キャラクターの追加の選択肢 Additional Character Options
自分のキャラクターをさらに調整したいプレイヤーのために、いくつかの追加の選択肢が用意されている。これらはすべて選択肢に過ぎず、「プレイヤーの基本」にある通常の選択肢を使用することもできる。
成長速度 Advancement Speed
プレイヤーは各冒険の前に、シナリオを遅い成長速度でプレイすることを選択できる。遅い成長速度のシナリオでは、報酬が半分になる。これは、他のプレイヤーが追いつけるようにキャラクターのレベルを長く維持したい場合や、プレイ時間を長くしたい場合に有効だ。これに関するルールは成長速度を参照。
余暇と遅い成長速度 Downtime and Slow Speed
追加の選択肢にある余暇ルールを全て使用する場合、日数は半分になる。プレイヤーの基本ページの短縮されたルールを使用する場合、表の通りロールし、その値を2で割る。
派閥 Factions
各冒険の前に、PCは支持する派閥の1つを選択できる。その冒険の主要成功条件および副次成功条件で獲得した評判は、その派閥に適用される。派閥を選択しなかった場合、キャラクターは遼遠猟衆派閥として評判を獲得する。派閥や評判の効果については、派閥と評判の付録に記載されている。
余暇 Downtime
余暇は最大8日までの余暇単位で消費される。キャラクターが8日以下の余暇を獲得した場合は、1単位として消費される。 8日以上の余暇を獲得した場合、キャラクターは8日分の単位を8日以下になるまで1回ずつ使い、残りの日数を1単位として用いる。 1つの余暇単位の中で複数の異なる連続行動が発生することがあるが、どの単位でも1つの連続行動に対して1回だけロールできる。
年代記が割り当てられていてもすぐに適用されない場合(年代記の適用を参照)、年代記が適用されるまで余暇の計算を遅延させること。
年代記が割り当てられていてもすぐに適用されない場合(年代記の適用を参照)、年代記が適用されるまで余暇の計算を遅延させること。
雇い人と余暇 Hirelings and Downtime
雇い人は余暇に使用できるが、余暇の日数を消費してしまう。そのため、君は雇い人を援護できず、雇い人も君を援護できない。また、君が余暇に別のことをしている間に、雇い人に別のことをさせることもできない。
君ができるのは雇い人の技能や特技を使うか、自分の技能や特技を使うか、どちらかのみだ。ただし、自分の特技が雇い人の能力を変更する場合(例えば、Hireling Manager特技)は、その限りではない。
余暇連続行動 Downtime Activities
“収益を得る”/Earn Incomes:“収益を得る”は、最も一般的な余暇連続行動だが、この選択肢を解決するのは最後になる。“収益を得る”ための判定を始める前に、“作成”や再訓練を完了させる。プレイヤーは表10-5:レベル基準DC(Core Rulebook 503)を確認して収入獲得のDCを計算する。
“収益を得る”ための余暇単位(7日間の再訓練と1日間の“収益を得る”など、複数の連続行動を行う単位を含む)毎に、〈製作〉技能、〈知識〉技能、〈芸能〉技能のいずれかを使って判定を1回行う。“収益を得る”判定の作業レベルはキャラクター・レベル-2(最低0)に相当するが、恩恵によってはより高いレベルの作業に対する判定が可能なものもある。判定の結果を表4-2:獲得収益(Core Rulebook 236)の成果レベルと比較して1日あたりの収入を求め、その率に余暇単位の“収益を得る”ための余暇日数を乗じる。収益を得るための判定は、その判定が行われた余暇単位を越えて行われることはない。
“収益を得る”ための余暇単位(7日間の再訓練と1日間の“収益を得る”など、複数の連続行動を行う単位を含む)毎に、〈製作〉技能、〈知識〉技能、〈芸能〉技能のいずれかを使って判定を1回行う。“収益を得る”判定の作業レベルはキャラクター・レベル-2(最低0)に相当するが、恩恵によってはより高いレベルの作業に対する判定が可能なものもある。判定の結果を表4-2:獲得収益(Core Rulebook 236)の成果レベルと比較して1日あたりの収入を求め、その率に余暇単位の“収益を得る”ための余暇日数を乗じる。収益を得るための判定は、その判定が行われた余暇単位を越えて行われることはない。
“作成”/Crafting:装備品の作成ルールは、Core Rulebookの244~245ページに掲載されている。 表10-5(Core Rulebook 504)のDCを、以下のように調整して使用する。
他にも作成に関する制限がいくつかある。
- アンコモンあるいはレアのアイテムを“作成”するには、その処方に対する使用権を入手している必要がある。
- “作成”には、〈製作〉判定を行う前に4日間の準備期間が必要となる。
- アイテムを完成させるのに必要な余暇の日数を単位数で割った値だけ、“作成”作業を続けることができる。
- キャラクターはいつでも、アイテムを完成させるために必要な残りの価格を支払って、“作成”作業を中止できる。
- 余暇単位1つの間で開始できる“作成”作業は1つだけである。
再訓練/Retraining:余暇を利用したキャラクターの選択肢の再訓練(Core Rulebook 481)は、少々の明確化を伴うが記載の通りに機能する。
- 名前、性別、外見、その他の装飾的な指定など、一部の項目は無料で変更できる。
- パスファインダーの訓練の変更には14日かかる。
- 選択可能なクラス特徴の変更には28日かかる。
キャラクターが再訓練中にレベル上昇するのに十分なXPを獲得した場合、新しい構築に合法的な選択肢を選ぶことができ、その能力は再訓練が完了するまで使用できる。再訓練中の選択肢は、新しい選択肢が使用可能になった時点で失われる。