博士/発明家キャラ

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博士/発明家キャラ - (2021/10/08 (金) 08:20:07) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2015/11/04 Wed 02:37:29
更新日:2024/05/05 Sun 12:55:55
所要時間:約 26 分で読めます




キュィィィーン! パチパチッ!


「おーい、ハカセー」


ジィィィッ! ……ジィィィッ!



「ハカセー! ハカセってばー!!」




ギュゥゥゥン……
ゴォォォガガガガガガガガガガッ!!!!!




「おーーいっ!!!! はかせえええっ!!!! おおおおーーっい!!!!!」




ん? ああ、君か。まったく……私をそのあだ名で呼ぶなとあれほど……



「そんな事よりさ! 聞いてくれよ! 研究室のみんなが『研究室に篭ってるような女は無理』って言うんだよ!」



なんだそんな事か。当たり前じゃないか私には色気も無いし、事実ここ3日風呂にも入ってないぞ



「なっ……でもさぁ……君の魅力をもっとみんなに伝えたいんだよ……」



そんな事しなくていいし、研究の邪魔だ。さぁ帰ってくれ



「……知らないからだろ」



は?



「さすがの天才少女ハカセ様でも知らないかーそっかそっかーそのテの事話題は無知かぁーそっかそっかぁ」



待て、この私を馬鹿にするな。その程度の話できないわけ無いだろ



「えー? ホントにー?」



ふん、そんなに聞きたければ教えてやる! 私の博識っぷりに驚くがいい!



「わーい(ちょろい)」






概要


博士/発明家キャラとはSF/ロボットものから、ラブコメ、
ファンタジーに至るまで様々なジャンルの作品に登場するキャラクターの一つで、
専門は工学、化学、考古学、生物工学、錬金術に至るまで多岐に渡るが、
その専門知識を生かした発明や理論的な思考などで物語を進めたり引っ掻き回したりする存在だ。

また、メタ的な視点では読者・視聴者に対して世界観設定や専門知識を「説明」するために必要とされる場合もある。

これは余談だが、これらの博士キャラが本当に博士号を持っているかは明かされていなかったり、
明らかに年齢が博士号を取れる年齢でなかったりすることも多い……統計的なデータではないがね。





ビジュアル

まぁ普段は研究に没頭しているような連中だからあまり見た目を気にするような連中は多くないな。
いつも白衣かツナギを着ていてメガネをかけている者も多い、男であればボサボサ頭に不精髭といった感じだな。
古くは早乙女博士、最近なら岡部…もとい、鳳凰院凶真あたりがいかにもって感じかな。
アニメなんかだと少年少女が主役の作品も多いから、メンバーの相談役・父親的ポジションになる事も多い。

え? 女? 女はまぁ……比較的小奇麗な見た目をしている事が多いかな。
メガネ・白衣・ツナギなんかは男と共通だけど、白衣の中は大人であればシンプルなシャツとスラックスやタイトスカート、
ラブコメなんかに出てくる少女であれば学生服って感じだな。



……なんだよ。パジャマに白衣じゃ悪いか? ……いいじゃないかどうせこのまま寝るんだから。



体型は様々だな。
昔のロボットものなんかだとお茶の水博士みたいに太った博士なんてのもよく見たけど最近はそんなに見ない。阿笠博士くらいか。
ハリウッド映画なんかだとやけにマッチョで行動的な博士もよく出てくるが、
アニメや漫画で出てくる博士キャラには体格こそ大きいものの、前線でバリバリ戦うってタイプさほどは多くない。国民性なのかもしれない。

女の場合は赤城リツコみたいにセクシーなタイプか、
日常のはかせみたいにロリっぽい感じか……両極端だな。丸々と太った女博士なんて需要無いだろう?
前者は白衣が知性とセクシーさを演出するし、後者は余った袖などで可愛らしさも演出しつつ「天才少女」というキャラ付けもできるってとこだ。

あと、メガネだな。博士キャラの知的っぽさをアピールする重要なアイテムさ。
無くてもありかも知れないが、あった方が君は好きだろう?




性格

博士キャラと一口で言っても色んな奴がいるが、ありがちな性格を挙げるとすると、

①研究一筋な生真面目タイプ
②自分の興味のあることしか頑張れないマイペースタイプ
③人の為に働くのが好きな世話好きタイプ

なんかが多いかな。大体の博士キャラが↑3つ+テンションの高低で分類できるはずだ。


これが悪役なんかだといわゆるマッドサイエンティストになるわけだけど、そしたら、
①は「自分の研究に固執する偏執狂」タイプになるし
②は「自分の興味の範囲外は法律・人道・倫理諸々どうでもいいサイコパス」タイプ
③は「人に認められる為なら以下略のメンヘラ」タイプ
に変わっちゃうな。

まぁ中には悪の組織に脅されて~って奴もいるけどな。
私か? 私は脅しには屈しないぞ。私は目的の為なら手段を選ばないタイプだから、
自分の好きな研究を続けるためならこの命を捨ててしまっても構わないと思っている、筋金入りの科学者さ。


「(本末転倒なんだよなぁ……)」





各ジャンルでの立ち位置や扱い

SF

テーマがテーマだけに主人公が博士や学者というケースも多く、おそらく全ジャンル中最も博士が輝くジャンルだな。
単に未知の事象について研究するストーリーだけでなく、自分の研究分野や開発したものを応用して敵と戦ったり、
自分の開発・研究のせいで引き起こされた事件を解決するなんて展開も定番だな。



ロボットもの

前述のSFと被るかもしれないがSFというと生物工学なども含まれるのに対して、
こちらはメインがロボットになるので機械工学系の博士が多くなる。

主人公機の開発・整備はもちろん、新装備や新型機の開発などなど、
ロボットにおいてはそもそも博士キャラがいないと話が進まない場合もあるくらいだ。
まぁ、声が17歳の天災お姉さんみたいにそもそもの元凶ってパターンもあるけどな


ホビーもの

コロコロコミックあたりで連載されるホビー販促作品には必ずと言っていいほど、その玩具に精通した機械工学者が出てくるな。
物語の節目節目で科学的理論や工学理論を駆使して主人公や仲間の新型機を開発していく、作品(と現実の販売戦略)にはなくてはならない存在だ。
一方で玩具の技術を悪事や軍事目的などに転用し、ハイテク機構を組み込んだ危険な機体を開発する悪の博士が出てくることも多い。
……ここまで書いておいてなんだが、いい年したオッサンが本気で玩具の開発に心血と工学技術を惜しみなく注ぐ姿はちょっとシュールに感じるぞ。


日常・ラブコメもの

必ずいる訳では無いが時々一人くらい登場人物にいるな。
といっても博士キャラがメインになることは少なくて、大抵変な発明を作っては一騒動起こしたり、
他の登場人物達の困りごとを発明で解決しようとしたりする事が多い。言ってしまえば人型ドラえもんだ。
ギャグシーンでは実験に失敗した時の爆発で髪型がアフロになるのがお約束。

化学や薬学にも精通するタイプだと惚れ薬だとか変化の薬だとか、そういった薬で一騒動ってのも定番だな。

え? 私か? 私の専門は機械工学だからそんなもんは作れんぞ。まぁもっとも君が飲んでくれるなら研究してやってもいいが。


博士キャラがヒロインだったりすると、話の軸になるのは大抵「天才故の孤独」みたいなのが定番かな。
天才故に友人が出来なかったり、大人ばかりの環境で育ったりしてきたから内心は寂しがっているみたいな展開がベタ。


ん? 私か? ……バッ……バカを言うな!! 私にだって友達の一人や二人いるぞ!! ……ホントだぞ!!!



ファンタジー

「ファンタジーに博士?」と思ったかい? ファンタジー世界にもファンタジーらしい博士キャラは多いぞ。
最近のファンタジーでは魔法と科学が両立している世界観の作品も多いから、意外とロボットものみたいな博士キャラが多い印象だな。
RPGなら節目節目に主人公たちに乗り物を提供してくれたりすることだってある。
もっとも王道ファンタジーだったら薬学や歴史にも詳しい賢者だとか錬金術師とかになるけど。




アメコミ

単体の性質としては大抵上記のいずれかに当てはまるのだが、アメコミ特有の事情と便利キャラ設定などが相まって、
『敵でも味方でも主人公でも災厄をもたらす』存在になってしまいがち。
ヴィランの場合は…まあある意味問題ないのだが、
ヒーローの場合は善意でそういったことをすることも多く、ヴィランよりもタチが悪いことが多い。
一応そういった事件を起こすと作品内でも批判されたりする。





主な博士/発明家キャラ

余談だが、阿笠博士を筆頭に博士キャラの本名が「博士(ひろし)」となっている場合も少なくない(逆の場合もあるが)。
※有志の皆さんの情報求む

男性



女性







っと……ひとまずこんなものかな


「なるほどなぁ、ありがとう!みんなに君の魅力を伝える参考にさせてもらうよ」


あー……その件だがな。出来れば止めてくれないか


「どうして?」


私は自分の研究開発に忙しいからな、物見遊山の連中に邪魔されたくないんだよ。そんな奴らの相手をするつもりもないしね


「そっかぁ……」


それに………………ここに来るのは君だけでいい……から……その……


「え? ……それって……」


あーもう! この話は終わりだ!! さっ、出てった出てった!」グイグイ


「あ!? え!? ちょっと!!?」


………………失礼ついでにひとつお願いがあるんだが


「何?」


……今度来る時は事前に言ってくれ…………その……色々準備が必要だから……さ……


「……うん、分かった」






また暇な時に追記・修正にでも来てくれ……私『達』はいつもココにいるから
マッテルマッテル!』ウィィィンッ! ガシュゥン! ウィィッ
ツイキ! シュウセイ!』ギュィィン! キュゥゥゥ……バシュゥウ

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