天性 Instincts
出典 Player Core 2 74ページ
君は天性を通じて激怒を解き放つ。君は自分の天性が意味するものを自分で決定する。それは君の氏族が愛するクリーチャーや印かもしれないし、信念、呪い、出自、精神状態といった、純粋に内部的な君の激怒の源泉や選別装置なのかもしれない。各天性には以下の要素が記載されている。天性の選択は多くの特技の前提条件にも影響する。
君は天性を通じて激怒を解き放つ。君は自分の天性が意味するものを自分で決定する。それは君の氏族が愛するクリーチャーや印かもしれないし、信念、呪い、出自、精神状態といった、純粋に内部的な君の激怒の源泉や選別装置なのかもしれない。各天性には以下の要素が記載されている。天性の選択は多くの特技の前提条件にも影響する。
天性能力/Instinct Ability 君は天性に関連したこの基盤となる能力を得る。
開眼能力(7レベル)/Specialization Ability (7th) 7レベルの時点で武器開眼クラス特徴を得た際に、君はこの利益を得る。
激怒による抵抗(9レベル)/Raging Resistance (9th) 9レベルの時点で激怒による抵抗クラス特徴を得た際に、君はこの利益を得る。
開眼能力(7レベル)/Specialization Ability (7th) 7レベルの時点で武器開眼クラス特徴を得た際に、君はこの利益を得る。
激怒による抵抗(9レベル)/Raging Resistance (9th) 9レベルの時点で激怒による抵抗クラス特徴を得た際に、君はこの利益を得る。
忌み払いの天性 Superstition Instinct
出典 Player Core 2 75ページ
魔法に対する深い不信感は術者の形而上学的な意味のない物事を忘れさせ、無効化させる。君は魔法を信じない迷信深い家族や文化の一員であったのかもしれないし、心と体に嫌悪感を植え付けた魔法による事故の生き残りかもしれないし、魔法に対する抵抗を持つことで知られる血統の末裔であるかもしれないし、優れた術者狩りかもしれない。いずれにせよ、君が魔法の実践者を信頼するには遠い距離がある。
魔法に対する深い不信感は術者の形而上学的な意味のない物事を忘れさせ、無効化させる。君は魔法を信じない迷信深い家族や文化の一員であったのかもしれないし、心と体に嫌悪感を植え付けた魔法による事故の生き残りかもしれないし、魔法に対する抵抗を持つことで知られる血統の末裔であるかもしれないし、優れた術者狩りかもしれない。いずれにせよ、君が魔法の実践者を信頼するには遠い距離がある。
天性能力―忌み払いの抵抗/Superstitious Resilience 君の深い忌み払いは、君が呪文を学んだり、“呪文発動”したり、“呪文発動”で起動するアイテムを装備したり使用することを不義とする。君がこの不義を違反する、天性能力と、天性を前提条件とするすべての特技を失う。君が自分の思想を再確認するために余暇を1日過ごすまで、君は天性能力を失う。ただし、他のすべてのバーバリアン能力は保持される。
激怒中、君は魔法に対する全てのセーヴに+2の状態ボーナスを得る。“激怒”によるダメージは2から3に増加する。そのクリーチャーが1時間以内に“呪文発動”することを君が目撃したクリーチャーの場合、このダメージは4になる。10分毎に1回、君が“激怒”する際、君はその“激怒”アクションから得る一時的ヒット・ポイントに等しい値だけヒット・ポイントを回復する。
開眼能力 呪文を発動できるクリーチャーに対する“激怒”によるダメージは3から7に増加する。そのクリーチャーが1時間以内に“呪文発動”することを君が目撃したクリーチャーの場合、このダメージは8になる。君が上級武器開眼を有するなら、呪文を発動できるクリーチャーに対する“激怒”によるダメージは13に増加する。そのクリーチャーが1時間以内に“呪文発動”することを君が目撃したクリーチャーの場合、このダメージは16になる。
激怒による抵抗 互いに関連する魔法体系2つ(秘術と伝承、秘術と始原、信仰と伝承、信仰と始原のいずれか)を選択する。君の激怒による抵抗クラス特徴による抵抗は、これらの魔法体系から発動された呪文により受ける全てのダメージに対して適用される。その呪文が与えるダメージ種別は考慮しない。
巨人の天性 Giant Instinct
出典 Player Core 2 75ページ
君の激怒は巨人のあるがままの力とサイズを君に与える。これは君が巨人を崇拝している必要はない――君は巨人を嘲笑したり、巨人を倒したいと思っている場合さえあるのだ。代わりに、君の並外れた強さや人生を超えた感情や自我のために、他の人にとっては巨人のように思えるかもしれない。
君の激怒は巨人のあるがままの力とサイズを君に与える。これは君が巨人を崇拝している必要はない――君は巨人を嘲笑したり、巨人を倒したいと思っている場合さえあるのだ。代わりに、君の並外れた強さや人生を超えた感情や自我のために、他の人にとっては巨人のように思えるかもしれない。
天性能力――巨人殺し/Titan Mauler 君が小型もしくは中型の場合、君は(激怒中も、激怒中でないときも)大型クリーチャー用に作られた武器を使用できる。君が小型でも中型でもない場合、君は自分より1サイズ大きいクリーチャー用に作られた武器を使用できる。君はこのような武器1つを無料で所持してゲームを開始する。この武器は近接武器あるいは遠隔武器でなければならず、市価が9gp以下のものでなければならない(この市価には通常より大きな武器であることによる調整を含まないこと)。また、その武器はコモンか、君がその使用権を有していなければならない。この武器は君の個人的な所有物であり、後でルーンを彫刻したりしない限りは価値がない。そのサイズの武器として通常通りのバルクを持つ。
戦闘中その武器を装備している間、“激怒”による追加ダメージを2から6に増加させる。ただし、その武器は装備に不向きなサイズであるため、君はよたつき状態1になる。この武器を装備している間、君はいかなる手段であってもこのよたつき状態を解除したりそのペナルティを無視したりすることはできない。
開眼能力 君は本来より大きな武器を使用している場合、“激怒”による追加ダメージを6から10へと増加させる。君が上級武器開眼を有するなら、この追加ダメージを10から18に増加させる。
激怒による抵抗 君は[殴打]ダメージに加え、[火炎]、[氷雪]、[雷撃]から1つ(激怒による抵抗を得たときに選択する)に対する抵抗を得る。
動物の天性 Animal Instinct
出典 Player Core 2 74ページ
君が“激怒”すると自然の肉食動物の怒りが君を満たし、恐ろしい素手攻撃を得られる。凶暴な動物(エイプやベアなど)を崇拝する文化では、この転生を持つバーバリアンを生み出す。君は自分の性格にある、制御できない動物的な側面との戦いの中にあるかもしれないし、ワーウルフや他のワークリーチャーの子孫であるかもしれない。表:動物の天性から、君が選択した動物に最も合致する動物を1つ選択すること。
君が“激怒”すると自然の肉食動物の怒りが君を満たし、恐ろしい素手攻撃を得られる。凶暴な動物(エイプやベアなど)を崇拝する文化では、この転生を持つバーバリアンを生み出す。君は自分の性格にある、制御できない動物的な側面との戦いの中にあるかもしれないし、ワーウルフや他のワークリーチャーの子孫であるかもしれない。表:動物の天性から、君が選択した動物に最も合致する動物を1つ選択すること。
表:動物の天性 Animal Instinct
動物 | 攻撃 | ダメージ | 特性 |
---|---|---|---|
ウルフ(オオカミ) | 顎 | 1d10[刺突] | 足払い、素手 |
エイプ(サル) | 拳 | 1d10[殴打] | 組みつき、素手 |
キャット(ネコ) | 顎 | 1d10[刺突] | 素手 |
シャーク(サメ) | 顎 | 1d10[刺突] | 組みつき、素手 |
ディア(シカ) | 枝角 | 1d10[刺突] | 組みつき、素手 |
ブル(ウシ) | 角 | 1d10[刺突] | 突き飛ばし、素手 |
爪 | 1d6[斬撃] | 機敏、素手 | |
フロッグ(カエル) | 顎 | 1d10[殴打] | 素手 |
舌 | 1d4[殴打] | 機敏、素手 | |
ベア(クマ) | 顎 | 1d10[刺突] | 素手 |
爪 | 1d6[斬撃] | 機敏、素手 |
天性能力―獣の激怒/Bestial Rage 激怒中、君は選択した動物の素手攻撃を得るが、武器を使用できなくなる。得られる攻撃とそのダメージおよび特性は「表:動物の天性」に記載されている。これらの攻撃は剛腕種に属する。君の“激怒”アクションは部分変身と始原の特性を得る。
開眼能力 選択した動物から得られる素手攻撃のダメージ・ダイスのサイズを1段階向上させる。加えて、選択した動物の素手攻撃において、“激怒”による追加ダメージを2から5に増加させる。君が上級武器開眼を有するなら、選択した動物の素手攻撃において、“激怒”による追加ダメージを5から12に増加させる。
激怒による抵抗 君は[刺突]ダメージと[斬撃]ダメージに対する抵抗を得る。
憤怒の天性 Fury Instinct
出典 Player Core 2 75ページ
君の激怒は君の中にある深く純粋な源泉から湧き出してくる。君は激怒を望むままに使用できる。
君の激怒は君の中にある深く純粋な源泉から湧き出してくる。君は激怒を望むままに使用できる。
本性能力―止められぬ狂乱/Unstoppable Frenzy “激怒”による追加ダメージを2から3に増加する。君は1レベルのボーナス・バーバリアン特技を1つ得る。
開眼能力 “激怒”による追加ダメージを2から3に増加する。君が上級武器開眼を有するなら、激怒中、“激怒”による追加ダメージを13に増加させる。
激怒による抵抗 君は武器による物理ダメージに対する抵抗を得る。この抵抗は他の要因(素手攻撃など)による物理ダメージには適用されない。
竜の天性 Dragon Instinct
出典 Player Core 2 74ページ
君は強大な竜の怒りを呼び起こし、恐るべき能力を発揮する。君の文化では竜の威厳を崇拝していたかもしれない。あるいは君が竜の血を飲んだり浴びたりしたか、襲撃してきた巨竜が村を焼き尽くすのを見たことでつながりを得たのかもしれない。「表:竜の天性」から君の天性となる竜の種別を選択する。これらはMonster Coreに掲載された竜である。GMは他の出典からの選択を認めてもよい。その場合、体系と竜のブレスの種別はGMが決定する。
君は強大な竜の怒りを呼び起こし、恐るべき能力を発揮する。君の文化では竜の威厳を崇拝していたかもしれない。あるいは君が竜の血を飲んだり浴びたりしたか、襲撃してきた巨竜が村を焼き尽くすのを見たことでつながりを得たのかもしれない。「表:竜の天性」から君の天性となる竜の種別を選択する。これらはMonster Coreに掲載された竜である。GMは他の出典からの選択を認めてもよい。その場合、体系と竜のブレスの種別はGMが決定する。
表:竜の天性 Dragon Instinct
竜の種類 | 体系 | 竜のブレス |
---|---|---|
アダマンティン | 始原 | [殴打] |
エンピリアル | 信仰 | [霊魂] |
オーメン | 伝承 | [精神] |
コンスピレーター | 伝承 | [毒] |
ダイアボリック | 信仰 | [火炎] |
フォーチュン | 秘術 | [力場] |
ホーンド | 始原 | [毒] |
ミラージュ | 秘術 | [精神] |
天性能力―“竜の激怒”/Draconic Rage 激怒中、君はダメージ種別を武器あるいは素手攻撃のダメージ種別から君の竜のブレス攻撃に対応するダメージ種別へと変更することで、“激怒”による追加ダメージを2から4へと増加させることができる。そうするなら、君の“激怒”アクションは体系と一致する特性と、竜のブレスが与えるダメージ種別に対応する特性を得る。
開眼能力 君が竜の激怒を使用する際、君は“激怒”による追加ダメージを4から8へと増加させる。君が上級武器開眼を有するなら、竜の激怒を使用している間、“激怒”による追加ダメージを8から16に増加させる。
激怒による抵抗 君は[刺突]ダメージと竜のブレス攻撃に対応するダメージ種別に対する抵抗を得る。
霊の天性 Spirit Instinct
出典 Player Core 2 75ページ
周囲の霊に感情的に敏感なのか、祖先や亡霊を崇拝するのか、それとも同族、親戚、友人、敵の亡霊に悩まされているのか、君の激怒は霊の憑依という形で現れる。
周囲の霊に感情的に敏感なのか、祖先や亡霊を崇拝するのか、それとも同族、親戚、友人、敵の亡霊に悩まされているのか、君の激怒は霊の憑依という形で現れる。
天性能力―霊の激怒/Spirit Rage 激怒中、君は“激怒”によるダメージを2から3に増加させるとともに、[霊魂]ダメージに変更できる(“激怒”を行うたびに選択する)。これは通常の武器もしくは素手攻撃による通常のダメージ種別と置き換える。君が[霊魂]ダメージを与えることを選択したなら、君の武器あるいは素手攻撃はゴースト・タッチ性質ルーンの効果を得(これにより非実体クリーチャーに対してより有効になる)、君の“激怒”は信仰特性と霊魂特性を得る。
開眼能力 霊の激怒を使用している間、“激怒”によるダメージは3から7へと増加する。君が上級武器開眼を有するなら、霊の激怒を使用しているときの追加ダメージを13に増加させる。
激怒による抵抗 君は[虚無]ダメージに対する抵抗を得る。加えて、ダメージ種別に関わらず、アンデッド・クリーチャーによる攻撃と能力によるダメージへの抵抗も得る。