目次
1.愛の本質
2.愛と執着
3.現代人の苦悩
4.情欲
5.真実の愛
6.天使の生涯
5.真実の愛
さて、情欲という節で情欲を避けてね、さらっと話をしたわけでありますが、生々しい話は私は嫌いなものですから、さっと現代社会の歪(ゆが)みに触れましたけれども、じゃ真実の愛って一体みなさん何でしょうかねー。これを考えてみたいね。
えー僕はやっぱり愛というのも、大川隆法さんのように、愛の発展段階みたいな清らかな愛も結構でございますが、私は愛と言うとやっぱりね、男女の愛、親子の愛、えー夫婦の愛でございましてね、まあ、頭がそこにいっちゃうんですね、まず。
でもねえ、あのー四次元の愛かも知らんけども大事なことですよ。この部分で、ほとんどみんな躓(つまず)くんでね。この最初の部分をね、やっぱりかっちりおさえなきゃいかんなーと僕は思いますね。
だから私の眼で見ておってね、この現代の愛の問題をね、どういうふうに解決していったらいいのか。まあこれは、やはり何らかのね、天上界から見た倫理規範を出さにゃいかんと思うんですねえ。
特に高橋信次というのは現代人として、愛に苦悩した人間でありますから、愛の問題についてはね、やはり賢明な方策出せるのは私。イエス様はもう古いです。二千年前の愛の基準じゃだめです。マグダラのマリアでね、髪の毛であなた、足ぬぐってもらって、「愛だー」なんて言ったってだめなんです。現代の愛はもっと複雑なんです。もっと複雑な、複雑な愛があるんですよ。
それでねえ、僕は、まあ、愛もいろんな愛があるけど、基本は男女の愛だし、夫婦の愛だしね。親子は、いいけどね。まあ、いいとしても、まあ自然になるでしょうが、男女の問題ね、もうちょっとやはり何らかの基準を出しとかにゃいかん。ま、こういうふうに思いますね。
じゃあ、男女の本当の真実の愛って何だろうか。あるいは夫婦の愛って何だろうか。あるいはそうした単身赴任の問題、ね。あるいは夫、妻以外の異性との問題、いわゆる貞操の問題があります。どこまで守らにゃいかんのか。あるいはアメリカみたいにもう自由になってね、もう二組に一組は離婚なんていうことありますねえ。あんなのもう自由交配になっちゃって、おしべとめしべになっちゃって、いつの間にかもう蜂がプンプン飛んじゃってね、花粉持って来てやってますねえ。ああいうとこもあります。
日本でも、五組に一組ぐらい離婚とかいう説もありますねえ。詳しく私知りませんが。だからやはり、天上界で夫婦の約束してきたっていうようなことは、もうあんまり考えなくなってきたっていうことでしょうね。そういうことが多いなーと思うんですね。宗教心の不足でしょうね。
だから、面白いんですね。こういう男女の問題も、極端から極端に行くんですね。えー今の中近東、アラブの世界では、要するにもう男性は、何と言うか、妻以外に手出したら殺されちゃうとこありますねえ。それから、こういう生々しい話しして読者を喜ばしちゃいけないけども、女性は嫁入りしたらね、ご主人のお父さんから、本当に、純潔かどうかを調べられるちゅうとこありますね。アラーの神の世界ではね。
そしてお父さんが、経験の豊富なお父さんが見て、「これは違う。これは食わせもんだ」ということになったら、その女の人は殺されるし、女の人の親戚一同も、もう大変な村八分にあう。回教で、こういう世界あるんですよ。知ってますか。女性のみなさん知らないでしょ。、日本でよかったと思うでしょう。ね。女性が財産なんですね。回教の世界では、女性が財産だから、傷ものだともう絶対値打ちがないんですね。だから、殺されちゃうんです、女性は、なんと。
男性で、また不倫をはたらいた男性も殺されちゃうんですね。こういうとこあるんです。こういう世界が。そして、一族大変なことになるんですね。だから命がけなんですね、回教の方では。ここまで純潔守るかどうかだな。こういう問題あるね。
えー回教の方も国の王女でね、若い頃、ロンドンかなんかイギリスに留学しちゃって、そして自由恋愛に陥っちゃってね、それでみんな見てる前で殺された王女おりますよ。こういうのはね、知ってるかどうか知りませんが、これほど厳しいんだな。果たして男女の操(みさお)っていうのは、こうまでして守らにゃいかんほど真実なもんなのか、ね。
それとも、「まあいいやー、もう二組に一組離婚しても、また次のを適当に見つけりゃええやー」という方向にいったらいいのかね。ま、ここの問題だな。これは非常に難しいね。難しい問題がある。
まあ、天上界からの見解で言えばね。私は後ほど言うかもしれませんが、色情地獄、得意でね。色情地獄担当でずいぶん言うんですけど、そういう地獄がある以上はね、胸に手当てたら感じる人は、行く可能性が非常に強いですよ、それは。
もちろん強いですが、その、たとえば回教の世界のように、もう男性も女性もね、妻、夫以外に絶対触れてはならんのかどうかね。ここの問題、難しい問題があるんだな。ただ現象論だけとれば、必ずしもそうとは言えない面がある。もちろん、そうとは言えない面があるんだな。だから難しいんですね。
だから、戒律(かいりつ)だけでね、掟(おきて)だけで人間は生きてるものではないというのも事実だね。掟だけで生きておるんなら、もうその生まれつき掟か何か刻んだ石板持って生まれて来ないかんわね。そうではないんだからね。そういうわけじゃない。
えー、それとたとえば、そういう男女の交わりというのが自由になるのがいけないのであれば、猫のようにね、毎年二月(ふたつき)だけ発情すれば、その期間だけ男女が一緒に住んでね、あとは男と女が、もう全然別の生活しとってもいいんだよな。そうでもないね。神様は自由にしとって、自由にしたら罰するっていうんなら、これは非常にひどい神様だと、まあこういう考えもあるだろう。
だから、まあ、自由でもいいけども、自由が行き過ぎてまた苦しみをつくってるね。いまのオフィス・ラブの話もありましたが、そういう苦しみもある。あと経済の問題がある。ま、こういうことですね。
だから僕は思うんだけども、現代人はね、やはり何というか、都市型社会による歪(ゆが)みが大きいのじゃないかな。もうちょっと、僕はこうした男女の愛の問題いろいろ考えるとね、都市型社会の歪みっていうのをすいぶん感じるのです。
大企業もいいけどね、地元密着型の企業になってね、やはり自分のホームタウンから通(かよ)える程度のそういう構造ね、産業構造、まあ努力してこれ創らにゃいかんと思うんだな。そして田舎(いなか)で生活する分には、男女もわりあい早く結婚できるんだね。で、田舎はまた人の目がうるさいから、そんなにね、おしべとめしべがそんなに自由にはいきませんよ。田舎ってとこは大事なんだ。
都会っていうのは、ほんとにもう砂漠でね。人の目が行き届かないから悪の臭いがして、自由自在だけど、都会ってのは僕はそんなにいいとは思わんね。やはり田舎でね、近所の人もみんな顔見知りで、で、その中からね、「どこそこにいい娘がいるよ」っていうんでね、「どこそこの長男さんも非常な孝行息子だ」ってね。こういうことで、やはり知り会って結婚していった方がいいんじゃないかな。
そういう意味で、やはり現代人は、僕は見栄(みえ)を捨てていく方がいいと思うね。そして、小さな経済だね。これで満足する方向ね。まあ、食べていけたらいいんじゃない。
そんなに何を無理するんだろうかね。都会でそんなね、ワンルームマンションね、あなた、何千万も出して買うことがそんなに値打ちがあることかい。僕なんか不思議に思うよ。十畳一間ぐらいでね、ワンルームマンションが二千万ぐらいするんでしょ。違うかい。ねえ二千万ぐらいするんだよね。こんな二千万で買ったら、あなたね、それだけ支払い、大変ですよ。もう二十年ぐらいの支払いになっちゃいます。
こんなとこに住んで、そんなにいいかい。都会でそんな三億も四億もするような土地と家ね。大した家じゃないじゃない、ね。二階建てで建て売りかもしらんが、四億もしますね、三億も四億も。これでサラリーマンの一生の生涯賃金二億とか言われてますよ。払えるわけないんだよ。そんなとこでそんな無理する必要があるかい、ね。
僕はね、むしろそうしたこの世的な活動はね、そんな、大企業だ、一流企業だっていう名前はね、もう捨てていってね、やはり地方でいいと思うんだよ。で、地方ではね、たとえばそら、えー課長さんや部長さんでも、月給が二十万円や二十数万円かもしれないよ。都会だったら月給が四十何万かもしれないよ。倍あるかもしれない。でも生活が楽かって言ったらそうじゃないよ。そんなワンルームマンションが二千万もするようなとこ往んどるんだから。絶対そんな楽じゃない。
田舎でね、とうちゃん、かあちゃんがおるようなとこでね、家があるとこで、土地があるとこで住みゃいいんだよ。なんで地方でもっと盛り上げようとせんのだ、ね。
だからもうちょっと純真な心、取り戻す必要があるね。そしてやはりね、結婚なんかもまあ自由交配もいいけど、ある程度人のつてでね、紹介なんか受けて、結婚できるようなね、そういうのが間違いないよ。
都会でね、お化粧して、どっから出て来たかわからんような女性とね、見合いだか恋愛だか知らんが結婚するよりは、やはりね、どこそこ家の人と、どこそこ家の人って言うんでね、ちゃんとした息子さん、娘さんでね、僕はいいんじゃないかなー。そんな感じ、ちょっとしますねえ。
だから、こういうふうにすりゃいいんですよ。たとえば地方の企業なんかね、地元の大学なんか出身の人はほんとに優遇されるようなね、こういう制度とっていきゃいい。あるいは税金なんかの対策でね、地方は税金ぐっと安くしてやるとかね、いろいろ手があると思うんだな。都会は税金重くして、地方を税金軽くしていくんだよ、ずーっと。今あんまり差はないわね。もっと軽くしちゃうんだな。そういうふうにしていろいろ優遇措置(ゆうぐうそち)ね、地方で住めるような優遇措置がいると思う。
そして、まあ安い土地に自宅がありゃあねえ、あなた、もう男二十五、女二十二、三なら結婚できますよ。ぽっと。男二十四、五で結婚すりゃいいんだよ。もう早く。そんな悪いことしないで、悪い遊びしないでね。女性ももう二十一になりや結婚すりゃいいんだよ。僕はそう思うよ。
OLであなたもう三十も四十もまで、なんで勤めるんだよ。そんな無理するなって。都会だからそういう都会の匿名性(とくめいせい)でいられるんだね。だから、僕はもうちょっと地方重視でね、もとの家族制度を重視した、生き方が大事だと思う。
それでね、男女のいろんな不倫だかなんだか、自由交配か知らんが、田舎でね、ま、両親の目のあるところで、住んどりゃいいんだよ。とうちゃん、かあちゃんがおらんで、要するに核家族やるから夫が単身赴任したといったらすぐかあちゃん浮気する。こういうふうになるんだ。
自宅に住んどりゃねえ、じいちゃん、ばあちゃんおったら浮気もできないよ。もうほんと。そして安い経済でね、田舎で子供四、五人つくっとりゃいいんだよ。そして一生懸命子育て励んどりゃいい。だからもうちょっと、生活パターンを変えていかにゃいかん。都市型から地方型、これ大事ですよ。
天国ってのは、都市型天国あんまりないですよ。みんな田舎ですよ。だからね、もうちょっと田舎重視しなきやいけない。そして収入は少なくてもいいけども、足ることを知って、もうちょっと精神修養ね、本を読んだり、いろんな勉強したりすることに打ち込める、ま、そういう時代が来なきゃいかん。だから、小さな経済で満足してね、もっと男性も女性も早く結婚した方がいいと思う、僕は。
女性はやっぱりね、お肌のピークは二十から二十二です。二十五なんていうのはもう、あなた昔で言やあ大年増(おおどしま)ですよ。江戸時代もう大年増と言ってね、もう嫁行けないです、二十五ともなりゃあ。だから二十から二十二です。ね。この頃がやはり、女性は一番美しいんだから。一番美しい時にね、やっぱりね、花が一番美しい時には蜂が飛んで来て、ブーンと飛んで来て蜜を吸うのでいいんです。
だからやっぱり男性も女性もね、ピークっていうのがあるんだから、その時にね、やはり結婚するように地上はなっとるんです。生物としては。女性はやっぱり、二十から二十二です。このぐらいできるようにしなさい。なるべくね。
それから男性もね、やっぱり二十五までです。だから二十五過ぎて三十、四十まで独身なんかでいると、そらいろんな歪みが出て来ますね。悪い遊びもしないとおさまらなくなるんだ。だからね、やっぱりそういうワンルームマンション買ったりねえ、ローンで買ったりいろいろするから、そんなになるんだな。もうちょっと地方型経済に切り替えていくんだね。
えー男性だって、まあ、男性として肉体のピークは二十五です。二十五過ぎたら下がっていくんです、だんだんにね。だからまあピーク時までにね、やはり結婚できるようにした方がいいと思う。
やはり、制度が悪い場合はね、そら改革していかにゃいかんですよ。だから真実の愛って言ってね、単身赴任のあリ方だ、金妻だ、いろいろあるけど、もうちょっとね、やっぱり考え方変えた方がいいんじゃないか、ね。僕はそう思うよ。もうちょっと地方の時代、やらにゃいかん。ほんとに素朴な生き方のね、シンプルライフの、シンプル・イズ・べストですね。シンプルライフの良さって言うのをね、もっともっとね、主張しなきゃいけない。
偉い人はどんどん田舎に往むようにしていこうよ。僕はそう思うよ。都市型経済、都市型産業構造ね、これが結局、現代の愛の歪みを生んどると思う。絶対そうだ。間違いない。
あんた、田舎でね、そんな、ストリップ小屋みたいなのやったってね、誰も見に来やしないよ。だって近所の人に見られたら恥ずかしいもん。そうだろう。「なんとかさんの僕ちゃん、またストリップ小屋に見に行ってるよ」なんてね。こんなの見られたら、ちょっと恥ずかしくって行けないわな。だから田舎で繁盛しないんです、こんな色情産業はね。田舎では繁盛しないんです、見られちゃうから。いろんな人が見てるから出来ないんですね。
都会はほんとに匿名性(とくめいせい)なんですね、わかんないからいろんなことできる。田舎の人は、ストリップも見に行けないけど、踊り子さんもできないわね。「あーら、なんとかさんの二番目の子じゃないの。娘さんじゃないの、あれやってんのは」なんて言われたらもう恥ずかしくてやれないね、田舎では。だからいいんです。
人の目っていうのがそういう抑止力になるんだ。都会になったらね、いくつになったってもう近所知らん顔してるから平気なんだよな。このへんいけませんよ。
だからねえ、真実の愛を語る時にね、僕はもうちょっと、この世的なあり方をね、もう一度みんなで知恵を寄せてね、考え直す必要があると思うよ。人びとの目というのをね、もっと使えるような世界ね、こういうふうにしていかないかん。
クロネコヤマトがあり、宅急使があり、便利なんだから、もう都会のものをどんどん地方でも買えるような、そういう流通システムだけちやーんとしてね、そして田舎で住めるようにしていきなさいよ。それいちばんだと思うね。
6.天使の生涯
さて、えーこの「愛とは何か」もいよいよこれで最後になりましたけど、現代に天使が肉体を持って、多数生まれとるわけですが、じゃあ天使が地上に肉体を持ったら一体どういう生涯を送るかね。まあ、これについて考えてみたいと思うんですね。
ま、実際日本にも今、多数天使が肉体持っとるんですが、やはり天使さん見てると、どうも不自由な生活しておるようですね。天使の特徴っていうのはね、まあわからん人も多いけども、いくつか言っておくとね、やっぱり、今の貞操の問題ではございませんが、ストイックな面ていうのはね、天使はみな持ってます。これね。だから不思議なんだな。これは数わった教育でもなし、何でもないんだが、自分を要するにストイックに律しようという面、持ってますね。これ天使なんですね。
もう最初から何の束縛もなんにもなしに、もう自由自在なんていう人は、あんまり天使じゃないんですね。えー意外にこの世に出てる天使の方がね、僕は不自由だと思いますよ。ストイシズムですね。ストイックな生き方されることが多いんですね。自分で勝手に則(のり)、規範をね、決めちゃってる。こういう人多いですね。えー回教のあれじゃありませんがね、自分なりに勝手に律しとる人が多いですね。これは不思議ですね。過去幾転生(いくてんしょう)で、まあ、そういう生涯多かったのでしょうねえ。
それとね、天使の生涯としては、天使たちはやはり自分のその欲望というようなものを、あるいはそういうものを犠牲にしてね、大いなるものに身をささげたことが多いんだな。いわゆる自己犠牲をやったことが非常に多かった。
まあ、そういうことでもって、天使たちも非常に自分の欲というものをね、抑え込んでいく傾向っていうのが強いんですねえ。この世的にはそういう意味で多少、堅物(かたぶつ)でね、えー恵まれないことが多いし、金儲けの下手な天使も多いんですねえ。私みたいに恋愛が下手な天使もいましたが、金儲けの下手な天使もいますね。いろいろいます。だから天使が地上に生まれたらね、やっぱりストイックな面はどっか持ってますよ。これは間違いありません。
それがたとえば、勉強一生懸命したりするとこもあるし、えー芸の道、一生懸命ね、芸って言ったってあなた明るい方のゲイじゃありませんよ、芸道の芸でごぎいますよ。あのー技ですね、芸術の道。こういうものを一生懸命、突き詰めて行ったりね、どこかやっぱり大いなるものへ奉仕したいっていう気持ちね、これを持っておる。そのためには何か寝食を惜しんでとかね、何かそういうストイックな面持ってるね。こういうことがあります。
それから天使の二番目の面はね、やっぱり、天使にもいろいろあるけれども、天真爛漫(てんしんらんまん)さだね。これがある。なんかほんと欲望で目がギラギラしてるっていうんじゃなくて、もうちょっと天使というのはあっけらかんとした面が、多いような気がしますね。もうちょっと素直じゃないでしょうかね。まあ、こういう面、あー天衣無縫(てんいむほう)というか、えー飾らないというか、無邪気だというか、こういう面、あると思います。
それから、天使の三番目はね、そうですねえ、なんとなく生まれつき人のために尽くすっていうのがやっぱりいいことだっていうね、そういう考え持ってます。こういうこと多いですね。
だから一番目でちょっと、ストイックなとこがどっかあることがある。二番目で、飾らない、天真爛漫な無邪気な部分がある。で、三番目では何か人のためにしたいという気持ちを持っておる。これは先天性のものが多いんですね。何か人のためになるようなことしたいっていう気持ち、多いですね。こういうもの持っているのが天使であることが多いです。
だから読者のみなさんね、この三箇条と自分とをよーくチェックしてみて下さいね。どうでしょうか。
「いや、おれストイックだよー。だってね、お銚子はね、だいたい三本注文したらもうそれで切り上げることにしてるんだ。これはストイックだね」
「いや、ビールは僕はね、晩酌は二本までしか飲まないです。ストイックです。ビール二本。決まっとるんです」
「ストイックですよ。勉強は、もう夜の十一時過ぎたら絶対しませんから。もう非常にストイックな生き方してます」まあこんな方もいらっしゃるかもしれませんね。
「いや、僕は天真爛漫ですよ。ほんとね、スーパー行ったってもう天真爛漫に万引きしてますよ」なんて、こんな人もいるかもしれませんね。まあいろんな方がいらっしゃるかもしれません。あるいは。
「あっ、人の役に立つことしてますよ。それはそれは人の役に立つ。代々木公園で夜な夜なあなた、双阻鏡持っていってのぞきしてね。変なおまわりさん来ないように見張ってあげてますよ」とこんな人もいるかもしれない。
「いや、おれストイックだよー。だってね、お銚子はね、だいたい三本注文したらもうそれで切り上げることにしてるんだ。これはストイックだね」
「いや、ビールは僕はね、晩酌は二本までしか飲まないです。ストイックです。ビール二本。決まっとるんです」
「ストイックですよ。勉強は、もう夜の十一時過ぎたら絶対しませんから。もう非常にストイックな生き方してます」まあこんな方もいらっしゃるかもしれませんね。
「いや、僕は天真爛漫ですよ。ほんとね、スーパー行ったってもう天真爛漫に万引きしてますよ」なんて、こんな人もいるかもしれませんね。まあいろんな方がいらっしゃるかもしれません。あるいは。
「あっ、人の役に立つことしてますよ。それはそれは人の役に立つ。代々木公園で夜な夜なあなた、双阻鏡持っていってのぞきしてね。変なおまわりさん来ないように見張ってあげてますよ」とこんな人もいるかもしれない。
まあ、いろいろあるかもしれませんが、そういう主観的な物差しはともかくとしてね、この三つが、だいたい天使の特徴ですから、自分が天使かなーって思ってる人はね、よーくこのへんを振り返って、考えてみて下さいね。
で、ちょっとでもその傾向あったら「よかったなあ」と思ってね、もうちょっと天使らしく生きてみて下さいね。えー本日は、愛とは何かということで縷々(るる)話をしてきましたが、みなさん参考になったでしょうか。ならなかったら何回でもまた同じ話を致しましょう。ではまた次の章で。