使い魔 Familiar
使い魔能力 Familiar Abilities
近侍/Valet(Advanced Player's Guide 147ページ):君は使い魔にアイテムをより効率的に届けさせる良う命じることができる。使い魔は命令を受けてすぐに2アクションを使用しない。その代わりに、君のターンの終了時の前までに2回まで、君は使い魔に“扱う”を行わせて、軽バルクあるいは無視できるバルクの君が着用しているアイテム1つを取り出し、君の何者にも占められていない手に持たせることができる。使い魔はこの能力を使用して収納しているアイテムを取り出すことはできない。使い魔が異なる数のアクションを有しているなら、この方法で命じられるたびに、アクション毎にアイテム1つを取り出すことができる。
熟達/Skilled(Advanced Player's Guide 146ページ):〈隠密〉と〈軽業〉以外の技能を1つ選択する。使い魔のその技能の修正値は君のレベルではなく、君のレベル+重要呪文発動能力修正値に等しい。君はこの能力を複数回選択でき、そのたびに異なる技能1つを選択する。
主人形態/Master's Form(Advanced Player's Guide 146ページ):使い魔は、猫の目や蛇の舌などその本性が持つ明らかに不自然な名残を常に保ってはいるものの、1アクションで形を変え、君と同じ年齢、性別、体型を持つ種族の人型生物に変身できる。この形態は、この能力を使用するたびに常に同じ姿になる。それ以外の場合は、ヒューマノイド・フォームの効果を使用するが、この変化は純粋に表面的なものだ。使い魔は人型生物にしか見えず、新たな能力を獲得することはない。これを選択するには、使い魔が会話能力と操作能力の能力を有していなければならない。
呪文発動/Spellcasting(Advanced Player's Guide 146ページ):君のレパートリーもしくはその日に準備した呪文の内、君の最高レベルの呪文スロットより5レベル以上低い呪文を1つ選択する。使い魔は1日1回、君の魔法体系、呪文攻撃修正値、呪文DCを用いて、その呪文を“呪文発動”できる。呪文が術者に効果を及ぼす不利益がある場合、術者と使い魔の両方がその不利益を受ける。君がこの能力を選択するには、呪文スロットを用いて6レベル呪文を発動できなければならない。
焦点化による回復/Focused Rejuvenation(Advanced Player's Guide 146ページ):君が“再焦点化”する際、君は使い魔を回復する魔法のエネルギーを生み出す。君が“再焦点化”するたび、使い魔はヒット・ポイントをレベル毎に1だけ回復する。
植物形態/Plant Form(Advanced Player's Guide 146ページ):君の植物の相棒は1アクションで変身し、使い魔のおおよその性質を備えた種別の超小型の植物に変化することができる。その他の点についてはこれにはツリー・シェイプの効果を用いる。君がこの能力を選択するには、レーシーなどの植物の特性を持つ使い魔を有していなければならない。
接触テレパシー/Touch Telepathy(Advanced Player's Guide 146ページ):使い魔は接触により君とテレパシーで意思疎通を行える。使い魔が会話能力能力も有しているならば、使い魔は同じ言語を有している限りいかなるクリーチャーとも接触によりテレパシーで意思疎通を行える。
抵抗/Resistance(Advanced Player's Guide 146ページ):[音波]、[火炎]、[強酸]、[毒]、[氷雪]、[雷撃]から2つを選択する。使い魔は君のレベルの半分に等しい、選択したダメージ種別に対する抵抗を得る。
道具運搬/Toolbearer(Advanced Player's Guide 146ページ):使い魔は軽バルクまでの道具一式を運搬できる。使い魔が君に隣接している限り、君は自分が着用しているかのように道具を使うアクションの一部として道具を取り出したり入れ替えたりすることができる。これを使用するには、使い魔は操作能力の力を有していなければならない。
毒袋/Poison Reservoir(Advanced Player's Guide 146ページ):君のホムンクルスの使い魔は毒袋を持ち、“扱う”単一アクションで隣接する味方の武器に致傷毒を塗布できる。君は連続した“扱う”アクションを2回用いて、毒袋に毒を供給しなければならない。この能力を選択するには、君はホムンクルスの使い魔を有していなければならない。
独立/Independent(Advanced Player's Guide 146ページ):遭遇モードにおいて、君が使い魔に“命令する”を行わない場合でも使い魔は各ラウンド1アクションを得る。一般に、君がこのアクションをどう使うかを決定できるが、GMは君の推奨アクションを行うのではなく自分の戦術を選ぶことを決定するかもしれない。近侍やその他の命令を必要とする能力は機能しないし、使い魔に騎乗できる場合や同様の状況でもこの能力は有効に機能しない。
犯罪の片棒/Partner in Crime(Advanced Player's Guide 146ページ):君の使い魔は犯罪の片棒を担いでくれる。手下であるにも関わらず、使い魔はターンの開始時に1リアクションを得る。使い魔はこのリアクションを、君の〈ペテン〉もしくは〈盗賊〉技能判定の“援護”にのみ使用できる(通常通り、“援護”リアクションで君を手伝う準備をする必要がある)。君が行うこれらの技能に対する“援護”への使い魔の判定は自動的に成功し、君が該当する技能の達人なら大成功する。
伴奏者/Accompanist(Advanced Player's Guide 146ページ):使い魔が芸を助けてくれる。君が〈芸能〉判定を試みる際、使い魔が近くにいて行動できるなら、鳴き声や拍手、小さな楽器の演奏で君に伴奏する。これにより、君は+1の状況ボーナス(君が〈芸能〉の達人なら+2)を得る。
主人能力 Master Abilities
生得の活性/Innate Surge(Advanced Player's Guide 147ページ):1日1回、君は使い魔の生得魔法を用いて君の魔力を補充できる。君はこの日既に発動した、種族特技から得た生得呪文1つを発動できる。君は“呪文発動”しなければならず、呪文の他の必要条件を満たしていなければならない。
感覚共有/Share Senses(Advanced Player's Guide 147ページ):10分毎に1回、君は精神集中特性を持つ1アクションを使用することで、使い魔に君の感覚を投射できる。そうするなら、君は1分の間、自分の肉体からの感覚情報をすべて失い、使い魔の肉体からの感覚を得ることができる。君はこの効果を“解除”できる。
特定の使い魔 Specific Familiars
出典 Advanced Player's Guide 148ページ
ほとんどの使い魔は超小型の動物だが、葉のドルイドのレーシーの使い魔のように、特殊なものもいる。しかし、中には独自の能力を持つより強力なクリーチャーもいる。
ほとんどの使い魔は超小型の動物だが、葉のドルイドのレーシーの使い魔のように、特殊なものもいる。しかし、中には独自の能力を持つより強力なクリーチャーもいる。
任意のキャラクターは、特定の使い魔のデータに記載されている必要な数以上の能力を既に持つならば、特定の使い魔を取得できる。このような使い魔は、通常は既存の使い魔に取って代わるが、状況によっては(ウィッチの場合など)使い魔が進化したり、真の姿を現したりすることもある。いずれにしても、通常の使い魔から特定の使い魔への移行には余暇は必要なく、コストもかからない。特定の使い魔を選択した後は、使い魔を失うことなく変更することはできない。これには、使い魔が死んだ場合と同じルールを使用する。
特定の使い魔には、データに記載されているように、いくつかの特性と能力がある。「与えられる能力」項には、使い魔が持つ通常の使い魔能力と主人能力が記載されている。また、使い魔は、与えられる能力項の下に記載されている固有の能力を取得する。生まれつき使い魔能力を持つ使い魔(アウル(梟)が飛行速度を持つなど)と同様、これらの与えられる能力と固有の能力を交換することは決してできない。使い魔が特定の使い魔に必要な数より多くの能力を獲得した場合、残りの能力を使用して、通常通り使い魔能力と主人能力を選択できる。
特定の使い魔のデータにリストされていないデータと能力(修正値、AC、ヒット・ポイントなど)は、通常の使い魔のルールを使用する。それ以外の場合、これらのデータはBestiaryの形式を使用する。
インプ Imp
LE デヴィル フィーンド
出典 Advanced Player's Guide 147ページ
属性 インプは秩序にして悪でなければならない。
必要能力数 8
与えられる能力 暗視、会話能力、熟達(〈ペテン〉)、接触テレパシー、操作能力、抵抗([火炎]および[毒])、飛行
属性 インプは秩序にして悪でなければならない。
必要能力数 8
与えられる能力 暗視、会話能力、熟達(〈ペテン〉)、接触テレパシー、操作能力、抵抗([火炎]および[毒])、飛行
インプの使い魔は主人を騙してヘルに魂を奪わせるため、従属するふりをしている。
インプの不可視 Imp Invisibility
出典 Advanced Player's Guide 147ページ
1時間に1回、インプの使い魔は信仰生得呪文として2レベルのインヴィジビリティを自分に発動できる。
1時間に1回、インプの使い魔は信仰生得呪文として2レベルのインヴィジビリティを自分に発動できる。
地獄の誘惑 [one-action] Infernal Temptation
精神集中 信仰 心術 悪 幸運
出典 Advanced Player's Guide 147ページ
頻度 1日1回;効果 インプは15フィート以内のフィーンドでないものに取引を持ちかけ、クリーチャーが受け入れた場合に幸運の恩恵を与える。恩恵は一度受け入れると1時間持続する。恩恵を受けている間にそのクリーチャーが死亡した場合、その魂はヘルに行き、そこで永遠に縛られ、{ウィッシュあるいは同様の魔法を除くと蘇生することもできない。この1時間の間に1回、クリーチャーは攻撃ロールあるいはセーヴィング・スローを2回ロールして、より高い出目を使用できる。
頻度 1日1回;効果 インプは15フィート以内のフィーンドでないものに取引を持ちかけ、クリーチャーが受け入れた場合に幸運の恩恵を与える。恩恵は一度受け入れると1時間持続する。恩恵を受けている間にそのクリーチャーが死亡した場合、その魂はヘルに行き、そこで永遠に縛られ、{ウィッシュあるいは同様の魔法を除くと蘇生することもできない。この1時間の間に1回、クリーチャーは攻撃ロールあるいはセーヴィング・スローを2回ロールして、より高い出目を使用できる。
スペルスライム Spellslime
粘体
この友好的で色鮮やかな粘体は、呪文を発動した後に残ったエッセンスが固まったものだ。彼らは主人に極めて忠実である。呪文スロットを使って“呪文発動”できる場合のみ、君はスペルスライムの使い魔を選択できる。
魔法の臭い Magic Scent
出典 Advanced Player's Guide 147ページ
スペルスライムの使い魔は術者が持つ呪文体系と同じ魔法を嗅ぎ分けることができる、間合い30フィートの不明瞭な感覚を得る。
スペルスライムの使い魔は術者が持つ呪文体系と同じ魔法を嗅ぎ分けることができる、間合い30フィートの不明瞭な感覚を得る。
粘体防御 Ooze Defense
出典 Advanced Player's Guide 147ページ
スペルスライムの使い魔に攻撃を命中させるのは簡単だが、彼らは弱点を持たない。スペルスライムの使い魔はクリティカル・ヒットと[精密]ダメージに完全耐性を持つが、ACは10+君のレベルに等しい(通常は君のACに等しい)。
スペルスライムの使い魔に攻撃を命中させるのは簡単だが、彼らは弱点を持たない。スペルスライムの使い魔はクリティカル・ヒットと[精密]ダメージに完全耐性を持つが、ACは10+君のレベルに等しい(通常は君のACに等しい)。
スライムの回復 Slime Rejuvenation
出典 Advanced Player's Guide 147ページ
スペルスライムの使い魔は焦点化による回復能力を得るが、君が“再焦点化”する際、ヒット・ポイントをレベル毎に1ポイントではなくレベル毎に2ポイント回復する。
スペルスライムの使い魔は焦点化による回復能力を得るが、君が“再焦点化”する際、ヒット・ポイントをレベル毎に1ポイントではなくレベル毎に2ポイント回復する。
フェアリー・ドラゴン Faerie Dragon
竜
この超小型のいたずら好きな竜は、慈悲深いあるいは気まぐれなキャラクターにとって違和感のない味方になる。
ブレス攻撃 [two-actions] Breath Weapon
秘術 力術 毒