Re/MC/エラナンクス - p2rdj @ ウィキ

エラナンクス Elananx

　このフェイの猫は遠くから見ると大きなヤマネコのようだが、よく見ると何かがおかしい。その姿は熱を帯びて波打ち、その目は小さな炎を宿しているかのように内側から光っている。焚き火で燻された腐葉土のような刺激的な香りが毛皮に付着している。しかし、エラナンクスの狩りや獲物への攻撃を見る機会がある者は、このクリーチャーが単なる捕食者ではないことを最もよく知ることができる。彼らは残酷で精通した本能で行動し、与える苦痛に喜びを感じるからである。

　エラナンクスは通常単独で狩りをするが、時にはこの狡猾で悪意に満ちたファースト・ワールドの狩人は、大きな獲物を倒すために「うねり」と呼ばれる群れで歩き回る。多くの家猫と同様、エラナンクスは獲物を追跡して食い尽くすだけでは満足せず、獲物の恐怖と苦痛から喜びと興奮を引き出して玩具にすることを好む。そのため、エラナンクスは獲物を避けるために灰の消散の能力を使うことはほとんどなく、狩りが終わる直前に獲物の目をくらませるために用いる。

　エラナンクスの賢さと悪意ある行動から、エラナンクスはレッドキャップに狩りの仲間として好まれ、レッドキャップはわざわざエラナンクスと仲良くしたり取引をしたりする。また、同じ獲物を狙うエラナンクスが一匹のクリーチャーを追いかける狩りは、レッドキャップにとって大きな楽しみである。エラナンクスはレッドキャップの馬になるのに十分な大きさだが、乗られることを嫌い、その試みに抵抗する。友好的なはずのエラナンクスがレッドキャップの味方を裏切るのに、このフェイの猫を馬として扱う無謀な試みほど確実なものはないのである。

　エラナンクスは森林火災に奇妙な親和性を持っている。彼らは揺らめく炎によるダメージを受けないため、森林火災の煙と焼け跡の中を飛び回り、歓声を上げて楽しむ。中には、炎の美しさと、他のクリーチャーに与える苦痛を味わうために、自分の燃える噛みつきを使ってわざと下草に火をつける者さえもいる。
“知識の想起”――フェイ（〈自然〉） : DC 22
一般的な知識 : DC 20
専門知識 : DC 17

エラナンクス Elananx クリーチャー6

中型 火炎 フェイ

出典 Monster Core 139ページ
知覚＋14；暗視
言語 フェイ語；（いかなる言語も話せない）
技能 〈運動〉＋14、〈軽業〉＋14、〈生存〉＋14 (“追跡”時＋17)
【筋】＋4、【敏】＋4、【耐】＋2、【知】－3、【判】＋2、【魅】－2

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AC 24；頑健＋12、反応＋16、意志＋12
HP 95；完全耐性 ［火炎］；弱点 冷たい鉄 5
灰の消散／Cinder Dispersal [reaction] (火炎、始原) 頻度 1日1回；トリガー Tエラナンクスが敵対的な要因からダメージを受ける；効果 エラナンクスは煙と燃えかすの雲になり、その空間と20フィートの範囲に充満する。この形態の間、エラナンクスは攻撃されたり目標にされたりすることはなく、空間を専有しない。この雲の中にいるものは視認困難状態になり、そこでターンを終えるクリーチャーは2d6の［火炎］ダメージを受ける。ターンの開始時、エラナンクスは雲が覆っていたマスの中で通常の姿に戻る。通常の姿に戻った後、最初の行動でクリーチャーを攻撃した場合、その対象は立ちすくみ状態となり、その攻撃はさらに1d6の［火炎］ダメージを与える。

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移動速度 30フィート
近接 [one-action] 顎 ＋16［＋11／＋6］（魔法）、ダメージ 2d6＋8［刺突］ および1d6［火炎］
近接 [one-action] 爪 ＋16［＋12／＋8］（機敏）、ダメージ 2d6＋8［斬撃］
集団攻撃／Pack Attack エラナンクスの味方2体以上の間合い内にいるクリーチャーに対して、エラナンクスの“打撃”は追加で1d6のダメージを与える。
飛びかかり／Pounce [one-action] エラナンクスは“歩行”し、その移動の終了に“打撃”を1回行う。エラナンクスがこのアクションを隠れた状態で始めたなら、この攻撃の終了時まで隠れた状態のままである。

生息場所：狩りの大地 Hunting Grounds

　エラナンクスの多くはファースト・ワールドの奇妙な領域に住んでいるが、一部はユニヴァースの原住存在だ。エラナンクスは追いかけ、狩り、食べるに十分な知性のあるクリーチャーがいる地域を好み、森林や丘陵を主な狩場として好んで生息している。