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#center(){
&table_color(,#cccccc)
|>|>|BGCOLOR(#cfe2f3):&bold(){スズキ エスクード ダートトライアルカー '98}|
|>|>|&image(width=450,https://i.imgur.com/ZCHG36g.jpg)&image(width=450,https://i.imgur.com/d66okTh.jpg)&image(width=450,https://i.imgur.com/3SP0lbw.jpg)Image Credit : [[Playstation Blog>https://blog.ja.playstation.com/2022/06/22/20220622-gt7/?emcid=or-1s-445881]]|
|~|~メーカー|[[スズキ]]|
|~|~英名|Suzuki V6 ESCUDO Pikes Peak Special '98|
|~|~年式|1998|
|~|~エンジン|H25A-Esucudo|
|~|~タイプ|レーシングカー&br()パイクスピーク&br()ミッドシップ|
|~|~PP(初期値)|702(GT6)&br()732.57(GT7)|
|~|~総排気量|2,493cc|
|~|~最高出力|995PS/8,100rpm(GT6)&br()995PS/8,000rpm(GT7) |
|~|~最大トルク|95.0kgfm/6,500rpm|
|~|~パワーウエイトレシオ|0.80kg/PS|
|~|~駆動形式|4WD|
|~|~吸気形式|TB|
|~|~全長|5,050mm|
|~|~全幅|1,900mm|
|~|~全高|1,510mm|
|~|~車両重量|800kg|
|~|~重量バランス|47対53|
|~|~トランスミッション|6速|
|~|~ダート走行|可能|
|~|~登場|[[グランツーリスモ2]]&br()[[グランツーリスモ3:A-Spec]]&br()[[グランツーリスモ4]]&br()[[グランツーリスモ(PSP)]]&br()[[グランツーリスモ5]]&br()[[グランツーリスモ6]]&br()[[グランツーリスモ7]]|
|~|~備考|パイクスピークを駆け上がるために生み出された&br()&bold(){超絶魔改造エスクード}|
}
*概要
&image(https://kuruma-love.up.seesaa.net/image/c0007281_0473553.jpg) グランツーリスモ2で初登場。当時の最強車として猛威を奮ったモンスターマシンであり、GTプレイヤー達にパイクスピーク・ヒルクライムの存在を知らしめた一台。
全てはパイクスピーク優勝&10分切りの夢を遂げるために作られたマシンであるが、GTプレイヤー達はそのパワーを生かして&bold(){5000km/hでウィリー}させるなど無茶苦茶なプレイにも使われた思い出深き名車。
&image(https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/6/69/Suzuki_Escudo_201.JPG)見た目こそ僅かにエスクードの面影を残してはいるが、パイクスピークのアンリミテッド・ディビジョン・クラス(改造範囲無制限クラス。最低限の安全装備さえあればそれ以外はほぼなんでもOK)への参戦用に、フレームからエンジンまで専用設計されたまごう事なきレーシングマシン。
わずか800kgの車体にミッドシップで搭載された専用の2.5L-V6ツインターボは最高出力995PS・最大トルク95kgfmを叩き出す。特にF1マシン並の強烈なダウンフォースを生む&bold(){異常に巨大なフロントスポイラー&リアウィング}や、&bold(){黒目がちで垂れ目に見える&color(#F54738){ダミー}のヘッドライト、薄ら笑っているようなフロントグリル}は、一目見れば二度と忘れられなくなること請け合い。
&youtube(https://youtu.be/R23bUI2yoC8)パイクスピーク・ヒルクライムは標高2,862m地点をスタート地点とし、頂上までの標高差1,439mを一気に駆け上がるラリーイベント。なんと&bold(){頂上付近の標高はなんと富士山よりも高い。}なので空気が薄くなりエンジンはパワーダウンしてしまい、ダウンフォースも弱まる。上記の超ハイパワーエンジンや巨大なエアロパーツで武装した本車両は、4,000m級の山を制するためにスズキが生み出した怪物といえよう。
&image(https://pbs.twimg.com/media/Dq6KcY5U4AUlWZl?format=jpg&name=medium)グランツーリスモに収録されているのは1998年仕様のモデル。その前にはエンジンを前後に2つ装備したツインエンジン仕様(1995年)で優勝もしているが、1998年はライバルであるロッド・ミレンが操るトヨタ タコマ(こちらも&bold(){855kgで1000馬力オーバー}という本車以上に意味不明なスペック)と接戦を繰り広げたが総合優勝の座を明け渡してしまっている。&youtube(https://youtu.be/0fmR_I81n4M)
上記の通りヒルクライム用の車であり、ラリーカーではないためGr.B系統やWRC等のラリーカー限定イベントには参加できないので注意しよう。
ちなみに、[[グランツーリスモ]]以外に「DiRT」シリーズや「アドバンスラリー」などのゲームにも登場している。
*解説
&youtube(https://youtu.be/AXMEg_V4XoY)モンスタースポーツを率いる田嶋伸博によってエスクードを冠した名前で送り出された、パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムのアンリミテッド・ディビジョン・クラスへの参戦用に開発されたワンオフのマシン。1994年から参戦しているが、全ては優勝と当時誰も成しとげてなかった10分のタイムの壁を越える事を目標としていた。
&image(https://www.monster-sport.com/ppihc/j/backnumber/hillclimb/06/pikespeak/img/0630_1.jpg)また2006年には、5年ぶりにパイクスピークに参戦した田嶋が、1995年同様に天候不順のためコースが短縮された中で再び総合優勝を飾った。この年を最後に、翌年からはベース車両がスズキ XL7へと切り替わったためエスクードでの挑戦は終了する事となる。
*登場シリーズ
**グランツーリスモ2
Cr.200,000,000で購入可能。
本作は様々な仕様により&bold(){ターボ+4WD車1強状態}であり、&bold(){圧倒的なパワーと軽量ボディ、四駆による安定性}を持つ本車は、手に入れたら参戦できるほぼ全てのレースで勝ったも同然というくらいの&bold(){最強}っぷりを誇る。
またオンロードでは足回りを固めてアンダー傾向を消してやればさらに速くなってしまう。
極めつけに&bold(){普通に購入可能な車両。}2億と高いものの、長丁場イベントのプレゼントカーと違い運に悩まされる事なく努力すれば誰でも入手可能であり、性能・入手性共に優れた本車は正に&bold(){完全無欠}といっていいマシンである。&size(70%){&color(gray){[[トマホーク>ダッジ SRT トマホーク S ビジョン グランツーリスモ]][[の先輩>ダッジ SRT トマホーク X ビジョン グランツーリスモ]]と言っていいかもしれない。}}
ちなみに本作では&bold(){「エスクード パイクスピークバージョン」}という名称で登場。
&youtube(https://youtu.be/HK0xQeFzcqA)
**グランツーリスモ3:A-Spec
[[スズキ]]ディーラーでCr.100,000,000で購入可能。またラリーイベントのレースを全て制覇するとプレゼントカーとしても貰える。
前作のような性能は抑えられ、ドッカンターボのような特性でハンドルも重くアンダー傾向も強くなり、「全部エスクードでOK」とは言い難い扱いにくいマシンとなった。それでもダートを走れるマシンでは最速な上にフルチューンすると&bold(){1,907PS}((ちなみにこのクルマのシリーズ最強出力である。))(オイル交換込み)、時速440km/hを達成するため[[テストコース]]のようなオーバルコースでは負け知らずであった。
なお、強烈なアンダーステアはサイドブレーキでクラッチを切ったり、加速を止めることで抑えられるが、TCSを切っていた場合は使えない(常時ホイールスピンするため)。
&youtube(https://youtu.be/yhLnRYA4Ul4)
また、ウィリー走行させて猛スピードを叩き出すプレイにも使われ[[その事はモンスター田嶋率いる「モンスタースポーツ」のサイトでも公式に触れられた程。>https://www.monster-sport.com/superswift/]]ちなみにここでも&bold(){「エスクード パイクスピークバージョン」}名義での収録。
&youtube(https://youtu.be/PryaiM9CrMU)
**グランツーリスモ4
今作では非売品であり、ヨセミテラリー I(HARD)のプレゼントカーとして入手。
前作よりも更に弱体化が進んだようで、タービンキットステージ4が消滅しフルチューン時の馬力が1,100PSに届かない(オイル交換込み)。また、本作から&bold(){「エスクード ダートトライアルカー」}の名称に変わった。
馬力だけならアーケードモードのクイックチューンの方が1180ps程度と、GTモードでタービンを装着するより上。
**グランツーリスモ(PSP)
Cr.150,000,000で購入可能。
**グランツーリスモ5
中古車ディーラーで購入。価格はCr.145,000,000×(100-(走行Km÷2000)÷100)(Cr.100未満は四捨五入、走行距離は100,000Km以降はカウントしない。例:280,000kmの場合は80,000kmとして扱う)
旧作からモデリングを使いまわしたスタンダードカーとしての収録であり、[[レッドブル X2010>グランツーリスモ Red Bull X2010]]というかつての本車を凌駕する化け物マシンの登場もあってか、少しなりを潜めてしまった。
GT3〜GT6でも言える事だが、オフロードではその力を申し分なく発揮するが、オンロードでは巨大なウイングが邪魔となり最高速が伸びづらいのもネック。
**グランツーリスモ6
Cr.145,000,000で購入。
外装のモデリングがリファインされたが、後継の[[2011 モンスタースポーツ SX4 パイクスピークスペシャル '11]]や[[タジマ 2012 モンスタースポーツ E-RUNNER パイクスピークスペシャル]]はより高品質で内装まで再現されているので余計影が薄くなってしまった。ちなみに&bold(){「V6エスクード パイクスピークスペシャル」}の名称に変わった。
&youtube(https://youtu.be/4iSaGRjjKXk)
**グランツーリスモ7
&youtube(https://youtu.be/uRFFElf2p8A)その後Sportsでは未収録、GT7でも発売当初未収録だったため続投が危ぶまれていたが、22年6月のアップデートで無事復活。愛しきエスクード、おかえりなさい。
名称はGTS以降の「メーカー名と車名は日本語表記+それ以降は英語表記」という表記規則に合わせて&bold(){「スズキ V6エスクード Pikes Peak Special '98」}に変更されている。GT6までは内装が再現されていなかったが、今作ではしっかりと作り込まれ、さらに外見も新規に作り直されてGT史上最高に綺麗なモデルとなった。
2001年以前のレーシングカーなので、レジェンドカーディーラーにて販売される。気になる価格はCr.170,000,000。数々の英雄たちの中ではまだ価格は安く収まっている。
&youtube(https://youtu.be/hM6mA8OTm7c)過去作にあったような強アンダー傾向が&bold(){本作ではある程度改善されている}。そのため無改造でも[[Gr.1シリーズ>>Gr.1プロトタイプシリーズ(GT7)]]でも戦え、PPを調整すればWTC800にも出せる。GT2ほどではないが、コーナーを素早く駆け抜けるエスクードの姿を堪能出来る。
&youtube(https://youtu.be/LUwUwcm311E)ウィリーで5000km/hを出すことはできないが、高回転タービンを装着することで最高出力は1,203PSにまで上げられる。シリーズを通してでのバランスが良い馬力を取り入れた姿だといえるだろう。
ただしターボチューンの有無にかかわらず、&bold(){6000rpm辺りから一気にパワーが出る極端なドッカンターボ}であるためAT/MTいずれで乗る場合も回転数には要注意。やはりというかエンジンの癖の強さは相変わらずである。
#twitter_widget3(){<blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">Update is coming next week. <br>来週、アップデート来ます。 <a href="https://twitter.com/hashtag/GT7?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#GT7</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/GranTurismo7?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#GranTurismo7</a> <a href="https://t.co/CiBh1DZk3j">pic.twitter.com/CiBh1DZk3j</a></p>— 山内 一典 (@Kaz_Yamauchi) <a href="https://twitter.com/Kaz_Yamauchi/status/1538449617590685696?ref_src=twsrc%5Etfw">June 19, 2022</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script>}
2022年6月19日の[[ヤマウッツィ>山内一典]]氏のツイートより。シルエットですら一発で分かるこの威圧感。
エスクードは[[データ解析でも挙げられていた車両でもある>収録されるかもしれない車]]。
ちなみにスピードハンターズの取材にてモンスタースポーツを特集した際、この車の&bold(){カウル部分のみ}が展示されていた。2001年に復活させて以降消息不明だったがもう現存してないらしい。……あれ、つまりどっからモデリングした……?モンスタースポーツ側に残されていた資料などを使って一からモデリングしたのだろうか?
[[モンスタースポーツ]]に95年のツインエンジンエスクードは残っているようなので、95のフレームに98のカウルを装着して撮影した可能性が大アリ。実際、過去作とはホイールが異なるのだ。
&image(https://pbs.twimg.com/media/FiUhLRXaAAAJZDe?format=jpg&name=large)ちなみに、2022年11月24日(木)よりモナコで開催されるGTWSワールドファイナルのネイションズカップでは&bold(){この車が予選・敗者復活戦の採用車種になった。}大勢のエスクード軍団(国旗モチーフリバリー仕様)が走るレース…中々におぞましく、それでいてとても面白い。エスクードファン&GTファンなら必見だ。
&youtube(https://youtu.be/QEQm6qEw2bY)↑2時間38分辺りでエスクードによる敗者復活戦がある。
それに合わせて優勝報酬1億Cr.が貰える体験イベントも配信されていた。
そして、2025年の5月のVer.1.59のアプデで&bold(){なんとエンジンスワッフ対応車になった}。
&image(https://pbs.twimg.com/media/Gq-f9pmaAAAmrc0?format=jpg&name=large)載せ替えられるエンジンは驚くことに[[スズキ VGT Gr.3 >https://w.atwiki.jp/grasoturismo/pages/801.html]]に搭載されているV8化したツインターボのハヤブサエンジンである。
デフォルトで馬力やトルクは約半減、タービン交換しても801psが限界であるため&bold(){「クレイトンの兄貴ィ!それじゃデチューンじゃないかよ!?」}と思わず叫びたくなるだろう。しかしパイクスピーク用のエンジンとは違いターボラグは殆ど無く、回し過ぎなければどの領域でもそれなりのパワーを発揮させられるため、テクニカルなコース等では立ち上がりが速くなるなどメリットもある。
加えて車重もわずか15kg程度の増加で済むため、元のエンジンでは苦手だった場面も小気味よく走れる。直線の短いテクニカルなコースやストップ・アンド・ゴーが多いサーキットなど、レースの種類によってはこちらを選ぶメリットも存在する。エンジンが変わることで見えてくる世界も違うことを教えてくれるかも知れない。
とはいえ本車が抱えるドッカンターボの癖もある意味アイデンティティ。パワーバンドに入った時の加速はもはや快感すら感じてしまうだろう。レジェンドカーの中では価格も抑えられているので、余裕があるなら2台購入して使い分けるのもオススメ。
常軌を逸したルックス、強烈だが下がスカスカなエンジンパワー、本作のエンジンスワップでの変貌ぶり、そして何よりもGTシリーズでの波瀾万丈な経歴。全てにおいて&bold(){愛すべき&color(#F54738){モンスター}}と言えるだろう。
*コメント
#comment_num2(log=スズキ エスクード ダートトライアルカー '98/コメントログ)
#center(){
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|>|>|BGCOLOR(#cfe2f3):&bold(){スズキ エスクード ダートトライアルカー '98}|
|>|>|&image(width=450,https://i.imgur.com/ZCHG36g.jpg)&image(width=450,https://i.imgur.com/d66okTh.jpg)&image(width=450,https://i.imgur.com/3SP0lbw.jpg)Image Credit : [[Playstation Blog>https://blog.ja.playstation.com/2022/06/22/20220622-gt7/?emcid=or-1s-445881]]|
|~|~メーカー|[[スズキ]]|
|~|~英名|Suzuki V6 ESCUDO Pikes Peak Special '98|
|~|~年式|1998|
|~|~エンジン|H25A-Esucudo|
|~|~タイプ|レーシングカー&br()パイクスピーク&br()ミッドシップ|
|~|~PP(初期値)|702(GT6)&br()732.57(GT7)|
|~|~総排気量|2,493cc|
|~|~最高出力|995PS/8,100rpm(GT6)&br()995PS/8,000rpm(GT7) |
|~|~最大トルク|95.0kgfm/6,500rpm|
|~|~パワーウエイトレシオ|0.80kg/PS|
|~|~駆動形式|4WD|
|~|~吸気形式|TB|
|~|~全長|5,050mm|
|~|~全幅|1,900mm|
|~|~全高|1,510mm|
|~|~車両重量|800kg|
|~|~重量バランス|47対53|
|~|~トランスミッション|6速|
|~|~ダート走行|可能|
|~|~登場|[[グランツーリスモ2]]&br()[[グランツーリスモ3:A-Spec]]&br()[[グランツーリスモ4]]&br()[[グランツーリスモ(PSP)]]&br()[[グランツーリスモ5]]&br()[[グランツーリスモ6]]&br()[[グランツーリスモ7]]|
|~|~備考|パイクスピークを駆け上がるために生み出された&br()&bold(){超絶魔改造エスクード}|
}
*概要
&image(https://kuruma-love.up.seesaa.net/image/c0007281_0473553.jpg) グランツーリスモ2で初登場。当時の最強車として猛威を奮ったモンスターマシンであり、GTプレイヤー達にパイクスピーク・ヒルクライムの存在を知らしめた一台。
全てはパイクスピーク優勝&10分切りの夢を遂げるために作られたマシンであるが、GTプレイヤー達はそのパワーを生かして&bold(){5000km/hでウィリー}させるなど無茶苦茶なプレイにも使われた思い出深き名車。
&image(https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/6/69/Suzuki_Escudo_201.JPG)見た目こそ僅かにエスクードの面影を残してはいるが、パイクスピークのアンリミテッド・ディビジョン・クラス(改造範囲無制限クラス。最低限の安全装備さえあればそれ以外はほぼなんでもOK)への参戦用に、フレームからエンジンまで専用設計されたまごう事なきレーシングマシン。
わずか800kgの車体にミッドシップで搭載された専用の2.5L-V6ツインターボは最高出力995PS・最大トルク95kgfmを叩き出す。特にF1マシン並の強烈なダウンフォースを生む&bold(){異常に巨大なフロントスポイラー&リアウィング}や、&bold(){黒目がちで垂れ目に見える&color(#F54738){ダミー}のヘッドライト、薄ら笑っているようなフロントグリル}は、一目見れば二度と忘れられなくなること請け合い。
&youtube(https://youtu.be/R23bUI2yoC8)パイクスピーク・ヒルクライムは標高2,862m地点をスタート地点とし、頂上までの標高差1,439mを一気に駆け上がるラリーイベント。なんと&bold(){頂上付近の標高はなんと富士山よりも高い。}なので空気が薄くなりエンジンはパワーダウンしてしまい、ダウンフォースも弱まる。上記の超ハイパワーエンジンや巨大なエアロパーツで武装した本車両は、4,000m級の山を制するためにスズキが生み出した怪物といえよう。
&image(https://pbs.twimg.com/media/Dq6KcY5U4AUlWZl?format=jpg&name=medium)グランツーリスモに収録されているのは1998年仕様のモデル。その前にはエンジンを前後に2つ装備したツインエンジン仕様(1995年)で優勝もしているが、1998年はライバルであるロッド・ミレンが操るトヨタ タコマ(こちらも&bold(){855kgで1000馬力オーバー}という本車以上に意味不明なスペック)と接戦を繰り広げたが総合優勝の座を明け渡してしまっている。&youtube(https://youtu.be/0fmR_I81n4M)
上記の通りヒルクライム用の車であり、ラリーカーではないためGr.B系統やWRC等のラリーカー限定イベントには参加できないので注意しよう。
ちなみに、[[グランツーリスモ]]以外に「DiRT」シリーズや「アドバンスラリー」などのゲームにも登場している。
*解説
&youtube(https://youtu.be/AXMEg_V4XoY)モンスタースポーツを率いる田嶋伸博によってエスクードを冠した名前で送り出された、パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムのアンリミテッド・ディビジョン・クラスへの参戦用に開発されたワンオフのマシン。1994年から参戦しているが、全ては優勝と当時誰も成しとげてなかった10分のタイムの壁を越える事を目標としていた。
&image(https://www.monster-sport.com/ppihc/j/backnumber/hillclimb/06/pikespeak/img/0630_1.jpg)また2006年には、5年ぶりにパイクスピークに参戦した田嶋が、1995年同様に天候不順のためコースが短縮された中で再び総合優勝を飾った。この年を最後に、翌年からはベース車両がスズキ XL7へと切り替わったためエスクードでの挑戦は終了する事となる。
*登場シリーズ
**グランツーリスモ2
Cr.200,000,000で購入可能。
本作は様々な仕様により&bold(){ターボ+4WD車1強状態}であり、&bold(){圧倒的なパワーと軽量ボディ、四駆による安定性}を持つ本車は、手に入れたら参戦できるほぼ全てのレースで勝ったも同然というくらいの&bold(){最強}っぷりを誇る。
またオンロードでは足回りを固めてアンダー傾向を消してやればさらに速くなってしまう。
極めつけに&bold(){普通に購入可能な車両。}2億と高いものの、長丁場イベントのプレゼントカーと違い運に悩まされる事なく努力すれば誰でも入手可能であり、性能・入手性共に優れた本車は正に&bold(){完全無欠}といっていいマシンである。&size(70%){&color(gray){[[トマホーク>ダッジ SRT トマホーク S ビジョン グランツーリスモ]][[の先輩>ダッジ SRT トマホーク X ビジョン グランツーリスモ]]と言っていいかもしれない。}}
ちなみに本作では&bold(){「エスクード パイクスピークバージョン」}という名称で登場。
&youtube(https://youtu.be/HK0xQeFzcqA)
**グランツーリスモ3:A-Spec
[[スズキ]]ディーラーでCr.100,000,000で購入可能。またラリーイベントのレースを全て制覇するとプレゼントカーとしても貰える。
前作のような性能は抑えられ、ドッカンターボのような特性でハンドルも重くアンダー傾向も強くなり、「全部エスクードでOK」とは言い難い扱いにくいマシンとなった。それでもダートを走れるマシンでは最速な上にフルチューンすると&bold(){1,907PS}((ちなみにこのクルマのGTシリーズ最強出力である。))(オイル交換込み)、時速440km/hを達成するため[[テストコース]]のようなオーバルコースでは負け知らずであった。
なお、強烈なアンダーステアはサイドブレーキでクラッチを切ったり、加速を止めることで抑えられるが、TCSを切っていた場合は使えない(異常なパワーで四輪が常にホイールスピンするため)。
&youtube(https://youtu.be/yhLnRYA4Ul4)
また、ウィリー走行させて猛スピードを叩き出すプレイにも使われ[[その事はモンスター田嶋率いる「モンスタースポーツ」のサイトでも公式に触れられた程。>https://www.monster-sport.com/superswift/]]ちなみにここでも&bold(){「エスクード パイクスピークバージョン」}名義での収録。
&youtube(https://youtu.be/PryaiM9CrMU)
**グランツーリスモ4
今作では非売品であり、ヨセミテラリー I(HARD)のプレゼントカーとして入手。
前作よりも更に弱体化が進んだようで、タービンキットステージ4が消滅しフルチューン時の馬力が1,100PSに届かない(オイル交換込み)。また、本作から&bold(){「エスクード ダートトライアルカー」}の名称に変わった。
馬力だけならアーケードモードのクイックチューンの方が1180ps程度と、GTモードでタービンを装着するより上。
**グランツーリスモ(PSP)
Cr.150,000,000で購入可能。
**グランツーリスモ5
中古車ディーラーで購入。価格はCr.145,000,000×(100-(走行Km÷2000)÷100)(Cr.100未満は四捨五入、走行距離は100,000Km以降はカウントしない。例:280,000kmの場合は80,000kmとして扱う)
旧作からモデリングを使いまわしたスタンダードカーとしての収録であり、[[レッドブル X2010>グランツーリスモ Red Bull X2010]]というかつての本車を凌駕する化け物マシンの登場もあってか、少しなりを潜めてしまった。
GT3〜GT6でも言える事だが、オフロードではその力を申し分なく発揮するが、オンロードでは巨大なウイングが邪魔となり最高速が伸びづらいのもネック。
**グランツーリスモ6
Cr.145,000,000で購入。
外装のモデリングがリファインされたが、後継の[[2011 モンスタースポーツ SX4 パイクスピークスペシャル '11]]や[[タジマ 2012 モンスタースポーツ E-RUNNER パイクスピークスペシャル]]はより高品質で内装まで再現されているので余計影が薄くなってしまった。ちなみに&bold(){「V6エスクード パイクスピークスペシャル」}の名称に変わった。
&youtube(https://youtu.be/4iSaGRjjKXk)
**グランツーリスモ7
&youtube(https://youtu.be/uRFFElf2p8A)その後Sportsでは未収録、GT7でも発売当初未収録だったため続投が危ぶまれていたが、22年6月のアップデートで無事復活。愛しきエスクード、おかえりなさい。
名称はGTS以降の「メーカー名と車名は日本語表記+それ以降は英語表記」という表記規則に合わせて&bold(){「スズキ V6エスクード Pikes Peak Special '98」}に変更されている。GT6までは内装が再現されていなかったが、今作ではしっかりと作り込まれ、さらに外見も新規に作り直されてGT史上最高に綺麗なモデルとなった。
2001年以前のレーシングカーなので、レジェンドカーディーラーにて販売される。気になる価格はCr.170,000,000。数々の英雄たちの中ではまだ価格は安く収まっている。
&youtube(https://youtu.be/hM6mA8OTm7c)過去作にあったような強アンダー傾向が&bold(){本作ではある程度改善されている}。そのため無改造でも[[Gr.1シリーズ>>Gr.1プロトタイプシリーズ(GT7)]]でも戦え、PPを調整すればWTC800にも出せる。GT2ほどではないが、コーナーを素早く駆け抜けるエスクードの姿を堪能出来る。
&youtube(https://youtu.be/LUwUwcm311E)ウィリーで5000km/hを出すことはできないが、高回転タービンを装着することで最高出力は1,203PSにまで上げられる。シリーズを通してでのバランスが良い馬力を取り入れた姿だといえるだろう。
ただしターボチューンの有無にかかわらず、&bold(){6000rpm辺りから一気にパワーが出る極端なドッカンターボ}であるためAT/MTいずれで乗る場合も回転数には要注意。やはりというかエンジンの癖の強さは相変わらずである。
#twitter_widget3(){<blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">Update is coming next week. <br>来週、アップデート来ます。 <a href="https://twitter.com/hashtag/GT7?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#GT7</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/GranTurismo7?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#GranTurismo7</a> <a href="https://t.co/CiBh1DZk3j">pic.twitter.com/CiBh1DZk3j</a></p>— 山内 一典 (@Kaz_Yamauchi) <a href="https://twitter.com/Kaz_Yamauchi/status/1538449617590685696?ref_src=twsrc%5Etfw">June 19, 2022</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script>}
2022年6月19日の[[ヤマウッツィ>山内一典]]氏のツイートより。シルエットですら一発で分かるこの威圧感。
エスクードは[[データ解析でも挙げられていた車両でもある>収録されるかもしれない車]]。
ちなみにスピードハンターズの取材にてモンスタースポーツを特集した際、この車の&bold(){カウル部分のみ}が展示されていた。2001年に復活させて以降消息不明だったがもう現存してないらしい。……あれ、つまりどっからモデリングした……?モンスタースポーツ側に残されていた資料などを使って一からモデリングしたのだろうか?
[[モンスタースポーツ]]に95年のツインエンジンエスクードは残っているようなので、95のフレームに98のカウルを装着して撮影した可能性が大アリ。実際、過去作とはホイールが異なるのだ。
&image(https://pbs.twimg.com/media/FiUhLRXaAAAJZDe?format=jpg&name=large)ちなみに、2022年11月24日(木)よりモナコで開催されるGTWSワールドファイナルのネイションズカップでは&bold(){この車が予選・敗者復活戦の採用車種になった。}大勢のエスクード軍団(国旗モチーフリバリー仕様)が走るレース…中々におぞましく、それでいてとても面白い。エスクードファン&GTファンなら必見だ。
&youtube(https://youtu.be/QEQm6qEw2bY)↑2時間38分辺りでエスクードによる敗者復活戦がある。
それに合わせて優勝報酬1億Cr.が貰える体験イベントも配信されていた。
そして、2025年5月のVer.1.59のアプデで&bold(){なんとエンジンスワップ対応車になった}。
&image(https://pbs.twimg.com/media/Gq-f9pmaAAAmrc0?format=jpg&name=large)載せ替えられるエンジンは驚くことに[[スズキ VGT Gr.3 >https://w.atwiki.jp/grasoturismo/pages/801.html]]に搭載されているV8化したハヤブサ・ツインターボエンジンである。
デフォルトで馬力やトルクは約半減、タービン交換しても801psが限界であるため&bold(){「クレイトンの兄貴ィ!それじゃデチューンじゃないかよ!?」}と思わず叫びたくなるだろう。しかし元のパイクスピーク用のエンジンとは違いターボラグは殆ど無く、レブリミットまで回さなければどの回転域でもそれなりのパワーを発揮し、急角度のコーナーでも小気味良い立ち上がりを見せてくれる。加えて車重もわずか15kg程度の増加で済むため、直線の短いテクニカルなコースやストップ・アンド・ゴーが多いサーキットなど、レースの種類によってはこちらを選ぶメリットも存在する。エンジンが変わることで見えてくる世界も違うことを教えてくれるかも知れない。
とはいえ本車が抱えるドッカンターボの癖もある意味ではアイデンティティ。パワーバンドに入った時の強烈な加速はもはや快感すら感じてしまうだろう。レジェンドカーの中では価格も抑えられているので、クレジットに余裕があるなら2台購入して使い分けるのもオススメ。
常軌を逸したルックス、強烈だが低回転域がスカスカなエンジンパワー、本作のエンジンスワップでの変貌ぶり、そして何よりもGTシリーズにおける波瀾万丈な経歴。間違いなく、全てにおいて&bold(){愛すべき&color(#F54738){モンスター}}と言えるだろう。
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- 前作のような性能は抑えられ、ドッカンターボのような特性でハンドルも重くアンダー傾向も強くなり、「全部エスクードでOK」とは言い難い扱いにくいマシンとなった。それでもダートを走れるマシンでは最速な上にフルチューンすると&bold(){1,907PS}((ちなみにこのクルマのシリーズ最強出力である。))(オイル交換込み)、時速440km/hを達成するため[[テストコース]]のようなオーバルコースでは負け知らずであった。
- なお、強烈なアンダーステアはサイドブレーキでクラッチを切ったり、加速を止めることで抑えられるが、TCSを切っていた場合は使えない(常時ホイールスピンするため)。
- &youtube(https://youtu.be/yhLnRYA4Ul4)
- そして、2025年の5月のVer.1.59のアプデで&bold(){なんとエンジンスワッフ対応車になった}。
- &image(https://pbs.twimg.com/media/Gq-f9pmaAAAmrc0?format=jpg&name=large)載せ替えられるエンジンは驚くことに[[スズキ VGT Gr.3 >https://w.atwiki.jp/grasoturismo/pages/801.html]]に搭載されているV8化したツインターボのハヤブサエンジンである。
- デフォルトで馬力やトルクは約半減、タービン交換しても801psが限界であるため&bold(){「クレイトンの兄貴ィ!それじゃデチューンじゃないかよ!?」}と思わず叫びたくなるだろう。しかしパイクスピーク用のエンジンとは違いターボラグは殆ど無く、回し過ぎなければどの領域でもそれなりのパワーを発揮させられるため、テクニカルなコース等では立ち上がりが速くなるなどメリットもある。
- 加えて車重もわずか15kg程度の増加で済むため、元のエンジンでは苦手だった場面も小気味よく走れる。直線の短いテクニカルなコースやストップ・アンド・ゴーが多いサーキットなど、レースの種類によってはこちらを選ぶメリットも存在する。エンジンが変わることで見えてくる世界も違うことを教えてくれるかも知れない。
- とはいえ本車が抱えるドッカンターボの癖もある意味アイデンティティ。パワーバンドに入った時の加速はもはや快感すら感じてしまうだろう。レジェンドカーの中では価格も抑えられているので、余裕があるなら2台購入して使い分けるのもオススメ。
- 常軌を逸したルックス、強烈だが下がスカスカなエンジンパワー、本作のエンジンスワップでの変貌ぶり、そして何よりもGTシリーズでの波瀾万丈な経歴。全てにおいて&bold(){愛すべき&color(#F54738){モンスター}}と言えるだろう。
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- 前作のような性能は抑えられ、ドッカンターボのような特性でハンドルも重くアンダー傾向も強くなり、「全部エスクードでOK」とは言い難い扱いにくいマシンとなった。それでもダートを走れるマシンでは最速な上にフルチューンすると&bold(){1,907PS}((ちなみにこのクルマのGTシリーズ最強出力である。))(オイル交換込み)、時速440km/hを達成するため[[テストコース]]のようなオーバルコースでは負け知らずであった。
- なお、強烈なアンダーステアはサイドブレーキでクラッチを切ったり、加速を止めることで抑えられるが、TCSを切っていた場合は使えない(異常なパワーで四輪が常にホイールスピンするため)。
- &youtube(https://youtu.be/yhLnRYA4Ul4)
- そして、2025年5月のVer.1.59のアプデで&bold(){なんとエンジンスワップ対応車になった}。
- &image(https://pbs.twimg.com/media/Gq-f9pmaAAAmrc0?format=jpg&name=large)載せ替えられるエンジンは驚くことに[[スズキ VGT Gr.3 >https://w.atwiki.jp/grasoturismo/pages/801.html]]に搭載されているV8化したハヤブサ・ツインターボエンジンである。
- デフォルトで馬力やトルクは約半減、タービン交換しても801psが限界であるため&bold(){「クレイトンの兄貴ィ!それじゃデチューンじゃないかよ!?」}と思わず叫びたくなるだろう。しかし元のパイクスピーク用のエンジンとは違いターボラグは殆ど無く、レブリミットまで回さなければどの回転域でもそれなりのパワーを発揮し、急角度のコーナーでも小気味良い立ち上がりを見せてくれる。加えて車重もわずか15kg程度の増加で済むため、直線の短いテクニカルなコースやストップ・アンド・ゴーが多いサーキットなど、レースの種類によってはこちらを選ぶメリットも存在する。エンジンが変わることで見えてくる世界も違うことを教えてくれるかも知れない。
- とはいえ本車が抱えるドッカンターボの癖もある意味ではアイデンティティ。パワーバンドに入った時の強烈な加速はもはや快感すら感じてしまうだろう。レジェンドカーの中では価格も抑えられているので、クレジットに余裕があるなら2台購入して使い分けるのもオススメ。
- 常軌を逸したルックス、強烈だが低回転域がスカスカなエンジンパワー、本作のエンジンスワップでの変貌ぶり、そして何よりもGTシリーズにおける波瀾万丈な経歴。間違いなく、全てにおいて&bold(){愛すべき&color(#F54738){モンスター}}と言えるだろう。
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