鎧と武装 Armor & Armaments
出典 GM Core 224ページ
魔法の武器と鎧は戦士にとって重要な道具であり、生死をかけた戦いに全力を尽くしている戦士でさえも例外ではない。ルーンによって強化されているのか、謎めいた強化の対象であるかにかかわらず、それらは戦闘におけるキャラクターの力を著しく高められる。
魔法の武器と鎧は戦士にとって重要な道具であり、生死をかけた戦いに全力を尽くしている戦士でさえも例外ではない。ルーンによって強化されているのか、謎めいた強化の対象であるかにかかわらず、それらは戦闘におけるキャラクターの力を著しく高められる。
ルーン Runes
出典 GM Core 224ページ
ほとんどの魔法の武器や防具には、強力な魔力のルーンが彫刻されて強化されている。これらのルーンによってアイテムの詳細な改良ができるようになる。
ほとんどの魔法の武器や防具には、強力な魔力のルーンが彫刻されて強化されている。これらのルーンによってアイテムの詳細な改良ができるようになる。
その効果を発揮するために、ルーンは特別な工程を通じてアイテムに物理的に彫刻する必要がある。ルーンには基本ルーンと性質ルーンの2種類がある。基本ルーンは最も基本的で本質的な利益を与える。ウェポン・ポテンシィ・ルーンは武器の攻撃ロールにボーナスを加え、ストライキング・ルーンは武器のダメージ・ダイスを追加する。アーマー・ポテンシィ・ルーンは鎧のACへのアイテム・ボーナスを増加させ、リジリアント・ルーンは着用者のセーヴィング・スローにボーナスを与える。リーンフォーシング・ルーンは盾の頑丈さを強化する。これとは対照的に、性質ルーンはより多様な効果を与える――例えば、エネルギーに対する抵抗を与えるルーンや、武器による攻撃に[火炎]ダメージを与えるルーンなど、鎧を着用している間に常に与えたり、武器を使用するたびに効果を発揮するような力が一般的である。
武器または鎧が持つことができる性質ルーンの数は、そのポテンシィ・ルーンの値に等しい。+1武器は性質ルーンを1つ持つことができ、&+1ウェポン・ポテンシィ・ルーンを+2ウェポン・ポテンシィ・ルーンに改良した際に別の性質ルーンを1つ持つことができる。ストライキング・ルーンとリジリアント・ルーンは基本ルーンであるため、この制限には数えない。盾にはリーンフォーシング・ルーンのみ存在し、性質ルーンはない。
ルーンがあるアイテムは通常、そのポテンシィ・ルーンの値、他の基本ルーンと性質ルーンの名前の順に書かれ、基本アイテムの名前が最後につく。たとえば、+1ロングソードや+2グレーター・リジリアント・ファイアー・レジスタント・チェイン・メイルなどである。
ルーンが彫刻された鎧と武器は、特に明記されていない限り、魔法によらないものと同じバルクと同じ稀少度の特性を持っている。ルーンが彫刻されたアイテムのレベルは、基本アイテムと彫刻されたルーンの中で最も高いレベルに等しくなる。したがって、ディスラプティング・ルーン(5レベルのルーン)を持つ+1ストライキング・メイス(4レベルのアイテム)は5レベルのアイテムとなる。
ルーンのデータの使用方法に記載されているように、各ルーンは特定の種類の鎧あるいは武器に彫刻できる。探検家の服は鎧ではないにも関わらず鎧用のルーンを彫刻できる。しかし探検家の服は軽装鎧、中装鎧、重装鎧のいずれでもないため、これらの区分のいずれかである必要のあるルーンを彫刻することはできない。
基本ルーン Fundamental Runes
基本ルーン | 彫刻先 | 利益 |
---|---|---|
アーマー・ポテンシィ | 鎧 | ACへのアイテム・ボーナスを増やし、性質ルーンの最大数を決定する |
リジリアント | 鎧 | セーヴにアイテム・ボーナスを与える |
リーンフォーシング | 盾 | 硬度、HP、BTを増加する |
ウェポン・ポテンシィ | 武器 | 攻撃ロールへのアイテム・ボーナスを増やし、性質ルーンの最大数を決定する |
ストライキング | 武器 | 武器のダメージ・ダイスを増やす |
充填 Investiture
出典 GM Core 224ページ
鎧にルーンがある場合、充填の特性を持ち、魔法の利益を得るために鎧に充填する必要がある。
鎧にルーンがある場合、充填の特性を持ち、魔法の利益を得るために鎧に充填する必要がある。
ルーンの処方 Rune Formulas
出典 GM Core 225ページ
ルーンの処方の市価は、同じレベルのアイテムの処方の価格と同じである。市価はアイテムの計算式と同じ方法で計算できる。
ルーンの処方の市価は、同じレベルのアイテムの処方の価格と同じである。市価はアイテムの計算式と同じ方法で計算できる。
彫刻の方法 The Etching Process
出典 GM Core 225ページ
アイテムにルーンを彫刻することは、“作成”連続行動を使用してアイテムを作成するのと同じ工程に従う。作成者は魔法のアイテムを“作成”できなければならず、ルーンの処方を有していなければならず、ルーンを加えようとするアイテムは彫刻の工程中ずっと君が所持していなければならない。また、君はルーンが持つ作成要件を満たしていなければならない。“作成”連続行動が完了するまで、ルーンは一切の効果を持たない。一度に彫刻できるルーンは1つだけだ。
アイテムにルーンを彫刻することは、“作成”連続行動を使用してアイテムを作成するのと同じ工程に従う。作成者は魔法のアイテムを“作成”できなければならず、ルーンの処方を有していなければならず、ルーンを加えようとするアイテムは彫刻の工程中ずっと君が所持していなければならない。また、君はルーンが持つ作成要件を満たしていなければならない。“作成”連続行動が完了するまで、ルーンは一切の効果を持たない。一度に彫刻できるルーンは1つだけだ。
ルーンの転送 Transferring Runes
出典 GM Core 225ページ
ルーンストーンを含め、アイテムから別のアイテムへとルーンを転送できる。これにも“作成”連続行動を使用する。これにより、ルーンをあるアイテムから別のアイテムへと移動させたり、あるアイテムのルーンと別のアイテムのルーンを交換したりすることができる。入れ替えるには、ルーンは同じ形態(基本ルーンもしくは性質ルーン)のものでなければならない。
ルーンストーンを含め、アイテムから別のアイテムへとルーンを転送できる。これにも“作成”連続行動を使用する。これにより、ルーンをあるアイテムから別のアイテムへと移動させたり、あるアイテムのルーンと別のアイテムのルーンを交換したりすることができる。入れ替えるには、ルーンは同じ形態(基本ルーンもしくは性質ルーン)のものでなければならない。
アイテムが2つ以上の性質ルーンを持つことができるなら、どのルーンを交換し、どのルーンを残すかを転送する際に決定する。近接武器用のルーンを遠隔武器に転送するなど、許容されないアイテムへルーンを転送しようとしたなら、作成者は〈製作〉判定に自動的に大失敗する。ポテンシィ・ルーンを転送する場合、その恩恵を受けられないアイテムに性質ルーンが残ることがある。これらのルーンは、必要なポテンシィ・ルーンを持つアイテムに転送されるか、そのアイテムに適切なポテンシィ・ルーンが彫刻されるまで効果を停止する。
ルーンの転送における〈製作〉判定のDCは転送するルーンのアイテム・レベルによって決定され、転送にかかる費用はルーンの市価の10%である。ただしルーンストーンは例外で、転送に費用はかからない。入れ替える場合、これらの値を決定する目的において、2つのルーンの内高い方のレベルと高い方の市価を用いる。ルーンの転送とルーンの組の入れ替えには(“作成”は通常4日かかる代わりに)1日かかり、通常の“作成”のルールに従って、追加の日数をかけて作業を続けることで費用を下げることができる。
基本ルーン Fundamental Runes
出典 GM Core 225ページ
鎧用のアーマー・ポテンシィ・ルーンとリジリアント・ルーン、盾用のリーンフォーシング・ルーン、武器用のウェポン・ポテンシィ・ルーンとストライキング・ルーンという5つの基本ルーンによって、最も本質的な防護と破壊の魔力が生み出される。ポテンシィ・ルーンは武器を魔法の武器に、防具を魔法の防具にする。
鎧用のアーマー・ポテンシィ・ルーンとリジリアント・ルーン、盾用のリーンフォーシング・ルーン、武器用のウェポン・ポテンシィ・ルーンとストライキング・ルーンという5つの基本ルーンによって、最も本質的な防護と破壊の魔力が生み出される。ポテンシィ・ルーンは武器を魔法の武器に、防具を魔法の防具にする。
アイテムは各種の基本ルーンを種別毎に1つずつしか持てない。しかし、より強力なルーンを彫刻することで既存のルーンを強化したり、より強力なもの(ルーンの項目に記載されている)にすることができる。レベルが上昇すると、通常は余裕がある時に、アイテムのポテンシィ・ルーン、ストライキング・ルーン、リジリアント・ルーンを強化することになる。
性質ルーン Property Runes
出典 GM Core 225ページ
性質ルーンは、鎧あるいは武器の基本ルーンとは別に、特殊能力を鎧あるいは武器に与える。鎧や武器が同じルーンを複数彫刻された場合、最も高レベルのものが1つだけ適用される。基本ルーンの改良と同じ方法で、性質ルーンをより上位のルーンへと改良できる。
性質ルーンは、鎧あるいは武器の基本ルーンとは別に、特殊能力を鎧あるいは武器に与える。鎧や武器が同じルーンを複数彫刻された場合、最も高レベルのものが1つだけ適用される。基本ルーンの改良と同じ方法で、性質ルーンをより上位のルーンへと改良できる。
起動する必要があるルーンの能力は、魔法のアイテムの起動に関するルールに従う。