ゴブリン・ドッグ Goblin Dog
このゴブリンの名を冠したペットは、じつのところ犬種ではなく、細い体と長い足を持つ大きくて鈍い鼻のげっ歯類だ。ゴブリン・ドッグは醜いと同時に臆病であることが多く、茂みの後ろや深い影に潜んでいることを好み、孤独な獲物や傷ついた獲物に飛びつく。ゴブリン・ドッグは群れで歩き回ることが多いが、負傷した場合、たとえ仲間を見捨てても戦いから逃げる可能性が高い。
ゴブリン・ドッグの名前は、ゴブリンとの長い付き合いから来ている。ゴブリンは番犬や乗騎としてこの獣を飼育する。一般的なゴブリンは実際の犬と関連があるようにみえることに愕然とし、お気に入りの乗騎の名前に不満を持っている。もちろんゴブリンなので、このクリーチャーのために独自の名前を考え出すことに躊躇しない。
最も手厚く扱われたゴブリン・ドッグでさえ痒みを伴う疥癬と大量のフケがあり、彼らと接触したものに強い影響を与える。この『ゴブリン痘』は痒みを伴うじんましんや化膿性の潰瘍を引き起こし、不快で気が散るだけでなく、見た目も悪くしてしまう。ゴブリン・ドッグのフケはそのひどい衛生状態を同じくしない他のほとんどのクリーチャーにアレルギー反応を引き起こす。もちろんゴブリンは例外で、清潔さに関係なくこの病気に完全耐性を持つ。
空腹はゴブリン・ドッグを理由のない暴力に駆り立てることがあり、より残酷なゴブリンは戦いの前夜にわざとこのペットを飢えさせることもある。ゴブリン・ドッグは自分が食べられるどんな有機物でも食べて生き延びる。彼らは特に新鮮な腐肉を好む。ゴブリン自体は決して偏食ではないが、ゴブリン・ドッグはゴブリンでさえ触れないようなものを食べてしまうためゴブリン・ドッグを大切にする。実際、「喰うか?」はゴブリンがペットと一緒にする最も人気のある遊びの1つで、ゴブリン・ドッグの鼻の前にさまざまな食べ物(必ずしも食べられるわけではないし、食べても安全ではないもの)をぶら下げる。悲しいことに、ゲーム「死ぬか?」はしばしば「喰うか?」の後に遊ばれる。2回目のゲームを生き延びたゴブリン・ドッグは、その消化能力の高さで有名になり、多くの場合、一般のゴブリンよりも優遇されて、部族のお気に入りのペットになる。
ゴブリン・ドッグ Goblin Dog クリーチャー1
中型 動物
AC 15;頑健+8、反応+8、意志+5
HP 17
かゆみを伴う危険/Irritating Dander ゴブリン・ドッグに素手攻撃を命中させた、“組みつき”を試みた、その他の理由で接触したクリーチャーはゴブリン疱に曝される。
振り落とし [reaction] DC 17
欺く動き/Juke [reaction] 必要条件 クリーチャーがゴブリン・ドッグに騎乗していなければならない;トリガー 騎手がゴブリン・ドッグに命令を伝える;効果 ゴブリン・ドッグはその命令に従う前に“ステップ”する。
HP 17
かゆみを伴う危険/Irritating Dander ゴブリン・ドッグに素手攻撃を命中させた、“組みつき”を試みた、その他の理由で接触したクリーチャーはゴブリン疱に曝される。
振り落とし [reaction] DC 17
欺く動き/Juke [reaction] 必要条件 クリーチャーがゴブリン・ドッグに騎乗していなければならない;トリガー 騎手がゴブリン・ドッグに命令を伝える;効果 ゴブリン・ドッグはその命令に従う前に“ステップ”する。
移動速度 40フィート
近接 [one-action] 顎 +9[+4/-1]、ダメージ 1d6+3[刺突]、加えてゴブリン疱
ゴブリン疱/Goblin Pox (病気) ゴブリンとゴブリン・ドッグはゴブリン疱に完全耐性を持つ;セーヴィング・スロー 頑健DC 17;第1段階 不調状態1(1ラウンド);第2段階 不調状態1および減速状態1(1ラウンド);第3段階 不調状態2および不調状態値を1未満に減少できない(1日)
掻きむしり/Scratch [two-actions] (操作) ゴブリン・ドッグは自分の身体を掻きむしり、隣接するすべてのクリーチャーをゴブリン疱に曝させる。
近接 [one-action] 顎 +9[+4/-1]、ダメージ 1d6+3[刺突]、加えてゴブリン疱
ゴブリン疱/Goblin Pox (病気) ゴブリンとゴブリン・ドッグはゴブリン疱に完全耐性を持つ;セーヴィング・スロー 頑健DC 17;第1段階 不調状態1(1ラウンド);第2段階 不調状態1および減速状態1(1ラウンド);第3段階 不調状態2および不調状態値を1未満に減少できない(1日)
掻きむしり/Scratch [two-actions] (操作) ゴブリン・ドッグは自分の身体を掻きむしり、隣接するすべてのクリーチャーをゴブリン疱に曝させる。