スウォームキーパー Swarmkeeper
出典 Howl of the Wild 72ページ
歴史を通じて多くの文明が蟲との共生関係から恩恵を受けてきた。あるコミュニティでは、蜂の蜂蜜や蜘蛛の糸といった特定の副産物を得るために蟲を飼育し、一般的な種の大型種を乗騎として飼いならした。そのようなものの中には、この共生を極限まで推し進めて自らの体内に蟲の大群を喜んで受け入れる者もいる。蟲をこのように特異に取り込んだために、スウォームキーパーは――少なくとも数千匹の群れの中であるものの――孤独な生活を送る。自分の能力に嫌悪感を抱きうる人々と接する際、スウォームキーパーの中には藁箱を被る者もいる。これはスウォームキーパーが一種の社会的なカモフラージュとして養蜂家を装う際に用いる、背負い袋に似た箱だ。この道具は、蟲の大群が体内に入りきらなくなった場合に追加の蟲を収容するために使われることもある。
歴史を通じて多くの文明が蟲との共生関係から恩恵を受けてきた。あるコミュニティでは、蜂の蜂蜜や蜘蛛の糸といった特定の副産物を得るために蟲を飼育し、一般的な種の大型種を乗騎として飼いならした。そのようなものの中には、この共生を極限まで推し進めて自らの体内に蟲の大群を喜んで受け入れる者もいる。蟲をこのように特異に取り込んだために、スウォームキーパーは――少なくとも数千匹の群れの中であるものの――孤独な生活を送る。自分の能力に嫌悪感を抱きうる人々と接する際、スウォームキーパーの中には藁箱を被る者もいる。これはスウォームキーパーが一種の社会的なカモフラージュとして養蜂家を装う際に用いる、背負い袋に似た箱だ。この道具は、蟲の大群が体内に入りきらなくなった場合に追加の蟲を収容するために使われることもある。
スウォームキーパーはスウォームに新たな能力を与えることができる。あるスウォームキーパーにとっては、これは様々な種類の蟲をスウォームに組み込むことを意味する。自然界では宿敵同士であっても協力させるのだ。また、自分にとって貴重な蟲を選抜し、様々な変態を与えてスウォームに新たな能力を与えるスウォームキーパーもいる。
2レベル
《スウォームキーパーへの専念》 特技2 Swarmkeeper Dedication
アンコモン アーキタイプ 専念
君の体は這い回る蟲のスウォームと共生する巣と化している。あなたは“スウォーム前進”アクションでスウォームを放ち、スウォームが体外に出ている間に“噛み刺し”アクションを使用して攻撃を命じられる。君はスウォームとの深い繋がりにより動物の相棒を持つことはできない。しかし、能力によって複数の動物の相棒を持つことが許されている場合(ビーストマスター・アーキタイプなど)、スウォームを1体として数えることができる。君はスウォームによるダメージに対する完全耐性を持つ。加えて、日毎の準備の間に、君のフェロモンから作った調合物を最大5体の同意したクリーチャーに塗ることで、同様に完全耐性を与えることができる。
君の体外に出ている間、君のスウォームは大型で、移動速度15フィート、登攀速度15フィートを持つ。他のクリーチャーと同じ接敵面を占有できる。君の体外に出ている間、スウォームは攻撃を受ける可能性がある。スウォームは防御に君のデータを使用するが、つかまれた状態、伏せ状態、拘束状態、特定の数のクリーチャーのみを目標とする精神効果に対する完全耐性を持つ。スウォームは君のレベルに等しい物理ダメージに対する抵抗と、君のレベルに等しい範囲ダメージと飛散ダメージに対する弱点を持つ。君のスウォームに与えられるダメージは代わりに君に与えられるが、範囲に効果を及ぼす効果によって君とスウォームの両方を含む能力によって君が受けるダメージは1回だけ (ただし、受けるダメージがより大きい方になる)。
スウォーム前進/Swarm Forth [two-actions](精神集中) 必要条件 君のスウォームが体内にいる;効果 スウォームは君の体から湧き出て、君の隣接するマスへと飛び出す(その空間は君の接敵面と重なっていてもよい)。スウォームは次の君のターンの終了時まで君から離れたままだが、最大1分間まで、この効果を“維持”できる。また、君のターンの終了時にスウォームから60フィート以上離れた場合も、この効果は終了する。“スウォーム前進”を使用した際、および効果を“維持”するたびに、君はスウォームに“歩行”を1回行わせてもよい。
“スウォーム前進”が終了すると、スウォームは個々のクリーチャーに離散する。離散している間、スウォームはアクションを使用できず目標にされることもない。その後スウォームは君の元に戻り、再び君の体内に巣を作る。これは通常1分かかるが、非常に遠くにいる場合はより長くなる可能性がある(GMの判断による)。
噛み刺し/Bite and Sting [one-action] 必要条件 君のスウォームが君の体の外にいる;効果 君のスウォームの接敵面にいるすべてのクリーチャーは、君のクラスDCまたは呪文DCのいずれか高い方に対する基本反応セーヴを伴う、1d4の[刺突]ダメージを受ける。4レベルの時点と以降2レベル毎に、ダメージは1d4ずつ増加する。
4レベル
《アフェットの閃光》 [one-action] 特技4 Aphet Flash
アーキタイプ 卓越
かつてオシーリオンの鉱夫が光源として使っていたフラッシュ・ビートルの一種アフェット・ビートルのように、君のスウォームは明るい閃光を発することができる。スウォームの接敵面にいるすべてのクリーチャーは、君のクラスDCまたは呪文DCのいずれか高い方に対する頑健セーヴを行わねばならず、失敗すると1ラウンド(大失敗の場合は2ラウンド)の間目が眩んだ状態になる。その後、君のスウォームは君の体に戻るまで、松明と同程度の光を放つ。
《編み手の糸》 [one-action] 特技4 Weaver's Web
アーキタイプ 卓越
君のスウォームは、石灰色の巣を張る蜘蛛が軒下や廃墟となった都市の建物、特にヴァリシアの海岸沿いに残すような密集した巣を張ることができる。君のスウォームがターンを終了すると、その接敵面にあるすべての面を1分間持続する粘着性の巣で覆う。巣は移動困難地形である。巣の中でターンを終了したクリーチャーは、反応セーヴに成功しなければ“脱出”するまで動けない状態になる。巣のセーヴDCと“脱出”DCは、君のクラスDCまたは呪文DCのいずれか高い方に等しい。このスウォームは巣に対して完全耐性を持つ。
《パイア・アントの毒針》 [one-action] 特技4 Pyre Ant Sting
アーキタイプ 卓越
君のスウォームの刺し傷は、カディーラのような砂漠の乾ききった砂の中にトンネルを掘る鮮やかなレッド・パイア・アントが引き起こすような、激しく燃えるような痛みを与える。君のスウォームの接敵面にいるすべてのクリーチャーは、君のクラスDCまたは呪文DCのいずれか高い方に対する頑健セーヴを行わねばならず、失敗すると1d6の持続[毒]ダメージを受ける。大失敗したクリーチャーは、この持続[毒]ダメージを受けている間虚弱状態1になる。
8レベルの時点と以降4レベル毎に、この持続[毒]ダメージは1d6ずつ増加する。
6レベル
《気を逸らす噛みつき》 特技6 Distracting Bites
アーキタイプ
君は自分のスウォームが攻撃した相手に対して優位に立つ方法を知っている。君のスウォームの“噛み刺し”によってダメージを受けたクリーチャーは、同じターンに君が最初に行う“打撃”に対して立ちすくみ状態になる。
《高機動スウォーム》 特技6 Mobile Swarm
アーキタイプ
いかなる環境であっても、高速で移動する脚を打ち鳴らす音が君のスウォームに続いていく。スウォームの地上速度と登攀速度は20フィートに向上し、スウォームは水泳速度20フィートを得る。
8レベル
《スウォームによる運搬》 特技8 Carried with the Swarm
アーキタイプ
君のスウォームが君の接敵面を共有している際に“歩行”するなら、君はスウォームに自分を乗せて移動させることができる。君のスウォームが移動している間と君が目的地に到着するまで、君はスウォームの接敵面内で同じ基本位置に留まる(正確な位置が不明な場合はGMが決定する)。君は自発的に移動しているため、この移動は強制移動ではない。そのため、依然として移動をトリガーとするリアクションのトリガーになる。君のスウォームが“飛行”し、君が飛行速度を持っていない場合、この移動の最後に君は落下する。
《スポルボアの窒息》 [one-action] 特技8 Sportlebore Choke
アーキタイプ 卓越
食料に偽の食品として紛れ込み冒険者を苦しめる蟲の一種、凶悪なスポルボアのように、君のスウォームは喉の中を這いずり降りることができる。スポルボアは、君のスウォームの接敵面にいるすべてのクリーチャーの口の中に無理やり侵入しようとする。各クリーチャーは、君のクラスDCまたは呪文DCのいずれか高い方に対する頑健セーヴの成功段階に応じて、4d4の[刺突]ダメージを受ける。10レベルの時点と以降2レベル毎に、子のダメージは1d4ずつ増加する。セーヴの結果に関わらず、クリーチャーは1時間の間、《スポルボアの窒息》に対する一時的耐性を得る。
大成功 クリーチャーはなんの効果も受けない。
成功 クリーチャーは半分のダメージを受け、原因となったスポルボアのほとんどを吐き出すため不調状態1になる。
失敗 スポルボアはクリーチャーの喉を這い降りる。クリーチャーはすべてのダメージを受け、不調状態1になる。
大失敗 失敗と同様だが、クリーチャーは2倍のダメージを受け、不調状態2になる。
成功 クリーチャーは半分のダメージを受け、原因となったスポルボアのほとんどを吐き出すため不調状態1になる。
失敗 スポルボアはクリーチャーの喉を這い降りる。クリーチャーはすべてのダメージを受け、不調状態1になる。
大失敗 失敗と同様だが、クリーチャーは2倍のダメージを受け、不調状態2になる。
10レベル
《蟲の覆い》 特技10 Veil of Bugs
アーキタイプ
君のスウォームは密集し、視界を遮る。君のスウォームの接敵面の中にいる限り、君と君の味方は下級遮蔽を得る。
12レベル
《デス・シケイダの羽音》 特技12 Buzzing Death Cicadas
アーキタイプ 卓越
君のスウォームはマナ荒野に棲むデス・シケイダ(死の蝉)の個性を帯びる。その独特の羽音は、間近に迫った終焉を告げると言われている。このデス・シケイダを取り込むことで、君のスウォームは飛行速度20フィートを得る。加えて、君は“死の羽音”アクションを得る。
死の羽音/Death Drone [one-action](聴覚、卓越、精神)君のスウォームの中にいる蝉は、恐怖反応を刺激する単調な音を立てる。君のスウォームの接敵面にいるすべてのクリーチャーは6d4の[精神]ダメージを受け、君のクラスDCまたは呪文DCのいずれか高い方に対して意志セーヴを試みなければならない。
大成功 クリーチャーはなんの効果も受けない。
成功 クリーチャーは半分のダメージを受ける
失敗 クリーチャーはすべてのダメージを受け、恐れ状態1になり、聴覚を必要とする知覚判定に-2の状況ペナルティを受ける。
大失敗 クリーチャーは2倍のダメージを受け、恐れ状態2になり、次の君のターンの開始時まで聴覚喪失状態になる。
成功 クリーチャーは半分のダメージを受ける
失敗 クリーチャーはすべてのダメージを受け、恐れ状態1になり、聴覚を必要とする知覚判定に-2の状況ペナルティを受ける。
大失敗 クリーチャーは2倍のダメージを受け、恐れ状態2になり、次の君のターンの開始時まで聴覚喪失状態になる。
14レベル
《スウォーム拡大》 特技14 Expanded Swarm
アーキタイプ
君の巣は大きくなり、スウォームを体内に閉じ込めておくのが難しくなった。“スウォーム前進”で群れを解放する際、大型ではなく超大型を選択してもよい。