〈隠密〉(【敏】) Stealth
出典 Player Core 244ページ
君は気付かれないことに熟達しており、敵をすり抜けたり、隠れたり、アイテムを隠したりすることができる。
君は気付かれないことに熟達しており、敵をすり抜けたり、隠れたり、アイテムを隠したりすることができる。
“隠れ身” [one-action] Hide
非公開
出典 Player Core 244ページ
君は可視状態から隠れた状態になるために、遮蔽や上級遮蔽の裏に身を隠すか、より深い視認困難状態に至る。GMは非公開で〈隠密〉判定をロールし、その結果を君が可視状態となっているが遮蔽あるいは上級遮蔽を得ているか、視認困難状態となっている各クリーチャーの知覚DCと比較する。君はこの判定に、通常の遮蔽を持つ場合+2、上級遮蔽を持つ場合+4の状況ボーナスを得る。
成功 クリーチャーが君を見ることができていた場合、君は今や可視状態ではなく隠れた状態である。君がそのクリーチャーから隠れた状態あるいは未探知状態であれば、その状態を保持する。
成功 クリーチャーが君を見ることができていた場合、君は今や可視状態ではなく隠れた状態である。君がそのクリーチャーから隠れた状態あるいは未探知状態であれば、その状態を保持する。
クリーチャーに対して隠れた状態になることに成功したが、遮蔽あるいは上級遮蔽を失ったり、視認困難状態でなくなったら、君は再び可視状態になる。“隠れ身”、“忍び歩き”、“ステップ”以外のアクションを行ったなら、君は隠れた状態でなくなる。
クリーチャーに対して“打撃”を試みる場合、そのクリーチャーはその攻撃に対して立ちすくみ状態のままであり、その後君は可視状態になる。それ以外の行為を行った場合、GMが特別に認めない限り、君はその行為を行う直前に可視状態となる。GMは特に目立たないアクションを気付かれずに行えると認めるかもしれないが、そのような場合は新たな〈隠密〉判定が必要となるだろう。
“忍び歩き” [one-action] Sneak
移動 非公開
出典 Player Core 244ページ
君は未探知状態になったり未探知状態を維持しながら別の場所へ移動しようとすることができる。君の移動速度の半分まで“歩行”する。(対応する移動種別を持つ場合、“歩行”の代わりに“穴掘り”、“登攀”、“飛行”、“水泳”を使用できる。その場合はその移動速度の半分だけ移動しなければならない。)
君はそのようなクリーチャーに対して遮蔽や上級遮蔽を失ったり、視認困難状態でなくなったとしても、未探知状態であり続ける。
移動の終了時に、GMは〈隠密〉の非公開判定をロールし、その結果を君が移動の開始時に隠れた状態あるいは未探知状態であった各クリーチャーの知覚DCと比較する。“歩行”の間じゅうずっと遮蔽あるいは上級遮蔽を持ち続けていたなら、君は〈隠密〉判定に遮蔽の場合は+2、上級遮蔽の場合は+4の状況ボーナスを得る。君は移動しているため、“遮蔽をとる”ことによるボーナスの増加は適用されない。移動の終了時にクリーチャーに対して視認困難状態でなかったり、クリーチャーに対して遮蔽もしくは上級遮蔽を持たない場合、そのクリーチャーに対してはロールを行わない。君はそのようなクリーチャーに対して自動的に可視状態となる。
成功 君は移動中そのクリーチャーから未探知状態であり、移動の終了でもそのクリーチャーから未探知状態のままである。
成功 君は移動中そのクリーチャーから未探知状態であり、移動の終了でもそのクリーチャーから未探知状態のままである。
君は“隠れ身”、“忍び歩き”、“ステップ”以外のアクションを使用すると、即座に可視状態になる。クリーチャーに対して“打撃”を試みる場合、そのクリーチャーはその攻撃に対して立ちすくみ状態のままであり、その後君は可視状態になる。それ以外のアクションを行った場合、GMが特別に認めない限り、君はそのアクションを行う直前に可視状態となる。GMは特に目立たないアクションを気付かれずに行えると認めるかもしれないが、そのような場合は新たな〈隠密〉判定が必要となるだろう。意図的に大声を上げたり大きな音を出したりした場合、君は未探知状態ではなく隠れた状態になる。
大失敗 君は発見された! 君は移動の間可視状態であり、移動後も可視状態のままだ。君が不可視状態でありそのクリーチャーから隠れた状態なら、可視状態になるのではなく、君は移動の間、そのクリーチャーに対して隠れた状態であり、移動後も隠れた状態のままだ。
身を隠したままでいる Being Stealthy
- まず、何かの後ろに“隠れ身”する(遮蔽を利用するか、霧、呪文、その他の効果で視認困難状態を得る)。〈隠密〉判定に成功すると、君は隠れた状態になるが、クリーチャーは君がいる場所を大まかに理解している。
- 次に、君は隠れた状態なので“忍び歩き”を行える。つまり君は移動速度の半分で移動し、もう一度〈隠密〉判定を試みることができる。この判定に成功すれば、君は今や未探知状態である。つまり、クリーチャーは君がいる場所がどのマスかを知らないということだ。
- “知識の想起”や武器の装填といった目立たないアクションを用いても、君は隠れた状態や未探知状態のままでいられる。
君がどこにいるかを知らないクリーチャーに近づいている場合、そのクリーチャーは君が移動し始める場所を知らないため、君はすぐに“忍び歩き”を始めることができる。いくつかのアクションによって君は再び可視状態になることもあるが、多くの場合君が予期した結果であろう。例えば、野外で立ち上がる、誰かを攻撃する、騒ぐといった行為である。ただし、君が“隠れ身”と“忍び歩き”に成功した後で誰かを“打撃”したなら、その“打撃”においては立ちすくみ状態となる。
“捜す”アクションを使用することで、クリーチャーは君を発見しようと試みることができる。
発見度合いは3つの状態で表現される。これらの状態はそれぞれのクリーチャーに対応していることに注意すること。君があるクリーチャーに対して可視状態である一方で、別のクリーチャーに対して隠れた状態であり、3体目に未探知状態である、ということもあり得る。{可視状態:君はそのクリーチャーのはっきりとした視界内にいる。{隠れた状態:クリーチャーは君の場所を知っているが、君を見ることはできない。{未探知状態:クリーチャーは君の場所を知らない。
認識されない〈隠密〉 Unboservable Stealth
場合によっては、クリーチャーが君を完全に認識するのは不可能なこともある。通常、これは君が不可視状態である場合、観察者が盲目状態の場合、または君が暗闇の中にいてクリーチャーが暗闇の中を見通せない場合に起こる。このような場合、“忍び歩き”の判定でロールした大失敗は代わりに失敗になる。また、君がそのようなクリーチャーに対して遮蔽あるいは上級者兵を失った場合やもはやそのようなクリーチャーに対して視認困難状態でない場合でも、君は未探知状態のままで居続ける。
“物品の隠蔽” [one-action] Conceal an Object
操作 非公開
出典 Player Core 244ページ
君は自分の身の回りに小さな物体(たとえば軽バルクの武器)1つを隠す。隠した物体を持って、それに気付くかもしれない人物の前を通過しようとしたとき、GMは君の〈隠密〉判定を行い、その結果と受動的な観察者の知覚DCと比較する。GMが隠した物体のための判定をロールすると、君が密かに通過しようとする受動的な観測者の数に関わらず、同じ結果をすべての観測者に使用する。クリーチャーが君が持つそのアイテムを特に探している場合、そのクリーチャーは〈隠密〉DCに対して知覚判定を行える(成功すればその物体を発見する)。
また、下生えの中や家具の中の秘密の区画など、自分以外の場所に物体を隠すこともできる。この場合、その範囲で“捜す”を行うキャラクターは、知覚判定の結果と〈隠密〉DCを比較して、対象物を発見したかどうかを決定する。
成功 物体は発見されていないままだ。
失敗 調査しているものは物体を発見する。
成功 物体は発見されていないままだ。
失敗 調査しているものは物体を発見する。