特技 Feats
あらゆる種類の経験と訓練は、クラスでの成長を通して学んだこと以上にキャラクターを形作ることができる。ある程度の訓練は必要だが、特定の種族やクラスの一員だけでなく誰もが修得できる能力は、一般特技と呼ばれる。
ほとんどのクラスでは、3レベル時点と、以降4レベルごとに一般特技を得る。一般特技を得るたび、前提条件を満たしている一般特性を持つ特技を選択できる。
一般特技には技能特技という副分類も含まれている。これらの特技は、技能によって達成できることを拡張する。これらの特技は技能の特性も持つ。ほとんどのキャラクターは2レベル以降、2レベル毎に技能特技を得る。技能特技を得るには、技能特性を持つ一般特技を選択する必要があり、技能特性を持たない一般特技を選択できない。通常、技能特技のレベルはキャラクターの修得の前提条件を満たすことができる最低レベルである。
表5-1:一般特技 General Feats
技能特技でない特技 | レベル | 前提条件 | 利益 |
---|---|---|---|
《快速》 | 1 | - | 移動速度を5フィート増加させる。 |
《騎乗術》 | 1 | - | 移動するための乗騎への命令に自動的に成功する。 |
《驚異のイニシアチブ》 | 1 | - | イニシアチブ・ロールに+2。 |
《高速回復》 | 1 | 【耐久力】14 | 休息でより多くのHPを回復し、病気や毒から早く回復する。 |
《呼吸制御》 | 1 | - | 息を長く止め、吸入型の脅威に対する利益を得る。 |
《育ての親》 | 1 | - | 異なる種族の種族特技を使用できる。 |
《盾防御》 | 1 | - | 盾で攻撃を払いのける。 |
《追加HP》 | 1 | - | 最大HPを増加させ、回復判定のDCを減少させる。 |
《羽のごときステップ》 | 1 | 【敏捷力】14 | 移動困難地形へ“ステップ”できる。 |
《武器習熟》 | 1 | - | 武器の種類1つを修得にする。 |
《不屈の闘志》 | 1 | - | 瀕死状態4でなく瀕死状態5で死ぬ。 |
《用心深き眼識》 | 1 | - | セーヴィング・スロー1つあるいは知覚に熟練する。 |
《鎧習熟》 | 1 | - | 鎧1種類を修得にする。 |
《種族の規範》 | 3 | - | 1レベルの種族特技を1つ得る。 |
《即興の対応》 | 3 | - | 未修得の技能をよりうまく使用できるようになる。 |
《手早い捜索》 | 7 | 知覚の達人 | 半分の時間で範囲を“捜索”する。 |
《驚異の充填術》 | 11 | 【魅力】16 | 最大12個の魔法のアイテムを充填できる。 |
表5-2:一般技能特技
複数の技能に対応した技能特技 | レベル | 前提条件 | 利益 |
---|---|---|---|
《あやふやな知識》 | 1 | “知識の想起”に使用できる技能の修得 | 判定に失敗すると正しい知識と間違った知識の両方を知っている。 |
《技能修得》 | 1 | 【知力】 12 | 技能1つを修得にする。 |
《技能の保証》 | 1 | 1つ以上の技能の修得 | 技能判定で固定の結果を出す。 |
《高速識別》 | 1 | 〈自然〉、〈宗教〉、〈伝承学〉、または〈秘術〉の修得 | 1分以下で“魔法の識別”を行う。 |
《呪文認識》 [reaction] | 1 | 〈自然〉、〈宗教〉、〈伝承学〉、または〈秘術〉の修得 | “呪文発動”のリアクションとして“呪文の識別”を行う。 |
《魔法のアイテム騙し》 | 1 | 〈自然〉、〈宗教〉、〈伝承学〉、または〈秘術〉の修得 | 通常起動できない魔法のアイテムを起動する。 |
《魔法修得の短縮》 | 2 | 〈自然〉、〈宗教〉、〈伝承学〉、または〈秘術〉の熟練 | 呪文を素早く習得し、コストを減らす。 |
《無意識の想起》 | 2 | “知識の想起”アクションに対応する技能の熟練、 関連する技能の《技能の保証》 |
1日1回フリー・アクションとして“知識の想起”をする。 |
《高速呪文認識》 | 7 | 〈自然〉、〈宗教〉、〈伝承学〉、または〈秘術〉の達人; 《呪文認識》 |
フリー・アクションで“呪文の識別”をする。 |
〈威圧〉技能特技 | レベル | 前提条件 | 利益 |
《威圧の眼光》 | 1 | 〈威圧〉の修得 | 話すことなくクリーチャーの“士気をくじく”。 |
《高速強制》 | 1 | 〈威圧〉の修得 | 素早くクリーチャーを“強制”する。 |
《集団への強制》 | 1 | 〈威圧〉の修得 | 複数の目標を同時に“強制”する。 |
《長続きする強制》 | 2 | 〈威圧〉の熟練 | より長く君を助けるように目標を“強制”する。 |
《腕力による威圧》 | 2 | 【筋力】16、〈威圧〉の熟練 | 目標を物理的に“士気をくじく”ためのボーナスを得る。 |
《後退させる畏怖》 | 7 | 〈威圧〉の達人 | 逃亡状態させるために敵の“士気をくじく”。 |
《鬨の声》 | 7 | 〈威圧〉の達人 | イニシアチブ・ロールを行うとき敵の“士気をくじく”。 |
《致死の恐怖》 [one-action] | 15 | 〈威圧〉の伝説 | 目標を怖がらせ、死を与えることさえあるかもしれない。 |
〈医術〉技能特技 | レベル | 前提条件 | 利益 |
《戦医》 [one-action] | 1 | 〈医術〉の修得 | 戦闘時自身や味方を治癒する。 |
《継続治療》 | 2 | 〈医術〉の熟練 | より頻繁に患者に“傷の手当て”をする |
《たくましい回復力》 | 2 | 〈医術〉の熟練 | “病気の手当て”または“毒の手当て”に大きな利益を得る。 |
《多数への治療》 | 2 | 〈医術〉の熟練 | 一度に複数の患者を治療できる。 |
《伝説の医師》 | 15 | 〈医術〉の伝説 | 病気、盲目状態、聴覚喪失状態、凶兆状態、吸精状態を取り除く。 |
〈運動〉技能特技 | レベル | 前提条件 | 利益 |
《厳つい運搬人》 | 1 | 〈運動〉の修得 | バルクの制限を2増加させる。 |
《高速跳躍》 | 1 | 〈運動〉の修得 | 1アクションで“高跳び”または“幅跳び”を行える。 |
《水中の襲撃》 | 1 | 〈運動〉の修得 | 水中でより効果的に戦える。 |
《力強い跳躍》 | 2 | 〈運動〉の熟練 | より高く遠くへ“跳躍”できる。 |
《ティタンのレスラー》 | 1 | 〈運動〉の修得 | より大きいクリーチャーに“武器落とし”、“組みつき”、“突き飛ばし”、“足払い”できる。 |
《登攀闘法》 | 1 | 〈運動〉の修得 | “登攀”中でも効率的に戦える。 |
《よじ登り》 | 2 | 〈運動〉の熟練 | 足場に自分を素早く引き上げる。 |
《壁跳び》 | 7 | 〈運動〉の達人 | 壁から“跳躍”する。 |
《高速登攀》 | 7 | 〈運動〉の達人 | 素早く“登攀”する。 |
《高速泳法》 | 7 | 〈運動〉の達人 | 速く“水泳”する。 |
《雲に至る跳躍》 | 15 | 〈運動〉の伝説 | 不可能な距離を“跳躍”する。 |
〈隠密〉技能特技 | レベル | 前提条件 | 利益 |
《地形での隠れ身》 | 1 | 〈隠密〉の修得 | 特定の地形で判定なく“忍び歩き”できる。 |
《手練の密輸人》 | 1 | 〈隠密〉の修得 | より効率的に監視からアイテムを隠す。 |
《味方の静音化》 | 2 | 〈隠密〉の熟練 | 味方と“忍び歩き”するとき1回だけ〈隠密〉判定をロールする。 |
《感覚破り》 | 7 | 〈隠密〉の達人 | 特殊な感覚に対して予防措置を講じる。 |
《素早い忍び歩き》 | 7 | 〈隠密〉の達人 | “忍び歩き”しながら通常の移動速度で移動できる。 |
《伝説の忍び歩き》 | 15 | 〈隠密〉の伝説、《素早い忍び歩き》 | 遮蔽や視認困難状態がなくとも“隠れ身”や“忍び歩き”を行える。 |
〈軽業〉技能特技 | レベル | 前提条件 | 利益 |
《安定した平衡感覚》 | 1 | 〈軽業〉の修得 | 悪条件でも平衡感覚を維持できる。 |
《高速入り込み》 | 1 | 〈軽業〉の修得 | “無理矢理入り込む”を行いながら素早く移動する。 |
《猫の如き着地》 | 1 | 〈軽業〉の修得 | 落下距離を短いものとして扱う。 |
《素早い這い進み》 | 2 | 〈軽業〉の熟練 | 通常よりも早く“這い進む”。 |
《跳ね起き》 [free-action] | 7 | 〈軽業〉の達人 | リアクションをトリガーせずにフリー・アクションで“立ち上がる”。 |
〈芸能〉技能特技 | レベル | 前提条件 | 利益 |
《印象的な芸》 | 1 | 〈芸能〉の修得 | 〈芸能〉で“懐柔”する。 |
《巨匠》 | 1 | 〈芸能〉の修得 | 特定の種類の〈芸能〉に+1。 |
《恍惚の芸》 | 1 | 〈芸能〉の修得 | 観客を恍惚状態させるために“上演”する。 |
《伝説の芸人》 | 15 | 〈芸能〉の伝説、《巨匠》 | 〈芸能〉で名声を得る。 |
〈交渉〉技能特技 | レベル | 前提条件 | 利益 |
《社交的》 | 1 | 〈交渉〉の修得 | 手早く“情報収集”をする。 |
《集団の懐柔》 | 1 | 〈交渉〉の修得 | 一度に複数の目標を“懐柔”することができる。 |
《特売品漁り》 | 1 | 〈交渉〉の修得 | 取引を探して“収益を得る”。 |
《温かい歓迎》 | 2 | 〈交渉〉の熟練 | 出会ったばかりの目標を“懐柔”する。 |
《厚かましい要望》 | 7 | 〈交渉〉の達人 | 影響の少ないことを他人に“要望”する。 |
《伝説の交渉術》 | 15 | 〈交渉〉の伝説 | 敵とすぐさま談判を行う。 |
〈自然〉技能特技 | レベル | 前提条件 | 利益 |
《天然薬》 | 1 | 〈自然〉の修得 | “傷の手当て”に〈自然〉を使用する。 |
《調教》 | 1 | 〈自然〉の修得 | 動物に芸を教える。 |
《動物との絆》 | 2 | 〈自然〉の熟練 | 動物は永続的に君に対して協力的状態になる。 |
〈社会〉技能特技 | レベル | 前提条件 | 利益 |
《宮廷の所作》 | 1 | 〈社会〉の修得 | 貴族社会で暮らすために〈社会〉を使用する。 |
《手話》 | 1 | 〈社会〉の修得 | 手話を修得する。 |
《読唇術》 | 1 | 〈社会〉の修得 | 自分が見ることのできる人の唇を読む。 |
《土地勘》 | 1 | 〈社会〉の修得 | 〈社会〉を使用して“情報収集”と“知識の想起”を行える。 |
《マルチリンガル》 | 1 | 〈社会〉の修得 | 新しい言語を2つ修得する。 |
《人脈》 | 2 | 〈社会〉の熟練、《宮廷の所作》 | 支持や会議のために人脈を活用する。 |
《伝説の暗号破り》 | 15 | 〈社会〉の伝説 | 〈社会〉を使用して迅速に“解読”する。 |
《伝説の言語学者》 | 15 | 〈社会〉の伝説、《マルチリンガル》 | 誰かと会話をするためにピジン言語を作る。 |
〈宗教〉技能特技 | レベル | 前提条件 | 利益 |
《聖典の学徒》 | 1 | 〈宗教〉の修得 | 自身の信仰や哲学の教義をより正確に認識する。 |
《信仰の導き》 | 15 | 〈宗教〉の伝説 | 信仰する書物から導きを見つける。 |
〈製作〉技能特技 | レベル | 前提条件 | 利益 |
《十八番の作成》 | 1 | 〈製作〉の修得 | 特定のアイテムの“作成”にボーナスを得る。 |
《高速修理》 | 1 | 〈製作〉の修得 | アイテムを素早く“修理”する。 |
《錬金術アイテム作成》 | 1 | 〈製作〉の修得 | 錬金術アイテムを“作成”する。 |
《輪縄作成》 | 1 | 〈製作〉の修得 | 輪縄を“作成”する。 |
《魔法のアイテム作成》 | 2 | 〈製作〉の熟練 | 魔法のアイテムを“作成”する。 |
《神業の作成術》 | 7 | 〈製作〉の達人、《十八番の作成》 | さらに効率的にアイテムを“作成”する。 |
《発明家》 | 7 | 〈製作〉の達人 | アイテムの処方を“作成”するために〈製作〉を使用する。 |
《万物作成》 | 15 | 〈製作〉の伝説 | アイテム製作のほとんどの必要条件を無視する。 |
〈生存〉技能特技 | レベル | 前提条件 | 利益 |
《食料探し》 | 1 | 〈生存〉の修得 | 複数のクリーチャーに提供するための物資を探す。 |
《地形の専門家》 | 1 | 〈生存〉の修得 | 特定の地形での〈生存〉に+1。 |
《手練の追跡者》 | 1 | 〈生存〉の修得 | -5のペナルティを受けて通常の移動速度で“追跡”できる。 |
《野生生物の調査》 | 1 | 〈生存〉の修得 | 兆候と手がかりを介して近くのクリーチャーを特定する。 |
《次元界での生存能力》 | 7 | 〈生存〉の達人 | 異なる次元界で“自活”するために〈生存〉を使用する。 |
《伝説の生存者》 | 15 | 〈生存〉の伝説 | 極地環境でも生き延びる。 |
〈知識〉技能特技 | レベル | 前提条件 | 利益 |
《追加知識》 | 1 | 〈知識〉の修得 | 他の〈知識〉の副分類1つへの修得を得る。 |
《手練の職人》 | 1 | 〈知識〉の修得 | “収益を得る”ときの大失敗を防ぐ。 |
《誤りなき知識》 | 2 | 〈知識〉の熟練 | 自身の〈知識〉についてより効果的に“知識の想起”を行える。 |
《伝説の職人》 | 15 | 〈知識〉の伝説 | 〈知識〉で名声を得る。 |
〈伝承学〉技能特技 | レベル | 前提条件 | 利益 |
《特異な識別》 | 1 | 〈伝承学〉の修得 | 特定の特性を持つ魔法に対して“魔法の識別”をするための〈伝承学〉判定に+2を得る。 |
《奇妙な魔法》 | 7 | 〈伝承学〉の達人 | 君の呪文は識別することがより難しくなる。 |
〈盗賊〉技能特技 | レベル | 前提条件 | 利益 |
《巧みな窃盗》 | 1 | 〈盗賊〉の修得 | 君の“盗み”は気づくのが難しい。 |
《盗み取り》 | 1 | 〈盗賊〉の修得 | 効率的に“盗み”や“隠し持つ”を行う。 |
《慎重な武装解除》 | 2 | 〈盗賊〉の熟練 | 武器を持っていない時にトリガーを満たした装置や罠に対するACやセーヴに+2。 |
《高速解錠》 | 7 | 〈盗賊〉の達人 | 1アクションで“解錠”する。 |
《伝説の盗賊》 | 15 | 〈盗賊〉の伝説、《盗み取り》 | 普通には盗むことが不可能そうな物を“盗む”。 |
〈秘術〉技能特技 | レベル | 前提条件 | 利益 |
《秘術感覚》 | 1 | 〈秘術〉の修得 | 生得秘術呪文として回数無制限にディテクト・マジックを発動できる。 |
《統一理論》 | 15 | 〈秘術〉の伝説 | 全ての魔法体系への判定に〈秘術〉を使用できる。 |
〈ペテン〉技能特技 | レベル | 前提条件 | 利益 |
《嘘は真実を語る》 | 1 | 〈ペテン〉修得 | 嘘を検知するために〈ペテン〉を使う。 |
《長引く陽動》 | 1 | 〈ペテン〉修得 | “陽動”の後、隠れた状態ままでいられる。 |
《魅惑的な嘘》 | 1 | 〈ペテン〉修得 | 嘘によって目標の態度を改善する。 |
《高速変装》 | 2 | 〈ペテン〉熟練 | 半分の時間で変装の準備を行える。 |
《詐話師》 | 2 | 〈ペテン〉熟練 | 繰り返した嘘に対するボーナスを減らす。 |
《暴けぬ秘密》 | 7 | 〈ペテン〉達人 | 君の性質を明らかにする試みを回避する。 |
《温かい歓迎》 特技2 Glad-Hand
一般 技能
前提条件 〈交渉〉の熟練
第一印象は君の強みだ。偶然あるいは社交的な状況で誰かに会ったとき、君は即座に〈交渉〉判定を試み、1分間の間会話をする必要なく“懐柔”できる。この判定には-5のペナルティを受ける。失敗あるいは大失敗であった場合、失敗や大失敗の結果を受け入れる代わりに、1分間会話をして、その終わりに再度判定を試みることができる。
《厚かましい要望》 特技7 Shameless Request
一般 技能
必要条件 〈交渉〉の達人
君は薄っぺらい恥知らずな振る舞いや魅了を使用して、要望の結果や不届きなことを軽視することができる。何かを“要望”するとき、無謀な要望を行うためのDCの増加が2減少し、“要望”に対して大失敗をロールした場合、代わりに失敗になる。これは“要望”を行うことで目標に対する君への態度を低下させることは決してないことを意味する。彼らはまだ君に対して積極的な態度をとっているが、最終的には“要望”に飽き飽きしてくる。
《暴けぬ秘密》 特技7 Slippery Secrets
一般 技能
前提条件 〈ペテン〉の達人
君は本当の性質や意図を見つける試みをかわし、逃れる。呪文や魔法の効果が君の心を読んだり、嘘をついているかを検知したり、属性を明らかにしようとしたりする時、呪文や効果のDCに対して〈ペテン〉判定を試みることができる。成功すると、その効果は何も明らかにしない。
《あやふやな知識》 特技1 Dubious Knowledge
一般 技能
前提条件 “知識の想起”アクションに伴う技能の修得
君は情報の宝庫であるが、全てを信頼できる情報源から仕入れたとはいえない。技能を使用して“知識の想起”に失敗した際、真の知識と誤った知識が入り混じった形で情報を得ることができる。しかし、どれがどちらかを区別する方法はない。この効果は大失敗したときには発生しない。
《誤りなき知識》 特技2 Unmistakable Lore
一般 技能
前提条件 〈知識〉の熟練
君が持つ自分の専門分野に関する情報が、間違っていることは決してない。
君が修得している〈知識〉の副分類を使用して“知識の想起”を行う場合、君が大失敗をロールした場合、代わりに失敗になる。君が〈知識〉の副分類の達人の場合、君が大成功をすると、通常よりも多くの情報の詳細が得られる。
《安定した平衡感覚》 特技1 Steady Balance
一般 技能
前提条件 〈軽業〉の修得
君は悪条件であってもバランスを簡単に保つことができる。
君は“平衡感覚”アクションを使用して成功をロールすると、代わりに大成功を得る。狭い表面や不均一な地面で“平衡感覚”を試みるときであっても、君は立ちすくみ状態とならない。信じられないほどの平衡感覚のおかげで、“しがみつく”ための反応セーヴの代わりに〈軽業〉判定を試みることができる。
《威圧の眼光》 特技1 Intimidating Glare
一般 技能
前提条件 〈威圧〉の修得
君は単なる眼光で士気をくじくことができる。君がそうすると、“士気をくじく”アクションは聴覚特性を失い、視覚特性を得る。クリーチャーが君の言語を理解していなくても、ペナルティを受けない。
《厳つい運搬人》 特技1 Hefty Hauler
一般 技能
前提条件 〈運動〉の修得
君は自分の体格が意味するよりも多くのものを運ぶことができる。君の最大バルクと過重状態になるバルクの制限を、それぞれ2増加させる。
《印象的な芸》 特技1 Impressive Performance
一般 技能
前提条件 〈芸能〉の修得
《嘘は真実を語る》 特技1 Lie To Me
一般 技能
前提条件 〈ペテン〉の修得
君に“騙す”を試みている者をつまずかせるための罠を張り巡らせるために〈ペテン〉を使用できる。君に“騙す”を試みている者と会話をすることができるならば、その者が成功しているかどうかを判断する際、君の知覚DCよりも高いならば〈ペテン〉DCを使用する。これは長時間のスピーチの最中に誰かが嘘をついた場合など、前後に話し合いの内容がない場合には当てはまらない。
《十八番の作成》 特技1 Specialty Crafting
一般 技能
前提条件 〈製作〉の修得
君の訓練は所定の種類のアイテムを〈製作〉することに焦点を当てている。
この特技が適用されるか不明な場合はGMが決定する。
一部の専門分野は部分的にしか適用されない場合がある。例えばモーニングスターを作成していて、木工が専門分野である場合、GMは鍛冶と木工の両方が必要と判断し、ボーナスの半分を与える。
専門分野 | 当てはまるアイテム |
---|---|
石工 Stonemasonry | 石製の製品や構造物 |
鍛冶 Blacksmithing | 金属鎧を含む金属製品 |
硝子製造 Glassmaking | ガラス製品や窓を含むガラス |
革の加工 Leatherworking | 革鎧や陶器、陶磁器製の品を含む革製の製品 |
芸術 Artistry | 宝飾品を含む美術品 |
仕立て Tailoring | 織物の衣類、かご、ラグ |
書籍製造 Bookmaking | 本と紙 |
造船 Shipbuilding | 船やボート |
木工 Woodworking | 木製の製品や構造物 |
錬金術* Alchemy | 霊薬などの錬金術アイテム |
*錬金術アイテムを作成するためには《錬金術アイテム作成》の技能特技を持っていなければならない。
《快速》 特技1 Fleet
一般
君は足でより速く動ける。君の移動速度は5フィート増加する。
《壁跳び》 特技7 Wall Jump
一般 技能
前提条件 〈運動〉の達人
君は跳躍の勢いを利用して壁から飛び出すことができる。跳躍(“高跳び”、“幅跳び”、“跳躍”のいずれかの実行)の終わりに壁に隣接している場合、次のアクションが別の跳躍であれば君は落下しない。
さらに前回の跳躍の勢いがあるため、君は“高跳び”または“幅跳び”を1アクションで使用できる。この場合、連続行動の一部として“歩行”を得ることはできない。
《感覚破り》 特技7 Foil Senses
一般 技能
前提条件 〈隠密〉の達人
君はクリーチャーの特殊な感覚から逃れるのが得意であり、身を守るのに十分な慎重さを常に備えている。“隠行”、“隠れ身”、“忍び歩き”アクションを使用するとき、特殊な感覚に対する予防措置を講じているとみなされる(「他の感覚による探知」を参照)。
《神業の作成術》 特技7 Impeccable Crafting
一般 技能
《騎乗術》 特技1 Ride
一般
君が移動アクション(“歩行”など)を行わせるために騎乗している“動物に命令する”際、君は判定を試みる必要なく自動的に成功する。君が騎乗している動物はすべて、手下のように君のターンで行動する。遭遇の途中で動物に騎乗した場合、次の動物のターンをスキップし、次の君のターンで行動する。
《技能修得》 特技1 Skill Training
一般 技能
前提条件 【知力】12
君は選択した技能1つを修得にする。
特殊 この特技は複数回選択できる。選択するたびに、君は修得する新しい技能1つを選択する。
《技能の保証》 特技1 Assurance
幸運 一般 技能
前提条件 1つ以上の技能の修得
君は劣悪な状況でも、基本的な作業を実行できる。
修得の技能1つを選択する。その技能の技能判定をロールする代わりに、君は10+習熟ボーナスの結果を適用できる(他のボーナス、ペナルティ、修正値は適用しない)。
特殊 この特技は複数回選択できる。選択するたびに異なる技能を1つ選択し、その技能への利益を得る。
修得の技能1つを選択する。その技能の技能判定をロールする代わりに、君は10+習熟ボーナスの結果を適用できる(他のボーナス、ペナルティ、修正値は適用しない)。
特殊 この特技は複数回選択できる。選択するたびに異なる技能を1つ選択し、その技能への利益を得る。
《奇妙な魔法》 特技7 Bizarre Magic
一般 技能
前提条件 〈伝承学〉の達人
伝承呪文を発動できるか否かにかかわらず、君は奇妙なやり方で呪文を発動できる。君が発動した呪文に対する《呪文認識》のDCと、君が使用した魔法に対する“魔法の識別”のDCは5増加する。
《宮廷の所作》 特技1 Courtly Graces
一般 技能
前提条件 〈社会〉の修得
君は貴族の中で育てられたか、適切なエチケットと作法を学んだことで、貴族として影響力と政治を操るゲームに参加できる。君は〈社会〉を用いて貴族を“懐柔”し、貴族でない場合には〈社会〉を用いて貴族に“なりすます”ことができる。特定の貴族に“なりすます”場合には、君は通常通り他人に“なりすます”ための〈ペテン〉を使用しなければならず、必要に応じて相手を“騙す”必要がある。
《驚異のイニシアチブ》 特技1 Incredible Initiative
一般
君は他の人よりも早く反応する。君はイニシアチブ・ロールに+2の状況ボーナスを得る。
《驚異の充填術》 特技11 Incredible Investiture
一般
前提条件 【魅力】16
君はより多くの魔法のアイテムを充填する、信じられないほどの能力を持っている。充填できるアイテム数の制限を10から12に増やす。
《巨匠》 特技1 Virtuosic Performer
一般 技能
前提条件 〈芸能〉の修得
君は一種類の上演に対する、非常に優れた才能がある。特定の種類の〈芸能〉を行うとき、君は+1の状況ボーナスを得る。君が〈芸能〉の達人である場合、このボーナスは+2に増加する。君は以下の専門分野のいずれか1つを選択し、その種類の〈芸能〉判定にこのボーナスを適用できる。専門分野が適用されるかどうか不明な場合はGMが決定する。
専門分野 | 例 |
---|---|
演技 Acting | 演劇、パントマイム、人形劇 |
歌唱 Singing | バラード、聖歌、歌曲、押韻 |
管楽器 Winds | バグパイプ、フルート、リコーダー、トランペット |
喜劇 Comedy | 道化、冗談、戯れ歌 |
弦楽器 Strings | フィドル、ハープ、リュート、バイオリン |
鍵盤楽器 Keyboards | チェンバロ、オルガン、ピアノ |
打楽器 Percussion | 管鐘、ドラム、ゴング、木琴 |
舞踊 Dance | バレエ、フラダンス、ジグ、マクル |
朗誦 Oratory | 叙事詩、頌、詩歌、物語 |
《雲に至る跳躍》 特技15 Cloud Jump
一般 技能
前提条件 〈運動〉の伝説
比類なき運動能力により、君は常人には不可能であろう距離を跳び越える。君の“幅跳び”の距離を3倍にする(つまりDC20の判定に成功すると60フィート跳躍できる)。君が“高跳び”をする場合、“幅跳び”の計算式を使用するが、距離を3倍にはしない。
“幅跳び”や“高跳び”をする際、君は費やすアクション数を増加することで、さらに跳躍距離を延ばすことができる。追加のアクション毎に、跳躍する最大距離に移動速度を加える。
《継続治療》 特技2 Continual Recovery
一般 技能
前提条件 〈医術〉の熟練
君は患者の病状をつぶさに観察し、迅速な診療を行う。“傷の手当て”に対し、患者が得る一時的耐性は1時間ではなく10分間になる。これは、“傷の手当て”にのみ適用され、患者が受ける他のアクションには適用されない。
《恍惚の芸》 特技1 Fascinating Performance
一般 技能
前提条件 〈芸能〉の修得
“上演”したときの達成値と聴衆者1体の意志DCを比べる。成功した場合、目標を1ラウンドの間恍惚状態にする。対象が戦闘など即時の注意を必要とする状況にあるなら、恍惚状態にするために大成功しなければならず、その場合〈芸能〉アクションは無力化の特性を得る。恍惚状態にする対象は判定を行う前に決定する。対象は1時間の間、一時的耐性を得る。
君が〈芸能〉の熟練なら、同時に4人の聴衆を恍惚状態にできる。〈芸能〉の達人なら、最大10人の聴衆を恍惚状態にできる。〈芸能〉の伝説なら、任意の数の聴衆を同時に恍惚状態にできる。
君が〈芸能〉の熟練なら、同時に4人の聴衆を恍惚状態にできる。〈芸能〉の達人なら、最大10人の聴衆を恍惚状態にできる。〈芸能〉の伝説なら、任意の数の聴衆を同時に恍惚状態にできる。
《高速泳法》 特技7 Quick Swim
一般 技能
前提条件 〈運動〉の達人
君は成功すると通常よりも5フィート速く、大成功すると10フィート速く“水泳”できる。ただし、最大で自身の移動速度までである。君が〈運動〉の伝説であるならば、移動速度に等しい水泳移動速度を得る。
《高速解錠》 特技7 Quick Unlock
一般 技能
前提条件 〈盗賊〉の達人
君は2アクションではなく1アクションで“解錠”できる。
《高速回復》 特技1 Fast Recovery
一般
前提条件 【耐久力】14
君の身体は苦難からすぐに立ち直る。休息によるヒット・ポイントの回復は2倍になる。進行中の病気や毒に対する頑健セーヴに成功するたび、病気や毒の段階を2段階、大難の特性を持つ病気や毒を1段階下げる。大成功であれば、病気あるいは毒のを3段階(大難なら2段階)下げる。加えて、夜間の休息により、吸精状態を1段階ではなく2段階下げる。
《高速強制》 特技1 Quick Coercion
一般 技能
前提条件 〈威圧〉の修得
君はちょっとした選択の意味合いで他人を問い詰めることができる。君は1分ではなく1ラウンドの会話の後にクリーチャー1体に対して“強制”できる。これにより戦闘中のクリーチャーを“強制”したり、会話せずに“強制”したりすることはできない。
《高速識別》 特技1 Quick Identification
一般 技能
君は“魔法の識別”を素早く行える。アイテムの性質、進行中の効果、場所を判断するために“魔法の識別”をするとき、10分ではなく1分しかかからない。君が達人なら、3アクションの連続行動だけでよい。君が伝説の場合、1アクションだけでよい。
《高速修理》 特技1 Quick Repair
一般 技能
前提条件 〈製作〉の修得
《高速呪文認識》 特技7 Quick Recognition
一般 技能
《高速跳躍》 特技1 Quick Jump
一般 技能
前提条件 〈運動〉の修得
君は“高跳び”と“幅跳び”を2アクションではなく、1アクションで使用できる。そうした場合、君は最初の“歩行”を行わない(10フィートの“歩行”がなくても失敗しない)。
《高速登攀》 特技7 Quick Climb
一般 技能
前提条件 〈運動〉の達人
“登攀”するとき、成功すると5フィート追加で、大成功すると10フィート追加で移動できる。ただし、最大で自身の移動速度までしか移動できない。
君が〈運動〉の伝説である場合、君は自分の移動速度に等しい登攀移動速度を得る。
《高速入り込み》 特技1 Quick Squeeze
一般 技能
前提条件 〈軽業〉の修得
君は1ラウンドに5フィートまで“無理矢理入り込む”ことができる(大成功で10フィート)。
君が〈軽業〉の伝説である場合、通常の移動速度で“無理矢理入り込む”ことができる。
《高速変装》 特技2 Quick Disguise
一般 技能
前提条件 〈ペテン〉の熟練
君は通常の半分の時間で変装できる(一般的には5分)。君が〈ペテン〉の達人なら、通常の1/10の時間しかかからない(一般的には1分)。伝説であれば、完全な変装を行い、3アクションの連続行動で“なりすます”ことができる。
《後退させる畏怖》 特技7 Terrified Retreat
一般 技能
前提条件 〈威圧〉の達人
君が“士気をくじく”アクションで大成功したなら、目標のレベルが君より低い場合、目標を1ラウンドの間逃亡状態にする。
《呼吸制御》 特技1 Breath Control
一般
君には驚異的な呼吸制御機能があり、大気が危険であったり希薄な時に有利に働く。窒息し始める前に、通常の25倍の時間だけ息を止められる。吸入型の毒など、吸入型の脅威に対するセーヴィング・スローに+1の状況ボーナスを得、そのセーヴに成功した場合は大成功になる。
《詐話師》 特技2 Confabulator
一般 技能
前提条件 〈ペテン〉の熟練
嘘がばれた時でも、君は嘘に嘘を重ねる。君の“陽動”ないし“騙す”試みから目標が得る状況ボーナスを+4から+2に減少する。君が〈ペテン〉の達人である場合、ボーナスは+1に減少する。〈ペテン〉の伝説である場合、目標はボーナスを得られない。
《次元界での生存能力》 特技7 Planar Survival
一般 技能
前提条件 〈生存〉の達人
通常は必要なリソースや自然現象のない次元界であっても、君は様々な次元界で〈生存〉を使用して“自活”できる。
例えば、次元界に君を生き長らえさせる食料がない場合でも、君は食料を探すことができる。GMが望むなら、“自活”の判定を成功させることで、次元界からのダメージを減少させることもできる。
《社交的》 特技1 Hobnobber
一般 技能
前提条件 〈交渉〉の修得
君は会話を通じて情報を学ぶことができる。
“情報収集”の探索行動では、通常の半分の時間しかかからない(通常は1時間に短縮される)。君が〈交渉〉の達人であり通常の速度で“情報収集”をしているなら、“情報収集”を試み大失敗をロールしたとき、代わりに通常の失敗になる。ただし、依然として“情報収集”で得た噂が正確であるという保証はない。
《集団の懐柔》 特技1 Group Impression
一般 技能
前提条件 〈交渉〉の修得
“懐柔”する際、君は〈交渉〉判定の結果を1体ではなく2体の目標の意志DCと比較してもよい。この時、目標毎に異なる成功段階を収める場合がある。1回のアクションで“懐柔”できる目標の数は、熟練で4、達人で10、伝説で25になる。
《集団への強制》 特技1 Group Coercion
一般 技能
前提条件 〈威圧〉の修得
“強制”する際、君は〈威圧〉判定の結果を目標1体ではなく2体の意志DCと比較してもよい。この時、目標毎に異なる成功段階を収める場合がある。1回のアクションで“強制”できる目標の数は、熟練で4、達人で10、伝説で25になる。
《種族の規範》 特技3 Ancestral Paragon
一般
君は本能、研究、魔法を通じて、自分の種族とのより深いつながりを感じる。君は1レベル種族特技を1つ得る。
《呪文認識》 [reaction] 特技1 Recognize Spell
一般 非公開 技能
君がその呪文の体系に関連した技能に修得しており、その呪文が2レベル以下でコモンならば、自動的にその呪文を識別する(大成功を得るために依然としてロールするが、成功より悪い結果になることはない)。自動的に識別する最高レベルの呪文は、熟練の場合4レベル、達人の場合は6レベル、伝説の場合は10レベルに増加する。GMは〈秘術〉、〈自然〉、〈伝承学〉、〈宗教〉判定のうち、発動しようとする呪文体系に対応するものを非公開でロールする。技能に修得していない場合、失敗よりも良い結果を得ることはできない。
大成功 君は呪文を正しく認識し、その呪文に対するセーヴィング・スローとACに+1の状況ボーナスを得る。
成功 君は正しく呪文を認識する。
失敗 君は呪文の認識に失敗する。
大失敗 君はGMが選択した別の呪文として、その呪文を完全に誤認する。
《手話》 特技1 Sign Language
一般 技能
前提条件 〈社会〉の修得
君は修得している言語に関連付けられている手話を修得し、手話を行い、手話を理解できる。手話は通常、より複雑な概念を伝えるためには両手を必要とし、聴覚的ではなく視覚的なものである。
手話は目標を示唆するために敵を指差すような基本的なジェスチャーとは異なり、一定以上の注意力を必要とする。そのため、戦闘中に理解するのは難しい。騒音の多い環境で声で会話するのが難しいように、手話は視認性の悪い場所では使いにくい。
《食料探し》 特技1 Forager
一般 技能
前提条件 〈生存〉の修得
“自活”のために〈生存〉を使用しているとき、成功より悪い結果をロールしても成功とすることができる。成功した場合、自身と追加の4体のクリーチャーを養えるだけの食料を得る。大成功では、成功時の2倍のクリーチャーを養える。
〈生存〉の習熟ランクが上がるたび、成功時に追加できるクリーチャー数を2倍にする(達人なら16、伝説なら32)。追加のクリーチャーの数の半分にする代わりに、快適な生活の提供を選択することもできる。
小型クリーチャーや食欲が人間ほどではないクリーチャーであれば、複数体をこの特技で養える1体のクリーチャーとみなしてもよい。同様に大きいクリーチャーや非常に食欲旺盛なクリーチャーは1体でも複数のクリーチャーとして数える。GMは人間以外のクリーチャーがどれだけ食べるかを決定する。
〈生存〉の習熟ランクが上がるたび、成功時に追加できるクリーチャー数を2倍にする(達人なら16、伝説なら32)。追加のクリーチャーの数の半分にする代わりに、快適な生活の提供を選択することもできる。
小型クリーチャーや食欲が人間ほどではないクリーチャーであれば、複数体をこの特技で養える1体のクリーチャーとみなしてもよい。同様に大きいクリーチャーや非常に食欲旺盛なクリーチャーは1体でも複数のクリーチャーとして数える。GMは人間以外のクリーチャーがどれだけ食べるかを決定する。
《信仰の導き》 特技15 Divine Guidance
一般 技能
前提条件 〈宗教〉の伝説
神聖な聖典を隅から隅まで読み込んだ結果、君はどんな状況に対しても聖句を導き出すことができる。君が直面している特定の問題や難問について、神格や哲学の宗教的な聖典の“解読”に10分間を費やしながら〈宗教〉判定を試みることができる(DCはGMが決定する)。成功すると、聖典の中からその問題に関連する道、たとえ話、格言を見出すことができる。これは君が難問を解決するために前進したり、思考を変えたりするのに役立つ。GMは問題を解決する次の段階に導くような不可解な詩やヒントを提供してもよい。
《慎重な武装解除》 特技2 Wary Disarmament
一般 技能
前提条件 〈盗賊〉の熟練
君が武器を持っていない時に装置や罠のトリガーを満たした場合、君は装置や罠に対するACあるいはセーヴィング・スローに+2の状況ボーナスを得る。これは試みが失敗したことによってトリガーを満たした攻撃や効果にのみ適用され、複合罠からの追加攻撃など、その後に続く攻撃や効果には適用されない。
《人脈》 特技2 Connections
アンコモン 一般 技能
君には、重要人物に会ったり、支援を得たりするために活動できる社会的な人脈がある。人脈がある地域(通常は人脈の構築に余暇を費やした居住地だが、同じ国の別の地域で通用することもあるだろう)にいる場合、重要な政治家との会議を手配したり、後日の支援と引き換えに支援を求めたりするために、君は〈社会〉を試みることができる。GMは支援の難しさと人物の名声に基づいてDCを決定する。
《水中の襲撃》 特技1 Underwater Marauder
一般 技能
前提条件 〈運動〉の修得
君は水中で戦うことを学んだ。君は水中で立ちすくみ状態にならず、君が水中で殴打近接武器あるいは斬撃近接武器を使用した場合でも、通常のペナルティを受けない。
《魅惑的な嘘》 特技1 Charming Liar
一般 技能
前提条件 〈ペテン〉の修得
君の魅力は嘘を相手に信じ込ませる。“騙す”アクションを使用する際に大成功すると、目標が君に対する態度は懐柔するために〈交渉〉を使用して成功したかのように、1段階上昇する。これは会話毎に1回だけ機能し、同じ結果を使用して複数の目標に対して大成功した場合、対象になるクリーチャーを選択する。嘘は一見重要に見える情報を伝えたり、身分を膨らませたり、自分を気に入らせようとするためのものでなくてはならず、些細なまたは無関係な嘘には使用できない。
《素早い忍び歩き》 特技7 Swift Sneak
一般 技能
前提条件 〈隠密〉の達人
君は“忍び歩き”をするとき、通常の移動速度で移動できる。君が対応する移動の種類を持つ場合、“歩行”の代わりに“穴掘り”、“登攀”、“飛行”、“水泳”と同時に《素早い忍び歩き》を使用できる。
《素早い這い進み》 特技2 Nimble Crawl
一般 技能
前提条件 〈軽業〉の熟練
君は信じられないほど素早く“這い進む”ことができる――5フィートではなく君の移動速度の半分まで“這い進む”ことができる。君が〈軽業〉の達人であるならば、通常の移動速度で“這い進む”ことができる。君が〈軽業〉の伝説であるならば、伏せ状態であっても立ちすくみ状態とならない。
《聖典の学徒》 特技1 Student of the Canon
一般 技能
前提条件 〈宗教〉の修得
君は多くの信仰を研究してきたため、真実である可能性が低い概念を認識している。宗教的な性質を“解読”したり、信仰の教義について“知識の想起”をしたりするための〈宗教〉判定で大失敗をロールした場合、代わりに失敗になる。自身の信仰の教義について“知識の想起”を試みるとき、失敗をロールした場合は成功に、成功をロールした場合は大成功になる。
《戦医》 [one-action] 特技1 Battle Medicine
一般 治癒 操作 技能
前提条件 〈医術〉の修得
必要条件 治療道具を保持していること。または治療道具を着用しており、片手が空いていること。
必要条件 治療道具を保持していること。または治療道具を着用しており、片手が空いていること。
君は戦闘中でも、自身や隣接する味方に応急処置をすることができる。これは“傷の手当て”と同じDCで〈医術〉を試み、対応する値だけHPを回復する。これによって重傷状態を取り除くことはできない。“傷の手当て”と同様に、最低限の習熟ランクがある場合、より高いDCに対して判定を試みることができる。その後、目標は1日の間、《戦医》への一時的耐性を得る。
《育ての親》 特技1 Adopted Ancestry
一般
他の種族の中に生まれたり、通過儀礼を経たり、深い友情やロマンスで結ばれたりしたものは、その種族の文化や伝統に染まっているものだ。
コモンの種族を1つ選択する。その種族特技が身体的特徴を必要とする(GMの決定)ものでない限り、君はキャラクターの種族に加えて、選択した種族の種族特技を選択できる。
《即興の対応》 特技3 Untrained Improvisation
一般
君は自分が極めたものから外れた状況を処理する方法を学んだ。未修得の技能判定に対する習熟ボーナスは+0ではなく、レベルの半分に等しくなる。君が7レベル以上なら、このボーナスはレベルと等しくなる。君はこの効果を得たとしても、技能の修得アクションを使用できるようにはならない。
《たくましい回復力》 特技2 Robust Recovery
一般 技能
前提条件 〈医術〉の熟練
君は病気や毒からの回復を助けるために民間療法を学んだ。それを一生懸命使用することで、回復力が向上した。
“病気の手当て”または“毒の手当て”をする場合、もしくは他の誰かがこれらのアクションを使用する場合、成功時に与えられる状況ボーナスを+4に増加させ、患者のセーヴィング・スローの結果が成功であった場合、患者は大成功を得る。
《巧みな窃盗》 特技1 Subtle Theft
一般 技能
前提条件 〈盗賊〉の修得
君が何かを“盗む”ことに成功すると、観察者(盗んだクリーチャー以外のクリーチャー)は盗みを検知するために行う知覚DCに対して-2の状況ペナルティを受ける。
《多数への治療》 特技2 Ward Medic
一般 技能
前提条件 〈医術〉の熟練
君は一度に複数の患者を治療し、全ての必要性に対応することを大規模な病棟で学んだ。君が“病気の手当て”または“傷の手当て”を使用する時、最大2体の目標を治療できる。君が〈医術〉の達人である場合は最大4体の目標を、君が〈医術〉の伝説である場合は最大8体の目標を治療できる。
《盾防御》 [reaction] 特技1 Shield Block
一般
トリガー 君が“盾を掲げる”を使用している間に、物理ダメージを与える攻撃からダメージを受ける。
君は一撃を避けるために盾を所定の位置にスナップする。盾により、盾の硬度までのダメージを防ぐことができる。君と盾はそれぞれ残りのダメージを受け、これにより盾が破損状態になったり破壊されたりする可能性がある。
《力強い跳躍》 特技2 Powerful Leap
一般 技能
前提条件 〈運動〉の熟練
跳躍するとき、君は垂直方向に5フィート跳躍できる。また水平方向の跳躍距離を5フィート増やす。
《地形での隠れ身》 特技1 Terrain Stalker
一般 技能
前提条件 〈隠密〉の修得
以下の一覧から移動困難地形を1種類選択する:瓦礫、雪、下生え。君が選択した種類の地形で味方でないクリーチャーに対して未探知状態である間、君は移動のどの地点でも敵の10フィート以内に移動しない限り、〈隠密〉判定を試みることなく5フィートまで移動しながら“忍び歩き”ができる。これにより、“捜索”の連続行動中、クリーチャーが“捜す”をしておらず警戒もしていないなら、君は“隠行”をしながらそのクリーチャーの15フィート以内に自動的に近づくことができる。
特殊 君は複数回この特技を選択できる。選択するたびに、君は異なる地形の種類を選択する。
《地形の専門家》 特技1 Terrain Expertise
一般 技能
前提条件 〈生存〉の修得
特定の種類の地形を案内する経験を通して、君は自信を持った。この特技を選択した時点で、以下の地形のいずれか1つを選択する:水界、極地、砂漠、森、山、平原、空、沼地、地下。君はこの地形における〈生存〉判定に+1の状況ボーナスを得る。
特殊 君は複数回この特技を選択できる。選択するたびに、異なる地形1つを選択する。
《致死の恐怖》 [one-action] 特技15 Scare To Death
感情 恐怖 一般 無力化 技能
前提条件 〈威圧〉の伝説
君は敵を恐れ状態にさせ、敵は死ぬ可能性さえある。君から30フィート以内にいて君が感知または観察しているクリーチャー1体の意志DCに対して〈威圧〉判定を試みる。このクリーチャーは君を感知または観察できなければならない。目標が君の声を聞こえないか君の話す言語を理解できない場合、君はこの判定に-4の状況ペナルティを受ける。クリーチャーは1分間の間この効果に対して一時的耐性を得る。
成功 目標は恐れ状態2になる。
失敗 目標は恐れ状態1になる。
大失敗 目標は影響を受けない。
《追加知識》 特技1 Additional Lore
一般 技能
前提条件 〈知識〉の修得
特殊 君はこの特技を複数回選択できる。〈知識〉の新しい副分類を選択するたび、一覧にあるレベルの副分類の技能を追加で得る。
《調教》 特技1 Train Animal
余暇 一般 操作 技能
前提条件 〈自然〉の修得
君は特定の行動をとるように動物に教えることに時間を費やす。君は動物が既に行う方法を習得している(通常は“動物に命令する”アクションの一覧にある)基本アクションを選択するか、動物に新しい基本アクションを教えようとするかすることができる。GMは必要な判定のDCと調教に必要な時間を決定する(通常は少なくとも1週間)。通常は動物に批判的な思考を用いた芸を教えることは不可能である。
君が〈自然〉の熟練、達人、伝説であれば、GMの裁量でより珍しいクリーチャーを調教できるとしてもよい。
成功 動物はそのアクションの使い方を理解する。動物が既に習得しているアクションである場合、君は〈自然〉判定を試みずにそのアクションを行うように“動物に命令する”ことができるようになる。それが新しい基本アクションだった場合、“動物に命令する”をした時に動物が行うようにできるアクションにそのアクションを追加できるが、この場合、君はロールしなければならない。
失敗 動物は芸を修得しない。
《ティタンのレスラー》 特技1 Titan Wrestler
一般 技能
前提条件 〈運動〉の修得
君は自分よりサイズが最大で2段階大きいクリーチャーに“武器落とし”、“組みつき”、“突き飛ばし”、“足払い”を試みることができる。君が〈運動〉の伝説であれば、君はサイズが最大で3段階大きいクリーチャーに対してこれらのアクションを試みることができる。
《追加HP》 特技1 Toughness
一般
君は倒れるまで、通常より多くの罰に耐えることができる。君は最大ヒット・ポイントを君のレベルだけ増加させる。
君の回復判定のDCは9+君の瀕死状態値(459ページ)に等しい。
《手練の職人》 特技1 Experienced Professional
一般 技能
前提条件 〈知識〉の修得
君は大失敗を防ぐよう、専門家として慎重に作業を進める。〈知識〉を使用して“収益を得る”とき、大失敗してもそれは失敗になる。君が〈知識〉の熟練である場合、大失敗であった場合を除き、“収益を得る”ための判定に失敗しても2倍の収益を得る。
《手練の追跡者》 特技1 Experienced Tracker
一般 技能
前提条件 〈生存〉の修得
追跡は君にとって第二の天性であり、必要なら立ち止まることなく追跡をし続けることができる。〈生存〉に-5のペナルティを受けることで、通常の移動速度で移動しながら“追跡”することができる。
君が〈生存〉の達人であれば、-5のペナルティを受けない。
〈生存〉の伝説なら、“追跡”中1時間ごとに新たに〈生存〉判定を行う必要がなくなる。ただし、痕跡に大きな変化がある場合は依然としてロールが必要になる。
君が〈生存〉の達人であれば、-5のペナルティを受けない。
〈生存〉の伝説なら、“追跡”中1時間ごとに新たに〈生存〉判定を行う必要がなくなる。ただし、痕跡に大きな変化がある場合は依然としてロールが必要になる。
《手練の密輸人》 特技1 Experienced Smuggler
一般 技能
前提条件 〈隠密〉の修得
君は当局を出し抜いて品物を持ち込める。君が“隠し持つ”をした小さなアイテムに受動的な観察者が気がついたかどうかを確認する際の〈隠密〉ロールにおいて、GMはダイスをロールした結果か10のどちらか高い方を採用して、君の〈隠密〉判定の結果を決定する。
君が〈隠密〉の達人の場合、GMはロールした結果か15を使用する。また、伝説なら受動的な観察者から小さな隠されているアイテムを“隠し持つ”ことに自動的に成功する。
隠れた状態のアイテムを積極的に捜索しているクリーチャーの知覚判定に対しては、君はこれらの利益を得られない。また、君の密輸の手腕によって、余暇に“収益を得る”ために〈知識:裏社会〉を使用する際、より儲かる密輸の仕事を見つけられる可能性が高くなる。
君が〈隠密〉の達人の場合、GMはロールした結果か15を使用する。また、伝説なら受動的な観察者から小さな隠されているアイテムを“隠し持つ”ことに自動的に成功する。
隠れた状態のアイテムを積極的に捜索しているクリーチャーの知覚判定に対しては、君はこれらの利益を得られない。また、君の密輸の手腕によって、余暇に“収益を得る”ために〈知識:裏社会〉を使用する際、より儲かる密輸の仕事を見つけられる可能性が高くなる。
《手早い捜索》 特技7 Expeditious Search
一般
前提条件 知覚の達人
君は通常の倍の速さで詳細や秘密を素早く調べ上げる。“捜索”の際、特定の範囲を捜索するのに通常の半分の時間で行うことができる。すなわち、探索活動中に移動できる移動速度を2倍(最大で自身の移動速度の半分まで)にしながら、その範囲に入らずに“捜索”した内容を確認できる。知覚の伝説の場合、4倍の速度で範囲を“捜索”する。
《伝説の暗号破り》 特技15 Legendary Codebreaker
一般 技能
前提条件 〈社会〉の伝説
君の言語と暗号の技能は非常に優れているため、文書を素早く読むだけで情報を読み解くことができる。君は通常の速度で読みながら、〈社会〉を使用して“解読”できる。ゆっくり読み、通常必要とされる全時間を費やして成功すると、大成功を得る。通常の時間を費やして大成功をした場合、文書を単語ごとに理解できる。
《伝説の医師》 特技15 Legendary Medic
一般 技能
前提条件 〈医術〉の伝説
君は奇跡的な結果を達成するような、医学界の大きな発展や技術を発見した。君は各目標に対して1日1回、その目標の処置に1時間を費やし、病気、盲目状態、聴覚喪失状態、凶兆状態、吸精状態を取り除くための〈医術〉判定を試みることができる。病気や状態を生み出した呪文や効果のDCを使用する。効果の源がアーティファクト、あるいは20レベルを超える類似の強力なものである場合、DCは10増加する。
《伝説の芸人》 特技15 Legendary Performer
一般 技能
君の名声は国々に広がっている。“知識の想起”をするためにDC 10の〈社会〉判定に成功したNPCは君のことを聞いたことがあり、君の評判とNPCの性質に応じて、通常よりも1段階良い態度になる。例えば、君が残忍で厳しい要求を行うことで有名な場合、クリーチャーは君に友好的状態にはならず、威圧されていると思うかもしれない。〈芸能〉で“収益を得る”際、聴衆者は君に愛に集まってくるので、君の場所が許されるよりも高いレベルの聴衆者を引きつける。例えば統治者とエンジェルが森にある君の小さな塔に行き上演を聞くことがあるかもしれない。通常、これによりGMの望むなら、利用可能な聴衆者が2レベル以上増加する。
《伝説の言語学者》 特技15 Legendary Linguist
一般 技能
君は言語に非常に精通しているので、すぐにピジン言語を作れる。
簡略化した用語を使用し基本的な概念を伝えるピジン言語を作成することにより、言語を持つクリーチャーといつでも話すことができる――たとえ知らない言語であってもだ。そのためにはまず、少なくともそのクリーチャーが使用している会話の媒体を理解する必要がある(会話、《手話》など)。
《伝説の交渉術》 [three-actions] 特技15 Legendary Negotiation
一般 技能
前提条件 〈交渉〉の伝説
君は不利な状況であっても非常に迅速に交渉できる。君は“懐柔”し、現在の活動をやめて交渉に従事するように“要望”することを試みる。君は-5のペナルティを受けて〈交渉〉判定を行う。GMは状況に基づいて要望のDCを設定する――一般に、少なくともクリーチャー・レベルのとても困難なDCである。一部のクリーチャーは単に拒否するだけかもしれないし、談判に同意する者でさえ、最終的に君の主張に物足りなさを感じて暴力に戻るかもしれない。
《伝説の忍び歩き》 特技15 Legendary Sneak
一般 技能
見られても良いように選ばない限り、君は常に“忍び歩き”をし、たとえ隠れる場所がないようなところであっても“隠れ身”を行える。遮蔽がなく視認困難状態でない状況でも、君は“隠れ身”や“忍び歩き”を行える。“隠行”以外の探索の戦術を行う際、使用しないことを選択しない限り、君は加えて“隠行”の利益も得る。
《伝説の職人》 特技15 Legendary Professional
一般 技能
前提条件 〈知識〉の伝説
君の名声は国々に広がっている(例えば、君が〈知識:戦争〉を持つ場合、君は伝説的な将軍や戦術家かもしれない)。これは《伝説の芸人》 と同様に機能するが、〈知識〉で“収益を得る”とき、聴衆ではなくより高いレベルの仕事を得られる点が異なる。
《伝説の生存者》 特技15 Legendary Survivalist
一般 技能
前提条件 〈生存〉の伝説
君は食料や水なしで無期限に生存でき、ダメージを受けることなく極寒、猛寒、酷寒、酷暑、猛暑、極暑に耐えることができる。
《伝説の盗賊》 特技15 Legendary Thief
一般 技能
君の盗みの能力は常識を裏切るほどだ。積極的にアイテムを使用している者、あるいは取り除くのに時間がかかったり極端に目立ったりしている者に“盗む”を試みることができる(履いている靴や鎧など)。ゆっくりと慎重に少なくとも1分を費やす必要がある(鎧など取り外すのに時間がかかるアイテムの場合はかなり長くなる)。この時間の間に暗闇になる遮蔽物やにぎやかな群衆など隠れた状態ままでいる何らかの手段が必要である。このとき、〈盗賊〉判定に-5のペナルティを受ける。たとえ成功したとしてもアイテムが非常に目立つようなものの場合――フル・プレート・アーマーなど――周囲の者は盗んだ後アイテムがなくなったことに気がつくだろう。
《天然薬》 特技1 Natural Medicine
一般 技能
前提条件 〈自然〉の修得
君は味方を治癒するために、自然の治療方法を適用できる。君は“傷の手当て”を行うために〈医術〉の代わりに〈自然〉を使用できる。野外にいる場合、新鮮な原料を簡単に得られるため、GMの決定にしたがって“傷の手当て”を行うための〈自然〉判定に+2の状況ボーナスを得る。
《統一理論》 特技15 Unified Theory
一般 技能
前提条件 〈秘術〉の伝説
魔法の4つの体系と魔法の本質の共通の基盤について意味のあるつながりを作り始め、秘術の水晶体を通してそれら全てを理解できるようになった。魔法体系に応じて、〈自然〉、〈伝承学〉、〈宗教〉を必要とする技能アクションまた技能特技を使用する時、君は代わりに〈秘術〉を使用できる。通常なら、他の魔法に対して〈秘術〉を使用するためにペナルティを受けたり、より高いDCを使用したりする場合(“魔法の識別”を使用するときなど)、君はもはやその影響を受けない。
《特異な識別》 特技1 Oddity Identification
一般 技能
前提条件 〈伝承学〉の修得
《登攀闘法》 特技1 Combat Climber
一般 技能
前提条件 〈運動〉の修得
君には登攀中でも戦える技術がある。君は“登攀”中でも立ちすくみ状態にならず、手にアイテムを持っていても“登攀”できる。
ただし、依然として君は、片手と両足を使って“登攀”する必要がある。
ただし、依然として君は、片手と両足を使って“登攀”する必要がある。
《動物との絆》 特技2 Bonded Animal
余暇 一般 技能
前提条件 〈自然〉の熟練
君は動物との強いつながりを結ぶ。君は、君に対して有効的状態あるいは協力的状態である、通常の(相棒などの特別でない)動物とのつながりを試みるために7日間の余暇を費やす。その後、DC 20の〈自然〉判定に成功すると君は動物との絆を築く。君がこの絆を壊すような酷いことをしない限り、動物は永続的に協力的状態になる。協力的状態な動物は技能の章「動物に命令する」で説明されているように、命令するのが容易になる。
新しい動物と絆を築くと、ほかの動物との間に築かれていた絆は終了する。
絆のある動物と動物の相棒を同時に持つことはできない(絆のある動物と使い魔を同時に持つことは可能)。
新しい動物と絆を築くと、ほかの動物との間に築かれていた絆は終了する。
絆のある動物と動物の相棒を同時に持つことはできない(絆のある動物と使い魔を同時に持つことは可能)。
《鬨の声》 特技7 Battle Cry
一般 技能
前提条件 〈威圧〉の達人
君はイニシアチブ・ロールにおいて、フリー・アクションとして力強い戦いの咆哮を上げ、それを見た敵の“士気をくじく”ことができる。君が〈威圧〉の伝説なら、攻撃ロールに大成功した場合、敵の“士気をくじく”ためにリアクションを使用できる。
《読唇術》 特技1 Read Lips
一般 技能
前提条件 〈社会〉の修得
君ははっきりと見ることができる、近くにいる人の唇を読み解ける。君は十分に時間があれば、この処理を自動的に行うことができる。遭遇モードや読唇術をするのがより難しい状況で試みる場合、唇の動きに焦点を当てている各ラウンド中は恍惚状態かつ立ちすくみ状態であり、君はその人の唇を読むために〈社会〉判定で成功しなければならない(GMが決定したDCに対して)。どちらの場合でも、読み取る言語は君が修得しているものでなければならない。
君が《読唇術》を身に着けているなら、聴覚喪失状態であったり聴覚喪失状態であっても、言語の話し言葉の唇の動きを認識できる。またそのような状態であっても、他の人が君の言葉を理解するのに十分な程度に言葉を話すことができる。
《特売品漁り》 特技1 Bargain Hunter
一般 技能
前提条件 〈交渉〉の修得
君は〈交渉〉に日数を費やして掘り出し物を探し、転売することで“収益を得る”ことができる。また、特定の商品の掘り出し物を探すことに時間を費やすこともできる。これは〈交渉〉で“収益を得る”のと同様に機能するが、お金を稼ぐ代わりに獲得した金額と等しい値引きをうけてアイテムを購入する。得た収益が品物の代金を超えたら、無料でその品物を得る。加えて、1レベルのキャラクター作成時に《特売品漁り》を選択した場合、追加で2gpを得てゲームを開始する。
《土地勘》 特技1 Streetwise
一般 技能
前提条件 〈社会〉の修得
君は路上での生活を知っており、地域の居住地の鼓動を感じる。君は“情報収集”を行うために、〈交渉〉修正値の代わりに〈社会〉修正値を使用できる。定期的に訪れる居住地では、〈社会〉で“知識の想起”アクションを行い、“情報収集”のための〈交渉〉で発見できるものと同じ種類の情報を知ることができる。DCは通常よりもかなり高いが、“情報収集”するのに時間を費やすことなくそれらの情報を知っている。“知識の想起”で情報を得るのに失敗した場合でも、引き続き通常の“情報収集”をすることができる。
《長続きする強制》 特技2 Lasting Coercion
一般 技能
前提条件 〈威圧〉の熟練
君が“強制”に成功したときの、その人物が君に従う最大時間は一週間に増える。ただし、依然として、GMの決定する時間に従う。君が〈威圧〉の伝説なら、最大時間は一ヶ月である。
《長引く陽動》 特技1 Lengthy Diversion
一般 技能
前提条件 〈ペテン〉の修得
君が“陽動”に大成功すると、君はターン終了後も隠れた状態のままである。この効果はGMが決定するように、“陽動”している間とその後状況に応じた時間だけ継続する(最低でも追加の1ラウンドの間)。
《盗み取り》 特技1 Pickpocket
一般 技能
前提条件 〈盗賊〉の修得
君は-5のペナルティを受けることなく、ポケットなどの厳重に守られている物体を“隠し持つ”、あるいは“盗む”ことができる。この効果を持ってしても、取り除かれると非常に目立ったり、取り除くのに時間がかかる物体(着用している靴や鎧、あるいは今装備中の物体など)を盗むことはできない。君が〈盗賊〉の達人である場合、戦闘中または物体を守っているクリーチャーに対して“盗む”を試みることができる。そうする場合、“盗む”は操作特性を持つ1アクションではなく、操作特性を持つ2アクションが必要となり、判定に-5のペナルティを受ける。
《猫の如き着地》 特技1 Cat Fall
一般 技能
前提条件 〈軽業〉の修得
君は猫のように身軽に動き、落下を緩和する。落下は10フィート短いものとして扱う。君が〈軽業〉の熟練なら25フィート短いものとして扱う。〈軽業〉の達人なら50フィート短いものとして扱う。〈軽業〉の伝説なら落下の距離に関係なく常に足から着地し、ダメージを受けることはない。
《発明家》 特技7 Inventor
余暇 一般 技能
前提条件 〈製作〉の達人
君は〈製作〉の天才であり、物の作り方を簡単に判断し、新しい発明品を作ることができる。余暇を費やし、君の知らないコモンの処方を考案することができる。これは“作成”の余暇活動と同じように機能する。事前に処方の価格の半分を費やし〈製作〉判定を試み、成功した場合、差額を支払うことで処方を終了するか、価格を引き下げるためにさらに時間をかけることができる。違いはアイテムを作成するのではなく、研究、設計、および開発に追加の時間を費やすことである。完成したら、考案した新しい処方を処方書に追加する。
《跳ね起き》 [free-action] 特技7 Kip Up
一般 技能
前提条件 〈軽業〉の達人
君は“立ち上がる”。この移動はリアクションのトリガーとならない。
《羽のごときステップ》 特技1 Feather Step
一般
前提条件 【敏捷力】14
君は慎重かつ素早く“ステップ”する。君は移動困難地形へ“ステップ”できる。
《万物作成》 特技15 Craft Anything
一般 技能
前提条件 〈製作〉の伝説
制限はあるが、ほとんどあらゆるものを“作成”する手だてを見出すことができる。適切な〈製作〉技能特技(魔法のアイテムのための《魔法のアイテム作成》など)を持ち、アイテムのレベルと習熟の必要条件を満たしている限り、特定の種族や呪文を提供することなどといった、他の必要条件を無視できる。唯一の例外はアイテムのコストに追加される必要条件である。これには、アイテム自体にコストがある呪文の発動や使用権、〈製作〉の独自の要件を持つ賢者の石などの特殊なアイテムが含まれる。君が必要条件を無視できるかは、GMが決定する。
《秘術感覚》 特技1 Arcane Sense
一般 技能
前提条件 〈秘術〉の修得
魔法の研究を通じて、本能的にその存在を感じることができる。君は秘術の生得呪文として1レベルのディテクト・マジックを回数無制限で発動できる。君が〈秘術〉の達人ならこの効果は3レベルに高レベル化する。君が〈秘術〉の伝説ならこの効果は4レベルに高レベル化する。
《武器習熟》 特技1 Weapon Proficiency
一般
君は全ての単純武器を修得にする。既に全ての単純武器の修得なら、全ての軍用武器を修得にする。既に全ての軍用武器の修得なら、選択した1つの高度武器を修得にする。もしレベルが11以上であれば、これらの武器の習熟ランクは熟練となる。
特殊 君はこの特技を複数回選択できる。選択するたびに、君は、上記の流れに従って、適切な追加の武器を修得にする。
《不屈の闘志》 特技1 Diehard
一般
《魔法修得の短縮》 特技2 Magical Shorthand
一般 技能
君にとって、呪文を修得することは簡単なことだ。君が呪文体系に関連する技能の熟練であれば、体系の呪文を修得するために呪文レベル毎に1時間ではなく、呪文レベルごとに10分だけかかる。呪文を修得できなかった場合でも、1週間後またはレベル上昇後のどちらか早い方で再度行うことができる。君が体系に関連した技能の達人である場合、呪文の修得は呪文レベル毎に5分となり、君が伝説の場合は呪文レベルごとに1分になる。
君は余暇を使用して新しい呪文を修得および登録できる。これは呪文体系に関連した技能で“収益を得る”かのように機能するが、お金は得られない。代わりに修得するために利用可能な呪文を選択し、それを修得する際に割引される。獲得した収入がコスト以上になる場合は、呪文を無料で修得する。
《魔法のアイテム作成》 特技2 Magical Crafting
一般 技能
前提条件 〈製作〉の熟練
君は魔法のアイテムを作成できるが、一部には追加の必要条件もある。この特技を選択すると2レベル以下のコモンの魔法のアイテムの処方を4つ得る。
《魔法のアイテム騙し》 [one-action] 特技1 Trick Magic Item
一般 操作 技能
君は通常は使用できない魔法のアイテムを、ごまかして一時的に起動するために調査する。例えば、ファイターがワンドから呪文を発動したり、ウィザードが巻物を使用して秘術呪文一覧にない呪文を発動したりできるようにする。君はアイテムが起動すると何が起こるかを知っている必要がある。知らない場合、そのアイテムを騙すことはできない。
君がアイテムから呪文を発動しようとしている場合、アイテムの魔法体系に一致する技能、または一覧に呪文がある体系と一致する技能を使用して判定を試みる。関連する技能は、秘術呪文なら〈秘術〉、始原呪文なら〈自然〉、伝承呪文なら〈伝承学〉、信仰呪文なら〈宗教〉であり、特定の魔法体系の特性を持たないアイテムの場合は、この4つのいずれでもよい。GMはアイテムのレベルに基づいてDCを決定する(アイテムまたは状況に応じて調整してもよい)。
君が呪文攻撃ロールまたは呪文DCを必要とする魔法のアイテムを起動したが、関連する体系の呪文を発動できない場合、君のレベルを習熟ボーナスとし、【知力】、【判断力】、【魅力】の中で最も高い修正値を使用する。
アイテムの体系に適切な技能の達人である場合、君は修得の習熟ボーナスを使用し、伝説である場合は熟練の習熟ボーナスを使用する。
成功 現在のターンの残りの期間、君は通常通り使用できるかのようにそのアイテムに対して“アイテムの起動”にアクションを費やせる。
失敗 このターン、君はそのアイテムを使用することも再度騙すこともできないが、後のターンで再度試みることはできる。
大失敗 君はそのアイテムを使用できない。また日毎の準備を行うまで、もう一度そのアイテムを騙そうと試みることもできない。
《マルチリンガル》 特技1 Multilingual
一般 技能
前提条件 〈社会〉の修得
君は新しい言語を簡単に身につける。君はコモンの言語、アンコモンの言語、および使用可能な他の言語から選択した2つの新しい言語を修得する。君が既に〈社会〉の達人であるか新しく達人になった時点と、君が既に〈社会〉の伝説であるか新しく伝説になった時点で、それぞれ追加の言語を1つ修得する。
特殊 この特技は複数回選択することができる。そのたびに、君は追加の言語を修得する。
《味方の静音化》 特技2 Quiet Allies
一般 技能
前提条件 〈隠密〉の熟練
君は集団での移動に熟達している。君が“隠行”をして、味方が“専門家にならう”とき、君と味方は別々にロールする代わりに、最も低い修正値を使用して1回の〈隠密〉判定をロールすることができる。これはイニシアチブ・ロールには適用できない。
《無意識の想起》 特技2 Automatic Knowledge
一般 技能
前提条件 “知識の想起”アクションに関連する技能の熟練、その技能の《技能の保証》
君はその道の人ならすぐに思いつくような事をぱっと思い出せる。君が“知識の想起”アクションに伴う、熟練で《技能の保証》特技を持つ技能を1つ選択する。1ラウンドに1回、フリー・アクションとして、その技能を用いて“知識の想起”アクションを行うことができる。
その場合、君は技能判定で《技能の保証》を使わなければならない。
特殊 君はこの特技を複数回選択し、選択するたびに異なる技能を1つ選択できる。君は選択した技能で《無意識の想起》を使用できるが、1ラウンドに1回しか使用できない。
その場合、君は技能判定で《技能の保証》を使わなければならない。
特殊 君はこの特技を複数回選択し、選択するたびに異なる技能を1つ選択できる。君は選択した技能で《無意識の想起》を使用できるが、1ラウンドに1回しか使用できない。
《野生生物の調査》 特技1 Survey Wildlife
一般 技能
前提条件 〈生存〉の修得
君は野外の詳細を調べ、近くのクリーチャーの存在を確認できる。周囲のエリアを調査するのに10分間を費やすことで、君は巣、鳴き声、植生の跡に基づいて近くにいるクリーチャーを見つけることができる。
痕跡がどれほど明確なものであるかに基づいてGMが決定したDCに対して、君は〈生存〉判定を試みる。成功すると、この痕跡だけからクリーチャーの詳細を知るために、-2のペナルティを受けて“知識の想起”判定を試みることができる。君が〈生存〉の達人である場合、このペナルティを受けない。
《用心深き眼識》 特技1 Canny Acumen
一般
君の回避力や観察力は、職能からも考えられぬほど優れている。頑健セーヴ、反応セーヴ、意志セーヴ、知覚のいずれかを選択する。君が選択したものへの習熟が熟練になる。17レベルの時点で、その習熟は達人になる。
《よじ登り》 特技2 Rapid Mantel
一般 技能
前提条件 〈運動〉の熟練
君は簡単に取っ掛かりを使って自身を引っ張り上げる。君が“しがみつき”をするとき、その表面に自身を引っ張り上げて立つことができる。君は“しがみつき”をするために、反応セーヴの代わりに〈運動〉を使用できる。
《鎧習熟》 特技1 Armor Proficiency
一般
君は軽装鎧を修得にする。君がすでに軽装鎧の修得ならば、君は中装鎧を修得にする。君が軽装鎧と中装鎧の両方の修得ならば、君は重装鎧を修得にする。
特殊 この特技は複数回選択できる。選択するたび、他の区分の鎧を修得にする。
特殊 この特技は複数回選択できる。選択するたび、他の区分の鎧を修得にする。
《錬金術アイテム作成》 特技1 Alchemical Crafting
一般 技能
前提条件 〈製作〉の修得
君は余暇に〈製作〉を使用して錬金術アイテムを“作成”できる。この特技を取得すると、君の処方書に1レベル錬金術アイテムの処方を4つ即座に追加する。
《輪縄作成》 特技1 Snare Crafting
一般 技能
前提条件 〈製作〉の修得
君は“作成”の連続行動を使用して、輪縄を作成できる。この特技を選択すると、処方書にコモンの輪縄の処方を4つ追加する。
《腕力による威圧》 特技2 Intimidating Prowess
一般 技能
前提条件 【筋力】16、〈威圧〉の熟練