コミュニティの規範と規則 Community Standards and Expectations
Paizo Organized PlayのCode of Conductに規定されているコミュニティ基準に加え、以下のルールがパスファインダー協会加盟プレイに適用される。
許容される内容 Acceptable Content
パスファインダー協会のゲームでは、Pathfinder Core Rulebookの486ページに記載されている「パスファインダーにおける基準」を使用する。会場の制約、テーブルの構成、プレイヤーの要望などの事情により、基準の追加調整が必要となる場合がある。GMは可能な限り最高のゲーム体験を提供するために、代替の描写を選択したり、Core Rulebookの485ページに記載されている禁則事項と暗幕やXカードを取り入れたりする権限が与えられている。
不正の禁止 Do Not Cheat
ゲームの整合性を維持すること。不正行為には、ロールの改ざん、記録の偽造、未承認の出典の使用、キャラクターが使用する出典の未所有、GMやイベント運営者に対する嘘が含まれるが、これらに限定されるものではない。不正行為が発覚した参加者は、その違反の度合いに応じてパスファインダー協会のイベントへの参加を禁じられる。また、不正を繰り返した参加者は、Paizo加盟プレイのすべての活動から追放される。
良い記録を残す Keep Good Records
パスファインダー協会では、キャラクター・シート、年代記、および記録トラッカーを組み合わせて、キャラクターの進行を記録化する。GMやイベント運営者は、キャンペーンを誠実、公正、かつ誰もが楽しめるものにするために、これらの文書を参照する。正確な記録を維持するのは君の責任だ。パスファインダー協会のイベントには、君がプレイしたいキャラクターのキャラクター・シートと年代記や記録トラッカーなどの補足資料を、必ず紙か電子媒体で持参すること。紙として複製する場合はバインダーにまとめて、各キャラクターごとにフォルダーを用意することを推奨する。
もし、君が自分のキャラクターに必要な書類を用意できない場合、GMは君に代替手段として作成済みキャラクターをプレイするよう依頼できる。
キャラクター対キャラクターの戦闘の禁止 No Character-versus-Character Combat
パスファインダー協会の標語である「探索、報告、協力」に基づき、同意のないキャラクター対キャラクターの戦闘は禁止されている。攻撃ロールのミスなどで偶発的な誤射は発生しうるが、意図的に仲間のPCを巻き込んでダメージを与える場合は他のプレイヤーの同意を得なければならない。
例としては、他のPCやそのPCを含む領域に有害な魔法をかける、他のPCに飛散ダメージを与える可能性がある飛散武器を投げる、有害な効果に囲まれた状態で他のPCにその影響を受けるような形で近づく、などがある。
キャラクター同士の衝突は悪名ポイントになり、そのキャラクターをプレイできなくすることもある。このルールは、キャラクターが自分の意志で行動していない場合、例えばNPCに精神を操られ、仲間のパスファインダーを攻撃するように強制されている場合には適用されない。
違反取り締まりの流れ Violation Enforcement Procedures
コミュニティの規範の違反によりプレイヤーが卓から外された場合、またはキャラクターが悪名により「死亡」に印をつけられた場合、テーブルGMまたはイベント運営者の責任において、その状況を地域のベンチャー・オフィサーに報告する必要がある。GMやイベント運営者は、プレイヤーにその旨を伝え、ベンチャー・オフィサーの連絡先を伝え、プレイヤーがベンチャー・オフィサーに自分の立場を説明できるようにしなければならない。ルール違反は記録され、継続的に違反した場合は加盟プレイの参加が停止されるためだ。
ルールの差異 Rules Variations
プレイヤーは時折、異なるルールの出典に遭遇して、ルールに小さな差異が生じることがある。一般的には、そのルールブックの英語版の最新版を、最終的な情報源として扱うべきである。このガイドの場合、最新版はこのウェブページにある英語版である。
キャンペーンのリーダーシップ Campaign Leadership
キャンペーンのルールは、この案内書とCharacter Options Pageに記載されている。キャンペーンが発展するにつれ、追加のルールが必要になるかもしれない。これらのルールはpaizo.comのフォーラムやブログで公開され、そこから上記のプログラム・ドキュメントにまとめられる予定だ。パスファインダー(第2版)協会キャンペーンの裁定を発行する権限を持つ者は以下の通りである。
- Alex Speidel (Organized Play Coordinator)、
- Shay Snow (Pathfinder Society Developer)、および
- Josh Foster (Pathfinder Society Developer)。
他のキャンペーンやそのキャンペーン・マネージャーからのルールの明確化は、上記のいずれかの人物によって確認されない限り、パスファインダー(第2版)協会加盟プレイ・キャンペーンには適用されないものとする。
ルールの変更 Rules Changes
パスファインダー・ロールプレイング・ゲームは生きたゲームであり、時にはPCの経歴の中でゲーム要素が変化することがある。アチーブメント・ポイント・システムでは、キャラクターの再構築オプションを購入することができる。ルール変更が甚だしい場合、キャンペーン・リーダーはキャラクターの再構築のための他の方法を発行したり、新しいルールに対応するためにキャラクターを調整したりすることを選択できる。
特技/Feats:特技が変更されたり、Character Optionsページから削除されたりした場合、その特技(およびそれを前提とした以降の特技)を、すべての前提条件を満たす別の特技に完全に置き換えることができる。特技の変更のいずれかが、所有している1つ以上の装備(《武器熟練》特技で選択していた武器など)を直接参照している場合、その装備を通常の市価(訳注:半額ではない)で売り戻すことができる。
アイテム/Items:アイテムの市価が増加した場合、影響を受ける装備を元の市価で売却する必要がある。十分なgpを有している限り、同じアイテムを更新された市価で再度購入できる。
呪文/Spells:呪文のレベルが変更された場合、変更された呪文を再訓練し、元の呪文レベルの別の呪文に置き換える必要がある。また、変更された呪文を修得するためだけに、変更された呪文の新しいレベルを1つ再訓練してもよい。この呪文を使用しているアイテムは、その呪文の古いレベルに基づいて、現在の市価で売り戻さなければならない。
エラッタ/Errata:エラッタによるルールの変更は、そのキャラクターが次にプレイするゲームから適用される。
プレイテスト/Playtest:プレイテストと最終ルールの間の変更によって影響を受けたキャラクターの再構築に関する情報は、対応する各プレイテスト版パスファインダー協会のブログを確認すること。
シナリオへの影響/Effects on Scenarios:エラッタや解説によって能力がシナリオ上でどのように機能するかが変更された場合、現行のルールに従う。 もし、その能力がNPCの戦術と合わなくなった場合は、その戦術を可能な限り修正し、変更を反映させること。
タイミング/Timing:混乱と混沌を避けるため、ゲームイベント中に発表されたルール変更は、イベント終了後まで有効になならない。