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スピリット・ナーガ Spirit Naga

　ナーガの文化では気性が荒く怠慢なスピリット・ナーガは、人型生物の文化におけるハグと同じように軽蔑される存在である。この老いぼれたクリーチャーは孤独な生活を送っており、スピリット・ナーガの力の恩恵に預かろうとする愚かな者や勇敢な者だけが彼らを探し求める。
スピリット・ナーガは荒涼とした廃墟や、死や腐敗と長い間結び付いてきた場所を探し求める。この不吉な蛇のような存在は、放棄された墓地や崩れ落ちた砦、腐りかけた沼地、荒れ果てた森林地帯で見ることができる。そのような場所の実際の歴史についてはほとんど知られていないだろうが、それでもナーガはそこに在る土や石の中に残る邪悪な行為の精神的な残骸や苦しめられた魂に惹かれるのである。

　その醜悪な外見と他のナーガたちから除け者扱いされているにも関わらず、スピリット・ナーガは自らの能力に加えて隠遁的な生活にさえ深い誇りを感じている。彼らは自分たちが大いなる力と繋がっているのだと考え、その神秘は”文明社会”の装いや道徳を捨て去ることができる者にのみ明らかにされるのだと考えている。その一方で、スピリット・ナーガは自身の移り気な気まぐれに敬意を示す他のクリーチャーの崇拝を嬉々として受け入れる。彼らはしばしば自分の周りにカルト集団を形成しようとし、魅了の呪文と儀式を用いて少数の重要な人物の心を魅了し、その対象となった者はナーガの不浄な影響力を共同体全体に広めていく。
“知識の想起”――異形（〈伝承学〉） : DC 28
一般的な知識 : DC 26
専門知識 : DC 23

スピリット・ナーガ Spirit Naga クリーチャー9

アンコモン NE 大型 異形

出典 Bestiary 2 179ページ
知覚＋18；暗視
言語 アクロ語、共通語
技能 〈威圧〉＋19、〈運動〉＋16、〈隠密〉＋20、〈軽業〉＋18、〈伝承学〉＋20、〈ペテン〉＋17
【筋】＋3、【敏】＋4、【耐】＋3、【知】＋1、【判】＋3、【魅】＋5
魔女団 スピリット・ナーガは魔女団の呪文にハリューシネイション、マインド・プローブ、サジェスチョンを加える。

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AC 28；頑健＋15、反応＋20、意志＋18
HP 160

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移動速度 25フィート、水泳15フィート
近接 [one-action] 牙 ＋19［＋15／＋11］（機敏、巧技）、ダメージ 2d8＋9［刺突］、加えてスピリット・ナーガの毒
伝承任意発動呪文 DC 28、攻撃＋20；5レベル サブコンシャス・サジェスチョン（3スロット）センディング、ブラック・テンタクルズ；4レベル クレアヴォイアンス、コンフュージョン、フライ、モディファイ・メモリー（4スロット）；3レベル ヴァンピリック・タッチ（4スロット）、ドリーム・メッセージ、パラライズ、マインド・リーディング；2レベル テレキネティック・マニューヴァー（4スロット）、ヒューマノイド・フォーム、ブラー、ミラー・イメージ；1レベル アンシーン・サーヴァント（4スロット）、グリム・テンドリルス、コマンド、チャーム；キャントリップ （5レベル） デイズ、ディテクト・マジック、メイジ・ハンド、リード・オーラ、シジル
儀式 DC 28；2レベル インヴェイガル
スピリット・ナーガの毒／Spirit Naga Venom (毒) セーヴィング・スロー DC 28; 最大持続時間 6ラウンド；第1段階 2d6［毒］ダメージおよび知性低下状態1（1ラウンド） 第2段階 2d6［毒］ダメージおよび知性低下状態2（1ラウンド）

追加の知識：スピリット・ナーガの魔女団 Spirit Naga Covens

　ハグと同様、スピリット・ナーガも時折、同じ種族で小さな集団を形成する。これは通常、より大きな脅威から身を守るため、あるいは単独のスピリット・ナーガでは成し遂げられない目標を達成するためである。時としてスピリット・ナーガはカルト信者の集団をまとめたり、都市やその他の大きな共同体を乗っ取ったりするために魔女団を形成することもあり、稀にスピリット・ナーガがハグやウィッチの魔女団に加わることもある。