第5章:NPCギャラリー Chapter 5: NPC Gallery
出典 Gamemastery Guide 203ページ
モンスターとPCだけが世界の住人ではない。英雄ではないかもしれないが、NPCはPCを冒険に呼び出したり、社会遭遇の障害となったり、戦闘でPCに対抗したりなど、ゲーム内でさまざまな役割を果たすことができる。この章では、ゲーム用の約100種のNPCと、特定用途に合わせてそれらを変更するルールについて説明する。
モンスターとPCだけが世界の住人ではない。英雄ではないかもしれないが、NPCはPCを冒険に呼び出したり、社会遭遇の障害となったり、戦闘でPCに対抗したりなど、ゲーム内でさまざまな役割を果たすことができる。この章では、ゲーム用の約100種のNPCと、特定用途に合わせてそれらを変更するルールについて説明する。
NPCギャラリーの使用 Using the NPC Gallery
出典 Gamemastery Guide 203ページ
本章では、ゲームで使用するさまざまな区分と役割のあらゆる種類のNPCを紹介する。各レベルは、予め準備しておくキャラクターに最も必要な範囲である-1から8までの範囲である。高レベルの敵、主要な悪役、支配する暴君などは個性的なキャラクターになりがちなため、クリーチャーの構築ルールを使用して、彼らが仕える役割に特化したNPCを作成する可能性が高い。しかし、PCが思いがけずNPCに強い興味を持ったり、道端の居酒屋で喧嘩を売ったりしても、下位レベルのNPCを大量に手元に置くことはできない。
本章では、ゲームで使用するさまざまな区分と役割のあらゆる種類のNPCを紹介する。各レベルは、予め準備しておくキャラクターに最も必要な範囲である-1から8までの範囲である。高レベルの敵、主要な悪役、支配する暴君などは個性的なキャラクターになりがちなため、クリーチャーの構築ルールを使用して、彼らが仕える役割に特化したNPCを作成する可能性が高い。しかし、PCが思いがけずNPCに強い興味を持ったり、道端の居酒屋で喧嘩を売ったりしても、下位レベルのNPCを大量に手元に置くことはできない。
NPCのデータに表示されるレベルは、戦闘で使用された場合のレベルである。彼らはそのレベルの他のクリーチャーと同様に、自分自身を保つことができるはずだ。しかし、これらのNPCの多くは主に非戦闘員であり、戦闘に参加するよりもはるかに高い職業技能を持っている。そのため、これらの専門家NPCの項目には、PCが専門分野で彼らと競争しなければならない場合に使用する、より高いレベルについても記載されている。
NPCの調整 Customizing NPCs
出典 Gamemastery Guide 203ページ
このギャラリーのNPCは共通語以外の言語を持たない人間だけである。共通語が公用語である人間中心のタルドールのように、本章のNPCを記述どおりに使用できる場合もある。しかし、多くの場合、特定のNPCを描写するために細部を微調整する必要がある。これらのデータは各キャラクターの最も基本的なものを示すため、NPCが共通語を話せない場合を除き、データや能力を削除する必要はない。
このギャラリーのNPCは共通語以外の言語を持たない人間だけである。共通語が公用語である人間中心のタルドールのように、本章のNPCを記述どおりに使用できる場合もある。しかし、多くの場合、特定のNPCを描写するために細部を微調整する必要がある。これらのデータは各キャラクターの最も基本的なものを示すため、NPCが共通語を話せない場合を除き、データや能力を削除する必要はない。
次のいくつかの項で、標準のNPCをすばやく調整するために使用できる指針と、種族の調整について説明する。
レベルの調整 Adjusting Level
出典 Gamemastery Guide 203ページ
時には、特定の役割を果たすNPC(例えば、怒った酔っ払いなど)が必要だが、掲載されたデータのレベルがパーティに適していないこともある。まずは精鋭調整または弱体調整を適用して、NPCのレベルをいずれかの方向に1ずつ調整することから始めよう。
時には、特定の役割を果たすNPC(例えば、怒った酔っ払いなど)が必要だが、掲載されたデータのレベルがパーティに適していないこともある。まずは精鋭調整または弱体調整を適用して、NPCのレベルをいずれかの方向に1ずつ調整することから始めよう。
それ以上NPCのレベルを変更する必要がある場合、クリーチャーの作成に掲載された表の値を使用し、NPCの新しいレベルに合わせて必要に応じて特殊能力を追加または削除する。
属性の変更 Changing Alignment
出典 Gamemastery Guide 203ページ
仇敵のように明らかに特定の属性に偏ったNPCは別として、このギャラリーのほとんどのNPCは中立として掲載されている。NPCの属性を変更する場合は、属性特性を変更するだけでよい。新しい属性がNPCの性格にどのように影響するかを考慮し、それに応じて技能を調整してもよい。例えば、秩序にして悪の教師は、〈交渉〉よりも〈威圧〉の修正値が高いかもしれない。
仇敵のように明らかに特定の属性に偏ったNPCは別として、このギャラリーのほとんどのNPCは中立として掲載されている。NPCの属性を変更する場合は、属性特性を変更するだけでよい。新しい属性がNPCの性格にどのように影響するかを考慮し、それに応じて技能を調整してもよい。例えば、秩序にして悪の教師は、〈交渉〉よりも〈威圧〉の修正値が高いかもしれない。
言語の変更 Changing Languages
出典 Gamemastery Guide 203ページ
背景、出身国、または役割に合わせて、より多くの言語を話す人間のキャラクターが必要な場合は、それらの言語を追加するだけでよい。
背景、出身国、または役割に合わせて、より多くの言語を話す人間のキャラクターが必要な場合は、それらの言語を追加するだけでよい。
NPC種族の調整 NPC Ancestry Adjustments
出典 Gamemastery Guide 204ページ
本章のNPCの1つを使用して別の種族のNPCを表すには、目的の種族に対して以下の調整を適用する。これらは、暗視、移動速度の変化、ハーフリングの鋭敏視覚のような独特の能力など、その種族からの基本的な特徴を提供する。他の種族についても、同じ形式に従って同様のテンプレートを作成できる。これらの基本的な変更に加えて、特定の出自の効果を追加できる。NPCがフロストファー・ゴブリンで、寒さへの耐性を持たせたい場合は、雪ゴブリンの出自を適用できる。また、種族特技を与えたり、新しい種族の長所と短所を反映するように能力値や技能を調整してもよい。ハーフエルフ、ハーフオーク、その他のキャラクターに不可欠な出自については、常に出自の効果を適用する必要がある。
本章のNPCの1つを使用して別の種族のNPCを表すには、目的の種族に対して以下の調整を適用する。これらは、暗視、移動速度の変化、ハーフリングの鋭敏視覚のような独特の能力など、その種族からの基本的な特徴を提供する。他の種族についても、同じ形式に従って同様のテンプレートを作成できる。これらの基本的な変更に加えて、特定の出自の効果を追加できる。NPCがフロストファー・ゴブリンで、寒さへの耐性を持たせたい場合は、雪ゴブリンの出自を適用できる。また、種族特技を与えたり、新しい種族の長所と短所を反映するように能力値や技能を調整してもよい。ハーフエルフ、ハーフオーク、その他のキャラクターに不可欠な出自については、常に出自の効果を適用する必要がある。
ドワーフ Dwarf
出典 Gamemastery Guide 204ページ
- 人間特性をドワーフに変更。
- NPCの言語にドワーフ語を追加。
- 暗視を追加。
- NPCの速度を5フィートだけ減少させる。NPCが既に鎧によって移動速度が現象している場合、《負担なき鉄》種族特技が適用されていると考えること。
エルフ Elf
出典 Gamemastery Guide 204ページ
- 人間特性をエルフに変更。
- NPCの言語にエルフ語を追加。
- 夜目を追加。
- NPCの移動速度を5フィートだけ増加する。
ノーム Gnome
出典 Gamemastery Guide 204ページ
- 人間特性をノームに変更。
- NPCの言語に森語とノーム語を追加。
- 夜目を追加。
ゴブリン Goblin
出典 Gamemastery Guide 204ページ
- 人間特性をゴブリンに変更。
- NPCの言語にゴブリン語を追加。
- 暗視を追加。
ハーフリング Halfling
出典 Gamemastery Guide 204ページ
- 人間特性をハーフリングに変更。
- NPCの言語にハーフリング語を追加。
- 以下の鋭敏視覚能力を追加。
鋭敏視覚 Keen Eyes
君の視覚は鋭く、他人が見逃してしまうような、隠れていたり見えなかったりするクリーチャーのちょっとした細部を見分けることができる。30フィート以内にいる隠れた状態や未探知状態のクリーチャーを発見するために“捜す”アクションを使用する際、君は+2の状況ボーナスを得る。君に対して視認困難状態あるいは隠れた状態の敵を目標にする際、視認困難状態の場合は3、隠れた状態の場合は9だけ平目判定のDCを減少させる。
専門家の作成 Making a Specialist
出典 Gamemastery Guide 204ページ
これらのNPCには、弁護士や案内人など、戦闘よりも専門分野の難易度が高い専門家が複数含まれており、それに関連する特殊な能力を持っていることが多い。独自の専門家を作るには、技能を切り替えることで簡単に行える。しかし、NPCをより刺激的にするために、以下の特殊な能力を使用することもできる。
これらのNPCには、弁護士や案内人など、戦闘よりも専門分野の難易度が高い専門家が複数含まれており、それに関連する特殊な能力を持っていることが多い。独自の専門家を作るには、技能を切り替えることで簡単に行える。しかし、NPCをより刺激的にするために、以下の特殊な能力を使用することもできる。
足場発見/Find Footing [one-action](精神集中) NPCは〈知識:建築〉、〈知識:工学〉、または同様の技能判定を試み、でこぼこの地面を通過する安定した経路を見つけることができる。これにより、彼らと彼らがこの情報を共有するすべての者は、その範囲全体で“平衡感覚”のために行う〈軽業〉判定に+2の状況ボーナスを得ることができる。
高速転写/Quick Transcription NPCは、内容を変更しない限り、通常よりも高速に文書を複製しようとすることができる。〈知識:筆記〉判定を試み、成功すれば半分の時間(大成功なら1/4)で作業を完了する。
ご馳走/Butter Up(感情、精神) このNPCによって作られた料理を誰かが食べると、NPCはそのクリーチャーの意志DCに対して〈知識:パン〉、〈知識:料理〉、または同種の判定を試みる、〈交渉〉の“懐柔する”アクションと同じ結果を得られる。複数のクリーチャーが参加した場合、NPCは各クリーチャーの意志DCに対して同じ判定結果を使用する。
魚釣り/Gone Fishing NPCは〈知識:漁業〉を使って水棲クリーチャーを“追跡”したり、そのようなクリーチャーの“追跡”を“援護”したりすることができる。
地元知識/Local Lore NPCの居住地出身の特定の人物に初めて会ったとき、NPCはその人物に関する“知識の想起”判定を自動的に1回試みることができる。このとき、居住地に関する〈知識〉技能を用いる。
はったり見抜き/Call Your Bluff 賭博の際、NPCは知覚の代わりに〈知識:遊戯〉を用いて“真意看破”を行える。