オーク Orc
人型生物 オーク
出典 Player Core 71ページ
オークは誇り高く、鍛えられた体格を持ち、肉体的な力と戦闘での栄光を重視する強き人々である。
オークは、しばしば生まれた瞬間から、暴力と紛争の火の中で鍛えられる。頻繁に残酷なまでに命を縮められる生活を送っているオークは、共同体の上位メンバーに覇権を賭けて挑戦するなど、有力な敵に対して自分の力を試すことを楽しむ。オークは他のコミュニティから受け入れられるのに苦労することが多い。彼らはしばしばオークを獣のように見ている。しかし、オークの友人の忠誠心を得た者は、オークの忠実さと正直さが比類のないものであることをすぐに知る。オークの文化では、彼らは生き残る困難によって形成され、最も価値のある人は最も困難を生き抜くと教えている。長寿と偉大な勝利の両方を手にしたオークは、絶大な尊敬を受ける。
頑丈で恐ろしく、身体能力に優れたキャラクターを求めるなら、オークをプレイすべきだ。
おそらく君は…… You Might...
- 体力勝負で自分の力を証明する機会があれば、熱心に向き合う。
- 壮絶な戦闘の中で死ぬことは、老衰や病気による平凡な死よりも好ましいと考える。
ひょっとしたら他人は君のことを…… Others Probably...
- 暴力的だったり、規律に欠けていると考える。
- その率直さと無愛想な正直さに感服する。
身体的特徴 Physical Description
オークは背が高く力強い体つきで、長い腕とずんぐりした脚を持つ。多くのオークは高さ7フィートを超えるが、幅が広く、ほぼ弓なりの姿勢をとり、肩で前かがみになる傾向がある。オークは肌が荒く、骨が厚く、岩のように硬い筋肉を持つため、戦争などの肉体的に過酷な作業に適している。オークの肌の色は通常、緑がかった色合いだが、環境への適応を反映した他の肌の色を持つオークもいる。
オークは性別に関係なく、力強い体格、深く傷ついた肌、大きな牙、刺青を魅力的だと考える。オークは17歳ごろに肉体的に成人に達し、多くのオークは60歳まで生きる。
社会 Society
ほとんどのオークの共同体 (ホールドと呼ばれる) は、痛みと栄光という二つの概念で自らを定義する。痛みをストイックに耐える限り、それぞれがほぼ同等の尊敬を得る。多くの傷を負い、足を骨折しても文句を言わずに歩くオークは、戦場で大勝利を収めたオークと同じくらい賞賛を集める。さらに、権力は家族とホールド間の力関係を定義する。弱いオークは強いものの命令に従って働き、オークの間で力が絶えず移り変わり、その力を証明する。オークは家族としての義務を分担し、共同体として子供を育て、ホールド全体で責任を分担する傾向がある。
属性と宗教 Alignment and Religion
オークの間でよく使われる格言として「君は君を形作る傷跡だ」というものがある。暴力的で混沌とした土地での生活の中でほとんどのオークが暴力を期待し、受け入れる傾向があることを意味している。ラマシュトゥとロヴァググは、戦争志向の高いオークの共同体の間で一般に崇拝されている。しかしそれほど暴力的ではない集団では、火、救済、栄光の教義がすべてオークの感性に訴えかけるサーレンレイのような神々を崇拝している。
オークの神格は存在するが、オークの間でその崇拝は驚くほど珍しい。オークは、クリーチャーに顔と名前があれば殺せると信じているため、彼ら自身の神格は畏敬の対象ではなく標的となることが多い。一部のオーク・ホールドでは、ホールドの最も優れたメンバーがパンテオンの中央の座を賭けてオークの神格に挑戦する機会を獲得できると教えている。
好まれる指針:さらに強くなる、苦しみながら勝ち取った知識を共有する、アンデッドを破壊する。
好まれる不義:強さの証拠なしに敗北を受け入れる、クリーチャーをより弱いものに再形成または蘇生させる。
好まれる不義:強さの証拠なしに敗北を受け入れる、クリーチャーをより弱いものに再形成または蘇生させる。
名前 Names
アルクス、ドゥッラ、グラスク、グリンギス、クルッガ、マージャ、マルダット、オラク、オンヤト、スルク、ウリーチ、ウナッチ
データ Mechanics
ヒット・ポイント 10
サイズ 中型
移動速度 25フィート
能力値増強 任意能力値増強2つ
言語 共通語、オーク語。【知力】修正値に等しい追加の言語(修正値が正の値である場合)。ゴブリン語、巨人語、地界語、地下語、および使用権を持つその他の言語(住んでいる地域でのコモンの言語など)から選択する。
特性 オーク、人型生物
暗視 暗闇や薄明るい光でも、君は明るい光と同様にものを見ることができる。しかし暗闇での視界は白黒になる。
サイズ 中型
移動速度 25フィート
能力値増強 任意能力値増強2つ
言語 共通語、オーク語。【知力】修正値に等しい追加の言語(修正値が正の値である場合)。ゴブリン語、巨人語、地界語、地下語、および使用権を持つその他の言語(住んでいる地域でのコモンの言語など)から選択する。
特性 オーク、人型生物
暗視 暗闇や薄明るい光でも、君は明るい光と同様にものを見ることができる。しかし暗闇での視界は白黒になる。
オークの出自 Orc Heritages
悪地オーク Badlands Orc
出典 Player Core 71ページ
君は太陽に焼け焦げた悪地の出身だ。長い脚と風雨に耐える能力が成長を助けた。君は探索モードで行う“強行軍”を止めるまでに2倍の時間を費やすことができ、周囲の暑熱の影響を一段階緩和されたものとして(極暑を猛暑へ、猛暑を酷暑へ、など)扱うことができる。
君は太陽に焼け焦げた悪地の出身だ。長い脚と風雨に耐える能力が成長を助けた。君は探索モードで行う“強行軍”を止めるまでに2倍の時間を費やすことができ、周囲の暑熱の影響を一段階緩和されたものとして(極暑を猛暑へ、猛暑を酷暑へ、など)扱うことができる。
雨林オーク Rainfall Orc
出典 Player Core 71ページ
君は、集中豪雨や鉄砲水から守る樹木のもつれに満ちた、熱帯雨林で生まれた。君はその中で、ジャングルの地形を巧みに移動し、湿度の高い環境でよく見られるさまざまな病気に抵抗することを学んだ。君は“登攀”あるいは“水泳”のために行う〈運動〉判定に対して+2の状況ボーナスと、病気に対するセーヴィング・スローに対して+1の状況ボーナスを得る。
君は、集中豪雨や鉄砲水から守る樹木のもつれに満ちた、熱帯雨林で生まれた。君はその中で、ジャングルの地形を巧みに移動し、湿度の高い環境でよく見られるさまざまな病気に抵抗することを学んだ。君は“登攀”あるいは“水泳”のために行う〈運動〉判定に対して+2の状況ボーナスと、病気に対するセーヴィング・スローに対して+1の状況ボーナスを得る。
儀礼痕オーク Hold-Scarred Orc
出典 Player Core 71ページ
君はオークの共同体の一員であり、儀式的な儀礼痕や刺青に参加している。肌に残る痕跡が、君の抜群の硬さと生命力を表している。君が種族から得るヒット・ポイントは10ではなく12になる。加えて、君は《不屈の闘志》特技を得る。
君はオークの共同体の一員であり、儀式的な儀礼痕や刺青に参加している。肌に残る痕跡が、君の抜群の硬さと生命力を表している。君が種族から得るヒット・ポイントは10ではなく12になる。加えて、君は《不屈の闘志》特技を得る。
軍人オーク Battle-Ready Orc
深部オーク Deep Orc
出典 Player Core 71ページ
君の傷だらけの手と赤い目は、深い闇に包まれた山の洞窟で過ごした人生を物語っている。君はそこで岩だらけの崖で戦い、最小限の資源で生き延びることを学んだ。君は《地形の専門家:地下》技能特技と《登攀闘法》技能特技を得る。
君の傷だらけの手と赤い目は、深い闇に包まれた山の洞窟で過ごした人生を物語っている。君はそこで岩だらけの崖で戦い、最小限の資源で生き延びることを学んだ。君は《地形の専門家:地下》技能特技と《登攀闘法》技能特技を得る。
墓オーク Grave Orc
出典 Player Core 71ページ
君は自分を殺せるだけの強力な死霊術のエネルギーにさらされながらも、生き延びた。君の肌は冷たく、ベタベタしていて、灰色だ。君は自分のレベルの半分(最低1)に等しい[虚無]ダメージに対する抵抗を得る。加えて、君は即死または虚無の特性を持つ効果に対するセーヴィング スローに+1の状況ボーナスを得る。
君は自分を殺せるだけの強力な死霊術のエネルギーにさらされながらも、生き延びた。君の肌は冷たく、ベタベタしていて、灰色だ。君は自分のレベルの半分(最低1)に等しい[虚無]ダメージに対する抵抗を得る。加えて、君は即死または虚無の特性を持つ効果に対するセーヴィング スローに+1の状況ボーナスを得る。
冬オーク Winter Orc
出典 Player Core 71ページ
君の先祖は寒冷地で生き延びた。君の〈生存〉技能の習得ランクは修得となり、周囲の寒冷の影響を一段階緩和されたものとして(極寒を猛寒へ、猛寒を酷寒へ、など)扱う。
君の先祖は寒冷地で生き延びた。君の〈生存〉技能の習得ランクは修得となり、周囲の寒冷の影響を一段階緩和されたものとして(極寒を猛寒へ、猛寒を酷寒へ、など)扱う。
種族特技
1レベル
《オークの凶暴性》 [reaction] 特技1 Orc Ferocity
オーク
出典 Player Core 72ページ
頻度 1日1回
トリガー 君のヒット・ポイントが0にまで減少したが、即座に死亡するわけではない。
頻度 1日1回
トリガー 君のヒット・ポイントが0にまで減少したが、即座に死亡するわけではない。
戦闘の凄まじさが君の血を駆け巡り、君はどれだけひどい怪我をしても傷で倒れるのを免れる。君は倒れず、ヒット・ポイント1でとどまり、重傷状態が1だけ増加する。
《オークの知識》 特技1 Orc Lore
オーク
出典 Player Core 72ページ
ホールドの長老たちは、君方にその民族の歴史を教え、偉大な運動の偉業を語り、君方の先祖が耐え抜いた苦難を分かち合い、君方がこの知恵を後世に伝えることができるようにした。君は〈運動〉と〈生存〉の修得になる。来歴やクラスなどによってこれらの技能のいずれかが既に修得の場合、代わりに君が選択した技能1つを修得にする。
《オークの呪い避け》 [reaction] 特技1 Orc Superstition
オーク 精神集中
出典 Player Core 72ページ
トリガー 君は呪文あるいは魔法効果に対するセーヴィング・スローを試みるが、まだロールしていない。
トリガー 君は呪文あるいは魔法効果に対するセーヴィング・スローを試みるが、まだロールしていない。
君はオークの文化的な迷信に由来する技術によって、魔法から身を守る。君はトリガーとなった呪文あるいは魔法効果に対するセーヴィング・スローに+1の状況ボーナスを得る。
《オーク武器精通》 特技1 Orc Weapon Familiarity
オーク
出典 Player Core 72ページ
戦闘において、君はオークの先祖に伝わる残忍な武器を好む。
君はオーク特性を持つすべてのアンコモン武器の使用権を得る。君はアンコモンの特性を持つ武器に加えてファルシオンとグレートアックスの修得となる。習熟の目的において、これらの武器のうち、軍用武器を単純武器として、高度武器を軍用武器として扱う。
5レベルの時点で、君がこれらの武器のいずれかを用いてクリティカル・ヒットを与えると、君はクリティカル開眼効果を得る。
《牙》 特技1 Tusks
オーク
出典 Player Core 72ページ
君は特に長くギザギザした牙をもつ。それは肉を骨から引き裂くのに最適だ。君は1d6の[刺突]ダメージを与える牙の素手攻撃を得る。君の牙は剛腕種に属し、巧技と素手の特性を持つ。
特殊 君はこの特技を1レベルの時点でのみ得ることができ、この特技へと再訓練することはできない。この特技から再訓練できるのは、牙を折ったりヤスリをかけたり抜いたりといった、思い切った手段が必要となる。
《獣の調教師》 特技1 Beast Trainer
オーク
出典 Player Core 72ページ
《鉄拳》 特技1 Iron Fists
オーク
出典 Player Core 72ページ
君の拳は戦いによって鍛え上げられ、生まれつき丈夫な皮膚と密集した骨は争いによってさらに硬くなっている。君の拳による素手攻撃は非致傷の特性を持たず、突き飛ばし武器特性を得る。
《ホールドの印》 特技1 Hold Mark
オーク
出典 Player Core 72ページ
君には、共同体の武勇の証である傷跡や刺繍が刻まれている。この特技を選択するときは、以下の表から選択肢を1つを選択すること。君は表に記載された技能を修得にし、表に記載された体系の呪文に対するセーヴに+1の状態ボーナスを得る。君は選択した紋章あるいは同様の主題の形をした大きな焼印または刺青を得る(たとえば、バーニング・サンは松明や太陽、火山、その他の燃えるような印、エンプティ・ハンドは拳または爪であるというように)。
(訳注:表は Archive of Nethys に記載がないため省略)
5レベル
《運動の力》 特技5 Athletic Might
オーク
出典 Player Core 72ページ
敵地で生き延びることは、君に移動能力に優れた才能を与えてくれた。“登攀”あるいは“水泳”の〈運動〉判定に成功すると、代わりに大成功を得る。
《傷による硬皮》 特技5 Scar Thick Skin
オーク
出典 Player Core 73ページ
輝かしい、語り草となった傷跡が体の大部分を覆い、君を守る。それは今も残る傷よりも弱いどんな傷をも弾く肉の鎧で君を包んでいる。君が持続[出血]ダメージを終了させるための平目判定のDCは15から10に(特に適切な支援を受けた時は10から5に)減少する。
《死の否定》 特技5 Defy Death
オーク
出典 Player Core 72ページ
前提条件 《オークの凶暴性》
前提条件 《オークの凶暴性》
君を殺すのは非常に難しい。君の回復判定のDCは、9+君の瀕死状態の値、または君が《追加HP》一般特技を持っている場合は8+ あなたの瀕死状態の値に等しい。さらに、誰かが通常なら1週間衰弱してしまうような魔法 (レイズ・デッドやリザレクトの儀式など) を使って君を生き返らせたとしても、君がその状態に悩まされることは無くなる。
《流血の一振り》 特技5 Bloody Blows
オーク
出典 Player Core 72ページ
君の致命的な素手攻撃は、肉をえぐって血まみれにするか、激しい内出血を引き起こすかする。非致傷でない素手攻撃を用いた“打撃”クリティカル・ヒットすると、目標は1d4の持続[出血]ダメージを受ける。これは君が拳で致傷攻撃をするためにペナルティを受けているか、《牙》や類似の能力によって非致傷特性を持たない素手攻撃を持っているかのいずれかのときである。
9レベル
《浸透する呪い避け》 特技9 Pervasive Superstition
オーク
出典 Player Core 73ページ
前提条件 《オークの呪い避け》
前提条件 《オークの呪い避け》
君は迷信を自分自身に染み込ませ、古代のオークの精神修養を実践することで魔法の効果を振り払う。君はいつでも呪文と魔法効果に対するセーヴィング・スローに+1の状況ボーナスを得る。
《不滅の凶暴性》 特技9 Undying Ferocity
オーク
出典 Player Core 73ページ
前提条件 《オークの凶暴性》
前提条件 《オークの凶暴性》
君は死の魔力に超自然的な力で抵抗する。君が《オークの凶暴性》を使用する際、君は自分のレベルに等しい一時的ヒット・ポイントを得る。
13レベル
《凶暴な獣》 特技13 Ferocious Beasts
オーク
古代以来、最強のオークの獣調教師は、オーク自身の血を取り込んだ蒸留酒をクリーチャーに与えることで、仲間の獣の真の闘志を引き出していた。君が持つ動物の相棒、使い魔、絆の動物は《オークの凶暴性》特技を得、毎ラウンド、《オークの凶暴性》にのみ使用できる1リアクションを得る。君が《不滅の凶暴性》種族特技を持つ場合、《オークの凶暴性》リアクションを使用すると、すべての動物の相棒や絆の動物もこの特技の利益を得られる。
《呪文貪り》 特技13 Spell Devourer
オーク
出典 Player Core 73ページ
前提条件 《浸透する呪い避け》
前提条件 《浸透する呪い避け》
君は単に呪文に抵抗するのではない。それを貪るのだ。君が呪文あるいは魔法効果に対するセーヴィング・スローに対して成功したなら、君は呪文ランクの2倍に等しい一時的ヒット・ポイントを得る。その魔法効果が呪文ではない場合、代わりにレベルに等しい一時的ヒット・ポイントを得る。これらの一時的ヒット・ポイントは次の君のターンの終了時まで持続する。
《信じられぬ凶暴性》 特技13 Incredible Ferocity
前提条件 《オークの凶暴性》
瀕死の窮地をくぐり抜けても冷静になるときが与えられれば、君は凶暴性を取り戻し、さらなる命を奪う攻撃に耐えることができる。君は《オークの凶暴性》を1日に1回ではなく、1時間に1回の頻度で使用できる。
17レベル
《暴れ狂う凶暴性》 [free-action] 特技17 Rampaging Ferocity
オーク
君は死をかいくぐってもなお、暴力的に打ち付ける。近接“打撃”を1回行う。この打撃によって敵のヒット・ポイントが0になったなら、この《オークの凶暴性》の起動を使用回数に数えない。