レイス Wraith
レイスは邪悪なアンデッドで、生命を奪い、光を避ける。彼らの影のような無機質な姿には、生者への憎しみを反映する燃えるような目が輝き、影のような爪は敵から生命力を奪う武器である。レイスは悪しき死霊術によって作られることもあるが、多くの場合、死においてさえ邪悪なやり方を諦められなかった隠者の殺人者や切断者の末路である。さらに問題を複雑にしているのは、生者をより邪悪な種類へと消費・変容させることでレイスが増殖するという事実である。つまり、一握りのレイスを野放しにしておくと、簡単に闇の大群へと変貌してしまう。
レイスは何の重さもなく、ほとんどの物理的攻撃を受けても無傷である。彼らは生きているものを食べられる場所ならどこにでも出没するが、日光に弱いために世界の陰の場所、つまり静かに獲物を飲み込む前に暗い周囲に溶け込むことができる場所に限られている。
レイスは、戦争で荒廃した田舎や、犯罪王が支配する大都市の裏社会、あるいは悪魔的なカルト儀式の場など、死や騒乱が日常的に起こる場所で同種と群れをなすことがある。これらの場所では、生きている人たちは陽光棒や強力な聖職者を従えて歩く事が多い。夜や暗い場所でしか狩りをしないため、廃墟や下水管、放棄された建物が日中のレイスの聖域となっている。レイスは戦闘時には身体に実体がないことを利用できるほど賢く、曲がりくねった洞穴や廊下のある建造物を好み、開けた場所を避ける。
彼らは純粋に負のエネルギー界からの反生命体で形成されているため、その邪悪な領域にはレイスが蔓延している。アンデッドが支配する国家や文明の中では、レイスは暗殺者やスパイとして権力の場に現れる。彼らはゲブの支配階級に属しているが、ウースタラヴではその数が多く、そこではレイスの群れが墓地や霧のかかった小道を歩き回り、村全体の人口を消費している。世界の他の地域ではレイスが徘徊することはさほどなく、活動をより小さな環境――典型的には選択された霊障が出る場所とその周辺だけ――に限定されることが多い。
“知識の想起”――アンデッド(〈宗教〉) : DC 22
一般的な知識 : DC 20
専門知識 : DC 17
レイスは何の重さもなく、ほとんどの物理的攻撃を受けても無傷である。彼らは生きているものを食べられる場所ならどこにでも出没するが、日光に弱いために世界の陰の場所、つまり静かに獲物を飲み込む前に暗い周囲に溶け込むことができる場所に限られている。
レイスは、戦争で荒廃した田舎や、犯罪王が支配する大都市の裏社会、あるいは悪魔的なカルト儀式の場など、死や騒乱が日常的に起こる場所で同種と群れをなすことがある。これらの場所では、生きている人たちは陽光棒や強力な聖職者を従えて歩く事が多い。夜や暗い場所でしか狩りをしないため、廃墟や下水管、放棄された建物が日中のレイスの聖域となっている。レイスは戦闘時には身体に実体がないことを利用できるほど賢く、曲がりくねった洞穴や廊下のある建造物を好み、開けた場所を避ける。
彼らは純粋に負のエネルギー界からの反生命体で形成されているため、その邪悪な領域にはレイスが蔓延している。アンデッドが支配する国家や文明の中では、レイスは暗殺者やスパイとして権力の場に現れる。彼らはゲブの支配階級に属しているが、ウースタラヴではその数が多く、そこではレイスの群れが墓地や霧のかかった小道を歩き回り、村全体の人口を消費している。世界の他の地域ではレイスが徘徊することはさほどなく、活動をより小さな環境――典型的には選択された霊障が出る場所とその周辺だけ――に限定されることが多い。
“知識の想起”――アンデッド(〈宗教〉) : DC 22
一般的な知識 : DC 20
専門知識 : DC 17
レイス Wraith クリーチャー6
LE 中型 アンデッド 非実体 レイス
出典 Bestiary 335ページ
知覚+14;暗視、生命感知60フィート
言語 共通語、死霊語
技能 〈威圧〉+15、〈隠密〉+14、〈軽業〉+14
【筋】-5、【敏】+4、【耐】±0、【知】+2、【判】+2、【魅】+5
生命感知 (占術、信仰) レイスは記載されている間合い内にいる生きているクリーチャーとアンデッド・クリーチャーの生命エッセンスを感じ取る。
知覚+14;暗視、生命感知60フィート
言語 共通語、死霊語
技能 〈威圧〉+15、〈隠密〉+14、〈軽業〉+14
【筋】-5、【敏】+4、【耐】±0、【知】+2、【判】+2、【魅】+5
生命感知 (占術、信仰) レイスは記載されている間合い内にいる生きているクリーチャーとアンデッド・クリーチャーの生命エッセンスを感じ取る。
AC 24;頑健+8、反応+14、意志+14;[正のエネルギー]に対する全てのセーヴに+1の状態ボーナス
HP 80(負のエネルギーによる回復);完全耐性 即死効果、病気、麻痺状態、[毒]、[精密]、気絶状態;抵抗 全て5([力場]、ゴースト・タッチ、[正のエネルギー]を除く;魔法以外に対して抵抗2倍)
日光による無力化/Sunlight Powerlessness 日光にさらされたレイスは朦朧状態2かつよたつき状態2になる。
機会攻撃 [reaction]
HP 80(負のエネルギーによる回復);完全耐性 即死効果、病気、麻痺状態、[毒]、[精密]、気絶状態;抵抗 全て5([力場]、ゴースト・タッチ、[正のエネルギー]を除く;魔法以外に対して抵抗2倍)
日光による無力化/Sunlight Powerlessness 日光にさらされたレイスは朦朧状態2かつよたつき状態2になる。
機会攻撃 [reaction]
移動速度 飛行40フィート
近接 [one-action] 霊体の手 +17[+12/+7](巧技)、ダメージ 2d8+5[負のエネルギー]、加えて生命力吸収
生命力吸収/Drain Life (信仰、死霊術) レイスが生きているクリーチャーに霊体の手による“打撃”でダメージを与えたなら、レイスは一時的ヒット・ポイント5を得、クリーチャーはDC23の頑健セーヴを行わねばならない。失敗すると、クリーチャーは吸精状態1になる。レイスによって更にダメージを受けてセーヴに失敗すると吸精状態値は1ずつ増加し、最大で吸精状態4になる。
レイスの同族作り/Wraith Spawn (信仰、死霊術) レイスの霊体の手による“打撃”で殺された生きている人型生物は、1d4ラウンドごtにレイス・スポーンとして蘇る。このレイス・スポーンは自分を殺したレイスの支配下にある。レイス・スポーンは生命力吸収とレイスの同族作りを持たず、レイス・スポーンである限りよたつき状態2となる。レイス・スポーンの作成者が死亡すると、レイス・スポーンは一人前の自我を持ったレイスとなる。自由意志を取り戻し、レイスの同族作りを得、よたつき状態ではなくなる。
近接 [one-action] 霊体の手 +17[+12/+7](巧技)、ダメージ 2d8+5[負のエネルギー]、加えて生命力吸収
生命力吸収/Drain Life (信仰、死霊術) レイスが生きているクリーチャーに霊体の手による“打撃”でダメージを与えたなら、レイスは一時的ヒット・ポイント5を得、クリーチャーはDC23の頑健セーヴを行わねばならない。失敗すると、クリーチャーは吸精状態1になる。レイスによって更にダメージを受けてセーヴに失敗すると吸精状態値は1ずつ増加し、最大で吸精状態4になる。
レイスの同族作り/Wraith Spawn (信仰、死霊術) レイスの霊体の手による“打撃”で殺された生きている人型生物は、1d4ラウンドごtにレイス・スポーンとして蘇る。このレイス・スポーンは自分を殺したレイスの支配下にある。レイス・スポーンは生命力吸収とレイスの同族作りを持たず、レイス・スポーンである限りよたつき状態2となる。レイス・スポーンの作成者が死亡すると、レイス・スポーンは一人前の自我を持ったレイスとなる。自由意志を取り戻し、レイスの同族作りを得、よたつき状態ではなくなる。
Bestiary 2
ドレッド・レイス Dread Wraith
この邪悪な武将や血に飢えた将軍の脅威的な霊の残滓は、影と死の幽霊としてそびえ立つ。他のレイスと同様、ドレッド・レイスは世界の陰の場所に現れる。しかし彼らは恐怖を撒き散らしたり影響力を蓄積したりするためにより多くの距離を移動する事が多い。ドレッド・レイスが太陽が降り注ぐ地を移動する際には、しばしば影の指す場所や不吉な遺跡にとどまる。ドレッド・レイスは傲慢なことが多い。彼らは他のドレッド・レイスと群れを作ることはほとんどなく、普通のレイスの集団を支配することを好む。しかし、特に強力な死霊術師はドレッド・レイスの群れを強制的に使役させるかもしれないが、光と生命の砦を根絶するなど、特に邪悪な目標は、共通の目的として複数のドレッド・レイスを引き寄せるかもしれない。
“知識の想起”――アンデッド(〈宗教〉) : DC 26
一般的な知識 : DC 24
専門知識 : DC 21
“知識の想起”――アンデッド(〈宗教〉) : DC 26
一般的な知識 : DC 24
専門知識 : DC 21
ドレッド・レイス Dread Wraith クリーチャー9
LE 大型 アンデッド 非実体 レイス
出典 Bestiary 2 298ページ
知覚+19;暗視、生命感知60フィート
言語 共通語、死霊語
技能 〈威圧〉+21、〈隠密〉+19、〈軽業〉+19
【筋】-5、【敏】+6、【耐】+3、【知】+3、【判】+4、【魅】+6
知覚+19;暗視、生命感知60フィート
言語 共通語、死霊語
技能 〈威圧〉+21、〈隠密〉+19、〈軽業〉+19
【筋】-5、【敏】+6、【耐】+3、【知】+3、【判】+4、【魅】+6
AC 28;頑健+16、反応+19、意志+21;[正のエネルギー]に対する全てのセーヴに+1の状態ボーナス
HP 130(負のエネルギーによる回復);完全耐性 即死効果、病気、麻痺状態、[毒]、[精密]、気絶状態;抵抗 すべて10([力場]、ゴースト・タッチ、[正のエネルギー]を除く;魔法でないものに対して抵抗2倍)
吸精の存在/Draining Presence (オーラ、負のエネルギー) 10フィート。オーラ内に侵入したクリーチャーはDC26の頑健セーヴを行わねばならず、失敗すると吸精状態1になる。この状態はオーラから出て1分が経過すると回復する。この吸精状態値は生命力吸収による吸精状態値と累積するが、吸精の存在のオーラを複数回受けても累積しない。このセーヴに成功したクリーチャーは、24時間の間吸精の存在から一時的耐性を得る。
日光による無力化/Sunlight Powerlessness 日光にさらされたドレッド・レイスは朦朧状態2かつよたつき状態2になる。
機会攻撃 [reaction]
HP 130(負のエネルギーによる回復);完全耐性 即死効果、病気、麻痺状態、[毒]、[精密]、気絶状態;抵抗 すべて10([力場]、ゴースト・タッチ、[正のエネルギー]を除く;魔法でないものに対して抵抗2倍)
吸精の存在/Draining Presence (オーラ、負のエネルギー) 10フィート。オーラ内に侵入したクリーチャーはDC26の頑健セーヴを行わねばならず、失敗すると吸精状態1になる。この状態はオーラから出て1分が経過すると回復する。この吸精状態値は生命力吸収による吸精状態値と累積するが、吸精の存在のオーラを複数回受けても累積しない。このセーヴに成功したクリーチャーは、24時間の間吸精の存在から一時的耐性を得る。
日光による無力化/Sunlight Powerlessness 日光にさらされたドレッド・レイスは朦朧状態2かつよたつき状態2になる。
機会攻撃 [reaction]
移動速度 飛行60フィート
近接 [one-action] 霊体の手 +21[+16/+11](巧技、間合い:10フィート)、ダメージ 2d10+7[負のエネルギー]、加えて生命力吸収
レイス吸収/Absorb Wraith [two-actions] ドレッド・レイスは100フィート以内にいる他のレイス・クリーチャーに手を伸ばす。目標となったレイスは溶解してドレッド・レイスに向かって一直線に移動し、この直線上にいるすべてのクリーチャーに6d10の[負のエネルギー]ダメージを与える(DC28の基本頑健セーヴ)。ドレッド・レイスは目標のレイスの精髄を吸収し、吸収したレイスのレベルに等しいラウンドの間、加速状態となり飛行速度に+10フォートの状態ボーナスを得る。この追加アクションは“飛行”あるいは“打撃”にのみ使用できる。同意しない目標はこの吸収に抵抗するためにDC28の意志セーヴを試みることができる。
生命力吸収/Drain Life (信仰、死霊術) ドレッド・レイスが霊体の手による“打撃”で生きているクリーチャーにダメージを与えたなら、ドレッド・レイスは10の一時的ヒット・ポイントを得、目標はDC28の頑健セーヴを行わねばならない。失敗すると、クリーチャーは吸精状態1になる。レイスによって更にダメージを受けてセーヴに失敗すると吸精状態値は1ずつ増加し、最大で吸精状態4になる。
レイスの同族作り/Wraith Spawn (信仰、死霊術) レイスの霊体の手による“打撃”で殺された生きている人型生物は、1d4ラウンド後にレイス・スポーンとして蘇る。このレイス・スポーンは自分を殺したレイスの支配下にある。レイス・スポーンは生命力吸収とレイスの同族作りを持たず、レイス・スポーンである限りよたつき状態2となる。レイス・スポーンの作成者が死亡すると、レイス・スポーンは一人前の自我を持ったレイスとなる。自由意志を取り戻し、レイスの同族作りを得、よたつき状態ではなくなる。
近接 [one-action] 霊体の手 +21[+16/+11](巧技、間合い:10フィート)、ダメージ 2d10+7[負のエネルギー]、加えて生命力吸収
レイス吸収/Absorb Wraith [two-actions] ドレッド・レイスは100フィート以内にいる他のレイス・クリーチャーに手を伸ばす。目標となったレイスは溶解してドレッド・レイスに向かって一直線に移動し、この直線上にいるすべてのクリーチャーに6d10の[負のエネルギー]ダメージを与える(DC28の基本頑健セーヴ)。ドレッド・レイスは目標のレイスの精髄を吸収し、吸収したレイスのレベルに等しいラウンドの間、加速状態となり飛行速度に+10フォートの状態ボーナスを得る。この追加アクションは“飛行”あるいは“打撃”にのみ使用できる。同意しない目標はこの吸収に抵抗するためにDC28の意志セーヴを試みることができる。
生命力吸収/Drain Life (信仰、死霊術) ドレッド・レイスが霊体の手による“打撃”で生きているクリーチャーにダメージを与えたなら、ドレッド・レイスは10の一時的ヒット・ポイントを得、目標はDC28の頑健セーヴを行わねばならない。失敗すると、クリーチャーは吸精状態1になる。レイスによって更にダメージを受けてセーヴに失敗すると吸精状態値は1ずつ増加し、最大で吸精状態4になる。
レイスの同族作り/Wraith Spawn (信仰、死霊術) レイスの霊体の手による“打撃”で殺された生きている人型生物は、1d4ラウンド後にレイス・スポーンとして蘇る。このレイス・スポーンは自分を殺したレイスの支配下にある。レイス・スポーンは生命力吸収とレイスの同族作りを持たず、レイス・スポーンである限りよたつき状態2となる。レイス・スポーンの作成者が死亡すると、レイス・スポーンは一人前の自我を持ったレイスとなる。自由意志を取り戻し、レイスの同族作りを得、よたつき状態ではなくなる。