B2/ヴァイパー・ヴァイン - p2rdj @ ウィキ

ヴァイパー・ヴァイン Viper Vine

　貪欲な肉食動物であるヴァイパー・ヴァインは、蛇のようなつるが密集して葉を茂らせ、そこから巨大な花を咲かせる。この植物は、敏感で浅く埋まっている根系を通じて適切な獲物の接近を感知すると、興奮した蛇のように立ち上がり、鮮やかな色の花を広げ、気が遠くなるような花粉の雲を放出する。ヴァイパー・ヴァインは、催眠効果のある動きをして獲物をおびき寄せることができると言われているが、実はこの効果は目に見えない無臭の花粉の雲が作り出しているのだ。
　ヴァイパー・ヴァインは水分や土を摂取するのではなく、クリーチャーを食べて栄養を得るため、初歩的な移動手段を発達させ、触手のような根を使って地面を引きずることができる。初歩的な感覚も備えており、獲物の違いを識別して限られた戦術的判断を下すだけでなく、特に大きなクリーチャーや危険そうなクリーチャーを避けることもできる。
　ヴァイパー・ヴァインの狩り場の周辺には、犠牲者の一部が食い尽くされた遺体が散乱していることが多い。狩り場のすぐ近くでは野生動物や不運な冒険家、さらには巨人の腐乱死体が見つかることも珍しくなく、死体には副次的な財宝が残されている。ヴァイパー・ヴァインは新鮮な肉を狩ることを好み、以前に殺したクリーチャーの死骸に戻ることはめったにない。
“知識の想起”――植物（〈自然〉） : DC 31
一般的な知識 : DC 29
専門知識 : DC 26

ヴァイパー・ヴァイン Viper Vine クリーチャー13

N 大型 植物

出典 Bestiary 2 287ページ
知覚＋22；夜目、振動感知（不明瞭）60フィート
技能 〈運動〉＋27、〈隠密〉＋24
【筋】＋8、【敏】＋5、【耐】＋7、【知】－4、【判】＋5、【魅】－3

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AC 33；頑健＋26、反応＋24、意志＋22
HP 270；抵抗 ［毒］15
氷雪に対する脆弱性／Cold Vulnerability 氷雪効果に曝されると、ヴァイパー・ヴァインは無気力に圧倒され、1d4ラウンドの間減速状態1になる。

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移動速度 20フィート
近接 [one-action] 顎 ＋27［＋22／＋17］（間合い：10フィート）、ダメージ 3d6＋11［刺突］、加えて3d6［毒］
近接 [one-action] つる ＋27［＋23／＋19］（機敏、間合い：15フィート）、ダメージ 3d10＋11［殴打］、加えてつかみ
魅了の花粉／Captivating Pollen [one-action] (心術、無力化、精神、毒) ヴァイパー・ヴァインは60フィート放射の範囲に不可視状態花粉を放つ。中程度かそれより強い風で吹き散らされない限り、この花粉は5ラウンドの間空気中にとどまる。この範囲内に侵入するかターンを開始するかしたクリーチャーはDC33の意志セーヴを試みなければならず、失敗すると魅了される。ヴァイパー・ヴァインは1d4ラウンドの間“魅了の花粉”を使用できない。
　大成功 クリーチャーはなんの効果も受けず、24時間の間“魅了の花粉”に一時的耐性を得る。
　成功 クリーチャーは不調状態1になる。
　失敗 クリーチャーは恍惚状態になり、明らかな危険を避けながら、できるだけ効率よくヴァイパー・ヴァインに近づくための移動のためにアクションを費やさなければならない。魅了されたクリーチャーがヴァイパー・ヴァインに隣接するとその場に留まり、アクションを行わない。ターンの終わりに花粉のオーラの中からいなくなると、恍惚状態ではなくなる。
　大失敗 失敗と同様だが、加えてクリーチャーは24時間の間知性低下状態2になる。
締めつけ [one-action] 3d8＋8 ［殴打］、DC 33

財宝と報酬：ヴァイパー・ヴァインの花粉 Viper Vine Pollen

　ヴァイパー・ヴァインの花粉は植物から慎重に収穫された後にすぐに分解されるが、錬金術道具一式を持つキャラクターは、DC33の〈製作〉あるいは〈自然〉判定に成功し、10分作業することで、花粉の1d6回分を収集して保存できる。ヴァイパー・ヴァインの花粉は、無力化効果を生み出す錬金術や魔法のアイテムを作るための原料として300gpの価値がある。