ディヴァイン・ウォーデン Divine Warden
出典 Bestiary 3 72ページ
信仰の信者によって行われる複雑な儀式を通じて創造されたディヴァイン・ウォーデンは、特定の神格の最高位の聖職者を通して流れる力の一部を吹き込まれてきた。この神聖な輝きによって、ディヴァイン・ウォーデンは寺院、神社、その他の聖地の守護者としての役割を果たす。このような守護者が特定の場所に縛られることは本質的にはないが、監視している寺院や敷地を離れることはほとんどない。
信仰の信者によって行われる複雑な儀式を通じて創造されたディヴァイン・ウォーデンは、特定の神格の最高位の聖職者を通して流れる力の一部を吹き込まれてきた。この神聖な輝きによって、ディヴァイン・ウォーデンは寺院、神社、その他の聖地の守護者としての役割を果たす。このような守護者が特定の場所に縛られることは本質的にはないが、監視している寺院や敷地を離れることはほとんどない。
ほとんどのディヴァイン・ウォーデンは、粘土、石、木といった素材で作られており、通常、神格またはその御使いに似た特徴を持つ。ディヴァイン・ウォーデンは、鎧のメッキ、彫像に変装する能力、または他の同様の利益など、人造によく見られる他の能力を持つことが多い。
ディヴァイン・ウォーデンを作る忠実な崇拝者は、通常、信者が守護者に力を与えるように神に懇願する特別な儀式を使用してこの人造を自律行動させる。また、ディヴァイン・ウォーデンに力を与える神格の命令によりディヴァイン・ウォーデンはその神格の敵を認識できるようになり、その後援者が最初に攻撃することを選択しない限り、宗教の他の信者へ攻撃することを防ぐことができる。
まれな状況や特に悲惨な時代には、神格は忠実な信者を助けるために元々存在する像や偶像を直接自律行動させてディヴァイン・ウォーデンを作成することがある。このようなディヴァイン・ウォーデンは、避難した信徒を支援したり、信者に危害を加える可能性のある者を追跡したりした結果、他のものに比べて元の場所以外で発見される可能性が高い。
ディヴァイン・ウォーデンの作成 Creating a Divine Warden
君はモンスター作成の標準ルールを使用して、ディヴァイン・ウォーデンを零から構築してもよい(次のページのディヴァイン・ウォーデンはその方法で構築された)。その代わりに、君は次の手順を実行して、既存の人造をディヴァイン・ウォーデンに変えることができる。いずれの場合も、以下に示す特定の神格のディヴァイン・ウォーデンの能力は同じ機能を持つ。
ディヴァイン・ウォーデンに力を与えた神格を1つ選択すること。この神格は守護神の守護神格である。クリーチャーのレベルを1上昇し、そのデータを以下のように変更する。
ディヴァイン・ウォーデンに力を与えた神格を1つ選択すること。この神格は守護神の守護神格である。クリーチャーのレベルを1上昇し、そのデータを以下のように変更する。
- アンコモンと信仰の特性を得る。属性は守護神格と一致したものに変化する。例えば、秩序にして善の神格のディヴァイン・ウォーデンは秩序にして善のクリーチャーになる。
- AC、攻撃ボーナス、DC、セーヴィング・スロー、技能の修正値を1だけ増加させる。クリーチャーは記載されたDCを持たない場合、DCを必要とする新しい能力に、対応するレベルのクリーチャーの中程度DCを使用する。
- 以下の表に示すようにヒット・ポイントを増加させる。
開始レベル | HP増加 |
---|---|
1以下 | 10 |
2~4 | 15 |
5~19 | 20 |
20以上 | 30 |
ディヴァイン・ウォーデンの能力 Divine Warden Abilities
ディヴァイン・ウォーデンは以前に持っていた能力を保持し、以下の能力を得る。ディヴァイン・ウォーデンという人造の新しい主題と競合する他の能力を調整または削除する必要がある場合もある。
信仰による破壊/Divine Destruction (信仰、死霊術) ディヴァイン・ウォーデンのHPが0になると、信仰エネルギーが30フィート放射内に噴き出し、レベルごとに1d6のダメージを与える。このダメージは[正のエネルギー]あるいは[負のエネルギー]のいずれかである。これは守護神格の神泉(いずれも選択できる神格の場合、ディヴァイン・ウォーデンの作成時に選択する)によって決定され、この能力は対応する特性を得る。範囲内の各クリーチャーは以下の結果を伴う意志セーヴを試みなければならない。
大成功 クリーチャーは半分のダメージを受ける。
成功 クリーチャーはすべてのダメージを受ける。
失敗 クリーチャーはすべてのダメージを受け、守護神格から一時的に呪われる。クリーチャーは1日の間、虚弱状態1かつ知性低下状態1になる。これは無効化DCに意志セーヴDCを用いる呪い効果である。
大失敗 失敗と同様だが、クリーチャーは、虚弱状態2かつ知性低下状態2になる。
大成功 クリーチャーは半分のダメージを受ける。
成功 クリーチャーはすべてのダメージを受ける。
失敗 クリーチャーはすべてのダメージを受け、守護神格から一時的に呪われる。クリーチャーは1日の間、虚弱状態1かつ知性低下状態1になる。これは無効化DCに意志セーヴDCを用いる呪い効果である。
大失敗 失敗と同様だが、クリーチャーは、虚弱状態2かつ知性低下状態2になる。
信仰生得呪文 いずれかの属性に傾倒した守護神格のディヴァイン・ウォーデンは、生得キャントリップとしてディヴァイン・ランスを得る。中立の守護神格のディヴァイン・ウォーデンは、代わりに生得キャントリップとしてデイズを得る。
信仰領域呪文/Divine Domain Spells ディヴァイン・ウォーデンは守護神格の領域から2つを選択する。ディヴァイン・ウォーデンは選択した領域の基本領域呪文を発動できる。ディヴァイン・ウォーデンは1焦点化ポイントの焦点化プールを持つ。“再焦点化”はできないが、焦点化ポイントを最後に使用した後24時間後に自動的に最大値にまで回復する。ディヴァイン・ウォーデンが10レベル以上なら、ディヴァイン・ウォーデンは選択した領域から高度領域呪文も得、2焦点化ポイントの焦点化プールを持つ。
宗教の制約/Faith Bound (防御術、信仰) ディヴァイン・ウォーデンはその守護神格の宗教印を明らかに保持していたり、見せていたりするクリーチャーを攻撃できない。ただし、そのクリーチャーが先にディヴァイン・ウォーデンに対して敵対的なアクションを行った場合を除く。ディヴァイン・ウォーデンに知性がある場合、 (通常は“真意看破”のための知覚判定に成功した後)その神格に忠実でないと信じているクリーチャーや策略として宗教印を身に着けているクリーチャーを攻撃することもできる。
宗教武器/Faithful Weapon ディヴァイン・ウォーデンは常に守護神格の好む武器を装備している。好む武器が遠隔武器の場合、ディヴァイン・ウォーデンは攻撃ごとに自動的に新しい弾薬を生成する。ディヴァイン・ウォーデンが4レベル以上なら、ディヴァイン・ウォーデンがそれを使用している間、守護神格の好む武器はストライキング・ルーンの効果を得る。12レベル以上ならこの効果はグレーター・ストライキング・ルーンに、19レベル以上ならメジャー・ストライキング・ルーンルーンになる。
宗教の計器/Instrument of Faith ディヴァイン・ウォーデンは、その神格の信仰の道標である。ディヴァイン・ウォーデンの守護神格のクレリックは、60フィート内にいる、見ることのできるディヴァイン・ウォーデンを通してヒール呪文を発動できる。クレリックは呪文の目標や範囲を、まるでディヴァイン・ウォーデンの接敵面に立っているかのように決定する。
ディヴァイン・ウォーデン・オヴ・ネシス Divine Warden Of Nethys
このディヴァイン・ウォーデンは魔法の中立神、ネシスに仕えている。彼らはその信仰の贈り物を使って、ネシスの寺院や祠を守る。
“知識の想起”――人造(〈秘術〉、〈製作〉) : DC 22
一般的な知識 : DC 20
専門知識 : DC 17
“知識の想起”――人造(〈秘術〉、〈製作〉) : DC 22
一般的な知識 : DC 20
専門知識 : DC 17
ディヴァイン・ウォーデン・オヴ・ネシス Divine Warden Of Nethys クリーチャー5
アンコモン N 大型 人造 精神なし
AC 22;頑健+15、反応+9、意志+11
HP 60;完全耐性 即死効果、病気、凶兆状態、吸精状態、疲労状態、治癒、[精神]、死霊術、非致傷攻撃、麻痺状態、[毒]、不調状態、気絶状態
信仰による破壊/Divine Destruction (信仰、死霊術) ディヴァイン・ウォーデンのHPが0になると、信仰エネルギーが30フィート放射内に噴き出し、5d6の[負のエネルギー]ダメージを与える。範囲内の各クリーチャーは以下の結果を伴うDC19の意志セーヴを試みなければならない。
大成功 クリーチャーは半分のダメージを受ける。
成功 クリーチャーはすべてのダメージを受ける。
失敗 クリーチャーはすべてのダメージを受け、守護神格から一時的に呪われる。クリーチャーは1日の間、虚弱状態1かつ知性低下状態1になる。これは無効化DCに意志セーヴDCを用いる呪い効果である。
大失敗 失敗と同様だが、クリーチャーは、虚弱状態2かつ知性低下状態2になる。
宗教の制約/Faith Bound (防御術、信仰) ディヴァイン・ウォーデンはその守護神格の宗教印を明らかに保持していたり、見せていたりするクリーチャーを攻撃できない。ただし、そのクリーチャーが先にディヴァイン・ウォーデンに対して敵対的なアクションを行った場合を除く。ディヴァイン・ウォーデンに知性がある場合、 (通常は“真意看破”のための知覚判定に成功した後)その神格に忠実でないと信じているクリーチャーや策略として宗教印を身に着けているクリーチャーを攻撃することもできる。
HP 60;完全耐性 即死効果、病気、凶兆状態、吸精状態、疲労状態、治癒、[精神]、死霊術、非致傷攻撃、麻痺状態、[毒]、不調状態、気絶状態
信仰による破壊/Divine Destruction (信仰、死霊術) ディヴァイン・ウォーデンのHPが0になると、信仰エネルギーが30フィート放射内に噴き出し、5d6の[負のエネルギー]ダメージを与える。範囲内の各クリーチャーは以下の結果を伴うDC19の意志セーヴを試みなければならない。
大成功 クリーチャーは半分のダメージを受ける。
成功 クリーチャーはすべてのダメージを受ける。
失敗 クリーチャーはすべてのダメージを受け、守護神格から一時的に呪われる。クリーチャーは1日の間、虚弱状態1かつ知性低下状態1になる。これは無効化DCに意志セーヴDCを用いる呪い効果である。
大失敗 失敗と同様だが、クリーチャーは、虚弱状態2かつ知性低下状態2になる。
宗教の制約/Faith Bound (防御術、信仰) ディヴァイン・ウォーデンはその守護神格の宗教印を明らかに保持していたり、見せていたりするクリーチャーを攻撃できない。ただし、そのクリーチャーが先にディヴァイン・ウォーデンに対して敵対的なアクションを行った場合を除く。ディヴァイン・ウォーデンに知性がある場合、 (通常は“真意看破”のための知覚判定に成功した後)その神格に忠実でないと信じているクリーチャーや策略として宗教印を身に着けているクリーチャーを攻撃することもできる。
移動速度 30フィート
近接 [one-action] 拳 +14[+9/+4](魔法、間合い:10フィート)、ダメージ 2d8+7[殴打]、加えてつかみ
近接 [one-action] スタッフ +14[+9/+4](魔法、間合い:10フィート、両手兼用:d8)、ダメージ 2d4+7[殴打]、加えてつかみ
信仰生得呪文 DC 19;キャントリップ (3レベル) デイズ
信仰領域呪文 DC 19、1焦点化ポイント;3レベル クライ・オヴ・ディストラクション、プロテクターズ・サクリファイス
宗教武器/Faithful Weapon ディヴァイン・ウォーデンは常に守護神格の好む武器を装備している。このデータでは+1ストライキング・スタッフを装備している。
宗教の計器/Instrument of Faith ディヴァイン・ウォーデンは、その神格の信仰の道標である。ディヴァイン・ウォーデンの守護神格のクレリックは、60フィート内にいる、見ることのできるディヴァイン・ウォーデンを通してヒール呪文を発動できる。クレリックは呪文の目標や範囲を、まるでディヴァイン・ウォーデンの接敵面に立っているかのように決定する。
近接 [one-action] 拳 +14[+9/+4](魔法、間合い:10フィート)、ダメージ 2d8+7[殴打]、加えてつかみ
近接 [one-action] スタッフ +14[+9/+4](魔法、間合い:10フィート、両手兼用:d8)、ダメージ 2d4+7[殴打]、加えてつかみ
信仰生得呪文 DC 19;キャントリップ (3レベル) デイズ
信仰領域呪文 DC 19、1焦点化ポイント;3レベル クライ・オヴ・ディストラクション、プロテクターズ・サクリファイス
宗教武器/Faithful Weapon ディヴァイン・ウォーデンは常に守護神格の好む武器を装備している。このデータでは+1ストライキング・スタッフを装備している。
宗教の計器/Instrument of Faith ディヴァイン・ウォーデンは、その神格の信仰の道標である。ディヴァイン・ウォーデンの守護神格のクレリックは、60フィート内にいる、見ることのできるディヴァイン・ウォーデンを通してヒール呪文を発動できる。クレリックは呪文の目標や範囲を、まるでディヴァイン・ウォーデンの接敵面に立っているかのように決定する。