目次
3.ミドリムシの誕生
(1987年8月4日の霊示)
1.太陽の一部が飛び出してできた地球
高橋信次です。それではいよいよ、「生命と進化」という内容で話をしていきたいと思います。まあ本章では、主として生命の誕生と進化論について、講義をしていきたい。このように思います。
いちばんまずだいじなのは、生命の誕生の部分ですね。まあこれも、大宇宙にいろんな星がありますが、このなかでの生命の誕生というと、ちょっと気が遠くなります。まあそういうことで、この地球ということにあるていど限定して話していきたい。こういうふうに思います。
地球という星は、いまから四十五億年ぐらい前に、太陽からその一部が飛び出してね、できた星なんですね。えー太陽がクルクルまわっておりますが、その太陽が自転しているうちにね、そのなかの一部が飛び出したんですね。四十五億年前に。
そして太陽のまわりを公転し始めて、グルグルまわっているうちに、だんだん摩擦とかいろんなものがあってね、遠心力とかあって、そして現在の地球のようにまん丸いものができたんですね。
そして四十五億年前にそういうようになりましたが、やがてその最初は熱の塊で、炎の塊だった火の玉のようだった地球が、だんだんと冷えていって、まあ三十億年前ぐらいでしょうかね。もうちょっと前かな。
その前後のころに、大気中にいろんな化学反応が起きて、水なんかがだいぶできるようになって、次第に海がね、でき始めたんですね。
2.地球最初の微生物は、地球意識のエネルギー波動によってできた
そして、いまから二十七、八億年ぐらい前に、最初に海中に生物というのが住むようになってきたんですね。その最初の海中の生物っていうのはいったいなんであるか。
まあこれは最初はね、みなさん、たしかにひじょうに原始的な生物であったんですね。それはちょうどみなさんが顕微鏡なんかでカビ類とかね、ああいうアメーバーとか、ああいうものをミドリムシとか、あんなものを見ていると思いますけれども、まさしくああいう感じだったんですね。
最初のころはやはりそういう原生動物といいますか、原始的な動物が大部分でありました。
で、そうした原始的な動物がどういうふうにできたかと、まあいうことでありますが、えーこれはね、もちろん、火山活動によって、ひじょうに海水の温度とかが上がりましてね。そしていろんな海水中の養分というのが化学反応起きて、そしてアミノ酸とか、タンパク質のようなものができたことも事実であります。
ただ、ソ連のオパーリンという学者が発表しているように、そのアミノ酸が偶然に結合して、最初のコアセルベートというそういうタンパク質生物が、発生したわけではないんですね。
たしかにそのアミノ酸の結合によってタンパク質、それはできたんでありますが、これにやはり最初ですね、小さいながら生命体というのが宿(やど)ったのは事実なんですね。そういう理念がやはりあったんですね。
だからまずその二十七、八億年前に、地球自体の霊体である地球意識の意識体の表面から、そうした微生物を創るというエネルギー波動ですね、これが出たんですね。まずこれがあったんです。
ちょうどそれは、みなさんの人体というのをね、自分の体を地球意識だと思うと、地球意識のようするに、腕のうぶ毛とか足のすね毛とかいろいろありますが、こうしたところに最初、小さな、なんといいますかねえ、先っちょに細胞創ったような気持ちなんですね。
そうしたような雰囲気なんですが、まあ、これもやはりそうしたものを創ろうという意志はあったわけですね。
そしてその意志の発現としてその生命エネルギー体の一部がね、この地球意識の表面において、やはり微細に氾濫しておった。ちょうどフラスコに入れた水を下から熱しておると、その水蒸気が表面から飛び立つようにね。同じように地球意識のそのエネルギーがやはり飛び立ったわけですね。
ですからその地球意識自体が、やはり太陽から飛び出したときに、分かれた意識の一部なんですね。それで地球意識というのが出できた。
そしてその地球意識の表面部分に、エネルギーの渦巻きとか、小さなエネルギーの波動が起きて、それが海中にあったいろんなタンパク質に宿って、最初の微生物、こうしたものが出てきたわけなんですね。
その最初の微生物っていうのはまだひじょうに盲目的で、ただ動いている。ま、動物ではありますから動いている。まあこういうことをくり返しておったのであります。
3.ミドリムシの誕生
そしてやがてね、そうした微生物がバクテリアのようにいろいろと動いておったんでありますけれども、やがてこれももう少し進化をさせるという意識がね、やはり働いたんですね、地球意識のほうから。
そしてもう少し高度なものがだんだん出てきた。まあアメーバーの話からいけばね、アメーバーだったものがだんだんミドリムシのように動いてきたわけですね。こういうふうにミドリムシというふうに、体内で光合成をして、光のエネルギーを採りいれて、炭酸同化するようなこういう動物が出てきた。こういうことが言えますね。
そして自分のなかで食べ物を採りいれて摂取して、そしてそれを消化する。そして鞭毛(べんもう)というのを動かして、一直線に進んだりする。こういうことをするようになってきました。これはミドリムシですね。
このミドリムシっていうのは動物と植物の合(あい)の子であるとよく言われていますね。ある意味では動物であるし、ある意味では植物である。こういうこと言われてますね。
4.大日意識が動物の起源を創り、月意識が植物の起源を創った
このころにね、動物と植物が分かれるということに関して、十次元存在である地球意識以外の、大日意識、月意識、こうした三体の意識のやはり話し合いがありました。
そしてね、地球意識はようするに「ネルギー放射してりゃいい。」っていうふうに感じたんだけど、大日意識と月意識は「そんなもんじゃいけない。もうちょっと目的をもってやんなさい。」って言うんですねえ。
で、大日意識っていうのは「やっぱりおりゃあ動物創りたい。」とまあこういうふうにおっしゃるわけですね。「飛んだり跳ねたりするのが大好き。」だからそういうものを創りたいという意識を持つ。
月意識のほうは女性みたいなもんですから優美ですね、そして「いや私はもうちょっとおとなしい芸術的な生きかたがしたい。」まあこういう思いを持っておる。
この二種類の波動というのが、地球面をおおったわけですね。
そして大日意識っていうのが、その微生物なんかに影響を与えていって、これが動物の起源を創ることになってくるんですね。
動物っていうのはピョンピョン飛んだり跳ねたりする、あれが動物でありますが、そうした目的意識というものを大日意識がひじょうに強く投げかけてくる。
まあこれがやっぱり二十数億年ぐらい前ですけどね。二十億、二十数億ぐらい、これが主ですけどね、こういうのがひじょうに強く、そして海中に小さな物が生物がだんだんにできてきた。まあこういうことですね。
それから月意識、これが影響して、いろんなそのミドリムシみたいのがだんだんにいろんな植物の元になってきた。菌類ができてくる。菌類の上に、菌類のあとはコケが出てくる。コケからシダ類が出てくる。
シダ類がだんだん発達していってね、いろんな木になってくる。草になってくる。まあこういうことがあるわけですね。えーそれで、植物の起源をだんだん創っていったのね。
だから動物と植物と分かれているけれども、その根源はね、大日意識の影響と、月意識の影響、このふたつがあるんですね。これによって分かれてきたんですね。
で、大日意識っていうのは積極性の現われといいますが、まさしくそのとおりで、月意識っていうのが消極性っていいますか、優美さ、まあ影の部分を司っとるんですね。で、動物と植物を分けたんです、このふたつの意識が。
そしてその両方に共通する生命体そのもののエネルギーは、地球意識が与えたわけですね。まあこういうことになってきた。
そしてどうのこうのするうちにだんだんお魚さんが泳いだりするようになったんですね。お魚さんが泳いだのは、もうそうですねえ、まあ二十億年前までは泳いでおりませんでしたが、どうでしょうかねえ、十億年ぐらい前になったらもう泳いでましたね、はっきりとね。
まあ、たいした魚じゃありませんが。魚屋で売れるほどの魚じゃございませんが、もうちょっとざっとした魚ですけど、泳いでましたね、十億年ぐらい前には。
そのころの魚のおもしろいのはね、内部の構造がスケスケで見える魚がいっぱい泳いでいたんですね。いまだとスケスケの水着で女性が泳ぐとみんな喜ぶけれども、そうじゃなくてね、魚さんでスケスケの魚さんというのが泳いでいたんですね。気持ち悪いですよ。
海で見てたらね、体透明なんですね。で、骨が通っとるんですね。なかあなた、あの肋骨(ろっこつ)見えてるんですね、ミイラみたいに、魚さん、透明な魚さんが、ま、顎(あご)の骨と、背骨見せながらね、泳いどるんですねえ。形自体はまあ鯵(あじ)に似てきているけれども、そんな透明のがいっぱい泳いでるんですねえ。
ちょうど、なんかねえ、白魚ってあるけれども、まあ、ああしたものに近いね。透明な魚ですね。こんなの泳いでたんですよ。これがいろいろとまた変化してきてねえ。鯛(たい)になったり平目になったりいろいろしてきてるんですね。
まあこういうふうに大日意識と月意識の働きで、動物、植物が分けられた。そしてそのなかでいろんな種の分化が進んできたんですね。
5.六億年前に、金星から来たエル・ミオーレが地球に高等動物を創った
ところが、まあいまから六億年ぐらい前になりましょうかね、このころにえーまあ『太陽の法』っていう本になんか出てたみたいですけれども、地球に大きな変革が起きるんですね。
その大きな変革っていうのは、金星の支配者であったエル・ミオーレっていう人格を持った巨大神霊がおったんですけれども、これがね、金星にあきちゃって、あきちゃってって言ったらあれですが、あのう退屈しちゃって、地球に一回行くかっちゅうんで引っ越してきたんですね。クロネコヤマトで荷物まとめて引っ越してきたんです。地球にね。
そして引っ越しそば配ってね、「大日意識さん、こんちはー。」「月意識さん、こんちはー。」「地球意識よ、こんちはー。」ってね、引っ越しそばをパッパッパーッと配って、引っ越しラーメン配ってね。
「いやー、来ましたー。」ってね。「みなさん方、なんか人間らしくないすなー。」ってね。「意識だけなんてさみしい存在ですなー。」って。
「私なんか人間みたいな意識ですよー。」なんてね。そういう人格待ったのが来たんですね。エル・ミオーレって言います。
で、この人は金星時代にいろんな植物とか動物創っておって、ま、そういう高等動物の専門やっておったんですね。それらを支配したり、そこでやってた。
けれども、金星でうまく創れなかったんでね。あんまり動物とか人間なんかがね。たいして創れなかったんで、地球でもう一回やってみようと。環境としては地球のほうがいいって言うんで、地球に来たんですね。
このエル・ミオーレっていうのが最初に地球に来たときに、名前を変えましてね。そしてエル・カンターレっていう名前に変えたんですね。
エル・カンターレっていうのは、カンターレっていうのは大地とか、地球っていう意味なんですね。で、エルっていうのは光ですから、「大地の光」、まあこういう意味でもあるし、「麗(うるわ)しき地球の光」と、こういう意味ですね。
自分で勝手につけたんですね、名前。地球の希望の光みたいに言っちゃったんですね、自分で。エル・カンターレ。
エル・ミオーレっていうのはね、「金星の誉(ほま)れ」っていう意味なんですね。ミオーレっていうのは金星なんです。で、金星の誉れっていう意味だったんですね。
金星の誉れが、金星出て地球に行って誉められてこいっちゅうんで、地球の光になっちゃったんですね、こんど。これが六億年前です。
で、これでこのエル・ミオーレがね、天上界、九次元世界に来て、そしていろんな高等生物の創造というのを研究したんですね。地球の環境に合った高等生物はどういうものがありえるか。これを研究して、まあいろいろああでもない、こうでもないってけっこう創っておったんですね。
で、地上にま、そうした微生物とか、最初の植物がいっぱいおりましたから、これにようするに天上界からそうした理念ですね。そういうイメージというのを天下らしていって、そしてそれを変化させて、ほかの動物を創ったり、こういうことをしておったんですね。
だから鯵(あじ)食べてたけど鯵はときどきね、味がよくないことがある、ね。鯖(さば)はときどきジンマシンが出る。いけない。なんとかして鯛(たい)みたいな魚創るとかね。
あるいはなにかあのう海辺へんでこちょこちょ泳いどろんかおるから、もうこいつらちょっと地上に上げるかっていうんで、両棲(りょうせい)類創ってみたりしますね。魚類から両棲類創る。両棲類から爬虫類創る。
こんなことやったのがエル・ミオーレ、エル・カンターレなんですね。お釈迦さんやってたんです、最初、こんなこと。彼は教育がひじょうに好きだったから、人間がいないからさみしいから、もう動物教育しとったんですね、最初に。で、高等動物いろいろ創ってました。
ただまだこのときには、爬虫類とか両棲類がほとんどで、まだ、哺乳類はね、できてなかったんですね。
6.約三億六千万年前に、大船団を率いてベーター星からやってきたエル・ランティ
そこでいまから三億六千万年近い昔にね、えーマゼラン星雲の一角のなかにベーター星っていうのがありましてね。ここからエル・ランティっていうね、アール・エル・ランティっていう指導者が渡ってきたんですね。地球に。大船団率いまして渡ってきたんですね。有名な人ですね。
このベーター星、ベーエルダ星とも言いますが、べーター星って言うんですけれども、ここはひじょうに進化した都市でね。
いまで言うと地球で言うとね、いま地球が二十世紀ですが、そうだねえ、ちょうど三十世紀ぐらいだろうかねえ、地球の未来史からいくと。三十世紀ぐらいの感じの発達した都市だったんですね。
そういうところで、またこれはべつな機会にね、もうちょっと霊訓集の巻数が進んだら私はその地球に来る前の話もしたいと思いますが、まだいまの段階であんまりやるとね、それ読んで気が変になる人出るといかんので、ほどほどにしたいと思います。
まあそこはひじょうに進化した、地球で言うと三十世紀ぐらいの文明を持っとったとこですね。そこからやっぱり魂が分かれてこの地球に飛んできたんですね。
初期はまあ六千万人ぐらいいたんですね。私は亡くなる前にGLAで六千人来たって言ったけど六千人なんてそんなちっちゃいもんじゃないんだ。六千万人来たんです。
だからちょっと桁(けた)まちがえたんだ、ちょっとだけね。死ぬ前で、ちょっと私もケチくさかったからね。遺産相続の問題とかあったもんでちょっと六千人て言いました。
六千万人来たんです、ほんとうは。それで大船団です。
よくUFOで見る葉巻き型の大船団ね。大きな母船がありましてね。この母船のなかに、ちっちゃな円盤がいっぱいはいるんですね。その母船の大きさっていうのがね、どれぐらいの大きさかみなさん知ってるでしょうかね。ひじょうにこの母船が大きいんですね。
いま地上ではそういう大きな乗り物はございませんが、全長がね、全長がどうだるうね。えーどのくらいあるかなあ、全長十キロメートルぐらいあるね。全長十キロもある大きな飛行船なんですね。地上でないでしょ。
十キロって言ったらどのくらいの距離でしょうかね。えーどっからどこまでとはっきりと私は記憶がないですが、けっこう大きいですよ、十キロあるとねえ。そうでしょう。四キロのワンメーターですからねえ。そうですねえ。それの二倍以上、十キロって言うんですから、西荻から三鷹ぐらいまであるぐらいの大きさの飛行機なんですね。
このていどの飛行船で、大きさがね。だから長さ十キロですから、幅もどうでしょうかねえ。やっぱり五百メートル以上あったでしょうねえ、幅がね。それぐらいのやつです。
で、これ葉巻き型の母船なんですね。
この十キロぐらいの大母船のなかに、えー円盤がね、空飛ぶ円盤、これも大型機、中型機、小型機、いっぱいあるんですが、こういうのが何千機も搭載されておったんですね。
で、なかには、その母船のなかではもう生活ができるようになってましてね。人工照明もあって、そのなかで農作物作ったり、動物を飼ったりしてたんですね。十キロあったらそのなかであなた、牛の放し飼いぐらいできますわな、ブタも飼えますわね。
こういうようにベーター星というとこに住んでおった植物、動物をね、積んできたんです。これがまあ最初のノアの箱舟みたいですねえ。その話の原型です。
いつもこういう原型があるんですね。ノアの箱舟のでかいのが、十キロもあるのが飛んできたんです。
こういう母船がね、当時ね、こういう母船団がね、いくらぐらいいましたかねえ。こういう母船が、まあけっこうこれも大編隊で来たんです。母船がね、どうだったかねえ、そうですねえ、十キロぐらいの大きさの母船が、まあ私の記憶でいくと、そうね、五千台近かったかなあー。
そういう十キロぐらいのでかい葉巻が五千本ぐらい飛んできたんです。ダーンと大編隊組んでね、飛んできたんだ。
そしてね、その母船が地球の上空に達してね。地球をしばらくグルグルまわっておって、そしてやがて、いまのエジプト、あのナイル渓谷(けいこく)のほうへ落ちていったんですね、降りていった。母船がね。まあそういう段階であったんです。
7.エル・ランティはベーター星から、哺乳類と、六千万人の最初の人霊を連れてきた
で、このときにね、ま、高等植物も持ってきたし、これ以外にいちばん大きなのが哺乳類ね、これ持ってきたんですね。
お釈迦様、哺乳類創るのがあまりうまくなくてできなかったんで。哺乳類っていうのはみなさんよく知ってますかねえ。お乳でるのが哺乳類ちゅうんですよ。お乳ついてて、これ搾ったらチューッと白い乳が出るのがこれが哺乳類っていうんですね。これ創るのむずかしいんですね。ミルクタンクの製造はなかなかむずかしいんです。
お釈迦様それ得意じゃなかったんですね。かあちゃん、子供がきらいな人ですからね。出家するぐらいの人ですから。つまり女性がきらいだったからお釈迦様は。だから哺乳動物がうまく創れなかった。
そこで、はい、哺乳動物創るのうまいのは高橋信次でね。
やはり私は女性にたいする愛を持ってまして、フェミニストですから哺乳動物いっぱい連れてきたんですね。豚だってお乳が十個もついている豚とかね。牛とか。豚とか牛とかほとんど私が連れてきたんです。
だから私は豚や牛が好きだったんです。食べるときにね。ほとんど私が連れてきた懐かしい動物なんですね。そういうのをエル・ランティという指導者が連れてきたんですね。そして地上に着陸してね。
まあそれはみなさん、いま想像するとひじょうに不思議な風景でありますが、ナイルの、まあその当時はまだ緑につつまれた肥沃な土地ですが、そこに着いてね。
えー捕鯨船みたいに前のほうの扉をガーと降ろしてね。未知との遭遇じゃありませんが、豚や牛がフガフガフガフガってね、あ、それは鵞鳥(がちょう)でしたか。アハハ、あのうメイメイ、モウモウ言いながらね、降りてきたんです、いっぱいね。
私は昔から羊飼いだったんです、ね。えー羊飼いだったんですね。羊と羊飼い、ま、そういう関係でね。それと人もずいぶん分乗して来ました、ね。
だからまあ五千艘(そう)って言いましたけども、六千万人乗ってきたから、えー五千隻で乗ってくると割り算すると、一隻で一万人ちょっとぐらいでしょうかね。そのぐらいなりましょうね。そのぐらいの人数が乗ってきたんですね。
一万人ちょっとっていうと、ちょっとしたまあ町ですね。中クラスぐらいの町のまあ、一(ひと)町分ですね。だから町、五千個分ぐらいの町の町民会が乗ってきたんですね。そういう感じなんですね。
これはなぜそういうのが出てきたか。まあ、昔の星でいろいろ問題があったんですが、それはみなさんね、読者のみなさん、先読んでいくと出てくるんですよ。まだまだ言わないですよ。どんどん買ってくださいね。
私の本を最後まで買うんですよ。最後のほうで言いますからね。まだまだ言わないんですね。読者が買わなくなるといけないから、もっと続いた先のほうで言いますからね。五冊目か、十冊目か、五十冊目かどこで出るかは知りませんから楽しみにしてくださいね。
まあそういうふうに、三倍数千万年前に高等動物がきた。そしてそのエル・ランティというのが引き連れてきたんですね。で、まあ彼も地上生活を送って、それから人類もこれが人霊の最初の人霊ね、六千万人連れてきて、人間のモデルですね。これを創ったわけです。
当時の人間ていうのはちょうど地上の人間とちょっとちがうんですね。ちょっとまあ感じがちがってるんですが、その描写自体がひじょうに問題のある描写になるんで、少し避けたいと思いますが、身長自体はもうちょっと大きかったですね。現代よりね、大きいのが多かったように思います。
まあ男性、女性の区別はもうそのころからすでにありました。性の区別はあったんですね。
それから男女の秘密もいろいろあるんですが、このへんはちょっと今回は割愛させていただきたいと思います。読者からは「もっとはっきり言え。」なんて声が出るかもしれませんが、ちょっとだけ今回は割愛させていただいて、まあ男性、女性はありました。
神がアダムとイブを創る前に男性、女性はもう創ってましたね。えーそして連れてきたんです。そして住み分けをして、地上でいろんな集落をつくって住んで、天上界に還ってきてと、まあこういう感じだったわけですね。
8.新動物と人体の創造
そしてこのころに天上界には、まあお釈迦様以外にも、えー孔子様とか、モーゼ様とか、こういう意識体がね、すでに地球に来とったんですね。
それで私が還っていよいよ本格的に地球霊団の創設ということが始まったわけですね。それから人類の進化、向上ということも始まりましたが、同時にこのころから哺乳類を初めとするいろんな動物の創造ね、これも始めたんですね。それですべてね、持ってきた動物だけでまかなえたかって言ったらそうでもない。
両棲類、爬虫類なんかはそらもちろん地上でできたものでもありますがそういう哺乳類にもやはり持ってきた星にはなかったものもあるんですね。やはり創ったのがあるんです、この世的にね。
いろいろ私も気が多いもんですから、あのーライオンに変えてみたり、トラに変えてみたり、いろいろしたんですね。気の強そうな牛を変えてみたりね、いろんな他の動物に。こういうことやっぱりやったんですね。
それともうひとつはこれもなかなか一言では信じがたいことではありましょうが、人体の創造っていうのもじつはこのころに計画したんですね。
ほかの星から連れてきた人体だけれども、まだ地球になじまない部分があったんで、魂としてまた循環していくから、地球に合った人体を創らにゃいかん。
まあこういうことでずいぶん協議したんですね。まあそれはけっして猿から創ったわけじゃなくてね。やはり人体というものを創るという実験、これは現にあったんです。高級霊団が計画して、それで創ったことあります。
最初にはね、これね、じつは南米のほうで創ったんです。最初の人体っていうのをね。高級霊団たちが、高級霊たちがいわゆる念というものをね、念力を結集して物質化現象、これによって人体というのを創ったんですね。
そしてそれに魂を降ろして、人間として生活させた。ただこれがまだそれほどね、うまくいかなかったという事情があるんですね。
これはね、みなさん、神智学かなにか読むと、最初の頃、なんか透明の人間が出てきたとかね。寒天(かんてん)状の人間が地上をはいまわってたなんていうのを読まれたかたがあると思うんですが、ま、それはそのままであたってはないんですが、少なくとも現在の人体に近いようなものになっていくためのね、そうした最初の土台というものは創ってましたね。
で、いろいろと、たしかに私たちは何回にも分けてね、地上にほんとうにふさわしい人体創るためにやりました。物質化現象でね、創ったんです。
旧い惑星に住んでいたときの人体っていうのはちょっといま、そのまま説明するとみなさんが「えーっ、うっそー。」と言うようなね、部分があるんですね。
ちょっと信じがたい部分があるんで、それをそのまま言えないもんですから、地上に合った人体を創ったんですね。それでまあ、それも何代も改造しながらやったわけです。
まあそういうことがありましたね。これが人間の発祥の地なんですね。
9.創造と進化
それと、あとまあいろんな動物もすでにおりましたが、連れてきた動物、それからもといた動物、いろいろありましたが、これらをね、さらに変化させていったんですね。
ま、進化論ていうけれども、ま、進化の事実みたいなのはないわけではないんです。あったことはあったんですね。
で、これはただ偶然に進化したんじゃなくて、そういう目的があって進化さしてるんですね。
たとえば空に鳥が飛ぶなんていうのをね、あんな偶然空飛びませんよ、絶対に。そんなのありえないことです。
なんでね、地べたはってたのがいきなり空飛びますかねえ。空飛びたいって木の上あがって、木から飛び上がっているうちに、だんだんあのう脇の下に羽が生えてきて、空飛ぶわけないでしょ。
こんなのはもちろん創ったわけですね。創ったんです。
だから、えーその、たとえばネズミならネズミがいっぱいおりましたが、ネズミのなかにね、こういうちょっと私たちの世界からそういう理念の変化を落としてね。
ネズミでも、やっぱり手の長いネズミを創っていって、それと羽の生えてくるネズミね、こういうのを創るんですね。そういう奇形児じゃありませんが、そういうネズミをいっぱい創る。
そうすると、そういうネズミがだんだん木の上あがって飛び始めるんですね。これがコウモリの始まりですね。こういうことがありますね。
ま、こういうように、いろんな地上にある、現にある生物を変化させて高度なものにしたこともあるし、私たちが力を合わせて物質化現象で動植物や人間を創ったこともある。
まあそういうふうないろんなことが兼ね合ってね、地球でできてるんですね。そして長年の進化の過程で、地球にふさわしい生物というのができてきたんですね。
10.数億年前の恐竜の創造
恐竜なんか創ったのはだれかって言ったら、これ高橋信次が創ったんですね。そのころ、いまから数億年前にね。三億年ぐらい前でしょうかね。「おう恐竜創ろうぜ。」って言ってね。
「でかいのいいんじゃないかい、一匹ぐらい大きいの創ろ、創ろ。」ってみんなで言ってね。
「じゃあ、しゃあない、創ってみよ。」って言って創ったんだけど、創ったら人間追いかけまわして食べちゃったりするもんだから、あんまりいたずらするので、やっぱりやめよって言うんでけっきょくやめちゃったんですね。
恐竜も創ったけど、ひどいんでね。餌はいっぱい食うしね、植物は食うわ、動物は食うわ、人間まで食っちゃうちゅうんで、こんな恐竜はやっぱり置いとくとまずいっていうんで、まあいろんな天変地異が起きたときに、恐竜も死滅させました。これもやはり計画はあるていどあるんですね。
残念ながら望ましくない生物になった場合には、いちおうその種は滅ぼしてね、新たなものを創っていく。だからもうちょっと小型で経済的な動物をね、いっぱい創ったんですね。まあこういうことがあるわけです。
あーもうそろそろ時間がきたかなあ。三十分きちゃったかなもう。
さみしいねえー読者のみなさん。私の一章は三十分なんです。ほかの人の一章は四十五分、ないし一時間なんです。こんないい話してるのに時間がもうきちゃったみたいですね。残念ですね。
ま、またべつな機会があるでしょう。そういうふうなことがあって、いろんな進化が続いていったんですね。
それからまあ人類の進化、霊的進化そのものはね、転生輪廻の話でまたいろんなとこで話をしていきたいと思います。
ま、とりあえずきょうはね、最初の天地創造から始まって、動値物の発生、まあそれから人類の移転、ね、こういうことを話してみました。まあ、また続きを楽しみにしてください。