Re/PC2/アーキタイプ/ヴィジランテ - p2rdj @ ウィキ

ヴィジランテ Vigilante

出典 Player Core 2 218ページ
PFS特記 すべてのキャラクターはヴィジランテ・アーキタイプの使用権を持つ。

　ヴィジランテとしての君には2つの顔がある。1つは社交の人格であり、もう1つは超法規的行為を礼儀正しい社会から隠すことができる秘密の人格である。君の秘密の人格は、大切な民間人の安全を守りながら、冒険したり秘密の任務を遂行したりすることができる。犯罪との闘争、反乱の扇動、混乱の拡散など、その目的が何であれ、不羈の人格はその正体を突き止めることを困難にすると同時に、謎めいた興味をそそる噂の対象となる。多くの冒険者は、自分の行動の栄光や悪名に浸ることを好むが、君は自分の人生のその部分を秘密にしておく。これにはさまざまな理由がある。もしかしたら、他の人生の危険や脅威から守りたいものや人がいるのかもしれない。おそらく、君は知られた存在であり、君の代替生活は居住地から過度の注目を集める可能性がある。また、注目されるのが嫌で、すべてから離れて平和に気楽に生きたいと思っているのかもしれない。理由はどうであれ、君には秘密の人格があり、それを秘密にするためにはどんなことでもするだろう。

　ヴィジランテには多くの目標や計画がある。彼らを栄光の追求者ととらえる人もいるが、多くの場合、彼らは高い目標に向かって努力している。ひょっとしたら彼らは、抑圧者に反撃するよう人々を鼓舞しようとしているのかもしれない。あるいは個人的な恨みを持っている犯罪者を追っているかもしれない。もしくは、国富の不均衡を取り戻そうとしているのかもしれない。金持ちから盗んで、困っている人に与えようとしているのかもしれない。君はそのようなヴィジランテの一人で、秘密裏に戦うことができるように隠れた生活をしている。秘密を守り、自分の道を進むためにはどうすればいいのだろうか？

《ヴィジランテへの専念》 特技2 Vigilante Dedication

アンコモン アーキタイプ 専念

出典 Player Core 2 218ページ
アーキタイプ グレイ・ガーデナー、ヴィジランテ
前提条件 〈ペテン〉の修得

　君は2つの人格があり、それぞれに独立した名前、属性、能力を持つ。君の社交の人格は社会の傑出した一員であり、不羈の人格は熟練した狡猾な戦士である。これらの人格はどちらも偽りの仮面ではない。君は実際に両方の人格である。誰かが君のもう一つの人格を識別しようとする場合、君が“なりすます”アクションを使用している場合と同様に、“捜す”アクションを使用して、君の〈ペテン〉DCに対する知覚判定を試みなければならない。この試みに対する〈ペテン〉DCは通常のDCではなく、20＋君の習熟度修正に等しい。“なりすます”とは異なり、君はその身元を隠すために誰かとやりとりするたびに〈ペテン〉判定を試みる必要はなく、他人が自分の身元を明らかにしようとした場合にのみ判定を行う。

　一方の人格から別の人格に変更するには1分かかり、他のクリーチャーから見えない場所で行わなければならない。この過程には衣服や化粧などの物理的な変化と精神的な変化の両方が含まれるため、外見を変浅せる他の効果は人格変更に必要な時間を減少させることはない。

　君の2つの人格は完全に異なるものだ。属性に依存する効果に対しては、君は現在の人格の属性を持つ。一方の人格に関する“知識の想起”の判定では、判定しようとする人が両方の人格が同一人物であることを認識していない限り、もう一方の人格に関する情報は明らかにならない。現在の人格に基づいて識別する効果は、君が現在その効果で識別される人格である場合にのみ機能する。そうでない場合、目標が存在しないかのように効果が失敗する。

　人格の分離を維持するために、能力の中には不羈の2つの特性のいずれかを持つものがある。クラス特技や不羈特技は不羈の人格と結びついており、社交の人格でそれを使うことは、不羈の人格としての自分をさらけ出す危険性がある。これは、この特技を行う前に特に密かに目立たないようにしていなければ、自分の人格が暴露されるリスクが高くなることを意味する。人格が公のもとにさらされると、《ヴィジランテへの専念》による偽装の利益は失われてしまう。しかし君は余暇を1週間費やすことで、新しい社交の人格を作成できる。

《アジト》 特技4 Safe House

アーキタイプ

出典 Player Core 2 219ページ
アーキタイプ ヴィジランテ
前提条件 《ヴィジランテへの専念》

　君はアジト――秘密を外の世界から隠すための安全な空間を確立する。アジトはおよそ10フィートの立方体の大きさである。君が使用できる場所にあり、隠し部屋や地下洞窟のような大きな建物や構造物の一部にすることもできる。アジトは魔法による探知から中の物や人を守ってくれる。これにはヴェイル・オヴ・プライヴァシーの効果があり、無効化DCに〈ペテン〉修正値を、無効化ランクには君のレベルの半分（端数切り上げ）を用いる。アジトの設置や移動には、1週間の余暇が必要となる。アジトの大きさは、〈ペテン〉の熟練であれば10フィートの立方体4つ分、達人であれば8つ分、伝説であれば16個分に拡大される。

《社交の権限》 特技4 Social Purview

アーキタイプ

出典 Player Core 2 219ページ
アーキタイプ ヴィジランテ
前提条件 《ヴィジランテへの専念》

　君は社交の人格で評判を築き上げた。君が前提条件を満たすアーキタイプを1つ選択する。君はそのアーキタイプの専念特技を得、例え他の専念特技を選択するにはまだヴィジランテ・アーキタイプから十分に特技を選択していない場合でも、そのアーキタイプから特技を選択できるようになる。これらの特技は社交の人格の一部となる――例えば、ファイター・ヴィジランテが《ウィザードへの専念》特技を得て、ウィザードの社交の人格を持つとしよう。社交の人格でウィザード・アーキタイプの特技を使用する際、不羈の人格を明らかにする危険はないが、不羈の人格でこれらを使用する場合は明らかになる危険がある。

《手下の顔》 特技4 Minion Guise

アーキタイプ 技能

出典 Player Core 2 219ページ
アーキタイプ ヴィジランテ
前提条件 動物の相棒もしくは使い魔；〈ペテン〉の熟練；《ヴィジランテへの専念》

　君が社交の人格でいる間、君は動物の相棒、使い魔、ペット、あるいは君がクラス特徴あるいは特技から得た他の手下に社交の人格を与えることができる。君が社交の人格に変化する際、君はその種別で社会的に受け入れられるクリーチャーに変更してもよい（ウルフを大型の犬に仕立てたり、使い魔を異国風のペットに見せかけたりするなど）。この社交の人格でいる間に暮らす特徴から得られる特殊な魔法能力あるいは戦闘能力を使用するために手下に命令することは、不羈の人格が暴かれる危険がある。

《早抜き》 [one-action] 特技4* Quick Draw

ガンスリンガー レンジャー ローグ

出典 Player Core 159ページ
アーキタイプ アルケンスター・エージェント、バタフライ・ブレード、デュアルウェポン・ウォリアー、レッド・マンティス・アサシン、ヴィジランテ
^* この《早抜き》はアーキタイプでの使用を想定したもので、元の特技とは異なるレベルで使用権を得る。

　君は同じ動きの中で武器を抜いて攻撃できる。君は武器を1つ抜くために“扱う”し、それからその武器で1回の“打撃”を行える。

《魔法隠し》 特技4 Hidden Magic

アーキタイプ 技能

出典 Player Core 2 219ページ
アーキタイプ ヴィジランテ
前提条件 《ヴィジランテへの専念》；〈自然〉、〈宗教〉、〈伝承学〉、〈秘術〉のいずれかの熟練

　君は装備が持つ魔法のオーラを隠せるようになった。日毎の準備の間に、君は魔法のアイテムの一部またはすべてを、魔法ではないように慎重に調整する。この方法で調整された物品は、次の日毎の準備までそのままである。ディテクト・マジックまたはリード・オーラを使用する術者は、君の隠蔽を見抜くために、君の〈ペテン〉DCに対する知覚判定に成功しなければならない。

《驚愕の姿》 [one-action] 特技6 Startling Appearance

アーキタイプ 感情 恐怖 精神 不羈

出典 Player Core 2 219ページ
アーキタイプ ヴィジランテ
前提条件 《ヴィジランテへの専念》
必要条件 君は目標のクリーチャーから未察知状態である。

　君は自分の存在に気づいていない敵を驚かすことができる。目標に対して“打撃”を1回行う。このクリーチャーはこの“打撃”に対して、通常通り立ちすくみ状態である。この“打撃”が命中したなら、目標は君のターンの残りの間立ちすくみ状態であり続け、恐れ状態1（クリティカル・ヒットの場合恐れ状態2）になる。

《架空の真実》 特技7 Subjective Truth

アーキタイプ 技能

出典 Player Core 2 219ページ
アーキタイプ ヴィジランテ
前提条件 《ヴィジランテへの専念》；〈ペテン〉の達人

　異なる人格を持つことで、君は嘘を見破る魔法を打ち破ることができる。自分の発言が現在の人格の視点では真実である限り、リング・オヴ・トゥルースのような嘘を暴く効果の下でも、君はその効果をだますことができる。

《早着替え》 特技7 Quick Change

アーキタイプ

出典 Player Core 2 219ページ
アーキタイプ ヴィジランテ
前提条件 《ヴィジランテへの専念》；〈ペテン〉の達人

　君は人格の間を簡単に遷移できる。人格の変更に1分を費やす代わりに3アクションの連続行動で行えるようになる。君が〈ペテン〉の伝説なら、この変化を単一アクションとして行える。

《数多の顔》 特技8 Many Guises

アーキタイプ

出典 Player Core 2 219ページ
アーキタイプ ヴィジランテ
前提条件 《ヴィジランテへの専念》；〈ペテン〉の達人

　君はありふれた姿への変装を何度でも行える。自分の人格を変える際、君は社交の人格あるいは不羈の人格を持つ代わりに、完全にありふれた存在になることができる。この人格は特定の個人ではなく、中立の属性であり、一般的な労働者、農民、農民などの平凡な職業に就いている、自分の種族や性別を問わない特徴のない存在となる。《ヴィジランテへの専念》で用いるものと同じ〈ペテン〉DCに対する無効化判定に成功しない限り、呪文と能力は2つの本当の人格のどちらかではなく、このありふれた人格であるかのように君を検出する。クラス能力あるいは専念能力を使用すると、この変装は終了する。

《身の毛もよだつ姿》 特技12 Frightening Appearance

アーキタイプ 不羈

出典 Player Core 2 219ページ
アーキタイプ ヴィジランテ
前提条件 《驚愕の姿》；〈威圧〉の熟練

　君の劇的な姿は見るものを怖がらせることができる。君が《驚愕の姿》を使用する際、君は“打撃”の前に自分に対して未察知状態である10フィートの放射内の敵それぞれに対して“士気をくじく”を試みることができる。

《息を呑む姿》 特技16 Stunning Appearance

アーキタイプ 不羈

出典 Player Core 2 219ページ
アーキタイプ ヴィジランテ
前提条件 《驚愕の姿》

　突然現れた君の姿に敵は対応できない。《驚愕の姿》を使用する際、レベルが君のレベル以下の敵に君の“打撃”が命中したなら、敵は朦朧状態1、クリティカル・ヒット時に朦朧状態2になる。