B1/クロマティック・ドラゴン - p2rdj @ ウィキ

クロマティック・ドラゴン Dragon, Chromatic

関連する種／Related Groups グリーン・ドラゴン、ブルー・ドラゴン、ホワイト・ドラゴン、レッド・ドラゴン
　ドラゴンには、強力なプレイナー・ドラゴンから奇妙なエソテリック・ドラゴンまで多くの種類が存在するが、クロマティック・ドラゴンほど有名で正しく恐れられている種類はない。鱗の色で区別されるこのドラゴンは、爪、歯、息など、それぞれの色に応じた残虐な殺戮を繰り広げ、他のクリーチャーとは異なり、年を重ねるごとにその力を増していく。ドラゴンの財宝、食物、流血、支配に対する欲望は伝説的である。肉体が強力で、それに見合うだけの自我を持つこれらの竜は、しばしば道徳的に堕落し、犯罪の首謀者、凶暴な暴君、あるいは貪欲な略奪者として行動することがある。

変身するドラゴン Shape-Changing Dragons

　一部のドラゴンは人型生物の姿になれる。これにより自分の本性を出さずに集落に潜入したり、人に影響を与えたりすることができる。彼らは以下の能力を得る。
変身 [one-action] (秘術、精神集中、完全変身、変成術) ドラゴンは小型または中型の人型生物の外見をとる。これによって移動速度や攻撃、ダメージ・ボーナスを変化させることはないが、ダメージ種別が変化することがある（通常は［殴打］）。

クロマティック・ドラゴンの術者 Chromatic Dragon Spellcasters

　クロマティック・ドラゴンの各種別には、その種別のドラゴンの術者のための補足説明がある。クロマティック・ドラゴンを術者にするには、そのドラゴンから“竜の狂乱”と“竜の猛追”能力を取り除き、補足説明で説明されている呪文を与える。各レベルの呪文の数を同じにすれば、これらの呪文を他の秘術呪文といくつでも交換して構わない。また、ドラゴンが魔法に精通していることを反映するために、ドラゴンの【知力】あるいは【魅力】の修正値を1～2増加させるとよい。

ゴラリオンにおけるクロマティック・ドラゴン Chromatic Dragons of Golarion

　内海に棲息するクロマティック・ドラゴンは、残忍で邪悪なモンスターであり、畏怖と尊敬の念を抱かせる。しかし、この恐ろしい獣は単なる神話ではなく、彼らの土地を共有する人々にとって非常に現実的な脅威である。その多くは世界の原野に棲息し、定期的に人間界に干渉してくるのは最も図々しいものだけである。ゴラリオンのドラゴンは自分たちがアプスとティアマトという2つの原初の存在の子孫であると信じており、彼らの豊かな神話はクロマティック・ドラゴンとメタリック・ドラゴンの古くからの戦いの起源を説明しようとするものであった。
　ブラック・ドラゴンはヴァリシアのムシュフェンやソッデン・ランドと呼ばれる荒れ果てた海岸のような湿地帯で繁栄し、ブルー・ドラゴンはスーヴィアやオシーリオンの砂が広がる砂漠を好む。残忍なグリーン・ドラゴンは河川緒王国の森に多く生息し、エルフの王国キョニンでも、特にモンスターに汚染されたタングルブライアに生息している。最も悪名高いレッド・ドラゴンの1つであるアーシャックは、ドラコンの神ダハクの巫女で、枷の地諸島に住み、信者を支配して内海地方を荒らし回っている。ホワイト・ドラゴンはアビスタンのどの山脈にも生息しているが、おそらく最も多く見られるのは世界の冠周辺で、アガンヘイへの道を商隊で移動する旅人たちを脅かす存在である。