B2/サイズ・ツリー - p2rdj @ ウィキ

サイズ・ツリー Scythe Tree

　悪意を持ち、凶暴で残酷なサイズ・ツリーは深い森の小径の近くで普通の木の振りをし、通る者を血祭りにあげようと待ち構えている。サイズ・ツリーは光と土から栄養を得る代わりに人型生物の肉や血、骨を貪り喰らう。サイズ・ツリーにとって、サイズ・ツリーを救済できると信じる心優しいノームや利他的なドライアドほど美味なものはない。犠牲者の悲鳴や泣き声は、残酷な植物にとっての美しい音楽であり、食事に更なる味わいを加える。

　サイズ・ツリーは元々単独で行動するクリーチャーで、その大きさと力ゆえ、他の肉食植物と餌を奪い合う必要がない。食料源が少なくなると、サイズ・ツリーは別の場所に移動する。サイズ・ツリーが何ヶ月あるいは何年もその場所に棲み続けると、樹皮や根の跡が地面に残る。時が経てば、これらの血で養われた断片が新しいサイズ・ツリーに成長する可能性もあるが、新たなサイズ・ツリーが成熟するずっと前に、その親株はすでに新しい狩場に移動している可能性が高い。

　サイズ・ツリーは枯れた、もしくは枯れかかった落葉樹のような外観で、長く捻じれた枝の先が鎌のような刃になっている。この肉食植物の幹の下部付近は黒に近い暗褐色の樹皮で、錆びたような褐色の葉が一年中付いたままとなっている。見る者の心を不安にさせるサイズ・ツリーの口は幹に付けられたぎざぎざ状の傷のように見え、食事をしていない時は閉じられたままだ。サイズ・ツリーが言葉を発する際、その声は荒々しくて低く、嘲笑的である。特に樹木類について話す場合、サイズ・ツリーは共通して普通の樹木のことを癪に障る、切り刻まれるくらいしか価値がない存在と思っている。
“知識の想起”――植物（〈自然〉） : DC 22
一般的な知識 : DC 20
専門知識 : DC 17

サイズ・ツリー Scythe Tree クリーチャー6

CE 超大型 植物

出典 Bestiary 2 235ページ
知覚＋14；生命感知30フィート、夜目
言語 アクロ語、アーボリアル語、森語
技能 〈運動〉＋15、〈隠密〉＋12 (森の中では＋14)
【筋】＋7、【敏】＋2、【耐】＋4、【知】±0、【判】＋2、【魅】±0

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AC 24；頑健＋17、反応＋8、意志＋9
HP 105；抵抗 ［殴打］5、［刺突］5
斧への脆弱性／Axe Vulnerability サイズ・ツリーは斧から追加で5のダメージを受ける。
武器払い／Ripping Disarm [reaction] トリガー クリーチャーがサイズ・ツリーに対する近接武器による“打撃”で大失敗する。; 効果 サイズ・ツリーはトリガーとなったクリーチャーに“武器落とし”を試みる。

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移動速度 15フィート
近接 [one-action] 鎌の枝 ＋18［＋13／＋8］（奇襲、致命的：d10、間合い：15フィート）、ダメージ 2d10＋9［斬撃］
枯れ木の擬態／Dead Tree [one-action] (精神集中) サイズ・ツリーは行動するまで枯れ木のように見える。この〈ペテン〉判定の結果は自動的に35となり、枯れ木として認識されるための〈ペテン〉DCは35となる。
森の待ち伏せ／Woodland Ambush [one-action] 必要条件 サイズ・ツリーが森林地形で“枯れ木の擬態”を使用しており、サイズ・ツリーを発見していないクリーチャーが30フィート以内にいる。; 効果 サイズ・ツリーはトリガーとなったクリーチャーに向かって25フィートまでを上限に“歩行”する。クリーチャーが間合いに入った時点で、サイズ・ツリーは対象のクリーチャーに鎌の枝による“打撃”を1回行う。クリーチャーはこの“打撃”に対して立ちすくみ状態となる。

財宝と報酬：サイズウッド Scythewood

　死んだサイズ・ツリーから伐採された木材は節くれだって捻じれており、長い時間をかけて消化された犠牲者の歯や骨が年輪に埋め込まれていることが多い。入手が困難で加工も難しいが、この木は特に強力な死霊術のワンドやスタッフを作るのに不可欠な構成要素であるため、死霊術師に求められている。通常、1体のサイズ・ツリーから150gp相当のサイズウッドが採れる。