B1/ドラコーシクス - p2rdj @ ウィキ

ドラコーシクス Drakauthix

　ドラコーシクスはダークランズで最も高い洞窟の上層に漂う巨大な菌類で、空気と胞子を散布する気胞によって前進する。貪欲だが動きの遅い狩人であるドラコーシクスは、上から肉を持ったクリーチャーを待ち伏せすることを好み、鉤状の付属肢を使って犠牲者を上に引き上げて餌を食らう。ドラコーシクスの消化過程は完全に外部からのもので、犠牲者にくっつき、胞子を含んだ表面はゆっくりと肉を食べて成長し、胞子に侵された死骸は捨てられる。寄生された体が地面に衝突すると破裂して胞子の雲を放出し、胞子塊と呼ばれる多数の幼菌を放出してすぐに洞窟の壁をよじ登って天井にしがみつき、成長する。
　ドラコーシクスは、ほとんどの捕食動物と同様に知的に行動することはなく、しばしば共生する清掃動物のやり方で、頻繁に訪れる大規模な洞窟の生態系に見られる粘体や蟲の狩猟方法を利用して獲物を確保する。比較的無関心なクリーチャーが犠牲者を殺すと、ドラコーシクスは流れ落ち、殺されたばかりの死骸を巻きひげで引っ掛け、食事を引きずる。食べ物を盗まれた精神のないウーズやその他のクリーチャーは、恨みを抱くことはほとんどなく、ただ新しい獲物を見つけるためにずるずると進み、ドラコーシクスに安らかに死体を消化させる。もちろん、ドラコーシクスはより生きの良い獲物を食べることを優先しているわけではなく、網の目のような奇妙な洞窟を探索する際に危険を見逃さない冒険者を攻撃することもある。
　ドゥエルガルのようなダークランズに生息するクリーチャーの中には、その肉体を求めてドラコーシクスを狩るものもいる。ドラコーシクスはコショウのような後味のある独特の風味を持つ。また、地下の住人はドラコーシクスの死骸を燃やし、灰を粉砕し、銀の物質が凝固するまで長時間押し続けることでインクを作る。
“知識の想起”――菌類（〈自然〉） : DC 26
一般的な知識 : DC 24
専門知識 : DC 21

ドラコーシクス Drakauthix クリーチャー9

N 超大型 菌類

出典 Bestiary 129ページ
知覚＋17；暗視、胞子視覚（不明瞭）60フィート
技能 〈運動〉＋20、〈隠密〉＋17、〈軽業〉＋15
【筋】＋7、【敏】＋2、【耐】＋6、【知】－4、【判】＋2、【魅】±0
胞子視覚／Sporesight ドラコーシクスは胞子の雲を出し、それを使ってものを見る。これは強い風の流れがない範囲でのみ機能する不明瞭な感覚である。胞子視覚は水中では機能しない。

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AC 25；頑健＋21、反応＋13、意志＋15
HP 190；弱点 ［火炎］10、［斬撃］10
覆い隠す胞子／Obscuring Spores ドラコーシクスが10以上の［斬撃］ダメージを受けるたびに、ドラコーシクスを中心とした灰色の胞子の雲が解き放たれる。これは1分持続するオブスキュアリング・ミストの効果を持つ。胞子の雲はドラコーシクスと一緒には移動しないし、ドラコーシクスの移動に影響を受けることもない。

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移動速度 飛行20フィート
近接 [one-action] 触手 ＋20［＋15／＋10］（間合い：30フィート）、ダメージ 3d8＋9［刺突］、加えてつかみ強化
巻き上げ／Reel In [one-action] ドラコーシクスは自分がつかまれた状態にしたクリーチャーすべてを自分に近づく方向に15フィート引き寄せる。
胞子の触手／Spore Tendrils [one-action] ドラコーシクスの体を覆う触手は、隣接するクリーチャーへと伸びて寄生し、4d6の［毒］ダメージと1d6の持続［毒］ダメージを与える。クリーチャーは、このダメージを軽減するためにDC27の基本反応セーヴを試みることができる。ドラコーシクスによってつかまれた状態になっているものは、このセーヴに対して－4の状況ペナルティを受ける。
鈎の旋回／Whirlwind of Hooks [two-actions] ドラコーシクスは旋回し、周囲のクリーチャーを打つ。ドラコーシクスは、間合い内にいるすべてのクリーチャーに対して、触手による“打撃”を1回行う。

関連するクリーチャー：ドラコーシクスの胞子塊 Drakauthix Sporelings

　胞子のはびこる死体から新しいドラコーシクスが飛び出してきたとき、それは自分自身を守る真の方法を持たない。しかし、胞子が大きくなるまでは狩りをする必要はない。それぞれの胞子は、発生した体から十分な量の物質を収穫し、数日のうちに完全な大きさに成長する。それが終わるとドラコーシクスは洞窟の天井から離れ、飢えたドラコーシクスはすぐに下の洞窟で最初の食事を求める。