コボルド Kobold
アンコモン 人型生物 コボルド
出典 Advanced Player's Guide 13ページ
PFS特記 パスファインダー協会の活動が何年もの間成功し続けたことで、すべてのキャラクターはコボルド種族の使用権を持つ。
PFS特記 パスファインダー協会の活動が何年もの間成功し続けたことで、すべてのキャラクターはコボルド種族の使用権を持つ。
コボルドの誰もが、自分たちの脆弱な体躯が強大なトゥルー・ドラゴンの力を裏切っていることを知っている。彼らは巧妙な職人であり、献身的に尽くす仲間であるが、彼らの領域に侵入した者は、特に彼らが竜術師やトゥルー・ドラゴンの大君主の後ろ盾を得ている場合、彼らが手慣れた奇襲者であることに気づく。しかし、この爬虫類の日和見主義者たちは、自分たちの利益になるときは喜んで他の人型生物と協力し、警戒と狡猾さを組み合わせて広い世界で富を築くことを証明している。
コボルドは機知に富見、高い生存能力を持つ。彼らは輪縄に守られた住処や日和見主義的な清掃活動によって、他のほとんどの人型生物にとっては悪役として扱われ、その龍に対する厳格な畏敬の念のため、単なる手先や厄介者としての評判を得ている。しかし、地上居住地の相対的な安全性、冒険生活の実入りの良い展望、または彼ら自身の信者からの畏怖の正当性を求めて、隔離された戦場から外へ出たコボルドもいる。
桁外れの自信と恐るべき狡猾さ、そして竜の太古の力を持つキャラクターが欲しいなら、コボルドをプレイすべきだ。
おそらく君は… You Might...
- 竜を先祖と信じているにせよ、単なる守護者と信じているにせよ、その竜とのつながりに誇りを持つ。
- 周囲を分析し、常に待ち伏せ、有利な地形、逃げ道を探す。
- リーダーとして、部下として、または同胞として、組織の振る舞いを自然に観察し、受け入れ、尊重する。
ひょっとしたら他人は君のことを… Others Probably...
- 臆病で、危険に直面するとすぐに諦めると考える。
- 特に防御の構築に関して、君の創意工夫と臨機応変さに感謝する。
- その竜の力の主張を大げさで妄想じみており、愛嬌があると考えている。
身体的特徴 Physical Description
コボルドは、細長い体と長い尾を持つ背が低い(身長約3フィート)爬虫類の人型生物である。彼らは遠く離れた竜の祖先を持つことが多く、どのコボルドにも、頑丈な角、カミソリのように鋭い歯、まれに痕跡的な翼や竜のブレスといった竜の特徴が1つ以上見られる。彼らは急速に成熟し、約12年で成体になり、約60歳まで生きる。
コボルドの鱗の色は大きく変化する。ほとんどの場合、クロマティック・ドラゴンやメタリック・ドラゴンの色相に似ているが、わずかに暗い鱗や明るい鱗が混在し、まだら模様になっている。孵化したばかりのコボルドの鱗は、彼らが現在仕えている竜であれ、その先祖の竜の種別であれ、しばしば共同体の竜の模範を反映している。
社会 Society
コボルドには根深い警戒心を持ち、それによってコボルドは生き延びている。彼らは、犠牲者にならないように、強力なクリーチャーの周りで秘密主義や従属主義をとる。この柔軟さは、コボルドが(ドラゴンのような)強力な後援者か、(アーティファクトや魔力を持つ指導者のような)超自然的な力の強力な源のいずれかを確保すると消えてしまう。彼らはしばしば、新しい大義や指導者への揺るぎない熱情と忠誠心を得る。しかし、コボルドは強力な沈没船を感知することで悪名高く、一度彼らの動力源が故障したり、絶望的に見えると、彼らの士気は急速に低下する。
竜に導かれているかどうかにかかわらず、コボルドはほとんどの場合、自分たちの精神的な模範となる種別の竜と自分を同一視する。彼らの社会は、模範者の人格に触発された法律や文化的規範を定期的に採用している。
属性と宗教 Alignment and Religion
偶像を破壊する急進派のコボルドを除いて、コボルドは階層やルールに対して自然な敬意を持っているため、混沌であることはほとんどない。コボルドの冒険者たちは、秩序にして中立か中立となることが多く、種族の社会戦略に従って生存している。
組織化された宗教は、ほとんどのコボルドにとって自然なものと感じられ、特に神が命令的または専制的な性質を帯びている場合に顕著である。アバダルの注文やシェーリンの芸術的才能に惹かれる者も多い。より邪悪な共同体は、アスモデウスや他のアークデヴィルを共通の守護者として信仰している。竜神のアプスとダハクも一般的な信仰対象である。また、コボルドはしばしばカルト、特に竜やデヴィルを旗に掲げたカルトに惹かれる。
冒険者 Adventurers
コボルドは、不相応に大きなエゴにふさわしいと感じる力、伝承、宝を求めて冒険することが多い。冒険家、民兵、不注意な暴君がコボルドな共同体を打ち砕くと、生き残った者たちはしばしば新しい家族につかまり、心の慰めを求め、時には復讐もする。典型的なコボルドの来歴には、Core Rulebookに掲載されている職人、芸術家、犯罪者、狩人、鉱夫、野伏、鋳掛屋に加え、本書に掲載される山賊、教団員、ゴミ漁り、従者が挙げられる。コボルドはバード、レンジャー、ローグ、ソーサラーとして優れた力を持つが、アルケミストやウィザードとしての創意工夫にも長けている。
名前 Names
若いコボルドの名前が1音節か2音節以上になることはめったにない。しかし、年を取り、地位を獲得し、偉大な業績を達成すると、コボルドは一般的な厳格な慣習を模倣して、名前に音節を追加していく。コボルドが姓を持つことはほとんどないが、共同体にうまく溶け込むために努力することがある。その場合、彼らはその集団の中にいる刺激的な人物の姓を採用するのが一般的だ。
名前の例 Sample Names
アザルナック、ドラアジーン、エンザ、ファジ、ジェカジャク、キブ、キロク、ミルコル、タルカ、ウルカク、ヴァルシェズ、ヴロクラン、ゼクスティカ、ズァズ
その他の情報 Other Information
コボルドの起源 Kobold Origins
内海地域のコボルドには数多くの起源説話があり、その多くは竜神ダハクとアプスの争いに関連している。地表近くの洞窟に住むコボルドは、ダハクが先祖を掬って竜に変えたのだと、自分たちがトゥルー・ドラゴンよりも前に住んでいたと信じていることが多い。コボルドの居住地が洞窟のようなものであれば、これらの物語がコボルドと竜を直接結びつけることは少なくなる。沼地のコボルドは、ダハクが戦いで流した血から生まれたと語ることが多く、木や山に住む者たちはダハクの涙から生まれたと信じていることが多い。
その他のコボルド Other Kobolds
コボルドはクロマティック・ドラゴンとメタリック・ドラゴンに物理的に似ており、なにより色を同じくすることが多い。しかし、異なるトゥルー・ドラゴン、特にエソテリック・ドラゴン、インペリアル・ドラゴン、プレイナー・ドラゴン、プライマル・ドラゴンと密接に関連するものもいる。ティエン=シアでは、インペリアル・ドラゴンのような外観のコボルドはクロマティック・ドラゴンやメタリック・ドラゴンの特徴を持つものとほぼ同じくらい多く見られ、彼らはしばしば助言者や術者の役割を果たす。プレーナー・コボルドとプライマル・コボルドは、入植地が大きな危険にさらされたり、次元界のエネルギーにさらされたりすると孵化することがあり、しばしば偉大な運命にあると考えられている。エソテリック・コボルドはどこでも珍しいが、奇妙なエネルギーを持つ場所(不可侵の地/Impossible Landsなど)では定期的に出現することがあり、仲間から恐れられ、信用されないことが多い。
罠! Traps!
コボルドは有名な罠職人であり、彼らが「遅い牙」と呼ぶこれらの隠れた防御機構の狡猾で複雑な種類を設計、開発、構築する能力に大きな誇りを持っている。彼らは自分の住処から遠く離れた場所で新しい罠の概念を試すことが多く、それを使って嫌われ者の隣人を狩ったり、嫌がらせをしたりする。これにより、コボルドは設計を繰り返し、時には罠を単独ではなく組み合わせた方が効果的かどうかを確認することもある。罠のアイデアが効果的であることが証明されて初めて、コボルドの居住地を守る価値があると考えられる。
罠職人は、ほとんどのコボルドの居住地で知的エリートとして扱われており、他の文化が聖職者や戦争の英雄に取っておくような敬意を与えられることが多い。罠を作る者がいないコボルドは、使者を派遣して罠を見つけ、自分たちの技術を教えに来てほしいと懇願するだろう。
コボルドのデータ Kobold Mechanics
ヒット・ポイント 6
サイズ 小型
移動速度 25フィート
能力値増強 【敏捷力】、【魅力】、任意
能力値減少 【耐久力】
言語 共通語、竜語。【知力】修正値に等しい追加の言語(修正値が正の値である場合)。アクロ語、ドワーフ語、ノーム語、地獄語、地界語、地下共通語、および使用可能なその他の言語(住んでいる地域でのコモンの言語など)から選択する。
特性 アンコモン、人型生物、コボルド
暗視 暗闇や薄明るい光でも、君は明るい光と同様にものを見ることができる。しかし暗闇での視界は白黒になる。
竜の模範/Draconic Exemplar 君は竜の模範からわずかな力を引き出す。模範となるクロマティック・ドラゴンまたはメタリック・ドラゴンの種別を選択する。これによって君の鱗の色と外観が決まり、GMの判断に従い、竜は自分に似たコボルドをより好意的に見ることがある。また、自分が持っている他の能力の詳細を判断する目的において、表:竜の模範を使用する場合がある。
サイズ 小型
移動速度 25フィート
能力値増強 【敏捷力】、【魅力】、任意
能力値減少 【耐久力】
言語 共通語、竜語。【知力】修正値に等しい追加の言語(修正値が正の値である場合)。アクロ語、ドワーフ語、ノーム語、地獄語、地界語、地下共通語、および使用可能なその他の言語(住んでいる地域でのコモンの言語など)から選択する。
特性 アンコモン、人型生物、コボルド
暗視 暗闇や薄明るい光でも、君は明るい光と同様にものを見ることができる。しかし暗闇での視界は白黒になる。
竜の模範/Draconic Exemplar 君は竜の模範からわずかな力を引き出す。模範となるクロマティック・ドラゴンまたはメタリック・ドラゴンの種別を選択する。これによって君の鱗の色と外観が決まり、GMの判断に従い、竜は自分に似たコボルドをより好意的に見ることがある。また、自分が持っている他の能力の詳細を判断する目的において、表:竜の模範を使用する場合がある。
表1-1:竜の模範 Draconic Exemplar
ドラゴン | ブレス攻撃の形状 | ダメージ種別 | セーヴィング・スロー |
---|---|---|---|
グリーン | 円錐 | [毒] | 頑健 |
ブラック | 直線状 | [強酸] | 反応 |
ブルー | 直線状 | [雷撃] | 反応 |
ホワイト | 円錐 | [氷雪] | 反応 |
レッド | 円錐 | [火炎] | 反応 |
カッパー | 直線状 | [強酸] | 反応 |
ゴールド | 円錐 | [火炎] | 反応 |
シルヴァー | 円錐 | [氷雪] | 反応 |
ブラス | 直線状 | [火炎] | 反応 |
ブロンズ | 直線状 | [雷撃] | 反応 |
出自 Heritages
洞窟コボルド Cavern Kobold
出典 Advanced Player's Guide 13ページ
君は狭いトンネルと無数の同族の住むねぐらで君は卵から孵った。君の体は柔軟だ。岩壁や鍾乳石などの自然の石を“登攀”する際、君は成功時に移動速度の半分まで、大成功時に移動速度そのままで移動できる(《高速登攀》を有しているなら、成功時に移動速度そのままで移動できる)。君が登攀速度を用いる場合、この能力は効果を及ぼさない。君が“無理矢理入り込む”ための〈軽業〉判定に成功したなら、代わりに大成功を得る。
君は狭いトンネルと無数の同族の住むねぐらで君は卵から孵った。君の体は柔軟だ。岩壁や鍾乳石などの自然の石を“登攀”する際、君は成功時に移動速度の半分まで、大成功時に移動速度そのままで移動できる(《高速登攀》を有しているなら、成功時に移動速度そのままで移動できる)。君が登攀速度を用いる場合、この能力は効果を及ぼさない。君が“無理矢理入り込む”ための〈軽業〉判定に成功したなら、代わりに大成功を得る。
竜鱗コボルド Dragonscaled Kobold
出典 Advanced Player's Guide 13ページ
君の鱗は特に色合いが強く、竜が持つものと同じ抵抗をいくらか備える。君は竜の模範に対応するダメージ種別(表1-1を参照)への抵抗を得る。値は自分のレベルの半分(最低1)に等しい。竜の“ブレス攻撃”に対してはこの抵抗の値を2倍にする。
君の鱗は特に色合いが強く、竜が持つものと同じ抵抗をいくらか備える。君は竜の模範に対応するダメージ種別(表1-1を参照)への抵抗を得る。値は自分のレベルの半分(最低1)に等しい。竜の“ブレス攻撃”に対してはこの抵抗の値を2倍にする。
呪文鱗コボルド Spellscale Kobold
出典 Advanced Player's Guide 14ページ
君の静脈には竜の魔法の痕跡が流れている。秘術呪文リストからキャントリップを1つ選択する。君はこの呪文を生得呪文として回数無制限で“呪文発動”できる。キャントリップは君のレベルの半分(端数切り上げ)に高レベル化される。君は秘術呪文攻撃ロールと呪文DCに修得の習熟ランクを得る。君の重要呪文発動能力は【魅力】である。
君の静脈には竜の魔法の痕跡が流れている。秘術呪文リストからキャントリップを1つ選択する。君はこの呪文を生得呪文として回数無制限で“呪文発動”できる。キャントリップは君のレベルの半分(端数切り上げ)に高レベル化される。君は秘術呪文攻撃ロールと呪文DCに修得の習熟ランクを得る。君の重要呪文発動能力は【魅力】である。
強顎コボルド Strongjaw Kobold
出典 Advanced Player's Guide 14ページ
君の血脈は強力な顎と鋭い歯で知られる。君は1d6の[刺突]ダメージを与える顎の素手攻撃を1回得る。君の顎は剛腕グループに属し、巧技と素手の特性を持つ。
君の血脈は強力な顎と鋭い歯で知られる。君は1d6の[刺突]ダメージを与える顎の素手攻撃を1回得る。君の顎は剛腕グループに属し、巧技と素手の特性を持つ。
毒尾コボルド Venomtail Kobold
出典 Advanced Player's Guide 14ページ
君の尾に残る棘からは、毎日猛毒1服分が分泌される。君は“尾の毒”アクションを得る。
君の尾に残る棘からは、毎日猛毒1服分が分泌される。君は“尾の毒”アクションを得る。
“尾の毒” [one-action] Tail Toxin
コボルド 毒
出典 Advanced Player's Guide 14ページ
頻度 1日1回
必要条件 君は刺突武器もしくは斬撃武器を装備している。
君は尾の毒を刺突武器もしくは斬撃武器に塗布する。次の君のターンの終了時までに行う、その武器による次の“打撃”が命中してダメージを与えたなら、君は目標に自分のレベルに等しい持続[毒]ダメージを与える。
頻度 1日1回
必要条件 君は刺突武器もしくは斬撃武器を装備している。
君は尾の毒を刺突武器もしくは斬撃武器に塗布する。次の君のターンの終了時までに行う、その武器による次の“打撃”が命中してダメージを与えたなら、君は目標に自分のレベルに等しい持続[毒]ダメージを与える。
種族特技
1レベル
《へつらい》 [reaction] 特技1 Cringe
感情 コボルド 精神 視覚
出典 Advanced Player's Guide 14ページ
トリガー 君が気づいているクリーチャーが君に対して“打撃”を大成功させ、君にダメージを与えようとしている。
君は哀れな仕草で敵に致命的な攻撃を引き戻させる。攻撃してきたクリーチャーは、トリガーとなった“打撃”のダメージに、君のレベル+2に等しい状況ペナルティを受ける。このペナルティはクリティカル・ヒットのダメージを2倍にしたあとに適用される。攻撃したものは以降24時間、《へつらい》に完全耐性を得る。
トリガー 君が気づいているクリーチャーが君に対して“打撃”を大成功させ、君にダメージを与えようとしている。
君は哀れな仕草で敵に致命的な攻撃を引き戻させる。攻撃してきたクリーチャーは、トリガーとなった“打撃”のダメージに、君のレベル+2に等しい状況ペナルティを受ける。このペナルティはクリティカル・ヒットのダメージを2倍にしたあとに適用される。攻撃したものは以降24時間、《へつらい》に完全耐性を得る。
《竜が如き存在感》 特技1 Dragon's Presence
コボルド
出典 Advanced Player's Guide 14ページ
竜種の一員として、君は動じない自信をあらわにする(何より恐ろしい敵に対してはボロボロに崩れてしまうが)。君が恐怖効果に対するセーヴィング・スローで成功をロールしたなら、君は代わりに大成功を得る。君が恐怖効果に対するセーヴィング・スローで失敗をロールしたなら、君は代わりに大失敗を得る。
竜種の一員として、君は動じない自信をあらわにする(何より恐ろしい敵に対してはボロボロに崩れてしまうが)。君が恐怖効果に対するセーヴィング・スローで成功をロールしたなら、君は代わりに大成功を得る。君が恐怖効果に対するセーヴィング・スローで失敗をロールしたなら、君は代わりに大失敗を得る。
加えて、君が自分のレベル以下の敵に対して“士気をくじく”を試みたなら、君は〈威圧〉判定に+1の状況ボーナスを得る。
《コボルドの吐息》 [two-actions] 特技1 Kobold Breath
秘術 力術 コボルド
出典 Advanced Player's Guide 14ページ
君は竜の模範の力を30フィート直線状あるいは15フィート円錐形に現れるエネルギーとして放ち、1d4のダメージを与える。範囲内の各クリーチャーは君のクラスDCもしくは呪文DCのいずれか高い方に対する基本セーヴィング・スローを試みなければならない。君は1d4ラウンドの間、この能力を再使用できない。
君は竜の模範の力を30フィート直線状あるいは15フィート円錐形に現れるエネルギーとして放ち、1d4のダメージを与える。範囲内の各クリーチャーは君のクラスDCもしくは呪文DCのいずれか高い方に対する基本セーヴィング・スローを試みなければならない。君は1d4ラウンドの間、この能力を再使用できない。
3レベルの時点と以降2レベルごとに、このダメージは1d4ずつ増加する。ブレスの形状、ダメージ種別、対応するセーヴィング・スローは君の竜の模範と合致したものになる(表1-1を参照)。この能力は与えるダメージの種別に対応する特性を持つ。
《コボルドの知識》 特技1 Kobold Lore
コボルド
出典 Advanced Player's Guide 14ページ
君は重要なコボルドの生存戦略と神話を年長者から注意深く学んだ。君は〈隠密〉と〈盗賊〉に修得の習熟ランクを得る。これらの技能のいずれかを自動的に修得にする場合(来歴やクラスなど)、君は代わりに自分が選択した技能1つを修得にする。君は〈知識:コボルド〉を修得にする。
君は重要なコボルドの生存戦略と神話を年長者から注意深く学んだ。君は〈隠密〉と〈盗賊〉に修得の習熟ランクを得る。これらの技能のいずれかを自動的に修得にする場合(来歴やクラスなど)、君は代わりに自分が選択した技能1つを修得にする。君は〈知識:コボルド〉を修得にする。
《遁走》 [one-action] 特技1 Scamper
コボルド
出典 Advanced Player's Guide 14ページ
使用条件 君は1体以上の敵に隣接している。
君は本能的に危険から逃れる方法を知っている。君は移動速度に+5の状態ボーナスを得て、移動速度まで“歩行”し、この移動をトリガーとするリアクションに対するACに+2の状況ボーナスを得る。君はこの移動を敵に隣接していないマスで終了しなければならない。
使用条件 君は1体以上の敵に隣接している。
君は本能的に危険から逃れる方法を知っている。君は移動速度に+5の状態ボーナスを得て、移動速度まで“歩行”し、この移動をトリガーとするリアクションに対するACに+2の状況ボーナスを得る。君はこの移動を敵に隣接していないマスで終了しなければならない。
《輪縄設置》 特技1 Snare Setter
コボルド
出典 Advanced Player's Guide 14ページ
前提条件 〈製作〉の修得
君は昔ながらのコボルドな罠作りに長けている。君は〈製作〉に修得の習熟ランクを得る。君が既に〈製作〉の修得ならば、君は代わりに自分で選んだ技能1つを修得にする。君はすべてのアンコモンかつコボルドの輪縄の使用権を得る。君は《輪縄作成》特技を得る。君はこの特技の処方を選択する際に、コモンの輪縄だけでなく、アンコモンかつコボルドの輪縄を選択してもよい。
前提条件 〈製作〉の修得
君は昔ながらのコボルドな罠作りに長けている。君は〈製作〉に修得の習熟ランクを得る。君が既に〈製作〉の修得ならば、君は代わりに自分で選んだ技能1つを修得にする。君はすべてのアンコモンかつコボルドの輪縄の使用権を得る。君は《輪縄作成》特技を得る。君はこの特技の処方を選択する際に、コモンの輪縄だけでなく、アンコモンかつコボルドの輪縄を選択してもよい。
5レベル
《味方の庇護》 [reaction] 特技5 Ally's Shelter
幸運 コボルド
出典 Advanced Player's Guide 14ページ
頻度 1日1回
トリガー 君が味方1体以上と隣接している間にセーヴィング・スローを試みるが、まだロールしていない。
ストレスの多い状況では、味方の動きを真似て力を見出す。君は対応するセーヴィング・スローにおいて、自分の修正値ではなく隣接する味方の修正値を用いてセーヴをロールする。
頻度 1日1回
トリガー 君が味方1体以上と隣接している間にセーヴィング・スローを試みるが、まだロールしていない。
ストレスの多い状況では、味方の動きを真似て力を見出す。君は対応するセーヴィング・スローにおいて、自分の修正値ではなく隣接する味方の修正値を用いてセーヴをロールする。
《卑屈》 [one-action] 特技5 Grovel
聴覚 精神集中 感情 コボルド 精神
出典 Advanced Player's Guide 14ページ
前提条件 〈ペテン〉の修得
こびへつらう言葉や物乞いのような身振りで、君は敵に自分はそれほど脅威ではないと納得させる。君はクリーチャー1体に“フェイント”を試みる。通常の“フェイント”とは異なり、クリーチャーは接触ではなく30フィート以内にいればよく、知覚DCではなく意志DCに対して判定を行う。
前提条件 〈ペテン〉の修得
こびへつらう言葉や物乞いのような身振りで、君は敵に自分はそれほど脅威ではないと納得させる。君はクリーチャー1体に“フェイント”を試みる。通常の“フェイント”とは異なり、クリーチャーは接触ではなく30フィート以内にいればよく、知覚DCではなく意志DCに対して判定を行う。
《天賦の輪縄》 特技5 Snare Genius
コボルド
出典 Advanced Player's Guide 15ページ
PFS特記 この特技で作られた輪縄は一時的なアイテムであり、24時間後、もしくは次の日毎の準備の間のいずれかのタイミングで使用できなくなる。
前提条件 〈製作〉の熟練;《輪縄作成》
君の専門知識で輪縄はより強力になり、素早く効率的に配置することができる。日毎の準備の間、君は迅速に開発することで処方書から輪縄を3つを準備できる。通常なら“作成”に1分かかる輪縄の場合、“扱う”アクション3回で“作成”できる。この方法で準備された輪縄は、“作成”に資源を一切必要としない。この方法で準備できる輪縄の数は、〈製作〉の達人の場合は4つ、伝説の場合は5つに増加する。
PFS特記 この特技で作られた輪縄は一時的なアイテムであり、24時間後、もしくは次の日毎の準備の間のいずれかのタイミングで使用できなくなる。
前提条件 〈製作〉の熟練;《輪縄作成》
君の専門知識で輪縄はより強力になり、素早く効率的に配置することができる。日毎の準備の間、君は迅速に開発することで処方書から輪縄を3つを準備できる。通常なら“作成”に1分かかる輪縄の場合、“扱う”アクション3回で“作成”できる。この方法で準備された輪縄は、“作成”に資源を一切必要としない。この方法で準備できる輪縄の数は、〈製作〉の達人の場合は4つ、伝説の場合は5つに増加する。
君がダメージを与える輪縄を“作成”して配置した場合、その輪縄の最初の効果に対するセーヴィング・スローに大失敗をしてダメージを受けたクリーチャーは、次のターンの終了まで立ちすくみ状態になる。
9レベル
《鱗の間》 特技9 Between the Scales
コボルド
出典 Advanced Player's Guide 15ページ
自分を過小評価することは重大な過ちだが、それは他の人が犯し続けていることだ。君は敵の防御の隙を利用することを学んだ。君が機敏と巧技の両方の特性を持つ近接武器もしくは素手攻撃を用いて立ちすくみ状態のクリーチャーを攻撃したなら、武器は奇襲の特性を得る。
自分を過小評価することは重大な過ちだが、それは他の人が犯し続けていることだ。君は敵の防御の隙を利用することを学んだ。君が機敏と巧技の両方の特性を持つ近接武器もしくは素手攻撃を用いて立ちすくみ状態のクリーチャーを攻撃したなら、武器は奇襲の特性を得る。
《竜術師》 特技9 Dracomancer
コボルド
出典 Advanced Player's Guide 15ページ
君が生まれつき持つ秘術の力は、君の模範となる最も由緒ある呪文として現れる。竜の模範の種別の竜の術者に記載されている1レベル呪文と2レベル呪文(ブラック・ドラゴンの模範におけるアラーム、ブラー、インヴィジビリティ、トゥルー・ストライクなど)から1つずつ選択する。全ての種類の竜のリンクはここを参照(訳注:英語;Bestiaryのリンクはクロマティック・ドラゴン、メタリック・ドラゴンを参照)。これらの呪文は、それぞれ1日1回、秘術生得呪文として発動できる。君は秘術呪文攻撃ロールと秘術呪文DCに修得の習熟度ランクを得る。重要呪文発動能力は【魅力】である。
君が生まれつき持つ秘術の力は、君の模範となる最も由緒ある呪文として現れる。竜の模範の種別の竜の術者に記載されている1レベル呪文と2レベル呪文(ブラック・ドラゴンの模範におけるアラーム、ブラー、インヴィジビリティ、トゥルー・ストライクなど)から1つずつ選択する。全ての種類の竜のリンクはここを参照(訳注:英語;Bestiaryのリンクはクロマティック・ドラゴン、メタリック・ドラゴンを参照)。これらの呪文は、それぞれ1日1回、秘術生得呪文として発動できる。君は秘術呪文攻撃ロールと秘術呪文DCに修得の習熟度ランクを得る。重要呪文発動能力は【魅力】である。
《竜の吐息》 特技9 Dragon's Breath
コボルド
出典 Advanced Player's Guide 15ページ
前提条件 《コボルドの吐息》
君は《コボルドの吐息》にさらなる力を込め、より大きな竜の力を放出することもできるようになったが、それには余計な手間がかかる。君が《コボルドの吐息》を使用すると、ダメージ・ダイスをd8に、範囲を直線状のブレス攻撃の場合は60フィート、円錐形の場合は30フィートに増やすことができる。そうするなら、《コボルドの吐息》は1時間の間、再使用できない。
前提条件 《コボルドの吐息》
君は《コボルドの吐息》にさらなる力を込め、より大きな竜の力を放出することもできるようになったが、それには余計な手間がかかる。君が《コボルドの吐息》を使用すると、ダメージ・ダイスをd8に、範囲を直線状のブレス攻撃の場合は60フィート、円錐形の場合は30フィートに増やすことができる。そうするなら、《コボルドの吐息》は1時間の間、再使用できない。
13レベル
《精鋭竜術師》 特技13 Elite Dracomancer
コボルド
出典 Advanced Player's Guide 15ページ
前提条件 《竜術師》
君の魔法は小さな竜に匹敵する。竜の模範の種別の竜の術者に記載されている3レベル呪文と4レベル呪文を1つずつ選択する (ブラック・ドラゴンの模範の場合、パラライズとスティンキング・クラウドなど)。全ての種類の竜のリンクはここを参照(訳注:英語;Bestiaryのリンクはクロマティック・ドラゴン、メタリック・ドラゴンを参照)。君はこれらの呪文を秘術生得呪文として、それぞれ1日1回発動できる。
前提条件 《竜術師》
君の魔法は小さな竜に匹敵する。竜の模範の種別の竜の術者に記載されている3レベル呪文と4レベル呪文を1つずつ選択する (ブラック・ドラゴンの模範の場合、パラライズとスティンキング・クラウドなど)。全ての種類の竜のリンクはここを参照(訳注:英語;Bestiaryのリンクはクロマティック・ドラゴン、メタリック・ドラゴンを参照)。君はこれらの呪文を秘術生得呪文として、それぞれ1日1回発動できる。