B3/コンガマトー - p2rdj @ ウィキ

コンガマトー Kongamato

　翼竜と同様の時代からいた、似た外見のコンガマトーは、実のところ竜種の原始的な枝分かれである。彼らに知性は特になく、竜の血族の多くが行使する強力な魔法能力を持たない。しかしコンガマトーは、信じられないほど密度の高い物質を打ち抜ける、超自然的に強い嘴を持つ。この嘴は狩人にとって貴重な戦利品のように見えるかもしれないが、その魔法はコンガマトーの死とともに失われるため、武器に組み合わせようとする試みはすべて失敗している。

　コンガマトーは沼などの静かな水域に生息しているが、流水が定期的に新しい獲物を運んでくるため、川や小川での狩りを好む。この捕食者はあらゆるものを狩り、その強力な嘴が船やいかだを沈められることを理解している。彼らは厳格な貪欲さのようなものさえ持っている。コンガマトーは物質的な富や社会的な力をほとんど気にしないが、広大な狩猟の縄張りを主張し、敵になりえる存在を力の限り攻撃し、縄張り内の大きな動物を貪欲に屠り、将来の食事を気にすることなく食べかけの死体を残す。

　コンガマトーが共同体を包含する縄張りを主張する場合、そこにいる住民は凶悪な捕食者を追い詰めるか、冒険者を雇うしかない。コンガマトーの食欲は、たった一体が家畜の群れ全体を滅ぼし、集落全体の安全を脅かすほどだ。その厳しい親戚とは異なり、コンガマトーは交渉に乗ることはなく、定期的な生贄によってなだめる努力には意味がない。

“知識の想起”――竜（〈秘術〉） : DC 30
一般的な知識 : DC 28
専門知識 : DC 25

コンガマトー Kongamato クリーチャー11

アンコモン N 大型 竜

出典 Bestiary 3 152ページ
知覚＋19；暗視
言語 竜語
技能 〈威圧〉＋20、〈運動〉＋24、〈隠密〉＋20、〈軽業〉＋22、〈生存〉＋19
【筋】＋7、【敏】＋3、【耐】＋5、【知】－1、【判】＋2、【魅】＋3

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AC 30；頑健＋22、反応＋20、意志＋19；魔法に対する全てのセーヴに＋1の状態ボーナス
HP 190；完全耐性 麻痺状態、睡眠
機会攻撃 [reaction] 尾のみ。

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移動速度 30フィート、飛行130フィート、水泳30フィート
近接 [one-action] 嘴 ＋24［＋19／＋14］（魔法、間合い：15フィート）、ダメージ 2d12＋13［刺突］、加えて船壊しおよびつかみ
近接 [one-action] 爪 ＋24［＋20／＋16］（機敏、間合い：10フィート）、ダメージ 2d8＋13［斬撃］
近接 [one-action] 翼 ＋22［＋18／＋14］（機敏、間合い：15フィート）、ダメージ 2d10＋11［殴打］
近接 [one-action] 尾 ＋22［＋18／＋14］（機敏、間合い：20フィート）、ダメージ 2d8＋11［殴打］
船壊し／Boat Breaker コンガマトーの嘴は異常なほど固い。コンガマトーの嘴による“打撃”は命中した物体の硬度を半分だけ無視する。
飛行掃射／Flying Strafe [two-actions] コンガマトーは飛行速度まで“飛行”し、その移動中の任意の地点で翼による“打撃”を2回行う。それぞれの“打撃”は異なるクリーチャーを目標にしなければならない。
Wailing Dive／Wailing Dive [two-actions] コンガマトーは恐ろしい叫び声を放ちながら“飛行”する。コンガマトーが飛行した各クリーチャーはDC30の意志セーヴを行わねばならず、失敗すると恐れ状態1になる（大失敗の場合は恐れ状態2）。セーヴを試みた後、このクリーチャーは1時間の間一時的耐性を得る。移動の終了時、コンガマトーは嘴による“打撃”を1回行う。

関連するクリーチャー：マザー・コンガマトー The Mother Kongamato

　伝説によると、ムワンギの密林南部に巨大なエルダー・コンガマトーが住んでいる。多くの人は、この何百年も前のクリーチャーをマザー・コンガマトーと呼んでいる。この個体は水路をうろつくよりも、密林の木々に囲まれた内陸部の孤独を好む。この地域の住民は、晴れた空の下で鳴り響く甲高い雷をこのクリーチャーの魔法の声だと信じている。