カッパ Kappa
天性の悪戯好きであるカッパは、無防備な旅人をからかうことを楽しむ。悪意がある訳ではないが、入浴中の者の衣服を盗んだり、焚き火の傍に放置された食べ物を奪ったりするなど、被害者にとってはかなりの迷惑になる。また、カッパは力比べで実力を証明することを好み、悪戯好きながらも約束を守り、会話では礼儀をわきまえた誠実な相手として知られる。
カッパの身体的特徴は地域によって異なるが、いずれも亀に似た水陸両生の人型生物で、くちばし状の口と水掻きのある手足、ぬめりのある青緑から淡黄色までの鱗を持つ。黒い髪を頭頂部の窪みに合わせて輪状に整えることが多い。カッパの住処である湖や川の水がこの窪み(頭の皿)を満たしており、これが彼らの力の源と信じられている。若いカッパは簡単に騙されて頭を下げ、意図せず自分の頭の皿の水を空にしてしまう。この水を失うとカッパは活気を失う。頭の皿が空のままでいる時間が長くなるほど、カッパは衰弱していく。生息地近くで暮らすカッパにとって深刻な危険になることは稀だが、冒険好きなカッパにとっては致命傷となり得る。
カッパは本質的に敵対的ではなく、孤独な子供と親しくなったり、道に迷った冒険者に道案内や軽傷の手当てをして助けることでも知られている。それでも、カッパの生息地とされる多くの地域では、その存在を警告すると同時に、水辺や水路を通る旅人に対し、安全な通行の代償としてカッパの大好物であるキュウリを先に投げ入れるよう促す看板が立てられている。美味いご馳走を受け取る確率を高めるため、カッパ自身がこうした看板を自ら設置していることも少なくない。
カッパ Kappa クリーチャー2
CN 小型 水陸両生 魔獣
出典 Bestiary 3 147ページ
知覚+9;暗視
言語 水界語、共通語
技能 〈医術〉+9、〈運動〉+7 (“組みつき”時+9)、〈軽業〉+8、〈生存〉+7
【筋】+3、【敏】+4、【耐】+1、【知】+1、【判】+3、【魅】+1
知覚+9;暗視
言語 水界語、共通語
技能 〈医術〉+9、〈運動〉+7 (“組みつき”時+9)、〈軽業〉+8、〈生存〉+7
【筋】+3、【敏】+4、【耐】+1、【知】+1、【判】+3、【魅】+1
AC 18;頑健+7、反応+10、意志+7
HP 35
頭の皿/Head Bowl カッパの頭頂部の窪みには水が溜まっている。頭頂部の水をこぼす、蒸発させる、あるいはその他の方法で全て失われると、窪みが再び水で満たされるまで、カッパの全ての移動速度は5フィートに低下する。うつ伏せ状態になったカッパはDC15の反応セーヴを試みて失敗すれば水をこぼし、気絶状態になったカッパは自動的に水をこぼす。
カッパがつかまれた状態、拘束状態、朦朧状態のいずれかになった場合、他のクリーチャーは1アクションを消費することで、このカッパの頭の皿から水をこぼそうと試みることができる。このアクションは攻撃操作特性を持つ。成功した場合、このクリーチャーはカッパの水をこぼす。
HP 35
頭の皿/Head Bowl カッパの頭頂部の窪みには水が溜まっている。頭頂部の水をこぼす、蒸発させる、あるいはその他の方法で全て失われると、窪みが再び水で満たされるまで、カッパの全ての移動速度は5フィートに低下する。うつ伏せ状態になったカッパはDC15の反応セーヴを試みて失敗すれば水をこぼし、気絶状態になったカッパは自動的に水をこぼす。
カッパがつかまれた状態、拘束状態、朦朧状態のいずれかになった場合、他のクリーチャーは1アクションを消費することで、このカッパの頭の皿から水をこぼそうと試みることができる。このアクションは攻撃操作特性を持つ。成功した場合、このクリーチャーはカッパの水をこぼす。
移動速度 15フィート、水泳40フィート
近接 [one-action] 爪 +11[+7/+3](機敏)、ダメージ 1d10+3[斬撃]
腕伸ばし/Pull Arm [one-action] カッパは片腕を伸ばし、その腕で10フィートの間合いを得る。反対側の腕は甲羅から伸びる手の平ほどの長さに縮む。カッパは縮んだ手でも物を保持できるが、盾や武器を使用することはできない。カッパは1アクションを消費することで、反対側の腕を伸ばして両腕を元の長さに戻せる。
近接 [one-action] 爪 +11[+7/+3](機敏)、ダメージ 1d10+3[斬撃]
腕伸ばし/Pull Arm [one-action] カッパは片腕を伸ばし、その腕で10フィートの間合いを得る。反対側の腕は甲羅から伸びる手の平ほどの長さに縮む。カッパは縮んだ手でも物を保持できるが、盾や武器を使用することはできない。カッパは1アクションを消費することで、反対側の腕を伸ばして両腕を元の長さに戻せる。