Re/MC/ディビューク - p2rdj @ ウィキ

ディビューク Dybbuk

　ディビュークと呼ばれる取り残された霊は、死後の世界での休息を拒否された魂から発生する。これらの霊は、死後の世界で待ち受けている罰から逃れるために、犠牲者に憑依して生にしがみつくと言われている。このような霊を捕らえ、呪い、破壊することによってのみ、人間は霊を追い返すことができる。

　ほとんどの場合、男性の霊であるディビュークは、憑依された犠牲者の中に隠れている。憑依の対象はたいてい初夜を控えた若い女性で、特に見合い結婚では、不釣り合いな結婚の前兆と見なされることがある。男性や性別不詳の被害者も存在するが、その数は少なく、また問題のある結婚の前夜であることが多い。なぜディビュークがこのような状況に引き寄せられるのか、はっきりした理由は誰にもわからないが、ディビュークの反逆的な魂が、社会の最も厳格に規制された側面に混乱をもたらそうとしているからかもしれない。ディビュークに憑依された被害者は、大声で下品な言動をしたり、飲食を拒否したり、不敬な行為をしたり、被害者の家庭内で問題を起こしたりすることがある。憑依された被害者は、憑依が終わった後、これらの出来事の記憶がない。

　ある種の特別な訓練を受けた司祭は、悪魔祓いによって被害者からディビュークを追い出すことができる。一般的には、煙、雄羊の角笛、聖句の朗読を組み合わせた方法を用いる。しかし、悪魔祓いは非常に困難で危険であり、悪意ある霊の力のため、司祭の側には大きな知識と技術が必要とされる。
“知識の想起”――霊魂（〈伝承学〉） : DC 36
“知識の想起”――アンデッド（〈宗教〉） : DC 36
一般的な知識 : DC 34
専門知識 : DC 31

ディビューク Dybbuk クリーチャー15

アンコモン 中型 アンデッド 邪 霊魂 非実体 霊魂

出典 Monster Core 136ページ
知覚＋27；暗視
言語 アクロ語、デーモン語、共通語；テレパシー100フィート
技能 〈威圧〉＋29、〈隠密〉＋28、〈軽業〉＋28、〈交渉〉＋27、〈ペテン〉＋31
【筋】－5、【敏】＋7、【耐】±0、【知】＋1、【判】＋6、【魅】＋8

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AC 35；頑健＋21、反応＋28、意志＋29
HP 175（虚無による回復）；完全耐性 ［出血］、即死効果、病気、麻痺状態、毒、［精密］、気絶状態；抵抗 すべてのダメージ10（［力場］、ゴースト・タッチ、［霊魂］、活力を除く；魔法でないものに対して抵抗2倍）
畏怖すべき存在 (オーラ、信仰、感情、恐怖、精神 30フィート 、DC 33)

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移動速度 飛行50フィート
近接 [one-action] 幽霊の手 ＋28［＋24／＋20］（機敏、巧技、魔法、邪）、ダメージ 3d10＋14［虚無］、加えて2d6［霊魂］
伝承生得呪文 DC 36、攻撃＋30；6ランク テレキネティック・マニューヴァー（回数無制限）、ドミネイト、ネヴァー・マインド；5ランク チリング・ダークネス(×2)、フィアー、フィアー；4ランク リライト・メモリー；3ランク フィアー（回数無制限）、フィアー（回数無制限）；キャントリップ （6ランク） テレキネティック・プロジェクティル
邪悪な憑依／Malevolent Possession [two-actions] (無力化、精神、伝承、憑依) ディビュークは隣接する肉体を持つクリーチャーに憑依しようとする。これはポゼッション（DC34）と同じ効果で、持続時間は無制限である。ただし、ディビュークは肉体を持たないので、意識不明にはならず、効果終了時に麻痺することもない。ディビュークが“邪悪な憑依”で対象を支配状態にした場合、ディビュークが去った後には目標は憑依されていた間の支離滅裂な記憶しか持たない。

追加の知識：狂える人形使い Cruel Puppet Masters

　ディビュークは人間を騙し、念動力を使って周囲の人々の心に恐怖を植え付けることに喜びを感じている。彼らは生来の魔法能力を使って、犠牲者の家庭に混乱をもたらす。ディビュークに憑依された犠牲者は、ディビュークが飽きるか、勇敢な魂が犠牲者を苦しみから解放する方法を見つけるまで、多くの場合、無期限に支配される。