B1/アウルベア - p2rdj @ ウィキ

アウルベア Owlbear

　強力なブラウン・ベアの身体とアウルの鋭い感覚を持つアウルベアは、危険な縄張り意識を持つ捕食者で、自分の領域に迷い込んだクリーチャーを恐れることなく攻撃する。アウルベアに遭遇した者は、その恐ろしい悲鳴を聞いた数秒後にこの巨大なクリーチャーに襲われ、致命的な爪と強力なくちばしで体を引き裂かれる。
　アウルベアの起源は不明だが、より狡猾な捕食者を作るために魔法使いが行った実験の結果と考えられている。伝説によると、魔法使いが成功しすぎたために、この獣の最初の犠牲者になってしまったと言われている。現在、アウルベアは世界各地に生息しており、その特徴も様々である。最も一般的な亜種はブラウン・ベアにシロフクロウを加えたような姿をしているが、極北の地ではポーラー・ベアにユキフクロウを加えたような姿、温帯雨林ではブラック・ベアにメンフクロウの頭を加えたような姿をしていることもあるという。
　アウルベアの多くは単独で生活し、交尾と卵からかえった子供の子育てにのみ集まる。アウルベアの縄張りは通常、巣から5マイルほど離れている。1マイルほど離れると、爪で切り刻まれた木、巨大な羽毛、破砕された死体といった生息地の痕跡がはっきりと現れる。アウルベアの巣から価値のあるものが見つかることはほとんどないが、冒険者の中には、このモンスターが残した未消化の骨の巨大な排泄物から、装身具や効果、宝石まで発見した者もいる。
“知識の想起”――動物（〈自然〉） : DC 19
一般的な知識 : DC 17
専門知識 : DC 14

アウルベア Owlbear クリーチャー4

N 大型 動物

出典 Bestiary 259ページ
知覚＋13；夜目、鋭敏嗅覚（不明瞭）30フィート
技能 〈威圧〉＋10、〈運動〉＋14、〈軽業〉＋7
【筋】＋6、【敏】＋1、【耐】＋5、【知】－4、【判】＋3、【魅】±0

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AC 21；頑健＋13、反応＋7、意志＋11
HP 70

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移動速度 25フィート
近接 [one-action] 鉤爪 ＋14［＋10／＋6］（機敏）、ダメージ 1d10＋6［刺突］、加えてつかみ
近接 [one-action] 嘴 ＋14［＋9／＋4］、ダメージ 1d12＋6［刺突］
身の毛のよだつ絶叫／Bloodcurdling Screech [one-action] (聴覚、感情、恐怖、精神) アウルベアは獲物を恐怖に陥れる、大きな金切り声を放つ。80フィートの範囲内にいる各クリーチャーは、DC20の意志セーヴを試みなければならない。その結果にかかわらず、クリーチャーは1分間一時的耐性を得る。
　大成功 クリーチャーはなんの効果も受けない。
　成功 クリーチャーは恐れ状態1になる。
　失敗 クリーチャーは恐れ状態2になる。
　大失敗 クリーチャーは1ラウンドの間逃亡状態となり、かつ恐れ状態3になる。
丸かじり／Gnaw [one-action] 必要条件 アウルベアがその鉤爪でクリーチャーをつかまれた状態にしている。効果 フクロウ・ベアは嘴による“打撃”を1回行い、そのクリーチャーの内臓を摘出しようとする。この“打撃”が命中したなら、目標はDC22の意志セーヴを試みなければならない。
　大成功 クリーチャーはなんの効果も受けない。
　成功 目標は不調状態1になる。
　失敗 目標は不調状態1になり、不調状態が続く限り減速状態1になる。
絶叫の突進／Screeching Advance [two-actions] (聴覚、感情、恐怖、精神) アウルベアは身の毛のよだつ絶叫を使用し、2回“歩行”を行う。この移動の間にアウルベアが通過したすべての地点から周囲80フィート以内にいる、すべてのクリーチャーは身の毛のよだつ絶叫の効果を受ける。

助言とルール：アウルベアの変異種 Variant Owlbears

　雪原のアウルベアは、その恐ろしい鳴き声と引き換えに、驚くべき隠密性と、雪から飛び出して獲物を奇襲する能力を身に付けている。非常に稀ではあるが、一部のアウルベアは限定的な飛行方法を保持しており、1フィート降下のたびに約20フィート滑空することができる。恐ろしいことに、この滑空するアウルベアは、獲物に接近する際に全く音を立てない。