Re/MC/グール - p2rdj @ ウィキ

グール Ghoul

出典 Monster Core 162ページ
　寂しい墓地や廃墟となった地下室など、あらゆる不吉な場所に存在するクリーチャーとしてグールと呼ばれる肉食のアンデッドほどありふれたものはいない。

グールの作成 Creating Ghouls

　本項に掲載されるこのモンスターは、ゼロから構築されている。時間がある場合、ここに記載された特殊能力を用いて、どのようなグールにしたいかに合致するデータを作成する、独自の構築されたグールを推奨する。また、以下の手順に従い生きているクリーチャーをグールに変えることもできる。まず、クリーチャーのレベルを1だけ上昇し、データを次のように変更する。

• AC、攻撃ボーナス、DC、セーヴィング・スロー、知覚、技能修正値を1だけ増加する。
• 打撃と他の攻撃能力のダメージを1だけ増加する。もしクリーチャーがその能力に使用回数に制限がある場合（ドラゴンのブレスなど）、代わりにその能力のダメージを2だけ増加する。

グールの能力 Ghoul Abilities

　グールはアンデッドとグールの特性を獲得し、通常は邪になる。基本クリーチャーが生きているクリーチャーであることから来る能力を持っていた場合、その能力は失われる。また、人間や人型生物など、生きているクリーチャーとしての生活を表す特性も失う。また、グールの主題と矛盾する能力を調整する必要がある場合もある。すべてのグールは以下の能力を得る。すべての能力のセーヴDCは、グールのレベルの高い呪文DCを使用する。

• 暗視
• 虚無による回復
• 完全耐性［出血］、即死効果、病気
• 悪臭（オーラ、嗅覚） 10フィート。グールのレベルの中程度の呪文DCを用いる。
• 穴掘り／Burrow グールは穴掘り速度5フィートを得る。
• 爪／Claws クリーチャーに手がある場合、爪による“打撃”（［斬撃］ダメージを与えつかみを持つ機敏の素手攻撃）を得る。他に機敏攻撃を持つ場合、爪で与えるダメージはその攻撃で与えるものとおおよそ同じとなるべきだ。機敏でない攻撃のみを持つ場合、爪はその3／4のダメージを与えるのがよいだろう。
• 顎／Jaws クリーチャーに口がある場合、顎による“打撃”（［斬撃］ダメージを与える機敏の素手攻撃）を得る。このダメージは機敏でない攻撃と同じとなるべきだ。
• 生肉摂取／Consume Flesh [one-action] (操作)；必要条件 グールが1時間以内に死亡したクリーチャーの死体に隣接している；効果 グールは死体の肉を貪り、1d6＋グールのレベル2毎に1d6のヒット・ポイントを回復する。同じ死体からヒット・ポイントを回復できるのは一回だけ。
• グールの囁き／Ghoul Whispers [one-action] (聴覚、言語、伝承)；必要条件 グールの間合い内に気絶状態、拘束状態、つかまれた状態、麻痺状態のいずれかのクリーチャーがいる；効果 グールはクリーチャーの耳に暗い思考と穢れた願望を囁く。クリーチャーは禁忌の熱望の呪いに対してセーヴィング・スローを試みなければならない。
• 禁忌の熱望／Forbidden Cravings (呪い) この呪いによる不調状態の間もクリーチャーは飲食できる；セーヴィング・スロー 意志、グールのレベルの呪文DCを用いる；第1段階 呪いを受けているが悪い効果はない（1日）；第2段階 2d6［虚無］ダメージ。生肉を喰らうまで目標は不調状態1（1日）；第3段階 第2段階と同様；第4段階 第2段階と同様だが、目標が24時間以内に生肉を喰らっていない場合4d6［虚無］ダメージを受け、生肉を喰らうまで目標は不調状態2；第5段階 クリーチャーが24時間以内に生肉を喰らった場合、クリーチャーは死亡しグールとして蘇る。そうでない場合、第4段階に戻る
• 墓所の知識／Grave Knowledge (伝承) 頻度 1時間1回；効果 グールは過去7日の間に摂取したクリーチャー1体に残された記憶を呼び起こす。グールは摂取したクリーチャーが修得だった技能を用いて技能判定を試みる（クリーチャーのどの技能が修得だったか明らかでない場合、GMが決定する）。グールはその技能を修得として扱い、自分のレベルの高い技能修正値を用いる。これにはその判定に通常必要なアクションあるいは時間を必要とする。

　代わりに、グールは、隠された宝物の場所や愛する人の名前など、過去7日間に摂取したクリーチャーが知っている特定の情報を自動的に理解できる。グールは自分いつその生肉を摂取したかに関係なく、特定のクリーチャーに対して一度だけこの試みを行える。

• 素早き跳躍／Swift Leap [one-action] (移動) グールは移動速度の半分まで“跳躍”する。この移動はリアクションのトリガーにならない。

追加の知識：グールの社会 Ghoulish Society

　グールは非常に知能が高く、他のアンデッドの多くよりも、ボーンヤードの下にある絡み合ったねぐらや、ダークランズの奥深くに隠された都市全体で、社会や文化（生肉食やその他の堕落行為を中心とした卑劣で不快なもの）を形成することが多い。

グールの静殺者 Ghoul Stalker

　グールの静殺者は、墓地に現れて死体を食べる貪欲なアンデッドだ。

“知識の想起”――アンデッド（〈宗教〉） : DC 15
一般的な知識 : DC 13
専門知識 : DC 10

グールの静殺者 Ghoul Stalker クリーチャー1

中型 アンデッド グール 邪

出典 Monster Core 163ページ
知覚＋7；暗視
言語 共通語、死霊語
技能 〈運動〉＋8、〈隠密〉＋7、〈軽業〉＋7、〈生存〉＋5
【筋】＋1、【敏】＋4、【耐】＋1、【知】＋1、【判】＋2、【魅】＋2

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AC 17；頑健＋4、反応＋9、意志＋5
HP 16（虚無による回復）；完全耐性 ［出血］、即死効果、病気、麻痺状態、毒、気絶状態
悪臭 (オーラ、嗅覚) 10フィート、DC 14

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移動速度 25フィート、穴掘り5フィート
近接 [one-action] 顎 ＋9［＋4／－1］（巧技）、ダメージ 1d8＋1［刺突］
近接 [one-action] 爪 ＋9［＋5／＋1］（機敏、巧技）、ダメージ 1d6＋1［斬撃］、加えてつかみ
生肉接種／Consume Flesh [one-action] (操作) 1d6 HP
グールの囁き／Ghoul Whispers [one-action] (聴覚、言語、伝承) DC 17
墓所の知識／Grave Knowledge (伝承) 技能修正値＋7
素早き跳躍／Swift Leap [one-action] (移動)

グールの兵士 Ghoul Soldier

　これらの強力なグールは戦闘技術を持ち、あからさまに敵と対峙することを恐れず、倒れた敵の肉を食べて戦闘能力を身に着ける。

“知識の想起”――アンデッド（〈宗教〉） : DC 16
一般的な知識 : DC 14
専門知識 : DC 11

グールの兵士 Ghoul Soldier クリーチャー2

中型 アンデッド グール 邪

出典 Monster Core 163ページ
知覚＋8；暗視
言語 共通語、死霊語
技能 〈運動〉＋9、〈隠密〉＋8、〈軽業〉＋8、〈生存〉＋6
【筋】＋3、【敏】＋2、【耐】＋2、【知】＋1、【判】＋2、【魅】＋3
アイテム バスタード・ソード、ブレストプレート

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AC 17；頑健＋8、反応＋8、意志＋6
HP 28（虚無による回復）；完全耐性 ［出血］、即死効果、病気、麻痺状態、毒、気絶状態
機会攻撃 [reaction]
悪臭 (オーラ、嗅覚) 10フィート、DC 15

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移動速度 25フィート、穴掘り5フィート
近接 [one-action] 顎 ＋11［＋6／＋1］、ダメージ 1d10＋3［刺突］
近接 [one-action] バスタード・ソード ＋11［＋6／＋1］（両手兼用：d12）、ダメージ 1d8＋3［斬撃］
近接 [one-action] 爪 ＋11［＋7／＋3］（機敏）、ダメージ 1d8＋3［斬撃］、加えてつかみ
生肉接種／Consume Flesh [one-action] (操作) 2d6 HP
グールの囁き／Ghoul Whispers [one-action] (聴覚、言語、伝承) DC 18
墓所の知識／Grave Knowledge (伝承) 技能修正値＋8
素早き跳躍／Swift Leap [one-action] (移動)