ダンピール(多様なる出自) Dhampir (Versatile Heritage)
アンコモン ダンピール
出典 Player Core 2 42ページ
PFS Note 全てのパスファインダー・エージェントはダンピール多様なる出自の使用権を持つ。
PFS Note 全てのパスファインダー・エージェントはダンピール多様なる出自の使用権を持つ。
アンデッドのヴァンパイアから生まれた定命の子は、生と不死、死すべき定めとそれからの回避、平凡な存在と強力な魔法の間に挟まれている。彼らは長い寿命とこの世のものとは思えない魅力を持つものの、幽霊のような蒼白さとその親の性質のために、人間社会での生活は困難を極める。
多くの人はヴァンパイアを夜の子と呼ぶが、その称号を真に主張できるのはダンピールである。このヴァンパイアの定命の子孫は、肉体的にだけでなく、社会的地位、気質、世界観においても、生と死の境界線を歩いている。ダンピールの誕生を取り巻く状況は滅多に起こらない複雑なものだ。それは恐ろしい噂にしばしば包まれている。定命のものとヴァンパイアの親の子である場合もあれば、妊娠中にヴァンパイアにされた者から生まれる場合もある。また、定命のものの乳児にヴァンパイアの呪いをかける伝承の儀式やその他の超自然的な影響から生じるものもある。ダンピールの生活はしばしば困難である。ヴァンパイアのような親に定命の子供を育てる性向を持つ者はほとんどいない。その一方で、定命の共同体はダンピールの黄ばんだ肉、突き刺すような目、神経質な存在を不快に感じてしまう。
ダンピールは生きているクリーチャーであるにもかかわらず、活力と虚無にまるでアンデッドであるかのように反応するため、多くの聖なるコミュニティで歓迎されず、しばしば死霊術の技に駆り立てられる。ダンピールは不死ではないが、ほとんどの人間よりも老化がはるかに遅く、寿命はエルフに近い。ダンピールは自分の子供を作ることが難しく、ダンピールから生まれた少数の子供は決してダンピールになることはない。ダンピールは一般的にヴァンパイアではない親の種族に似ているが、幽霊のように蒼白で目の色は極めて薄く、瞳孔は点のようでで虹彩はほぼ見えない。全てのダンピールは細長い犬歯を持ち、中には本物のヴァンパイアの犬歯とほぼ同じ長さのものもある。その不穏な外見にもかかわらず、多くは優美さ、美しさ、魅力を備えている。
おそらく君は… You Might...
- 社会に溶け込もうとしたり、アンデッドを狩ったりして、自分の遺産から距離を置く。
- 「有益な」癒しの魔法に触れないように、特別な注意を払う。
- 血の見た目、匂い、味に魅了されている自分を見つける。
ひょっとしたら他人は君のことを… Others Probably...
- 幽霊のように青白い肌と鋭い歯に動揺する。
- 君の出自や動機を不思議に思ったり、美化したりする。
- 君の優雅さ、魅力、外見に妙に惹かれている自分に気づく。
多様なる出自 Vertsatle Heritage
ダンピール Dhampir
アンコモン
出典 Player Core 2 42ページ
君はヴァンパイアの子である。半ば生き半ばアンデッドで、不気味な魅力と優雅さを持ち、血の毛のない蒼白の肌と細長い犬歯を持つ。君は種族の特性に加えて、ダンピールの特性も得る。君は虚無による回復能力を持ち、[活力]ダメージを受けるとダメージを受け、[虚無]ダメージを受けるとアンデッドであるかのように治癒する。加えて、君は夜目を獲得する。種族からすでに夜目を得ていた場合、代わりに暗視を得る。君が種族特技を得るたび、自分の種族の特技とダンピール特技から特技を選択できる。
種族特技
1レベル
《ヴァンパイアの知識》 特技1 Vampire Lore
ダンピール
出典 Player Core 2 43ページ
君はヴァンパイアの親に育てられたか、アンデッドの先祖の秘密を調べるために相当な時間と労力を費やしてきた。君は〈宗教〉と〈社会〉に修得の習熟ランクを得る。来歴あるいはクラスなどにより、この技能のいずれかを自動的に修得にする場合、代わりに君が選択した別の技能1つを修得にする。
加えて、君は〈知識:ヴァンパイア〉に対する《追加知識》を得る。
《牙》 特技1 Fangs
ダンピール
出典 Player Core 2 43ページ
君の犬歯は真の牙へと成長している。それは長くて鋭く、吸血に適している。君は1d6の[刺突]ダメージを与える牙による素手攻撃を得る。牙は剛腕種に属し、組みつきと素手の特性を持つ。
《スヴェトチャー》 特技1 Svetocher
ダンピール 系譜
出典 Player Core 2 43ページ
君は最も一般的なヴァンパイアであるモロイから生まれ、彼らの超自然的な不屈の精神と説得力を共有している。君が急精状態になったなら、頑健セーヴとヒット・ポイントへの減少に対するペナルティを、状態値が1低いものとして計算する。君は〈交渉〉を修得にする。君が自動的にこの技能を修得にしているなら、代わりに君が選択した別の技能を修得にする。
《ストラヴェイカ》 特技1 Straveika
ダンピール 系譜
出典 Player Core 2 43ページ
君は真の古代ヴァンパイアの一人、永遠の命を呪われたが永遠の若さではないノスフェラトゥの子孫だ。人々は君をストラベイカ、つまり古代生まれと呼ぶ。先人の支配力の痕跡から、クリーチャーの意図がどのように行動を変えるのかを理解することができる。“真意看破”のための知覚判定と君に対する“だます”の試みに対する知覚DCに、君は+1の状況ボーナスを得る。
《夜の声》 特技1 Voice of the Night
ダンピール
出典 Player Core 2 43ページ
君は闇を共有するクリーチャーの言葉を聞き、理解する。君はバット、ラット、ウルフに質問したり、答えをもらったり、〈交渉〉を使用したりすることができる。また、そのような動物に“懐柔する”を使用する際、+1の状況ボーナスを得る。
《夜の目》 特技1 Eyes of the Night
ダンピール
出典 Player Core 2 43ページ
君は真なるヴァンパイアと同じように用意に闇を見通すことができる。君は暗視を得る。
特殊 君はこの特技を1レベルの時点でのみ選択でき、この特技に再訓練したり、この特技を再訓練して失ったりすることはできない。
5レベル
《アンデッド狩り》 特技5 Undead Slayer
ダンピール
出典 Player Core 2 43ページ
君は自分が持つほぼ生きているとはいえない身体構造の知識と戦闘経験を組み合わせ、アンデッドの敵を簡単に倒すことができる。君はアンデッドクリーチャーに対して行う武器あるいは素手攻撃を用いた“打撃”において、用いた武器のダメージ・ダイスの数に等しい状況ボーナスを得る。このボーナスは、目標がヴァンパイアの特性を持つ場合、武器ダメージ・ダイスの数を2倍に増加させる。
《蠱惑の虜》 特技5 Enthralling Allure
ダンピール
出典 Player Core 2 43ページ
君の祖先から受け継いだ支配の力は、君にもまた発現した。1日1回、君は1レベルの進行生得呪文としてチャームを発動できる。この呪文ランクは君のレベルの半分(端数切り上げ)に等しいが、4ランクや8ランクの時点での持続時間や目標数の増加は行わない。
《死霊の如き生態》 特技5 Necromantic Physiology
ダンピール
出典 Player Core 2 43ページ
君の異常な生理機能は、寄生生物やその他の侵入者に捕食されにくいように発達している。君は病気に対するセーヴィング・スローに+2の状況ボーナスを得る。君が病気に対するセーヴィング・スローに成功すると、代わりに大成功を得る。ファイターの戦場防御術クラス特徴など、もし君が同様の方法でセーヴを改善する別の能力を有する場合、君が大失敗をロールすると代わりに失敗になる。
9レベル
《流血の牙》 特技9 Bloodletting Fangs
ダンピール
出典 Player Core 2 43ページ
前提条件 牙の素手攻撃
前提条件 牙の素手攻撃
君は犠牲者から血を吸い出すヴァンパイアの親の技術を模倣する。君の牙による“打撃”はクリティカル・ヒットにおいて追加で1d4の持続[出血]ダメージを与える。
《夜の魔法》 特技9 Night Magic
ダンピール
出典 Player Core 2 43ページ
君は自分の血に流れる魔法を利用できる。君は2ランクの信仰生得呪文として、アニマル・フォーム(ウルフのみ、ケイナインのデータを用いる)とオブスキュアリング・ミストを発動できる。君はそれぞれの呪文を1日に1回ずつ発動できる。
13レベル
《バット形態》 [one-action] 特技13 Form of the Bat
精神集中 ダンピール 信仰 完全変身
出典 Player Core 2 43ページ
頻度 1日1回
頻度 1日1回
君は無害なバットへと姿を変えることができる。君は4ランクのペスト・フォームの効果を得る。君はこの能力でバットにのみ姿を変えることができる。
17レベル
《血の交響曲》 特技17 Symphony of Blood
ダンピール
出典 Player Core 2 45ページ
君は敵の血を呼び起こして活力を与える。1日1回、君は7ランクの信仰生得呪文として、ヴァンピリック・イクサングイネーションを発動できる。