モーグ Mohrg
殺人の重さは魂に重くのしかかる。一生を殺戮に費やして魂に傷を負ったこれらの殺人者たちは、大量殺人者、血に飢えた兵士、嗜虐的な処刑人など、その種類を問わず裁きや合法的な処刑によって殺戮の連鎖を止めることはない。そのような者たちが正義の裁きを受けた場合、死後もモーグとして蘇り、破滅的な行為を続けることがある。
同種の個体に引き寄せられるモーグは、小さな群れでの狩りを好む。時にはシャドウやワイトのような自由意志を持つ下位のアンデッドと協力して行動することもある。モーグは弱い獲物を狙い、長引く苦痛を与えることに快感を覚える。一部のモーグは生前好んだ場所に出没し、新たな犠牲者に過去の犯罪を再現する。モーグは公共の場で破れた服や外套、または剥ぎ取ったばかりの皮をまとって正体を隠しながらさまようこともある。再び倒されることを恐れずに済むほど強大になり、居住地を襲撃して生者の町を集団墓地に変えようとするモーグは、最も危険な存在である。
モーグに殺された者はすぐにモーグ・スポーンとして蘇る。そのため、モーグの殺人は例え社会の底辺だけを標的として慎重に行われたとしても、長く気づかれないことはほとんどない。モーグ・スポーンはモーグの支配下にある。そのため、狡猾なモーグは不運な居住地に不死の軍隊を解き放つ自信を持てるまで、その存在を秘密にしておくためにスポーンを隠れたままでいるよう命じることもある。モーグは生きていた頃の犯罪に対して歪んだ懐かしさを抱き、お気に入りの殺人を思い出させる装飾品を探し求める。狩りをしていない時は、モーグはそれらの記念品を不気味な祭壇に並べる。これらの装飾品はしばしば価値のある品で、進行中の謎を解く重要な手掛かりとなる可能性もある。
モーグ・スポーン Mohrg Spawn
死後にモーグ・スポーンとして復活したクリーチャーは内臓を除く肉体が腐敗し、長く恐ろし気な舌を生やす。このクリーチャーはアンデッド特性を得るとともに、混沌にして悪属性となる。また、生きているクリーチャーとしての能力を失うが、暗視、負のエネルギーによる回復、モーグの完全耐性と抵抗を得る。当該のクリーチャーが手を持っていた場合、爪による“打撃”([斬撃]ダメージを与える素手攻撃)を得る。モーグの能力として麻痺を引き起こし、機敏特性を持つ舌による“打撃”を得る。この攻撃の頑健セーヴのDCは、モーグ・スポーンのレベルに基づく。モーグ・スポーンは自身からモーグ・スポーンを生み出すことはできない。
“知識の想起”――アンデッド(〈宗教〉) : DC 24
一般的な知識 : DC 22
専門知識 : DC 19
“知識の想起”――アンデッド(〈宗教〉) : DC 24
一般的な知識 : DC 22
専門知識 : DC 19
モーグ Mohrg クリーチャー8
CE 中型 アンデッド
出典 Bestiary 2 172ページ
知覚+17;暗視
言語 共通語、死霊語
技能 〈威圧〉+19、〈運動〉+18、〈隠密〉+18、〈軽業〉+16、〈社会〉+15
【筋】+6、【敏】+4、【耐】+4、【知】+1、【判】+3、【魅】+5
知覚+17;暗視
言語 共通語、死霊語
技能 〈威圧〉+19、〈運動〉+18、〈隠密〉+18、〈軽業〉+16、〈社会〉+15
【筋】+6、【敏】+4、【耐】+4、【知】+1、【判】+3、【魅】+5
AC 28;頑健+18、反応+16、意志+13
HP 120(負のエネルギーによる回復);完全耐性 即死効果、病気、麻痺状態、[毒]、気絶状態 ;抵抗 [刺突]10、[斬撃]5
モーグ・スポーン/Mohrg Spawn (伝承、死霊術)自分よりもレベルが低いモーグによって殺された生きているクリーチャーは、1d4ラウンド後にモーグのターンでモーグ・スポーンとして復活する。このモーグ・スポーンは自分を生み出したモーグの支配下にある。モーグ・スポーンを生み出したモーグが破壊されると、モーグ・スポーンも即座に腐敗した肉と骨の山へと崩れ落ちる。
HP 120(負のエネルギーによる回復);完全耐性 即死効果、病気、麻痺状態、[毒]、気絶状態 ;抵抗 [刺突]10、[斬撃]5
モーグ・スポーン/Mohrg Spawn (伝承、死霊術)自分よりもレベルが低いモーグによって殺された生きているクリーチャーは、1d4ラウンド後にモーグのターンでモーグ・スポーンとして復活する。このモーグ・スポーンは自分を生み出したモーグの支配下にある。モーグ・スポーンを生み出したモーグが破壊されると、モーグ・スポーンも即座に腐敗した肉と骨の山へと崩れ落ちる。
移動速度 25フィート
近接 [one-action] 爪 +20[+15/+10]、ダメージ 2d10+9[斬撃]、加えてつかみ
近接 [one-action] 舌 +20[+16/+12](機敏)、効果 麻痺
麻痺/Paralysis (伝承、無力化、死霊術) モーグの舌による“打撃”を受けた生きているクリーチャーはDC26の頑健セーヴを試みなければならず、失敗すれば麻痺状態になる。効果を受けたクリーチャーは自分のターン終了時に再びセーヴを試みることができる。試みるたびにDCは1ずつ減少する。
近接 [one-action] 爪 +20[+15/+10]、ダメージ 2d10+9[斬撃]、加えてつかみ
近接 [one-action] 舌 +20[+16/+12](機敏)、効果 麻痺
麻痺/Paralysis (伝承、無力化、死霊術) モーグの舌による“打撃”を受けた生きているクリーチャーはDC26の頑健セーヴを試みなければならず、失敗すれば麻痺状態になる。効果を受けたクリーチャーは自分のターン終了時に再びセーヴを試みることができる。試みるたびにDCは1ずつ減少する。