アクション Actions
出典:Core Rulebook 461ページ
君は主にアクションを用いて周囲の世界に影響を与え、それによって効果を生み出す。アクションは遭遇モードのプレイ中に最も厳密に評価され、制約されるが、アクションを厳密に記録する必要がない場合でもゲーム世界との相互作用の手段として使用される。アクションには単一アクション、連続行動、リアクション、フリー・アクションの4種類がある。
君は主にアクションを用いて周囲の世界に影響を与え、それによって効果を生み出す。アクションは遭遇モードのプレイ中に最も厳密に評価され、制約されるが、アクションを厳密に記録する必要がない場合でもゲーム世界との相互作用の手段として使用される。アクションには単一アクション、連続行動、リアクション、フリー・アクションの4種類がある。
単一アクションは非常に短い時間で完了する。単一アクションはそれ単一で完結したもので、その効果はその単一アクション中に発生する。遭遇では自分のターンの最初にアクションを3つ得る。アクションは468ページに記載の通り使用することができる。
連続行動は通常ではある程度の時間を要し、複数のアクションを連続で使用する必要がある。“歩行”は単一アクションだが、《急突撃》は“歩行”と“打撃”の両方のアクションを使用して効果を発揮する連続行動である。
リアクションにはトリガーがあり、トリガーの条件が満たされない限りはリアクションを使用できない。リアクションは自分のターンであるかどうかに関わらず、トリガーの条件が満たされていればいつでも使用できる。遭遇ではラウンド毎にリアクションを1つ得る。リアクションは468ページに記載の通り使用することができる。遭遇以外の場面ではリアクションの使用方法はより柔軟にGMの判断によって運用できる。リアクションは通常、クリーチャーや君が制御できない出来事をトリガーとする。
フリー・アクションはターン毎に得られるアクションやリアクションの回数を必要としない。トリガーを持たないフリー・アクションは単一アクションと同じルールに従う(ただし、アクションの回数を必要としない)。トリガーを持つフリー・アクションはリアクションと同じルールに従う(ただし、リアクションの回数を必要としない)。
連続行動 Activities
出典:Core Rulebook 461ページ
連続行動は通常、複数のアクションにより単一アクションで得られるよりも大きな効果を生み出したり、複数の単一アクションを組み合わせて単なるアクションの合計だけではない効果を生み出したりする。場合によっては呪文発動のように、連続行動は1つのアクション、1つのリアクション、あるいは1つのフリー・アクションのみで構成されることもある。
連続行動は通常、複数のアクションにより単一アクションで得られるよりも大きな効果を生み出したり、複数の単一アクションを組み合わせて単なるアクションの合計だけではない効果を生み出したりする。場合によっては呪文発動のように、連続行動は1つのアクション、1つのリアクション、あるいは1つのフリー・アクションのみで構成されることもある。
連続行動の中で特定のアクションを使用する場合があるが、その特定のアクションを実行するために追加のアクションを費やす必要はない(462ページの「下位アクション」を参照)。
連続行動の効果を得るためには、一度に全てのアクションを消費する必要がある。遭遇では自分のターン中に完了しなければならない。遭遇時に連続行動が中断された場合(462ページを参照)、その連続行動に使用したアクションは全て失われる。
探索と余暇の連続行動 Exploration and Downtime Activities
遭遇時以外の連続行動には数分から数時間、あるいは数日を要することもある。これらの連続行動には通常、探索あるいは余暇の特性があり、各進行モードで使用することを意味している。これらの連続行動を行う際には、それ自体が重要な連続行動でない限りは他のことを行っても構わない。例えばアイテムを“修理”している途中で足を伸ばしたり、簡単な打ち合わせなどを行うために動き回ることはできるが、同時に“解読”を行うことはできない。
後述の「アクションの妨害」に記載されているように、遭遇時以外で発生した連続行動が妨害された場合、通常では費やした時間は失われるが、それ以上の追加時間は発生しない。
トリガーを持つアクション Actions with Triggers
出典:Core Rulebook 462ページ
君は特定の出来事にのみ反応するトリガーやリアクションを持つフリー・アクションを使用できる。このようなリアクションやフリー・アクションには、それを実行するために必要なトリガーが記載されている。そのトリガーの条件が満たされた場合に限り、それらのリアクションやフリー・アクションを使用できるが、アクションを温存したい場合などは使う必要はない。
君は特定の出来事にのみ反応するトリガーやリアクションを持つフリー・アクションを使用できる。このようなリアクションやフリー・アクションには、それを実行するために必要なトリガーが記載されている。そのトリガーの条件が満たされた場合に限り、それらのリアクションやフリー・アクションを使用できるが、アクションを温存したい場合などは使う必要はない。
全てのキャラクターが使用できる基本的なリアクションやフリー・アクションはほんのわずかしかない。クラスや特技、魔法のアイテムなどのトリガーを通してこれらを得ることが多くなるだろう。
トリガーの制限 Limitation on Triggers
リアクションや一部のフリー・アクションのデータに記載されているトリガーは、それらのアクションを使用できる機会を制限している。あるトリガーに対して使用できるアクションは1つだけとなる。例えば、リアクションとフリー・アクションの両方が「君のターン開始時」というトリガーを持っていた場合、君はターン開始時にどちらか一方を使用することができるが、両方を使用することはできない。2つのトリガーが同一ではなく類似している場合、GMはトリガーに対して1つのアクションを使用できるかどうか、あるいはトリガーが事実上同じものであるかどうかを判断する。通常、この判断は物語の中で起こっていることに基づいて行われる。
1つのトリガーに対して1回のアクションという制限はクリーチャー単位のものだ。複数のクリーチャーが、与えられたトリガー1つに対してリアクションやフリー・アクションを使用できる。
その他のアクション Other Actions
出典:Core Rulebook 462ページ
ゲーム内で定義されているアクションでは対応しきれないことを試みねばならないこともあるだろう。このような場合、ルールではアクションを幾つ消費する必要があるか、また、そのアクションが持つべき特性が示される。例えば目標を切り替えることができる呪文の場合、「精神集中特性を持つ単一アクションを使用する」ことで可能になると記されている。ゲーム・マスターはキャラクターがルールに記載されていないことを試みる際にも、この方法を使うことができる。
ゲーム内で定義されているアクションでは対応しきれないことを試みねばならないこともあるだろう。このような場合、ルールではアクションを幾つ消費する必要があるか、また、そのアクションが持つべき特性が示される。例えば目標を切り替えることができる呪文の場合、「精神集中特性を持つ単一アクションを使用する」ことで可能になると記されている。ゲーム・マスターはキャラクターがルールに記載されていないことを試みる際にも、この方法を使うことができる。
アクションの獲得と喪失 Gaining and Losing Actions
出典:Core Rulebook 462ページ
状態によって自分のターンで使用できるアクション数や、アクションを使用できるかどうかが変化する。例えば減速状態ではアクション数が減少し、加速状態では増加する。状態の詳細は付録の618~623ページに記載されている。状態によるものかどうかの理由を問わずアクション数が喪失される場合には、両者に違いがある場合はどちらを喪失させるかを選択する。例えば、ヘイスト呪文は君を加速状態にするが、この呪文により追加されたアクションには制限がある。もし君がヘイストの発動中にアクションを喪失した場合、ヘイストによるアクションは通常の状態よりも制限があることから、先にヘイストによるアクションを喪失させたいと思うかもしれない。
状態によって自分のターンで使用できるアクション数や、アクションを使用できるかどうかが変化する。例えば減速状態ではアクション数が減少し、加速状態では増加する。状態の詳細は付録の618~623ページに記載されている。状態によるものかどうかの理由を問わずアクション数が喪失される場合には、両者に違いがある場合はどちらを喪失させるかを選択する。例えば、ヘイスト呪文は君を加速状態にするが、この呪文により追加されたアクションには制限がある。もし君がヘイストの発動中にアクションを喪失した場合、ヘイストによるアクションは通常の状態よりも制限があることから、先にヘイストによるアクションを喪失させたいと思うかもしれない。
一部の効果はさらに制限的である。ある能力は使用できるアクション数を変更する代わりに、あるいはそれに加えてリアクションを使用できないことを明確に示している。アクションを制限する効果の中で最も厳しいものは、行動できないことを効果に示すものだ。行動ができないとは、アクションを使用することはおろか、話すことさえできないことを意味する。行動できない場合でも、(朦朧状態のように)状態が妨げない限りアクション数は回復する。
アクションの妨害 Disrupting Actions
出典:Core Rulebook 462ページ
“機会攻撃”のような様々な能力や状態によって、アクションを妨害することができる。アクションが妨害された場合、君は自分が行ったアクションやリアクションをそのまま使用してコストも消費されるが、そのアクションの効果は発生しない。連続行動の場合は通常、そのターンの終わりまでに連続行動のために費やしたすべてのアクションが失われる。例えば、3つのアクションを必要とする連続行動の呪文発動を開始し、最初のアクションが妨害された場合、その連続行動に使用した3つのアクションをすべて失うことになる。
“機会攻撃”のような様々な能力や状態によって、アクションを妨害することができる。アクションが妨害された場合、君は自分が行ったアクションやリアクションをそのまま使用してコストも消費されるが、そのアクションの効果は発生しない。連続行動の場合は通常、そのターンの終わりまでに連続行動のために費やしたすべてのアクションが失われる。例えば、3つのアクションを必要とする連続行動の呪文発動を開始し、最初のアクションが妨害された場合、その連続行動に使用した3つのアクションをすべて失うことになる。
妨害されたアクションから発生するはずだった効果を単に発生させないだけでなく、妨害がどのような効果をもたらすかはGMが決定する。例えば、“跳躍”が途中で妨害された場合、“跳躍”の開始地点に戻ることはできず、アイテムの受け渡しが妨害された場合、アイテムを渡そうとしたクリーチャーの手を離れ、地面に落ちてしまうかもしれない。