ミイラ Mummy
出典 Monster Core 234ページ
多くの文化では、善良な理由でミイラ化が行われる。しかしアンデッドのミイラは、通常は永遠に警備する守護者を準備するために、辛い儀式によって作られる。さらに珍しいものでは、このような特別な儀式もなく、生者への憎しみのためにミイラ化した肉体が再び蘇ることもある。
多くの文化では、善良な理由でミイラ化が行われる。しかしアンデッドのミイラは、通常は永遠に警備する守護者を準備するために、辛い儀式によって作られる。さらに珍しいものでは、このような特別な儀式もなく、生者への憎しみのためにミイラ化した肉体が再び蘇ることもある。
護衛のミイラ Mummy Guardian
ミイラの大半は、残酷で利己的な主人が、墓を侵入者から守る守護者として作ったものだ。ミイラの守護者を作る伝統的な方法は、変容されるべき哀れな魂が死んでしまうずっと前に開始される。それは骨の折れる残虐な手続きであり、その間、犠牲者は儀式に則って栄養のある食べ物を経たれ、代わりに肉の乾燥を早めることを目的とした奇妙なスパイス、防腐剤、毒素を与えられる。被害者は身動きが取れないまま、最終段階では役に立たなくなった内臓が摘出され、葬儀用の包みに包まれた後、死霊術で包まれた石棺の中に埋葬され、遠い将来の侵入者を待つことになる。他の方法を使って死体から護衛のミイラを作り出すことは確かに可能だが、死後の世界の守護者としてこれらの邪悪なアンデッドを作ろうとする人々は、そのような方法は劣ったアンデッドになると感じることが多い。ミイラ化による死の痛みと苦しみは、その手続きに不可欠な段階である。
護衛のミイラは、その作成方法に関係なく、単なる肉体と骨の殻にとどまらず、断片化した歪んだ精神を保持している。そして生きている人間としての記憶だけが残っているため、まだ生きている人間に対する死んでいない怒りや嫉妬が奮い立たされる。この燃えるような怒りは、ダンジョンの中で実際に行動する機会を何百年にもわたって待っている間に一方的に強まっていく。したがって、ほとんどの護衛のミイラが墓泥棒や冒険者によって起こされると、輝かしい殺戮を追求する以外のことは行わない。
護衛のミイラ Mummy Guardian クリーチャー6
中型 アンデッド 邪 ミイラ
出典 Monster Core 234ページ
知覚+16;暗視
言語 死霊語;加えて彼らが生前に知っていた言語1つ
技能 〈運動〉+15、〈隠密〉+11
【筋】+4、【敏】±0、【耐】+2、【知】-2、【判】+4、【魅】+2
知覚+16;暗視
言語 死霊語;加えて彼らが生前に知っていた言語1つ
技能 〈運動〉+15、〈隠密〉+11
【筋】+4、【敏】±0、【耐】+2、【知】-2、【判】+4、【魅】+2
AC 23;頑健+14、反応+10、意志+16
HP 125(虚無による回復);完全耐性 [出血]、即死効果、病気、麻痺状態、毒、気絶状態;弱点 錬金術5(錬金術に対する弱点を参照)、[火炎]5
錬金術に対する弱点/Alchemical Weakness 護衛の錬金術アイテムに対する弱点は、錬金術アイテムによるダメージに適用されるだけではない。護衛は、ダメージを与えない錬金術アイテムを浴びたり、錬金術毒を投与されたりした場合にも、他の効果に対して抵抗がある場合でも5のダメージを受ける。
消化の衰え/Blighted Consumption [reaction] (呪い、信仰、毒) トリガー 30フィート以内にいるクリーチャーが飲食をする(錬金術アイテムやポーションを含む);効果 飲食物は、ミイラが死ぬ前に与えられた腐食性物質のように燃える。クリーチャーがDC24の頑健セーヴに失敗すると、摂取後に不調状態2になり、ミイラから30フィート以内にいる間は不調状態を軽減できない。
HP 125(虚無による回復);完全耐性 [出血]、即死効果、病気、麻痺状態、毒、気絶状態;弱点 錬金術5(錬金術に対する弱点を参照)、[火炎]5
錬金術に対する弱点/Alchemical Weakness 護衛の錬金術アイテムに対する弱点は、錬金術アイテムによるダメージに適用されるだけではない。護衛は、ダメージを与えない錬金術アイテムを浴びたり、錬金術毒を投与されたりした場合にも、他の効果に対して抵抗がある場合でも5のダメージを受ける。
消化の衰え/Blighted Consumption [reaction] (呪い、信仰、毒) トリガー 30フィート以内にいるクリーチャーが飲食をする(錬金術アイテムやポーションを含む);効果 飲食物は、ミイラが死ぬ前に与えられた腐食性物質のように燃える。クリーチャーがDC24の頑健セーヴに失敗すると、摂取後に不調状態2になり、ミイラから30フィート以内にいる間は不調状態を軽減できない。
移動速度 20フィート
近接 [one-action] 拳 +16[+12/+8](機敏)、ダメージ 2d10+7[殴打]、加えて首絞めの苦痛
首絞めの苦痛/Choking Pain [one-action] (信仰、幻術、精神、虚無) 必要条件 ミイラの直前のアクションが拳による“打撃”であり、成功した;効果 ミイラは、その攻撃の目標と死にゆく瞬間の苦痛を分かち合う。クリーチャーはDC24の基本意志セーヴを行わねばならず、失敗すると3d8の[虚無]ダメージを受ける。セーヴィング・スローに大失敗した場合、クリーチャーは“呪文発動”を含め、1ラウンドの間声を発することができない。
近接 [one-action] 拳 +16[+12/+8](機敏)、ダメージ 2d10+7[殴打]、加えて首絞めの苦痛
首絞めの苦痛/Choking Pain [one-action] (信仰、幻術、精神、虚無) 必要条件 ミイラの直前のアクションが拳による“打撃”であり、成功した;効果 ミイラは、その攻撃の目標と死にゆく瞬間の苦痛を分かち合う。クリーチャーはDC24の基本意志セーヴを行わねばならず、失敗すると3d8の[虚無]ダメージを受ける。セーヴィング・スローに大失敗した場合、クリーチャーは“呪文発動”を含め、1ラウンドの間声を発することができない。
ファラオのミイラ Mummy Pharaoh
護衛のミイラは犠牲となった人々(たいていは不本意な犠牲者)の死体から作られ、記憶の断片のみを残すが、ファラオのミイラは残虐で無慈悲な支配者が意図的に死を受け入れた結果である。灼熱の砂漠の砂の下で行われる生から死への転換はそれ自体に劣らず恐ろしく苦痛を伴うが、その転換は、選択の冒涜的な影響を完全に受け入れる強力な人格による死から逃れるための意図的な試みであるため、ファラオのミイラは記憶と人格をそのまま保持している。
“知識の想起”――アンデッド(〈宗教〉) : DC 31
一般的な知識 : DC 29
専門知識 : DC 26
“知識の想起”――アンデッド(〈宗教〉) : DC 31
一般的な知識 : DC 29
専門知識 : DC 26
ファラオのミイラ Mummy Pharaoh クリーチャー9
レア 中型 アンデッド 邪 ミイラ
出典 Monster Core 235ページ
知覚+20;暗視
言語 死霊語;加えて生前に知っていた言語2つ
技能 〈威圧〉+20、〈隠密〉+13、〈宗教〉+20、〈伝承学〉+15、〈ペテン〉+18
【筋】+5、【敏】+2、【耐】+4、【知】±0、【判】+5、【魅】+5
黄泉がえり/Rejuvenation (信仰) ファラオのミイラが破壊されると、1d10日後に死霊術のエネルギーがその墓に体を再構成する。この期間の間に体が破壊されると、その手続きは最初から始められる。墓にコンセクレイトが施されると、再構成中のファラオのミイラは永続的に破壊される。
アイテム +1ストライキング・ロングスピア
知覚+20;暗視
言語 死霊語;加えて生前に知っていた言語2つ
技能 〈威圧〉+20、〈隠密〉+13、〈宗教〉+20、〈伝承学〉+15、〈ペテン〉+18
【筋】+5、【敏】+2、【耐】+4、【知】±0、【判】+5、【魅】+5
黄泉がえり/Rejuvenation (信仰) ファラオのミイラが破壊されると、1d10日後に死霊術のエネルギーがその墓に体を再構成する。この期間の間に体が破壊されると、その手続きは最初から始められる。墓にコンセクレイトが施されると、再構成中のファラオのミイラは永続的に破壊される。
アイテム +1ストライキング・ロングスピア
AC 27;頑健+19、反応+15、意志+20;[活力]に対する全てのセーヴに+1の状態ボーナス
HP 175(sacred wrappings、虚無による回復);完全耐性 [出血]、即死効果、病気、麻痺状態、毒、気絶状態;弱点 [火炎]10、水10
アンデッド体得/Undead Mastery (オーラ、信仰) 100フィート。オーラ内にいて、ファラオのミイラよりもレベルが低く、ファラオのミイラの指揮下にあるか味方のアンデッドは、攻撃ロール、ダメージ・ロール、AC、セーヴ、技能判定に+1の状況ボーナスを得る。
機会攻撃 [reaction] ファラオのミイラは、通常のトリガーに加えて、間合い内のクリーチャーが精神集中アクションを行った際に“機会攻撃”を使用できる。この“機会攻撃”はトリガーとなっていた精神集中アクションを妨害し、クリティカル・ヒットだけでなく命中しただけでアクションを妨害する。
傾倒の包帯/Sacred Wrappings (信仰) クリーチャーがファラオに物理的ダメージを与えたり、ファラオの弱点の一つを与えた場合、DC28の意志セーヴを行わねばならず、失敗すると凶兆状態1になる。セーヴの結果に関わらず、クリーチャーはその後24時間、ミイラの傾倒の包帯の影響を受けない。
HP 175(sacred wrappings、虚無による回復);完全耐性 [出血]、即死効果、病気、麻痺状態、毒、気絶状態;弱点 [火炎]10、水10
アンデッド体得/Undead Mastery (オーラ、信仰) 100フィート。オーラ内にいて、ファラオのミイラよりもレベルが低く、ファラオのミイラの指揮下にあるか味方のアンデッドは、攻撃ロール、ダメージ・ロール、AC、セーヴ、技能判定に+1の状況ボーナスを得る。
機会攻撃 [reaction] ファラオのミイラは、通常のトリガーに加えて、間合い内のクリーチャーが精神集中アクションを行った際に“機会攻撃”を使用できる。この“機会攻撃”はトリガーとなっていた精神集中アクションを妨害し、クリティカル・ヒットだけでなく命中しただけでアクションを妨害する。
傾倒の包帯/Sacred Wrappings (信仰) クリーチャーがファラオに物理的ダメージを与えたり、ファラオの弱点の一つを与えた場合、DC28の意志セーヴを行わねばならず、失敗すると凶兆状態1になる。セーヴの結果に関わらず、クリーチャーはその後24時間、ミイラの傾倒の包帯の影響を受けない。
移動速度 20フィート
近接 [one-action] ロングスピア+21[+16/+11](魔法、間合い:10フィート)、ダメージ 2d8+11[刺突]、加えて1d6[虚無]
近接 [one-action] 拳 +20[+16/+12](機敏)、ダメージ 1d10+11[殴打]、加えて1d6[虚無]
砂嵐の怒り/Sandstorm Wrath [two-actions] (精神集中、信仰、地、火炎) ファラオのミイラは高熱の砂を60フィート円錐形に放つ。この砂は5d6の[火炎]ダメージと5d6の[斬撃]ダメージを与える(DC28の基本反応セーヴ)。1d4ラウンドの間、ファラオのミイラは“砂嵐の怒り”を再使用できない。
砂のとばり/Veil of Sand [one-action] (オーラ、信仰、地) 砂はファラオのミイラの周囲を5フィートの範囲で渦巻き、次のターンが始まるまでその周囲を漂う。砂の中にいるクリーチャーは砂の外にいるクリーチャーから視認困難状態になり、砂の中でターンを終えたクリーチャーはDC28の基本頑健セーヴを伴う4d6の[斬撃]ダメージを受ける。砂のとばりは、ミイラが水による弱点によるダメージを受けた場合、解除される。
近接 [one-action] ロングスピア+21[+16/+11](魔法、間合い:10フィート)、ダメージ 2d8+11[刺突]、加えて1d6[虚無]
近接 [one-action] 拳 +20[+16/+12](機敏)、ダメージ 1d10+11[殴打]、加えて1d6[虚無]
砂嵐の怒り/Sandstorm Wrath [two-actions] (精神集中、信仰、地、火炎) ファラオのミイラは高熱の砂を60フィート円錐形に放つ。この砂は5d6の[火炎]ダメージと5d6の[斬撃]ダメージを与える(DC28の基本反応セーヴ)。1d4ラウンドの間、ファラオのミイラは“砂嵐の怒り”を再使用できない。
砂のとばり/Veil of Sand [one-action] (オーラ、信仰、地) 砂はファラオのミイラの周囲を5フィートの範囲で渦巻き、次のターンが始まるまでその周囲を漂う。砂の中にいるクリーチャーは砂の外にいるクリーチャーから視認困難状態になり、砂の中でターンを終えたクリーチャーはDC28の基本頑健セーヴを伴う4d6の[斬撃]ダメージを受ける。砂のとばりは、ミイラが水による弱点によるダメージを受けた場合、解除される。