グロブスター Globster
無害な海藻や貝殻から巨大な水棲クリーチャーの腐った死骸まで、潮はあらゆる種類の残骸を岸に打ち上げる。グロブスターはしばしばそうしたものと間違えられるが、この認識は完全に間違っているわけではない。この精神を持たないドロドロとした塊は腐敗した海生クリーチャーで構成されており、半ば消化され、不快な悪臭を放つ脂肪質のヘドロの塊と化している。
知性はないものの、グロブスターは生きた獲物を探し求める捕食者だ。彼らはしばしば海底に群がり、その悪臭を放つ塊が腐食動物を引き寄せると、たちまちこの粘液の次の餌食にする。潮に打ち上げられて陸に打ち上げられると、彼らは陸に上がった獲物を狩るようになる。沿岸部の住民は、打ち上げられたグロブスターを目にするずっと前からその臭いに気づく。調査に派遣された人々は、しばしばグロブスターを浜辺に打ち上げられたクジラの死骸と間違えるが、実際には生きていて飢えていることに気づく。
かつて賢者たちは、グロブスターはアンデッドであり、餌を求めてうねる腐った肉塊だと信じていた。しかし、知性はないものの、彼らは確かに生きている。彼らは水辺のゴミ捨て場や漂流するゴミ船に引き寄せられ、かすかな意識で食料が豊富な場所に集まる。
グロブスターは脂身と油分を豊富に含んでいるため、ランプオイル、グリース、調理用油などとして採取できる。臭いに耐えられるなら、腐敗後に残る粘液もこの用途に使える。脂身は固い方が早く劣化するが、ゴブリン・ビーチで即席のバーベキューをする際には、揚げたグロブスターが珍味としてよく食べられる。
グロブスターは生物を捕食しますが、消化できるのはほんの一部だけだ。消化されなかった残骸はグロブスターの体内に蓄積し、どんどん肥大化していく。彼らはこの悪臭を放つ塊をぐしゃぐしゃの体内に抱え込み、本能や負傷に駆り立てられて新たなグロブスターを吐き出し、周囲のあらゆるものを貪り食うのを助ける。新たなグロブスターを生み出すのに十分な残骸を蓄えたグロブスターは、ダメージを受けた際にフリー・アクションとして自動的に新たなグロブスターを生み出す。このようなグロブスターとの遭遇は、レベル5のクリーチャー1体ではなく、2体と対峙しているかのように扱う。学者の知る限り、これがこのクリーチャーが同族を新たに生み出す唯一の方法である。
グロブスター Globster クリーチャー5
大型 水棲 粘体
移動速度 15フィート、水泳30フィート
近接 [one-action] 触手 +15[+10/+5]、ダメージ 2d8+6[殴打]、加えてつかみおよび吐き気を催すはたき
締めつけ [one-action] 1d8+6, DC 22
吐き気を催すはたき/Nauseating Slap (毒) グロブスターの触手が命中した生きているクリーチャーは、DC19の頑健セーヴを試みなければならない。失敗すると、クリーチャーは不調状態1になる。クリーチャーが既に不調状態の場合、状態値は1ずつ増加し、最大で不調状態4になる。クリーチャーがセーヴィング・スローに成功すると、24時間の間一時的耐性を得る。
ずぶぬれ/Saturated グロブスターは水の外に出て1時間は生存でき、その後窒息の危険がある。
近接 [one-action] 触手 +15[+10/+5]、ダメージ 2d8+6[殴打]、加えてつかみおよび吐き気を催すはたき
締めつけ [one-action] 1d8+6, DC 22
吐き気を催すはたき/Nauseating Slap (毒) グロブスターの触手が命中した生きているクリーチャーは、DC19の頑健セーヴを試みなければならない。失敗すると、クリーチャーは不調状態1になる。クリーチャーが既に不調状態の場合、状態値は1ずつ増加し、最大で不調状態4になる。クリーチャーがセーヴィング・スローに成功すると、24時間の間一時的耐性を得る。
ずぶぬれ/Saturated グロブスターは水の外に出て1時間は生存でき、その後窒息の危険がある。