Strength of Thousands Player’s Guide - p2rdj @ ウィキ

ストレングス・オヴ・サウザンズ・プレイヤーズ・ガイド Strength of Thousands Player’s Guide

　マガンビアはおそらく世界で最大かつ最古の魔法のアカデミーであり、その学生たちはそれ以前に入学してきた何千人者学生の力によって支えられていることを知っている。歴史や魔法の伝承などは学校中の壁にあるが、マガンビアの学生はキャンパス内に留まることはない。より広い世界から学び、知識を共通することが求められている――その広い世界にはたくさんの冒険がある！

　聞いてください。これは何かを意味する物語です。スターストーン落下による荒廃は数え切れないほど多くの人々に死をもたらし、文明の消滅は人類の知識の多くを消し去りました。人類に魔法を取り戻したとされているのは、民間英雄であり、大ムワンギの人々の神話でもある古き術者ジャテンベ／Old-Mage Jatembeでした。スターストーン落下に続く苦悩の時代に、古き術者ジャテンベは学生であるTen Magic Warriorsは伝承と希望を届けるために、大ムワンギとその向こう側へと旅をした。おそらくジャテンベの業績の中で偉大でもっとの長く続いたのは、世界で最も古い――おそらく最も偉大な――魔法学校マガンビアを設立したことでした。

マガンビア The Magaambya

　今日までマガンビアは古き術者ジャテンベとTen Magic Warriorsがずっと前に行ったのと同じ知識と希望を広めるために努力している。マガンビアは秘術と始原の伝統を融合させた教育を行い、ウィザードやドルイドを教育するだけでなく、ゴラリオンのすべての人々のために奉仕することを目指している。

位　RANKS

　マガンビアの階層は学校と同じくらい古い。新入生はイニシエイト／Initiatesから始まる。イニシエイトはアテンダント／Attendantsとなる前に、パーキジット／Perquisiteと呼ばれる公共サービスに従事する。アテンダントは学生の霊の断片を保持し、その霊の顔を映し出す木製のマスクを授与される（通常は動物の形をしており、学生が製作したもの）。アテンダントの中でも、より広く学校に貢献できるだけの自己管理能力を身につけた者は、カンバサント／Conversantsとなる。カンバサントは、学校から遠く離れた場所で、自分の教育を進めながら学校の関心を高めていく。マガンビアのテクニックを十分に習得した後、カンバサントはロアスピーカー／lore-speakerとなる。多くのロアスピーカーマガンビアの教師となり更に多くの生徒を知識の指導者にする。このようにして、マガンビアのすべての世代の生徒は、彼らの前にやってきた何千人もの教師と生徒の力の上に成り立っている。
　君たちはマガンビアに入学希望者として来たが、位を上げていき、その力は伝説となることを運命づけられている。

支部　BRANCHES

　マガンビアの学者たちは、奨学金の多くの基本的な価値を信じている。その中でも特に重要なのは、適応力、友情力、想像力、知識、そして勇気である。本校の教員と授業は5つの支部に分かれており、それぞれがこれらの価値観を1つを強調している。
　カスケード・ベアラー／Cascade Bearersは、もっとの先見名がある魔法の理論化の夢から、あらゆる種類の創造的な問題解決の革新など、想像力を尊重する。
　エメラルド・バウツ／Emerald Boughsは、仲間のマガンビアとのコミュニティのつながりの感覚である友情を強調している。また、マガンビア外の人々と交流し、アカデミーのメッセージを広める。
　レイン＝スクライブス／Rain-Scribesは、誤りを認め、過去のミスから学ぶ意欲や、思考や行動における適応力を重視している。
　テンペスト＝サン・メイジ／Tempest-Sun Magesは、勇気を刺激する。友人や学校のために立ち上がるための肉体的な勇気だけでなく、単一のパラダイムにとらわれるのではない、対立したの視点を検討して理解を広げるための知的な勇気もある。
　ウズンジャティ／Uzunjatiは、知識は世代を超えて受け継がれてきた物語の中に生きており、個人的な経験を通じて毎日得られることを理解する。
　各学生は学業面で理解を深めるために1つの主要支部に所属するが、すべてのマガンビアは程度の差こそあれど、これらの価値観を体現することが期待されており、様々な支部のメンバーがキャンパス内外で協力しあっている。キャラクターの主な焦点を当てる支部を選択するべきである。君のクラスの研究のほとんどは、この主要支部の知識を深めることに焦点を合わせている。また副次支部も自分の教育を補うために選択すべきである。キャラクターに様々な支部がある場合は問題ない――実際それが望ましい。
　君は冒険の間（と冒険の最中）の余暇の間に学級に参加することで支部の知識を深める。GMは、Pathfinder Adventure Path #169: Kindled Magicで詳しく説明されているacademia subsystemのすべてのルールがあり使用する予定の特殊ルールを共有することが推奨されている。

集結　Coming Together

　Strength of Thousands Adventure Pathは、プレイヤー・キャラクターが国際都市ナンタンブ中心部に位置するマガンビアに到着するところから始まりまる。この魔法のアカデミーは、英雄たちが冒険を続ける上での拠点となる。最初の授業の間はマガンビアの近くにいなければならないが、やがてキャンパスを離れ、大きな責任を負うこととなる。
　マガンビアでは子供は珍しく、ほとんどの生徒は大人であり、たとえ最近大人になったばかりであってもである。このAdventure Pathでは、プレイヤー・キャラクターは（及び特記ない限りすべてのNPCは）全員大人であることを想定している。
　未来の学生はマガンビアで勉強するために世界中からやってくるので、英雄たちがここに到着する前にお互いを知っていた可能性はかなり低い――でもあるかもしれない！　入学した学生はコホート／cohortと呼ばれるグループに分かれ、在学中はお互いに支え合い、学び合う。英雄たちこのコホートの一つを構成しており、多くの時間を共に過ごすこととなる。コホートは、様々な専門分野や興味を持ったメンバーで構成されていると効果的に機能する。Strength of Thousands Adventure Pathの英雄たちは、典型的な「冒険者のパーティ」ではなく多様で献身的な学生たちのコホートである。

属性

　マガンビアは知識を収集し、それを使って世界の監視者となることに焦点を当てている。この学校の全体的な属性は中立にして善である。これは、英雄たち全員が中立にして善でなければならないという意味ではないが、悪のキャラクターはあまり適合しない。しかし知識を求める者には様々なタイプがいるため、どのような属性も禁止されているわけではない。

クラス

　このキャンペーンは魔法学校に焦点を当てているが、だからといって全員が術者をプレイしなければならないわけではない！。Strength of Thousands Adventure Pathでは、どのクラスのメンバーでも活躍できる場面がたくさんある。ファイター、モンク、スワッシュバックラーのような献身的な戦士が不可欠な危険な場面があることは間違いなくある。レンジャーは荒野を旅するときや古い遺跡を探索するときに活躍するだろうし、ローグやインヴェスティゲーターの鋭い観察眼はとても役に立つ。

ゲーム内で数年にもわたるキャンペーン

　Strength of Thousands Adventure Pathは、ゲーム内で何年にもわたる可能性がある。テーブル上ではわずか数分で学期全体の余暇を過ごし、学習内容を確認するために判定をロールして、数か月後へとアクションを進めることができる。 君の学歴は君のキャラクターにとって何年も続くであろうが、プレーヤーとしては君はそれを知る前に卒業するだろう！

全員が術者になるには　Spellcasting for Everyone

　Strength of Thousands Adventure Pathでは、どのクラスでもよいのではあるのだが、生徒が魔法学校に通うキャンペーンで、全ての英雄たちが呪文を発動することができないのは魔法っぽくないですよね？　このAdventure Pathの各キャラクターは始原と秘術の系統のteaching traditions of the schoolを反映するために、ドルイドのマルチクラスのアーキタイプ（Pathfinder Core Rulebook 225ページ）やウィザードのマルチクラスのアーキタイプ（Core Rulebook 231ページ）のいずれかを得る。ドルイドはウィザードのマルチクラスのアーキタイプを選択し、ウィザードはドルイドのマルチクラスのアーキタイプを選択しなければならないが、他のクラスのキャラクターはどちらかを選択できる。この選択は2レベルで行われるため、決定する時間が少しある。選択したアーキタイプの能力値の堰堤条件を満たしている必要はないが、キャラクターの【判断力】が【知力】よりも高い場合ドルイドのアーキタイプを選択し、【知力】が高い場合はウィザードのアーキタイプを選択することを推奨する。ドルイドのマルチクラスのアーキタイプには、野生の学者と自然の守り手として君の役割を反映する不義の行いがあることに注意せよ。
　このマルチクラスのアーキタイプはPathfinder Gamemastery Guideの194ページで説明されているようにフリー・アーキタイプである。各キャラクターは2レベルと以降の偶数レベルで追加のクラス特技を得るが、選択したマルチクラスのアーキタイプのアーキタイプ特技でのみこの追加のクラス特技を使用できる。このフリー・アーキタイプは別の専念特技を得ることを妨げるものではない。すなわち、キャラクターのコンセプトにあったアーキタイプを見つけた場合、通常のクラス特技で別のアーキタイプの専念特技を得る前に、選択したマルチクラスのアーキタイプから2つの特技を得る必要はない。
　もちろん必要がなければ、別のアーキタイプを選択する必要はないが。キャラクターに考慮すべき適切なアーキタイプには、halcyon speaker（Lost Omens Character Guide 104ページ）、loremaster（PathfinderAdvanced Player’s Guide 179ページ）、魔戦士（Lost Omens World Guide 95ページ）などがある。

種族

　マガンビアでは、教授や学生の中に驚くほど多様な種族がいるため、Strength of Thousands Adventure Pathではキャラクターの種族に制限はありません。ナンタンブとマガンビアの人々は主にゼンジ族の人間であるが、ほとんどの人々は過去に他の多くの種族を見たり、知ったり、一緒に働いたりしたことがあるほど世慣れしている。Lost Omensの大ムワンギでは、この地域でより一般的な新しい種族や既存の種族についての情報を提供しているが、マガンビアの学生は更に遠くから来ていることもある。GMが許可すれば、アンコモンまたはレアの種族さえこのキャンペーンでは問題なく使用できる。マガンビアの人々は、本当に奇妙な見た目や非人間的な種族を最初は敬遠するかもしれないが、見た目ではなく行動で人を判断する。

言語

　共通語を前提とすることはどのようなキャンペーンにも有効であり、Strength of Thousands Adventure Pathも同様である。このキャンペーンにおいて、「共通語」とはタルドール語ではなくムワンギ語を指す。デフォルトの開始言語として共通語を獲得した場合、それはムワンギ語だと考えてください。タルドールを学ぶこともできるがあまり使い道はない。他にも竜語、森語などの言語が便利である。ナンタンブの人々はXanmbaという現地の言語を持っているので、それを学ぶのも良いかもしれない。

技能と特技

　英雄たちはパーティーに豊富な技能と特技が含まれている場合が最高のパフォーマンスを発揮する。〈秘術〉と〈自然〉はマガンビアでの学問的な努力を成功させるために最も重要な技能であり、その焦点は魔法の秘術と始原の体系を教えることである。〈宗教〉と〈伝承学〉も他の種類の魔法に触れるため有用である。〈交渉〉、〈ペテン〉、〈威圧〉などの社会的技能も、マガンビアが使者や外交官として世界に出てい行くことが期待されているため有用であり、剣を振るうのではなく冷静な言葉で解決できる多くの対立がある。このAdventure Pathに最適な〈知識〉技能は〈知識：学界〉、〈知識：マガンビア〉、〈知識：ナンタンブ〉があるが、他の多くの〈知識〉技能が関連する可能性もある（特にムザリなどの予億離れた都市の技能が）。考慮すべき特技は《秘術の感覚》、《無意識の想起》、《用心深き眼識》、《高速識別》、《呪文認識》などがある。
　さらに、Pathfinder Adventure Path #169: Kindled Magicに示されているacademiaのルールは、支部に基づいた追加の技能と特技を提供する。フリー・アーキタイプとacademiaのルールから得られる技能訓練／skill trainingを使用する非常に幅広い技能を持ったキャラクターが作れてしまうかもしれない——世界の学生にふさわしいキャラクターが！

来歴

　英雄たちはStrength of Thousands Adventure Pathに必要な一般的な背景を選択できる。結局のところ、人々はマガンビアに参加するためにあらゆる地位や職業を持ってやってくる。Lost Omens World Guideの94ページには、大無王気のキャラクターに適した来歴がいくつかある。マガンビアンの学究の来歴を選択した場合、既に学校にある程度精通している。Core Rulebookに記載されている来歴の中で、最良の選択肢は侍祭、特使、薬草師、世捨人、貴族、学者などである。
　ほとんどの入学希望者は、マガンビアにすでに所属している人からのスポンサーシップ、または推薦を受けている。それが何であるかは自分で決めることができるが、以下の新しいアンコモンの来歴の1つを使って、君のキャラクターが得た特定のスポンサーシップの種類を定義することができる。それぞれの来歴には推奨される支部があるが、どの支部を選んでも構わない。

家族からの支援／SPONSORED BY FAMILY　来歴

アンコモン

　君の家族の何人かはマガンビアで勉強したことがありますが、全員がロアスピーカーとして卒業したわけではない（あるいは、イニシエイトを超えてアテンダントになったわけでもない）。君の家族は、君が家族の仲間入りをするのに最適な候補者であると判断した。マガンビアのロアスピーカーたちは、何千人もの卒業生の力に支えられていることを知っているが、君は家族のサポートという小さな、より個人的な安心感を得ることができる。
　2つの能力を上昇させる。1つは【知力】あるいは【魅力】で、もう片方は自由に能力値を上昇できる。
　〈交渉〉あるいは〈社会〉の選択した方を修得にする。君は技能特技を得る：〈交渉〉を選択した場合は《社交的》、〈社会〉を選択した場合は《Eye for Numbers》（Advanced Player’s Guide 206ページ）。君は〈知識：マガンビア〉も修得にする。推奨される主要支部はウズンジャティである。

オト先生からの支援／SPONSORED BY TEACHER OT　来歴

アンコモン

　君はマガンビアの教師タクル＝オト／Takulu Otとその妻ニアナ／Nianaを古くから知っている。夫婦ともにアマチュアのバードウォッチャーとミュージシャンであり、君はこれらの趣味の1つを共有している。 気さくな人物であり、ナンタンブで高く評価されているが、揺るぎない寛大さと親しみやすさは真面目すぎて本物ではないと皮肉られることもある。君はそうでないことを知っている：タクルとニアナは見た目通り誠実である。タクルはいつも君のことを鋭い目で見ていて、ある日、君はマガンビアに向いているのではないかとぼそっと言つぶやいていた。さらに彼と話し合った結果、タクルは君を個人的に後援し、君の入学試験の面接を行うことに同意した。タクルは目を輝かせて、これからは生徒たちと同じように「オト先生」と呼ぶように頼んだ。
　2つの能力を上昇させる。1つは【判断力】あるいは【魅力】で、もう片方は自由に能力値を上昇できる。
　〈生存〉あるいは〈芸能〉の選択した方を修得にする。君は技能特技を得る：〈生存〉を選択した場合は《野生生物の調査》、〈芸能〉を選択した場合は《印象的な演技》。君は〈知識：ナンタンブ〉も修得にする。推奨される主要支部はエメラルド・バウツである。

あしながおじさんの支援／SPONSORED BY A STRANGER　来歴

アンコモン

　君は知らない人が何個かの奇妙な質問をするために君に近づいた日のことを覚えている。大きな頭と虚弱な体を除いて、君はあまり覚えていない。 最初は、知らない人の質問は奇妙に思えた：忘れ去られている歴史が現在をどのように形作っているのか、昆虫の集合知性を遠くから操作できるのかなどだ。質問のすべてを覚えているわけではないし、答えたくない質問があっても、答えなければならないと思った理由もわからない。それにもかかわらず、知らない人は君の回答に満足しているようで、君がマガンビアで学ぶことは啓発的であると主張した。二度と会うことはなかったが、君は今、自分の将来について答えよりも疑問を持って、このマガンビアにいる。
　2つの能力を上昇させる。1つは【知力】あるいは【判断力】で、もう片方は自由に能力値を上昇できる。
　〈伝承学〉あるいは〈自然〉の選択した方を修得にする。《あやふやな知識》または《高速識別》の技能特技の選択したほうを得る。君は〈知識：昆虫〉も修得にする。推奨される主要支部はレイン＝スクライブスである。

故郷からの支援／SPONSORED BY A VILLAGE　来歴

アンコモン

　あなたは大都市から遠く離れた小さな共同体の出身であるが、世界の片隅でもマガンビアは知られている。君なは何年にもわたって、おそらく何世代にもわたって村の誰よりも多くの学問的才能を示してきた。そして村の長老たちは君がマガンビアで可能性を探求することを主張した、君が去りたがっていたかどうかは、長老たちには無関係のようであった。君には才能があるから、行かなければならないと考えたのだろう。長老たちがそこでの教育を後援するためにどのようなつながりや影響力を持っていたかはわからないが、固い絆で結ばれた共同体を後にして、ナンタンブ市とその中心にあるマガンビアに向かったのだ。
　2つの能力を上昇させる。1つは【知力】あるいは【判断力】で、もう片方は自由に能力値を上昇できる。
　〈製作〉あるいは〈生存〉の選択した方を修得にする。君は技能特技を得る：〈製作〉を選択した場合は《Crafter’s Appraisal》（Advanced Player’s Guide 205ページ）、〈生存〉を選択した場合は《食料探し》。また共同体周辺の地形に適した〈知識〉技能も修得にする（〈知識：森〉や〈知識：ジャングル〉など）。推奨される主要支部はカスケード・ベアラーである。

自力／UNSPONSORED　来歴

アンコモン

　君はマガンビア魔法学校への入学を目指していたが、運命はことごとく君を邪魔した。スポンサーを得ることができず、思いがけない虫害で大切な教科書を失ってしまった。悪天候、例年にない悪路、無関心な旅人たちの中、それでも君はナンタンブへの長い旅を続けた。それでも、君は頑張ってきた。一人で来たからには、何があっても諦めない。
　2つの能力を上昇させる。1つは【耐久力】あるいは【魅力】で、もう片方は自由に能力値を上昇できる。
　〈交渉〉あるいは〈威圧〉の選択した方を修得にする。君は技能特技を得る：〈交渉〉を選択した場合は《集団の懐柔》または〈威圧〉を選択した場合は《威圧の眼光》 。君は〈知識：学界〉も修得にする。推奨される主要支部はテンペスト＝サン・メイジである。