックが異なり、善い悪いはこのロジックに依拠しているのだろうと。
であれば、それを数値化して善い人間のものに置き換えてしまえば良い。
そして、モデルとなる善い人間は少女の中で知る限り一人しか考えられない。
私にニンゲンを教えてくれた大切なあなたのために、私は私にできる全てを、最善を尽くして実行しよう。
そして願わくば──仲違いしてしまったあなたとあなたの大切な妹に、永遠の理解と二度と離れない幸福を。
そして願わくば──仲違いしてしまったあなたとあなたの大切な妹に、永遠の理解と二度と離れない幸福を。
かくして、少女──春日井鐐梏による壮大な計画、「全人類軛ちゃん化計画」は始まったのであった。
戦闘スタイル
彼女は自身のレアスキルをファンタズムであると表明しており、実際に未来予知のようなことも可能だが、それは全て彼女が自身の計算能力を用いて行なっている演算に過ぎず、実際のレアスキルは別。
真のレアスキルは、S級に達したユーバーザインである。
真のレアスキルは、S級に達したユーバーザインである。
対ヒュージ戦はもちろん、対人でもかなり有効なスキルで、認識の操作によって接近からの切り掛かりを遠距離からの射撃と誤認させる、擬似的な分身を可能にする、認識をズラしたり気配を消したりとトリッキーな戦い方を好む。
交友関係
作品紹介・関連リンク
コメント
- コメントフォームを仮設置しました。マナーを守ってご活用ください。 -- 管理人 (2022-05-03 18:47:11)