〈製作〉(【知】) Crafting
出典 Player Core 236ページ
君はこの技能を使用してアイテムを作成したり修理したりすることができる。
君はこの技能を使用してアイテムを作成したり修理したりすることができる。
消耗品と矢弾 Consumables and Ammunition
消耗品の特性を持つアイテムはまとめて“作成”できる。このようなアイテムは、1回の判定で同じアイテムを最大4つまで“作成”できる。そうするには、まとめた分のアイテムの原材料をすべて最初に準備しておく必要があり、まとめた分を一度に完成させなければならない。魔法でない矢弾はまとめて“作成”する。この場合、「表:遠隔武器」に記載された個数(通常10)単位を使用する。
処方の獲得 Getting Formulas
作成指南書基礎編を購入することで、装備品に掲載されているすべてのアイテムの処方を使用できるようになる。他の処方を獲得する方法については、ルールを参照。
〈製作〉の未修得アクション Crafting Untrained Actions
“知識の想起” 錬金術の反応、アイテムの価値、工学、希少な素材、錬金術クリーチャーないし機構的なクリーチャー。どのクリーチャーが対応するかはGMが決定するが、通常人造が含まれる。
“修理” Repair
探索 操作
出典 Player Core 236ページ
必要条件 修理用具を1つ保持あるいは着用していること。
必要条件 修理用具を1つ保持あるいは着用していること。
君は10分を費やし、ダメージを受けたアイテム1つを修理しようとする。そのアイテムを安定した場所に置き、両手で修理用具を使用する。〈製作〉判定をロールする。DCはGMが決定するが、通常、あるアイテムを“修理”するためのDCは、そのアイテムを最初に“製作”する際のDCと同じである。破壊状態のアイテムを“修理”することはできない。
大成功 君はアイテムのHPを10ポイントと、〈製作〉の習熟ランク毎に追加で10ポイント(合計で修得なら20ポイント、熟練なら30ポイント、達人なら40ポイント、伝説なら50ポイント)回復する。
成功 君はアイテムのHPを5ポイントと、〈製作〉の習熟ランク毎に追加で5ポイント(合計で修得なら10ポイント、熟練なら15ポイント、達人なら20ポイント、伝説なら25ポイント)回復する。
大失敗 君はアイテムに2d6ポイントのダメージを与える。アイテムの硬度はこのダメージに適用される。
大成功 君はアイテムのHPを10ポイントと、〈製作〉の習熟ランク毎に追加で10ポイント(合計で修得なら20ポイント、熟練なら30ポイント、達人なら40ポイント、伝説なら50ポイント)回復する。
成功 君はアイテムのHPを5ポイントと、〈製作〉の習熟ランク毎に追加で5ポイント(合計で修得なら10ポイント、熟練なら15ポイント、達人なら20ポイント、伝説なら25ポイント)回復する。
大失敗 君はアイテムに2d6ポイントのダメージを与える。アイテムの硬度はこのダメージに適用される。
〈製作〉の修得アクション Crafting Trained Actions
“収益を得る” 市場用の品を作成する。
“作成” Craft
余暇 操作
出典 Player Core 237ページ
原材料からアイテム1つを作ることができる。錬金術アイテムを作成するには《錬金術アイテム作成》技能特技を、魔法のアイテムを作成するには《魔法のアイテム作成》技能特技を必要とする。
アイテムを“作成”するには、君は以下の条件を満たさなければならない。
- アイテムは君のレベル以下であること。レベルが併記されていないアイテムのレベルは0である。アイテムが9レベル以上の場合、君は〈製作〉の達人でなければならない。アイテムが17レベル以上の場合、君は〈製作〉の伝説でなければならない。
- アイテムはコモンであること。そうでない場合、君がそのアイテムに対する使用権を持つこと。
- 適切な道具一揃いと、多くの場合工房を有していること。例えば、金属製の盾を作成する場合、君は鍛冶場を使用できなければならないし、錬金術道具を作成する場合、君は錬金術実験器具を使用できなければならない。
- アイテムの市価の半分以上の価値を持つ原材料を提供できなければならない。“作成”に成功すると、必ずその分の原材料を消費する。居住地にいるならば、貴重な素材よりも稀少なものでない限り、通常は貨幣を消費して必要な原材料を購入できる。
君は作業の準備に2日(君が処方を持つなら1日)を費やし、その時点で〈製作〉判定を試みる。GMはアイテムのレベル、稀少度、その他の条件に基づいて、〈製作〉のDCを決定する。
アイテムの作成に成功したなら、君は提供した原材料を消費する。アイテムの市価の残りの部分を原材料として消費することでそのアイテムを即座に完成させることもできるし、追加の余暇を数日作業に費やすこともできる。消費する追加の1日毎に、アイテムを完成させるために必要な材料の値を減らすこと。この量は「表:獲得収益」に基づいて決定され、〈製作〉の習熟ランクに応じて作業レベルの代わりに自分のレベルを使用する。この余暇の日数が経過した後、市価の残りを原材料として消費することでアイテムが完成する。費やした余暇が中断された場合は、後からアイテムを完成させるために作業に戻ることができる。作成の例は後述のサイドバーに記載されている。
大成功 試みは成功した。作成に費やす追加の1日毎に、アイテムの完成に必要な原材料を君のレベル+1と〈製作〉の習熟ランクに基づいた量だけ減少させる。
成功 試みは成功した。作成に費やす追加の1日毎に、アイテムの完成に必要な原材料を君のレベルと〈製作〉の習熟ランクに基づいた量だけ減少させる。
失敗 アイテムを完成できなかった。君は提供した原材料のすべてを回収できる。再挑戦する場合、最初からやり直さなければならない。
大失敗 アイテムを完成できなかった。君は提供した原材料の10%を失うが、残りは回収できる。再挑戦する場合、最初からやり直さなければならない。
表:獲得収益 Income Earned
大成功 試みは成功した。作成に費やす追加の1日毎に、アイテムの完成に必要な原材料を君のレベル+1と〈製作〉の習熟ランクに基づいた量だけ減少させる。
成功 試みは成功した。作成に費やす追加の1日毎に、アイテムの完成に必要な原材料を君のレベルと〈製作〉の習熟ランクに基づいた量だけ減少させる。
失敗 アイテムを完成できなかった。君は提供した原材料のすべてを回収できる。再挑戦する場合、最初からやり直さなければならない。
大失敗 アイテムを完成できなかった。君は提供した原材料の10%を失うが、残りは回収できる。再挑戦する場合、最初からやり直さなければならない。
表:獲得収益 Income Earned
成果レベル | DC | 失敗 | 修得 | 熟練 | 達人 | 伝説 |
---|---|---|---|---|---|---|
0 | 14 | 1cp | 5cp | 5cp | 5cp | 5cp |
1 | 15 | 2cp | 2sp | 2sp | 2sp | 2sp |
2 | 16 | 4cp | 3sp | 3sp | 3sp | 3sp |
3 | 18 | 8cp | 5sp | 5sp | 5sp | 5sp |
4 | 19 | 1sp | 7sp | 8sp | 8sp | 8sp |
5 | 20 | 2sp | 9sp | 1gp | 1gp | 1gp |
6 | 22 | 3sp | 1gp、5sp | 2gp | 2gp | 2gp |
7 | 23 | 4sp | 2gp | 2gp、5sp | 2gp、5sp | 2gp、5sp |
8 | 24 | 5sp | 2gp、5sp | 3gp | 3gp | 3gp |
9 | 26 | 6sp | 3gp | 4gp | 4gp | 4gp |
10 | 27 | 7sp | 4gp | 5gp | 6gp | 6gp |
11 | 28 | 8sp | 5gp | 6gp | 8gp | 8gp |
12 | 30 | 9sp | 6gp | 8gp | 10gp | 10gp |
13 | 31 | 1gp | 7gp | 10gp | 15gp | 15gp |
14 | 32 | 1gp、5sp | 8gp | 15gp | 20gp | 20gp |
15 | 34 | 2gp | 10gp | 20gp | 28gp | 28gp |
16 | 35 | 2gp、5sp | 13gp | 25gp | 36gp | 40gp |
17 | 36 | 3gp | 15gp | 30gp | 45gp | 55gp |
18 | 38 | 4gp | 20gp | 45gp | 70gp | 90gp |
19 | 39 | 6gp | 30gp | 60gp | 100gp | 130gp |
20 | 40 | 8gp | 40gp | 75gp | 150gp | 200gp |
20(大成功) | ― | ― | 50gp | 90gp | 175gp | 300gp |
錬金術アイテムと魔法のアイテム Alchemical and Magical Items
君が錬金術アイテムあるいは魔法のアイテムを作成したい場合、修得であることに加えて《錬金術アイテム作成》あるいは《魔法のアイテム作成》の技能特技を選択する必要がある。これらのアイテムのデータと詳細はGM Coreに掲載されているため、GMと相談すること。
消耗品と矢弾 Consumables and Ammunition
消耗品の特性を持つアイテムはまとめて“作成”できる。このようなアイテムは、1回の判定で同じアイテムを最大4つまで“作成”できる。そうするには、まとめた分のアイテムの原材料をすべて最初に準備しておく必要があり、まとめた分を一度に完成させなければならない。魔法でない矢弾はまとめて“作成”する。この場合、「表:遠隔武器」に記載された個数(通常10)単位を使用する。
“作成”の例 Crafting Example
5レベルのウィザードは〈製作〉の熟練だ。彼は〈製作〉の修正値が+13で、《魔法のアイテム作成》特技を有している。余暇が2週間あるので、彼は4レベルのアイテム、ストライキング・ルーンをその処方を使って作成することにした。GMは密かにDCとして19を選ぶ。
このアイテムの市価は65gpなので、彼は32gpと5spの価値がある原材料を準備した。彼は手元に32gpと5spの価値がある原材料を別に持っている。1日をかけて呪文を構築して唱えた後、彼は〈製作〉判定で出目12をロールし、結果は25となった。成功だ! この時点で、彼は追加で原材料32gpと5spを消費することで、即座に65gpのアイテムを作成できる。
しかし、彼にはまだ13日あるので、アイテムを作成するのに追加の時間を費やすことにした。彼は5レベル・キャラクターで〈製作〉の熟練なので、1日を費やすことで1gp分を減少させる。13日作業した後、彼はアイテムを完成させるコストを65gpから52gpに減少させる。彼は市価の残りを原材料で支払うことにしてストライキング・ルーンを完成させ、次の冒険に向かう。家に留まってストライキング・ルーンの作業を続けることもできた。そうすれば市価のちょうど半分まで減らすこともできたが、冒険をしたほうがずっと有益だ!
〈製作〉判定の結果が29以上だったなら、彼は大成功したことになる。その場合、彼は1日毎に2gp(6レベルの熟練の値)を減少させられたから、追加で13日を費やした後には39gpまでコストを下げられただろう。
処方 Formulas
アイテムについて書かれた処方があれば、君はより簡単にアイテムを作成できる。これには機能が2つある。1つ目は、君の準備が少なくなるため“作成”の開始時に必要な時間を2日から1日に減少することだ。2つ目は、君が処方を獲得できれば、アンコモンあるいはそれより稀少度の高いアイテムを“作成”できるようになる。処方の情報は処方を参照のこと。
“錬金術の識別” Identify Alchemy
精神集中 探索 非公開
必要条件 錬金術実験器具を保持あるいは着用していること。
10分の間、錬金術実験器具を使って試験することで、錬金術アイテムの特質を識別できる。何らかの理由で中断させられた場合、最初からやり直さなければならない。
成功 君はそのアイテムとその起動方法を識別する。
失敗 君はそのアイテムの識別に失敗したが、再挑戦できる。
大失敗 君はGMが選択した別のアイテムとそのアイテムを誤解する。
成功 君はそのアイテムとその起動方法を識別する。
失敗 君はそのアイテムの識別に失敗したが、再挑戦できる。
大失敗 君はGMが選択した別のアイテムとそのアイテムを誤解する。