B1/ショゴス - p2rdj @ ウィキ

ショゴス Shoggoth

　狂信者や破滅を告げる予言者ですら、怪物的なショゴスは薬物による幻影や（ありがたいことに）非現実的な悪夢に過ぎないと必死に主張しているが、真実はもっと悲惨なものだ。ショゴスは存在するが、最も深い海溝や最も人里離れた洞窟や遺跡に留まり、そのぬるぬるした航跡で混乱と破壊を撒き散らすために出現する傾向がある。
　最初のショゴスは、異星人によって心なき獣として生み出された。その巨大な体格、驚異的な強さ、不定形な性質は、奴隷労働者として有用であり、必要な目、口、手足、その他の器官を自発的に形成する能力は、信じられないほど多用途であった。やがてショゴスは主人に反抗できるほどの知性を身につけ、今では光のない深海に忍耐強く、しかし力をためて潜んでいる。
　ショゴスは、人型生物には理解できない目的と方法をもっている。彼らは長年の隷属を覚えており、謎の主人に比べれば、人間、エルフ、ドワーフ、その他の知的生命体は、世界の表面を這う、動物と見分けのつかない単なる粒に過ぎないのだ。ショゴスがその巨大で醜い体を探検家の一団の上に転がし、ゼラチン状の肉と齧る歯で彼らを飲み込むとき、それは悪というより無配慮である。
　ショゴスは混沌とエントロピーを信奉する人型生物のカルト教団の崇拝対象となることもある。ショゴスはこの崇拝に反応しないが、カルトが捕らえ生け贄としたどんな不幸な犠牲者でも消費することを期待される。さらに優れた知性を持つショゴスの噂は――単なる噂であることを願うばかりであるが――理性を持つショゴスが世界に与える損害は、控えめに言っても不安なものだ。
“知識の想起”――異形（〈伝承学〉） : DC 43
一般的な知識 : DC 41
専門知識 : DC 38

ショゴス Shoggoth クリーチャー18

レア CN 超大型 異形 水陸両生

出典 Bestiary 293ページ
知覚＋34；暗視、鋭敏嗅覚（不明瞭）60フィート、振動感知（不明瞭）60フィート
言語 アクロ語
技能 〈威圧〉＋29、〈運動〉＋36
【筋】＋10、【敏】＋6、【耐】＋9、【知】－3、【判】＋6、【魅】＋1

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AC 39、全周囲視覚；頑健＋33、反応＋30、意志＋30；魔法に対する全てのセーヴに＋1の状態ボーナス
HP 275（高速治癒20）；完全耐性 盲目状態、支配状態、クリティカル・ヒット、聴覚喪失状態、［精密］、睡眠；抵抗 ［強酸］20、［氷雪］20、［音波］20
狂おしき凶音／Maddening Cacophony (聴覚、オーラ、無力化、精神) 60フィート。ショゴスは人間が聞くはずのない音節やつぶやきを常に発している。オーラの中に入るか、オーラの中でターンを開始するクリーチャーはDC38の意志セーヴを行わねばならず、失敗すると1ラウンド（大失敗ならば2d4ラウンド）の間混乱状態になる。セーヴに成功したクリーチャーは24時間の間一時的耐性を得る。

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移動速度 40フィート、登攀25フィート、水泳50フィート
近接 [one-action] 仮足 ＋35［＋30／＋25］（魔法、間合い：30フィート）、ダメージ 4d10＋18［殴打］、加えてつかみ
締めつけ [one-action] 2d10＋15［殴打］
侵食／Eat Away ショゴスの体内でターンを開始したクリーチャーは9d6の［強酸］ダメージを受ける。
包み込み [two-actions] DC 40、6d6［強酸］、脱出DC 40、破裂 40

追加の知識：テケリ・リ Tekeli-li

　ショゴスの鳴き声は、音と危険な秘密が入り混じった不可解で奇妙なものだが、「テケリ・リ」というフレーズは最もよく繰り返される叫びだ。この謎の言葉は彼らの野生の声の中で常に聞き分けることができる。ショゴスに取り憑かれた野鳥がこの不思議な言葉を発することもあれば、凍てつく風の音に乗せて聞こえることもある。この言葉を翻訳しようとすると、魔法を使っても失敗することが多い。