追加の冒険 Additional Adventures
認可済みの冒険 Sanctioned Adventures
パスファインダー協会のために書かれた2種類の冒険に加え、Paizoが制作するいくつかの冒険は、加盟プレイのために認可されている。これらの冒険はパスファインダー協会のキャンペーンよりも幅広い読者を対象としているため、通常、加盟プレイのための年代記や特別な注意事項が記された書類がダウンロードできるようになっている。
- パスファインダー・アドベンチャー・パス/Pathfinder Adventure Paths:何十回ものゲームセッションを経て完成する複数巻のキャンペーン。多くのアドベンチャー・パスはパスファインダー協会のキャンペーンで使用することが認可されている。
- パスファインダー・アドベンチャー/Pathfinder Adventures:独立した冒険書であり、1セッションかそれ以上の時間をかけて完成させる。多くの冒険がパスファインダー協会のキャンペーンで使用することを認可されている。
- パスファインダー・バウンティ/Pathfinder Bounties:新しいプレイヤーをゲームに紹介したり、パスファインダーのミッションの合間にキャラクターが行うことを表現することを目的とした、1時間の短い冒険。バウンティはパスファインダー協会のキャンペーンで認可されている。
- 認可されている冒険として運営される場合、バウンティは余暇を与えない。
プレイ・モード Modes of Play
プレイにおける協会のルールは、パスファインダーのクエストやシナリオに対応するように調整されており、必ずしも他の認可済みの冒険に適用されるわけではない。そのため、パスファインダー協会には2種類のプレイ・モードがある。
協会モード/Society Modeはパスファインダー協会のシナリオやクエストで使用され、本案内書に掲載されている全てのルールに従う。協会モードは、ゲーム・マスターの基本にある文面通りの実行の規定が適用される。
冒険モード/Adventure Modeは、加盟プレイ用に作られていない冒険に使用され、GMのハウス・ルールを使用してパスファインダーで冒険を実行したり、冒険にあるエンカウンターやステータスを変更することができるなど、より自由にそれらの冒険を適応させることができる。
Paizoが認可済みの冒険を他のゲーム・システムに公式に変換してリリースした場合(例えば Pathfinder Kingmaker Bestiary (5e)やPathfinder Adventure Path: Admination Vaults (5e)など)、GMとプレイヤーはそのルールを用いてこれらの冒険をプレイし、パスファインダーのルールを使用してプレイしたかのように会員手柄を受け取ることができる。このような形でPaizoによって変換されていない冒険は、標準の冒険モードのルールを用いてプレイする必要がある。
キャラクターの種類 Character Types
パスファインダー協会のシナリオとクエストのほとんどは、パスファインダー協会キャラクターまたはパスファインダー協会公認の作成済みキャラクターを使用しなければならない。冒険モードを認可している製品のほとんどはどのキャラクターでもプレイできる。しかし、中には作成済みキャラクターが含まれているものもあり、プレイヤーは最適な経験をするためにそれらのキャラクターを用いたプレイを推奨される。
パスファインダー協会キャラクター/Pathfinder Society Charactersは、キャラクター作成の付録に記載されたルールに従ってレベル1から作成し、そこからプレイしなければならない(2レベル以上で作成できるようにしてくれる恩恵もある)。パスファインダー協会キャラクターでプレイできる冒険は、パスファインダー協会で認可された作成済みキャラクターでもプレイできる。パスファインダー協会キャラクターを使って冒険をする場合、年代記をそのキャラクターに割り当てなければならない。
物語の作成済みキャラクター/Story Pregensは、冒険と一緒に発売されるキャラクターで、冒険の背景に関連するものが多く含まれている。
キャンペーン・キャラクター/Campaign Charactersは、GMのハウス・ルールに従って作成されたキャラクターである。
特定の冒険に関する認可文書(下記参照)は、その冒険で使用できるキャラクターのルールを変更することがある。
表:製品別のルールセットとキャラクター Table: Ruleset / Characters by product
ルールセット | パスファインダー協会キャラクターのみ | 物語の作成済みキャラクター必須 | ストーリー作成済みキャラクター推奨* | キャンペーン・キャラクター |
協会モード | シナリオ、クエスト | ― | ― | ― |
冒険モード | バウンティ | Free RPG Day | Beginner Box、One Shot | アドベンチャー、 アドベンチャー・パス |
*:キャンペーン・キャラクターを使用する判断をしたGMは、プレイヤーと協力してキャラクターを背景に関連付け、同等の体験を提供しなければならない。
認可文書 Sanctioning Document
認可された冒険それぞれには、paizo.comの製品説明ページで自由にダウンロードできる認可文書が付属している。この書類には、その冒険を実行するためのルールや、達成した際に与えられる年代記などが書かれている。
GMは認可文書に注意深く目を通さなければならない。認可文書によって、冒険の実行ルールや冒険の報酬が変更されることがあるからだ。特定の認可文書に記載されている特定の情報は、常に本案内書に記載されている一般的な情報よりも優先される。
パスファインダー協会の冒険とは異なり、認可済みの冒険の年代記は冒険の完了時に適用される。
冒険が認可されていないとき、グループは冒険を完了してもよい。その後にその冒険が公認された場合、GMは興味を持ったプレイヤー全員に年代記を発行することができ、その行為は推奨される。これらの年代記は、発行された日にそのグループが冒険を完了したものとして適用される。このような年代記は正確な発行日でなければならず(つまり、過去に遡ることはできない)、他の年代記に遡及的に影響を与えるような適用はできない。